「ウィズ・コロナ掲示板」(2021年1月~3月)

当地伊豆では夏本番を控え、海水浴場の開設を発表しています。
コロナ下において経済の歩みも止めないためには「ウィズコロナ」の精神のもと、
受け入れ側も受け入れる側もコロナ対策を心がけた行動が求められます。
法人会では、本掲示板を通じて、今後ともその点を訴えかけていきたいと思います。


◎1月1日フェイスブック掲載の法人会コラム

明けましておめでとうございます。
皆様はどんな年明けを迎えられたでしょうか。元旦は例年、少し時間が止まったような穏やかさを感じるんですが、
昨日の感染者数の増加を考えると、胸のどこかがザワザワしています。
こうしている間も、お正月など関係なく戦っていらっしゃる医療現場等の方々のご苦労を思うと、
おめでとう…という言葉に躊躇を感じてしまいます。1日でも早い収束をと、願うばかりの新年です。

さて、今朝の新聞に下田市の市制50周年の記事が掲載されていました。
50年前と言えば私が5歳…ちょうど物心がつくか…という年代ですので、自らの人生に照らしながら読みました。

特に注目したのが、下田市の50年の変化を数字で比較している右下にある表でした。
ざっくりと比較すると、この50年で人口は3万人から2万人…である一方、世帯数が8,000世帯から10,000世帯に増えています。
これは、核家族化が如実に現れた数字です。
小中学生は4,000人から1,000人…高齢化率は4倍ですので、少子高齢化のはっきりとした現れです。
働く世代の生産人口は23,000人から10,000人…これでは税収割合も半減以下…。
全ての数字が人口減少の比率に比較してバランスを欠いています。

見出しの下に昭和40年代の白浜海岸の写真が掲載されていますが、車と人でぎゅうぎゅうです。
自分が若い頃の記憶でも、渋滞で車が少しも動かない風景は日常でしたし、
記事の中にも「相部屋でも廊下でもいいから泊めてほしい」と言われたと、
白浜で長く民宿を経営している方のコメントが載っています。

観光関連の数字を見てみますと、宿泊者数はピークが186万人で現在が95万人ですから半減。
観光交流人口に至っては3分の1の数字、海水浴客は少し大袈裟に言うと5分の1、旅館、ホテル、民宿の数は、ほぼ4分の1
宿泊者の減少以上に、宿泊施設の数、観光に訪れる方が減少し、海水浴客離れなどは驚くような数字になっています。
また、地場産業の基本でもあります第一次産業などは17%から5%と、後継者不足の状況がはっきりと現れています。

「昔は良かった…」と話される方は多くいらっしゃいますが、こうして数字で示されるとはっきりと分かります。
時代背景や問題点も…。

黙っていてもお客さんが来てくれてた時代が確かにありました。
そんな中、我々の先輩方は、現場で本当に汗を流して地域を支えてくれたのだと思います。
しかし、時代は変わりました。これからは、時代の変遷と共に、そのニーズや情報技術などとも向き合い、
新たな風を起こしていかねばなりません。
その事をこの数字たちが教えてくれていますし、正面からこの数字と向き合うべきだと思います。

何が出来る…と、具体的な新年の誓いができた訳ではありませんが、
自分なりの立場で出来ることを変わらず模索していきたいと思います。

今年もよろしくお願いします(^-^)/




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

謹賀新年。
2021年コロナ禍からのスタートとなりました…世界の株価は史上最高値、実体経済とは大きく乖離している!
混沌とはこんな社会情勢を言うんでしょうね…。

これからは環境に配慮する経済が加速され企業は淘汰の嵐に入ると思います…
伊豆下田法人会管内は環境を武器に事業を展開していって貰いたいです。



◎1月2日フェイスブック掲載の法人会コラム

2021年の年明けを迎えた昨日、元旦休日としては衝撃的な3,200人を上回る感染者数が発表されました。
昨年末に政治家が、コロナにクリスマスもお正月もありません…と言っていましたが、本当にその通りになりました。
また、アメリカでは感染者数が2,000万人を超えたとの報道も…アメリカの人口から換算すると、15人に1人が感染した事になります。
表面的に出ていない感染者も合わせると、10人に1人ぐらいの割合になっているかもしれません。

今朝は新聞もお休みの日なので、昨日、気になった記事から…
海外から優秀な研究者を集める中国の国家プロジェクト「千人計画」に、少なくとも日本人の研究者が44人関与しているという内容。
簡単に言えば、中国が、お金で海外の研究者を集めている…ということ。

別ページに、「研究費使い切れぬ」「破格待遇5年で2億円も」という見出しで詳細が掲載されていました。
今回の取材で判明した44人は、東大、京大など国立大学の元教授が多く、日本の大学で定年を迎え、新たな研究の場を求めていた方々。
一人一人に研究室が与えられ、中国人学生らを指導。年間の半分ほどを中国に滞在し、
支給される数千万円の研究費は使い道に困るほどで、日本語が堪能な秘書が付き、永住権の付与、無料人間ドック、
家政婦付きマンション、運転手付きの車で自宅と職場を往復等々、その厚遇ぶりが紹介されています。

科学技術予算の比較表も載っていましたが、中国は28兆円、実に日本の国家予算の3分の1の規模です。
対してアメリカが15.3兆円、日本は4.4兆円…比較になりません。
専門分野で一番多いのは、細菌、遺伝子などの生物分野、続いて原子核、宇宙などの物理分野、科学、AI、ロボットなどに続きます。

国立大学などで培われた日本の頭脳が、中国にお金で買われていく状況に愕然とします。
しかし、冷静に見ると、日本もかつて「エコノミックアニマル」などと言われ、
資源もない小さな島国が世界第2位の経済大国となった時代、アメリカの象徴的なビルを買収して批判された事もありました。
世界中が中国の安い賃金を背景に「世界の工場」などともてはやし、中国を今の経済大国にしてしまった事も、
元を正せば「お金」をめぐっての流れ…ある意味、自業自得とも言えます。

今中国は、国土の境界線上も力ずくで侵攻し、国土自体も中国人による買い占めが問題になっています。
このままでは、中国に飲み込まれてしまうのでは…との不安も心を過ります。

しかし、日本には、古来より、小さな島国ながら世界と対等に渡り合ってきたDNAがあるはずです。
日本人としての誇り、日本人としての良さ、それをもう一度心に呼び起こして奮起しなければと思います。
絶望してばかりではいられません。

この記事の下に天皇陛下の「希望持ち歩む年に」とのメッセージが掲載されています。
この記事が一面になるようでなければ…。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

日本はロシア、中華人民共和国、北朝鮮と社会主義国に囲まれています。
社会主義国は国家をあげて情報収集して自国の利益を追求しようとします。
研究者だけでなく政治家、警察、自衛隊、マスコミ、教育機関、宗教施設など
日本のあらゆる分野にアプローチしているように思います。

新型コロナによりどこの国が利益を得て、大きな損失を出しているのかを考えてみると恐ろしささえ感じます。


◎1月3日フェイスブック掲載の法人会コラム

個人的には、お正月休みも今日で終わり、明日からは仕事始めとなります。
例年は、静かにお正月を過ごし、明日から仕事…切り替えよう!と思ったものでしたが、
今年のお正月休みの静けさは、癒しというより不安…
仕事始めと同時に、各地で交歓会などが催され、新年の抱負などを語り合いながら仕事に入るのですが、それも中止。
ご挨拶周りも遠慮する場面が多いでしょうから、やはり静かで不安な仕事始めとなりそうです。
お休みもとれなかった人から言わせれば、何言ってんの?とお叱りを受けそうですが、
その立場立場で思われている事があるかと思います。

そんな中、昨日、東京都、埼玉、千葉、神奈川の知事が政府に緊急事態宣言を要請しました。
医療現場の切迫した状況を考えれば、この行動も理解できますが、国は慎重な姿勢を崩しません。
まだ、余力があった4月の緊急事態宣言の時とは明らかに状況が異なり、補償も含め、経済への影響も計り知れないからです。

しかし、時間の猶予は余りありません。もう命を選別するという事態に入りつつあります。
何が正解…とは簡単には申し上げられませんが、一刻も早い決断が急がれています。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

緊急事態宣言についてインタビューしていました。
年配者は概ね仕方ないと言いますが若者たちは緊急事態宣言を出しても効果が無い、経済を優先すべきだとの意見が多いです。
インタビューを受けている人たちは年末に東京都で感染者が1300人を超えていても外出している人です。
箱根駅伝を見ていると多くの人たちが沿道に集まっています。年配者がかなり多いです。
初売りにたくさんの人たちが集まります。
感染拡大対策が他人事のように感じている人たちがたくさんいます。
空いているから出かけても問題ないと思っている人が多い。
この意識があるまま緊急事態宣言を出しても効果は薄いように思います。
さらに感染が拡大すると国内への影響や未来がどうなるのかを政府やマスコミは報じるべきだと思います。


◎1月4日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日から仕事始めとなりました。
テレビ報道もお正月特番が終わり、朝からコロナ、コロナの報道に切り変わりました。テレビは騒々しく、街は静か…何とも皮肉です。

今朝の伊豆新聞の一面に、南伊豆町伊浜の普照寺に伝わる観音菩薩座像のご開帳に関する記事が掲載されていました。
驚いたのは、このご開帳に関わる伝承。

奈良時代の高層、行基が彫り遠州の海浜に投じられた仏像が、793年正月3日に伊浜の漁師らが引き上げ、
それに関わったとされる子孫が「18軒仲間」と呼ばれ、こうして年に一度のご開帳に集い、
朱の印をおでこに押してもらって本尊を拝むという風習が1,200年という途方もない時を超えて受け継がれてきたといいます。

南伊豆町伊浜も、近隣部落も、伊豆の最南端に位置し、今は限界集落に近い状況になっています。
しかし、1,200年もの長い間、地域に伝わる伝承、信仰を守るという事が住民の心にとっての
大きな支柱にとなり守られ続けてきたのか…と思うと、とても尊い事のように感じられました。
「仲間」という表現もいいですよね。

今、本当に心に余裕がない世の中になってしまいました。
人の思いや行動の一つ一つに揚げ足をとり、コロナにかかってしまった人を悪者扱い…自分、自分の傾向が強く、
正に疑心暗鬼の様相です。
しかし、昔の人は、何か苦境に立たされた時、地域の信仰対象に共に祈る…という事をしていました。
風習を守り、共に乗り越えるために団結し、それだけに絆も深かったような気がするのです。
(逆に村八分などは恐ろしかったと思いますが…)

脈々と受け継がれてきた歴史の中にも、今、学ぶべきことがある…と思います。




◎1月5日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、13県の要請を受ける形で、今週中にも緊急事態宣言が1ヶ月を想定して出される見込みである事が発表されました。
記事の本文に、菅首相が「この約1年で、どこが問題かはかなり明確になった。限定的、集中的に行うことが効果的だ」と述べた…
とありますが、流石に「今更ですか…」と言わざるを得ないコメントです。
コロナ感染拡大の一方で、当然の事ながら経済対策も考慮する立場なので、一概に政治批判は出来ないとは思っていましたが、
残念ながら、こうした不用意なリーダーの一言が、更に政治不信に繋がります。

前回の緊急事態宣言は全国対象でしたが、今回は13県、休校は求めず、入試は実施されるようです。
人が集まる映画館、劇場等についての規制もさほどでもなく、飲食店限定の時短営業等が主な対応になるので、
効果のほどは…という事に懐疑的な意見が多数出ています。
直近だと、成人式の心配もされますが、都内では中止する判断も出ているとのこと…晴れの日を数日後に控えた新成人、
保護者の方々の心のうちを考えると、本当に「もっと早くに…」という気持ちも当然あるでしょう。

当地は観光地でもありますので、都市部を中心としたエリアに緊急事態宣言を出される事は、言うまでもなく大きな痛手です。
昨日、ある観光施設の方ともお話をさせて頂きましたが、年末年始の入場者数を伺うと「一桁少ないですよ」との答え…
10
分の1以下という事になります。矢面に立たされている飲食店以外も、そのような状況のようです。
当然、ホテル旅館、飲食店に納入している業者の方、農業、漁業の方、結果として、あらゆる業種に影響が広がってくるでしょう。

今出来る事は、この事態にどう対応すべきか、落ち着いた状況になった時、どのように誘客をすべきか…を、
あらゆる面から考え、備えるしかありません。

当団体も、何かその時にお手伝いできる事がないか、思案しています。




◎1月6日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、全国の感染者数が4,916人と1日当たりの感染者数を更新しました。
この内、緊急事態宣言が出される予定の13県が2,500人超と、半数以上を占めているようです。

今朝の伊豆新聞には「年末年始50%超減」の見出しで、伊豆南部地域の入り込み客について、
GoToトラベルの一時停止により膨大な数のキャンセルが出た事、下田市内などは、小規模の宿泊施設を除いた旅館、
ホテルの宿泊客が前年同期の70%減、伊豆急行下田駅の降車人員は69%減で際立ち、
その他の観光施設についても50%減の状況のようです。
宿泊施設等については、緊急事態宣言が1ヶ月程度との報道がありますが、210日からは河津桜まつりも予定されており、
こちらへの影響も心配されます。
昨日は、事務所にホテル関係の方が年始に訪れましたが、2月以降の先が見通せない…と肩を落とされていました。

今朝の静岡新聞の一面に「AIで縁結び、県が婚活支援」の見出しが…県内では、50歳時未婚率や平均初婚年齢の上昇が続き、
出生率、出生数の低下に歯止めがかからない状況、今後、新型コロナウイルスで広がる「新しい生活様式」によって、
出会いの機会が益々減る事を懸念し、スマホなどを通じてAIで希望する相手を検索する
マッチングシステムの運営に乗り出すといいます。
この手のマッチングアプリは民間でも以前からあり、トラブルなどもあることから、
公的機関がこうした形で関わり、支援する事は悪い事ではないと思います。

しかし、やはり私たちの世代からすると違和感を覚えます。スマホの画面に入力、また伝わってくるのは、
その人を数字、肩書などで表す条件、そして顔立ち…その人の内面までは分かりません。
今の世の中、何か自分に都合の良いものを求め、数値化、条件下する傾向にあるような気がするのですが、
それを更にAIに任せ、そこで結びつく事が果たして幸せであるのか…人は生きていれば必ず年を取ります。
その時は条件に見合っていても、必ずそこは変わってきます。
今の世の中、学歴、肩書、年収などは、いつどうなってもおかしくありません。
家族を持てば、喜びもありますが負担もあります。自分に都合の良い人生を送り切る人など本当に少ないでしょう。
大事なのは、本当に困った状況の時、どう互いに励まし合い、支え合っていけるのか…という事だと思うのです。
それは数値化できるものではありませんし、互いの生活の中で育てていくものだと思うのです。

AIに見繕ってもらった条件の良い相手と結ばれ、これで結婚生活も幸せに…と思った瞬間がゴールではなく、
そこがスタートであることを意識してもらう事も大事だと思います。

こんな事を思うのは、やはり古いんですかね(^^;




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

宿泊施設も大変ですが食材の卸業者、リネン、酒販店、燃料店、タクシーなど地域の関連業者への影響を想像すると大変ですね。
Go Toトラベル、緊急事態宣言など国や行政が対策をしても国民が行動を変えようとしなければ意味が無いと思います。
国や行政の責任はもちろんだけどもっと個人一人ひとりが感染対策を意識することが大切です。
大晦日に渋谷に大勢の若者たちが集まり、箱根駅伝の応援に年配者が集まります。
この全体の2割ほどの人たちの行動を変える対策が必要であるのではないでしょうか。


◎1月7日フェイスブック掲載の法人会コラム

コロナ感染者数が、とうとう6,000人を超えてしまいました。
静岡県内でも1日としては過去最高の87人の感染者を記録。年末年始の帰省を介した家族内感染が増えているとのこと。
帰省については、受け入れ側も帰る側も、相当神経を使っていると思われますので、
数字で表れない都市部の感染状況を示すものであり、若者は特に無症状の人が多いと聞きますので、本当に油断できません。
今週末には成人式を予定している自治体もあります。様々な角度で注意を促す事が必要かと思います。

新聞各紙、今日明日にも発令される緊急事態宣言の影響に関する記事が並んでいますが、
私が気になったのは、小さな囲み記事ですが、「人工物の重さ、生物超え」でした。
イスラエルの研究チームが発表したものですが、2020年に地球にある建物や道路などの人工物の総重量が1.1兆トンに達し、
生物の総重量を上回った可能性があるというものです。
生物の重量は、森林、農畜産物、人間、
微生物に至るまでの重量で、生物の重量の大半は樹木であるとのこと。
人間が地球に及ぼしている影響が本当に分かりやすい形で示されています。

論文には、20世紀初めには人工物の総重量の割合は生物の3%に過ぎなかったものが20年ごとに倍増。
今から20年後の2040年には2兆トンを超え、生物の2倍になるといいます。

この論文を発表したチームは、人類の活動が環境に与える負荷を強調し、「責任を自覚すべき」と訴え、
国内の専門家が「人工物が総重量で生物を上回ったのは、歴史上の転換点、今の大量消費社会が持続可能かどうか、
よく考える契機となる」と話しています。

この契機となった2020年、世界中がコロナで苦しめられる1年となりました。
この記事を見て、本当に地球からの警告なのではないか…と考えてしまいます。

増加し続ける人工物に比例したエネルギーが必要となり、結果、地球温暖化が異常気象を引き起こし、
ある見方をすれば、人類そのものが今、地球から駆逐されようとしています。

増え続ける人工物を前提に、そこに合わせてのエネルギー政策を考えるのではなく、
人としての奢りを捨て、自然に敬意をもって、如何に人工物を増やさず地球と共存していくかを考える時ではないでしょうか。





◎1月8日フェイスブック掲載の法人会コラム

全国の感染者数が7,500人を超え、今日から27日まで、4都県に緊急事態宣言が発令されました。
政府の今までの対応に、後手後手だ、甘い…などの声も出ていますが、
いずれにしても最低1ヶ月間は、我が事として、この宣言に則って一人一人が向き合っていく必要があります。
宣言解除の目安として東京都は1500人を下回る…としています。
つい先日まで500人…と聞けば「多いな」と感じていた数字ですので、
最早、完全に抑え込む事が困難である事を政治側も認めているという事になり、経済への影響も本当に深刻な事態になっています。

しかし、4都県に所在する飲食店等には、時短要請に応じた店に対し16万円の協力金などが支払われますが、
当地のような観光地にある飲食店等にはそう言った支援はありません。
210日からは1年で夏の次に賑わう、河津桜まつりが開催予定ですが、4都県からのお客さんが6割を超えていて、
その影響も心配されていますし、今後の感染状況によっては開催自体も危ぶまれています。影響は全国に広がるでしょう。

私個人の息子2人も神奈川県にいますが、長男はスーパー勤務ですのでテレワークなどとは無縁…逆に忙しい状況となり、
たまに電話で「大丈夫か?」という程度がせいぜい。
次男は今年4月に東京の会社に就職予定で、今、住まいを探しています。
まだまだ会える日は先になりそうですし、人生の節目に直接に手助けが出来ない事がもどかしくもあります。
母親入居の施設は面会禁止…この事態では、面会できる日はまだまだ先になりそうです。

いやはや、日常は、まだまだ程遠いです。




◎1月9日フェイスブック掲載の法人会コラム

緊急事態宣言後の3連休が今日から…強い寒気に包まれ、雪の地方は本当に大変な思いをされてます。
10
日は成人式も…複雑な思いが交差する3日間になりそうです。

さて、伊豆新聞の一面には、来年4月、4中学校が統合してスタートする新中学校でサーフィン部が検討されているという記事。
下田市は、昭和30年に6ヶ町村が合併した自治体で、人口の割にエリアは広く、小学校はその名残で今でも6ヶ所にあります。
部落意識も根強くあり、どこ小?、どこ中?は、同じ下田市民でも初対面の時は大体交わされる合言葉のようでした。

ここ近年、少子化の影響で地方の小中学校は単体での運営が厳しくなり、近隣町でも合併の話が進められています。
通学に関しては、保護者の方の負担を考えると、本当に大変だな…と思いますが、これも時代の流れなのでしょう。

記事のサーフィン部設立については、個人的にはとてもいい事だと感じます。
記事にもありますが、法人会でも以前に取材させて頂いた、白浜マリーナの酒井厚志さんは、日本サーフィン連盟の理事長を長く努め、
オリンピックのサーフィン誘致の際にも一生懸命動いていらっしゃいましたし、
伊豆では、大会も数多く開催され、国内外で活躍するプロサーファーも育んできました。

今、昔のように、子供たちだけで海に出かけて遊ぶ…という機会は少なくなっているような気がします。
それは、郷土との触れ合いが減っている…という事に繋がっていると思うのです。

日本に、世界にと誇れる海がこんなに近くにあって、教えてもらう環境もあり、大会で力を試す機会も多い…
下田がサーフィンのメッカとして名を轟かし、有名選手を数々排出することになれば、
サーフィン留学に訪れる若者もあるかもしれません。

何より、郷土の誇りに繋がります。




◎1月10日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、近くの神社に遅めの初詣に出かけ、昼食は地元の飲食店で…神社は人は閑散、地元飲食店はお客は私たちだけ。
県外車も大分少なく、疑問視された緊急事態宣言の効果も大きいんだな…と感じました。
しかし、朝刊報道で東京都内の人出が多い事を知り、明らかに昨年4月の宣言の時とは違う事を思いました。

今、感染拡大の中心は明らかに都内と近郊県…飲食店には時短に16万円の協力金が支払われます。
しかし、じゃあ、遠くにでかけないで近くで…という事で済ますのであれば、いつまでたっても感染拡大は抑えられません。

昨日行った飲食店の方が、閑散とした状況を見て「何も下田の人がそんなに自粛しなくても…」と嘆いていました。
田舎の観光地は協力金などありません。じっと耐えるほかはないのです。
しかし、感染の中心地である都内が、協力金などの手当をもらいながらも、人出が多くなっている…であれば、
田舎はいつまで耐えればいいんですか!とも言いたくなります。

都会は混雑、田舎は閑散…。
これが緊急事態宣言が招いた結果であるなら、何かやるせないです。
個人として出来ることは、感染防止を心がけながら、微力でも飲食店を利用する事ぐらいしか出来ません。

今日、こちらでは成人式が行われます。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

爪木崎、毎年ではないけれど、良く行ってます。せっかくの水仙が見てもらえないのですね。
とにかく地方は人が来ないと。
ただ、東京のビジネス街の飲食店は半端なくお客さんがいなくて困っているのも事実なんです。
両者公平に厚い補助をと思いますが、難しいことなんだなとつくづく思います。
そうは言っても、地方都市の経済が破綻することは日本が滅亡することを意味するのではないかとも思います。

東電の、実際は電力供給力が有るにも関らず、「原発再稼働しないと電気足らないぞ」の虚偽キャンペーン「計画停電」で、
下田の町が一気におかしくなった時を思い出しました。

今、思い出しても腹が立つ。
丸の内、平河町、は一切停電が無かったのに。
伊豆半島より、丸の内の方が、消費電力量は大きかったにも関らず。


◎1月11日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は成人の日。今朝の伊豆新聞の一面は、伊豆南部における各自治体が成人式を開催した模様が掲載されていました。
厳戒態勢の中とは言え、感染拡大が全国に広がり、緊急事態宣言が出されている中で、
こうして成人式が開催された事は、伊豆半島の中でも感染者が出ている自治体では中止になっていますので、
色々なご意見はあると思いますが、個人的には良かったと思います。

事前の体調管理、抗原検査の実施、3密回避のために家族らの入場禁止、私語厳禁、検温、消毒、謝恩会の中止…
以前、こちらのコラムで疑問を投げ掛けた、西伊豆町の「マスクなし」もマスク着用に切り替えられたようです。

報道等では、成人を迎えた人たちに対する同情も集まっていますが、私は、ギリギリまで検討、対策を講じながら
「何とか成人式をあげてやりたい…」と保護者、成人の先輩たちが苦労した様を心に刻み付けてもらいたいと思います。
通年、「荒れた成人式」というような報道が取り上げられます。
流石に今年はありませんが、甘ったれの象徴であるように思うのです。

それは、大人の責任でもありますが、成人として、社会と関わる1人前の大人がする事ではありません。
お祭り騒ぎは絶対に違います。

与えられる存在から与える存在に…自分たちが社会を支えていくという自覚…それを持つ機会が成人式だと思うのです。
そういう意味では、今年の成人式は特別な意味を含んでいます。
当たり前に出来ていた事は、実は当たり前ではない…成人式が出来ない自治体もあれば、
こうして成人式が出来る自治体もある…それは「感謝」に繋がらなければいけません。
文中の成人の言葉に「感謝の気持ちを忘れず、将来貢献して恩返ししたい…」とありますが、
コロナ禍の今だからこそ、本当に一人一人が心に思ってもらいたいです。

我々大人も「窮屈でかわいそうだったね…」のような同情ではなく、
「いい勉強になったね。こうして成人式をあげられた事に感謝して、自分も社会に役立つ人にならなきゃね」
と声をかけてあげるべきだと思います。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

きれいごとだと思います。
と、同時にそれをきれいごとと言ってしまう僕らは何様なのだと思います。
本来の姿を堂々と言っていることをキチンと受け止めていくことができない僕らの方がおかしいのじゃないか。
今の世の中の悪いところを指摘してくれていると思います。
素晴らしい問題提起です。


◎1月12日フェイスブック掲載の法人会コラム

関西3府県に緊急事態宣言が出される方向で調整に入っていて、東海地区の愛知県、岐阜県は今日にも政府に要請するとの報道もあり、
医療現場の危機的状況から緊急事態宣言が全国へと広がる傾向になっています。
今年は…と思っていましたが、横浜の成人式で酒の回し飲みをして騒いで警察が…という報道も目にしました。
ほとんどの成人が節度ある行動をしている反面、この緊急事態においても、こうしたバカ騒ぎを起こす人物が必ずいるんだな…
と怒りを通り越して悲しくなってきます。

さて、そんな中、伊豆新聞には、西伊豆町が帰省できない家族を結ぶ「オンライン帰省」の場を設けた記事がありました。
西伊豆町は2人に1人が65歳以上の高齢者という町。離れて暮らす世代にはパソコンなどの環境、操作などは出来ても、
町に残るお年寄りは、パソコンなどがない人もいるでしょうし、購入しても操作はなかなか難しいという方も多いはず。

記事には、89歳のおばあちゃんが、1年ぶりに長男夫妻と顔を合わし、
画面を通じて初めてひ孫の姿を見て笑顔を見せた事が掲載されています。リアルに会えることに越したことはありませんが、
せめて…とのこの試みは、お年寄りにとって本当に嬉しい事です。

出来る範囲で続けてほしいと思います。




◎1月13日フェイスブック掲載の法人会コラム

緊急事態宣言が全国に広がる様相になってきました。
報道からは、以前の宣言時とは違い、都市部での人出があまり変わらない状況が見て取れます。
インタビューに答えている若い女性が「私はサプリを飲んで、健康に気を付けているから大丈夫」と、
意味不明な事を答えていました。おいおい、そこじゃないだろ…とテレビに突っ込んでしまいました(^^;

コロナに対する知識も、人に対する思いやりも、この発言からは感じられません。
時短営業の裏側で、じゃあ、8時まではいいんだ…と間違った解釈を産めば、「密」がそこに生じ、逆効果になってしまいます。
もっと根本的な事を訴える必要があります。
昨日、経済産業省は、飲食店の取引先、農家や漁業者に対しても、売上が前年比で半分以下に減った事を条件に、
法人で最大40万円、個人で20万円の助成をすると発表しました。
影響は飲食店に連なるところだけではないので、関係者にとってはありがたい事だとは思いますが、
影響はもっと広くあり、立場変われば主張も変わります。正にきりがない話になってしまいます。

やはり、1日も早くコロナを収束させる以外には方法はありません。
今朝の静岡新聞に、西伊豆町の電子通貨の事が記事になっていましたので、昨日に引き続き、西伊豆町の事を取り上げさせて頂きます。
昨年、コロナ対策として西伊豆町独自で導入した「サンセットコイン」という電子通貨が流通2億円を超えたとのこと。
これが、人口7,500人、高齢化率県下ナンバーワン(2人に1人が65歳以上のお年寄り)の町に起きている事だから驚きです。
しかも、マイナンバーカード交付率が50.5%で全国の自治体で3位!交付率が高齢化率を超えています。
高齢化率を踏まえると、もしかしたら全国1位?という事も思わず考えてしまいます。

先日、仕掛け人の1人でもある西伊豆町役場の松浦城太郎さんを取材させて頂いた折、
このサンセットコイン導入の後、釣り客が、その日に釣った魚をこのサンセットコインに変えてもらって、
また町にお金を落としてもらう仕掛けの話を聞き、本当に感心しました。
行政は、とかく一つの事をやり遂げると、そこが終着点になりがちですが、それを最大限に活かそうとする気持ちが持続し、
活かされているのです。魚に負けない生きの良さを、西伊豆町の取り組みに感じさせてもらいました。

県外の自治体などが視察に訪れているようですが、近隣市町も視察してみては如何でしょう。




◎1月14日フェイスブック掲載の法人会コラム

緊急事態宣言が11都府県に広がりを見せています。当地も、一時の賑わいが嘘のように、町の人影が本当に少なくなりました。
今朝の伊豆新聞一面には、来月10日から開催が予定されている「みなみの桜と菜の花まつり」
が規模縮小で行われる事が記事になっていました。
菜の花結婚式は、対象カップルが東京都在住の方であるために中止。抽選会、伊勢エビみそ汁サービス、甘酒サービスは中止。
みちくさ夜桜マラソン、出店会場については20日頃に判断する
とありますが、現状では難しそうですね。
結婚式を予定していたカップルにとっては、一生に一度の思い出に残るものであったので、本当に悔しい思いをされていると思います。
ただ、実行委員会の発言にもありますが「中止にしても桜は咲くため人は訪れる」
その通りで、
イベントを中止しても感染拡大防止については、呼びかけをしていかなければなりません。
観光地としての責任は果たさなくてはいけません。
駐車場については、例年500円の駐車料金が発生していましたが今年は無料

こちらは、近隣市町の人にとってはありがたいかもしれません。
同じ10日に、河津桜まつりもスタートしますので、この対応が少なからず影響するのではと思います。

その左側の記事に、日本サーフィン連盟が下田で体験教室を開催した事が掲載されています。
つい先日、中学校統合でサーフィン部の設立が検討されている事をご紹介しましたが、こちらも動き始めているようです。
記事中に地元のプロサーファーら8人が講師を務めた…とありますが、地元にそれだけの講師陣がいる事も驚きです。
酒井理事長が「下田は東京五輪米国チームのホストタウン。サーフィンに親しみ、
五輪選手を応援してほしい」とコメントしています。五輪の今後の行方も気になるところではあります。





◎1月15日フェイスブック掲載の法人会コラム

コロナの緊張感が日々高まってきています。
今朝の静岡新聞に、県が、新型コロナウイルスでの収入減が見込まれる中、歳入確保に向けて企業版ふるさと納税の促進を図るため、
首都圏にアピールする方針を発表しました。
地方自治体が行っている個人向けのふるさと納税は有名ですが、企業版ふるさと納税は、一般的にあまり知られていません。
また、活用している企業もまだまだ少ないです。
この制度は、個人版のように返礼品などはありませんが、寄付額の9割が法人税、法人住民税などから差し引かれる制度です。
実質、少ない負担で地方への寄付が出来るため、地方創生事業への貢献を通じた企業のイメージアップに繋がり、
互いにウインウインの関係が成立します。

首都圏も今大変な時期ではありますが、業種によっては従前より利益を上げている企業もあります。
オンライン、テレワークなどが推奨され、ワーケーション施設が地方に増えている状況を鑑みても、
これからは、場所を問わずに仕事が出来る環境が整うでしょうし、今回のコロナで、首都圏から地方への人の流れは加速するでしょう。
積極的に地方が首都圏の企業にアピールし、ふるさと納税のお願いをすると共に、
今後、そうした企業と連携していけるよう働きかける事は、地方の生き残り策の一つと言ってもいいでしょう。

各自治体においても、大いにアピールすべきと思います。




◎1月16日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、会議のため静岡市に出張しました。この時期に…とは思いましたが、
感染の広がる首都圏、東海に挟まれ、川勝知事も県外はもとより、県内移動も不要不急は控えて…と言われてますが、
やはり、不要不急のラインは分かりにくいですね。
同じ日、他の団体では中止になってますので、結果、その場その場での判断…となります。
意識的に人の流れを観察しましたが、4月の緊急事態宣言の時に比べると、電車もほどほどの人が乗車してました。
伊豆急線には、年配の観光客の方がちらほら…静岡市内はいつもより人は少なく、
飲食店の前では、店員が声かけ、お弁当を店の前で売っているところも…人の流れは少なくもほどほど、
しかし、飲食店はがらがら…やはり、経済的な厳しさを感じました。

今朝の伊豆新聞一面には、河津桜まつりの運営委員会が開かれ、開催か中止かの判断を含めて協議した事が掲載されています。
先日、南伊豆のみなみ桜と菜の花まつりについて、規模縮小での開催について紹介しましたが、河津桜のイベントはこちらが本丸。
一応、緊急事態宣言の期限が27日、イベントが10日からですので、町や出店者の人にしてみれば、
なるべく開催したい…が本音かと思います。
また、河津桜が咲けば、イベントを中止しても、いずれにしても人は来ます…
感染防止対策をせず「どうぞ、ご勝手に…」は、観光地としてはやはり、無責任にもなります。

こちらには書いてありませんが、ネットニュースには来週月曜日の18日に判断…とあります。
口コミには、開催に否定的な意見がずらり…切なくなるほどです。

「お金儲けどころじゃないだろ!」という意見もありますが、地域も商売に携わる人も本当に苦悩してます。経済も命なんです…。
その苦悩のほどまで、こうして叩く風潮は本当におかしいし、悲しくなりました。
みんな、色んな意味でコロナと戦っています。もうこれは、該当地域の方々の判断に任せるしかありません。

そんな中、何か明るいニュースはと新聞をめくると、
当会の遠藤一郎副会長の㈱クックランドさんの「キンメコロッケ」が「第7回コロッケグランプリ」で見事に金賞を受賞した記事が…
常に挑戦の姿勢を崩さない同社の取り組みが、全国に認められた事になります。

これは嬉しいニュースでした(^-^)




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

イベントを中止しても人は来る。
そして、「あとは、勝手にどうぞ」はできないとなると南伊豆のようにコントロールできる範囲で開催も有りかもしれませんね。
地域の皆さんの生活がかかっている、しかし、感染拡大も困る、大変難しいことだと思います。
結局はできる範囲でのベターな方法でやるかやらないかですからね。河津桜見に行きたいですけど。

最近「国に殺されるか、コロナに殺されるか」なんて言葉を変わらずよく聞きます。
お昼のお店はコロナに感染しないらしいので、是非みなさんお昼の喫茶店でマスクをしないで
大勢でたくさんビール飲んで酔っ払ってくださいと言っているように多くの人たちが勘違いしているようにも思います。

当たり前ですが飲食店は閉めるわけにもいかずオープンしています。
飲食店を利用する人たちのモラルも大切です。
国も県も市も数字ばかり見て後手の対策するばかりでなく、もっと人々の暮らしを見て声を聞いて欲しい。
感染リスクが高いホストクラブ、キャバクラ、外国人などの接待を伴う店、風俗店等を飲食店と一括りにして欲しくないですね。
今でも感染対策が出来ている店舗かどうかの区別も出来ていません。
密にならないようにするなら予約制にするなり工夫の仕方はあります。
感染リスクを回避するなら食事中以外はマスク着用を徹底させる工夫するべきです。
国や県などは民間や団体の知恵や工夫をもっと利用すべきだと思います。
国や県はマスコミの報道を利用して飲食店内でのマスク着用の効能と義務があることを徹底すべきです。
河津桜は数年前に出かけました。
会場に続く道が少ないので工夫すると密が避けられるようにも思います。難しいですが開催されることを願います。
日本人はいつからか(プレッシャーに負けて)他人が行動することに批判することが、
声を上げることが正義と勘違いしているように感じます。

他人の声に惑わされないで信念を持つ行動を期待しています。
読む人が複雑な心境になってしまうような文章ですが日本人の良さである"工夫"や"知恵"を活用して欲しいです。
"持ちつ持たれつ"の気持ちを大切にしたいですね。


◎1月17日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は阪神大震災から26年…今朝、起きぬけにつけたテレビ寺小屋に医師で作家の鎌田實さんが話をされていて、
聞いているうち、思わず引き込まれました。
「それでも、幸せになれる」との演題で、認知症や、少しづつ身体が不自由になる治療不可能な難病の患者さんが、
最後まで自分らしく、向上心を持って生き抜き、介護が大変なはずの家族にも笑いが絶えなかった…
笑いがあると余裕ができる…との話をされました。
鎌田さんは、難病の患者さんと「最後まで面倒を見る」との約束をしていました。
しかし、その患者さんがもう亡くなるか…という時、鎌田さんは東日本大震災のボランティアに出ていて、
その知らせに、急いで帰ろうとした鎌田さんに患者の息子さんから電話…
泣きながら「先生、帰ってこなくていい、今、東北の人が大変なんだ。震災で困っている人がいるから帰らないで…」と…。
鎌田さんが帰った時には、もうその方は亡くなっていて、
その息子さんが「先生、笑って」と写真を撮って父親の棺桶に入れ「先生は約束を守ったよ」と言ってくれたそうです。

人は自分らしく生き、価値を認めあい、共感することで、被災地でもコロナでも「それでも、幸せになれるんです」と結ばれました。
朝から涙が止まりませんでした。
その後、新聞を開きました。そんな話を聞いた後だったからでしょうか、読売新聞の「静岡ひと」の記事に目が留まりました。
高校2年生の娘さんを交通事故で失った方が、同じような事故を起こしてはならない…と、
その交差点で横断旗を持ち、登校する高校生を見守っている…という内容です。娘さんが事故にあった交差点に立ち続ける事が、
どれだけの意志の強さが必要でしょう。想像する事はできませんが、思いを寄せる事はできます。

この方は、事故直後は休職していましたが、今は保育士として復職し、夢は自分の保育園を開業することだそうです。
やはり、困難に負けず、自分らしく生きている人のようです。

昨日、河津桜まつりの開催の可否をめぐって、ネット上での一方的な書き込みに、少し感情的な投稿をしてしまいました。
相手側の立場に立って考える優しさが今、失われつつあるのか…と。
しかし、今朝は鎌田医師の話とこの記事を見て、やっぱり人は素晴らしい!と思い直す事が出来ました(^-^)





◎1月18日フェイスブック掲載の法人会コラム

コロナ感染拡大が止まりません。東京五輪の開催中止か?の報道も出て参りました。
今朝の伊豆新聞一面に、南伊豆町立南中小の5年生が、総合学習の中で講師の方から
「給食を食べたら食器をキッチンペーパーで拭いてから片付けよう。下水に流す油や洗剤を減らす事ができる」と聞き、
児童たちが、環境に配慮した洗剤を薄めたスプレーを食器に吹きかけ、
汚れが残らないように拭き取っている…という記事がありました。
児童たちの中には、自宅でも実践する児童もいるといいます。
子供の頃から環境に配慮した生活を身に着ける事は、これからは本当に大事になってくると思います。
近隣の海岸では、地元ボランティア
による清掃活動などが行われていますが、
驚くほどのゴミの量に、そうした自然への敬意が足りない人が多いのだと思い知らされます。

また、キーワードとして気になったのが「自分たちに出来る活動」という言葉でした。
環境問題が深刻な状況になっているという事は、情報から入ってきますが、
では、一体自分たちに何が出来るのか?清掃活動のボランティアに参加することなども一例ではありますが、
こうして、自分たちの生活の中で毎日出来る事を積み重ねていく事で、日々の環境に対する考え方も、
自らの中に深く浸透していくような気がするのです。

毎日一つでも「環境」のために実践されている方は、ゴミの投げ捨てをしないでしょうし、
目の前に捨てられているゴミを見て見ぬふりは出来ないでしょう。
こうした「環境」に根差した小さな一つ一つの行為が広がりを見せる事が、実は一番の環境対策なのかもしれませんね。
こうした子供たちの行動を、大人はたくさん褒めてあげて下さい(^^)





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

何か大人たちの薄い感染意識や油断が恥ずかしいですね。
是非全国に広めていただきたいです。
左隅の大規模などんど焼きの様子も驚きです。
このようなニュースや話題がたくさん出て欲しいですね。


◎1月19日フェイスブック掲載の法人会コラム

感染拡大が収まらない中、静岡県在住者3人が新型コロナウイルスの変異型に感染したとの気になる報道がありました。
そして昨日、開催か中止かの議論が続けられていた「河津桜まつり」の中止が正式に決定を致しました。
伊豆における最大の集客イベントなので、テレビなどでも一斉に報じられました。
正式決定する実行委員会の前日、それまで感染者ゼロを続けていた河津町に1人の感染者が出た事も
中止を後押しする要因の一つにはなったとは思いますが、報道の中に、河津桜まつり開催をめぐって、
ネットやSNS上では「中止しろ」というような炎上に近い状況にあり、もし開催した場合は大変な事になる…との内容がありました。
このコラムでも触れさせて頂き、一通り目を通しましたが、本当にひどいものでした。
開催かどうかを迷う地域の心情に少しでも寄り添い、その上で「中止したほうが…」なら理解も出来るのですが、
「何考えてんだ!」「中止に決まってる!」「こんな時に金儲けか!」など、読んでいて辟易しました。
表面上の正義を振りかざす〇〇警察や、コロナ差別に走る人たちは、きっとこういう人たちなのだな…
と本当に虚しさが込み上げてきました。

その人たちに、この記事の内容を良く読んで頂きたい。
中止をしても、開催した場合と同様、来訪した人への検温、川沿いの遊歩道で一方通行規制を実施…
中止を知らずに訪れた人への対策は徹底。露店、駐車場への出店協賛金は返還し、
自粛を要請…営業する場合は感染防止策の徹底を求め、実行委員会が随時パトロールして状況を確認…
「金儲けか!」と非難していた人たちに言いたい、これって、当たり前の事だと思われますか?

確かに今、コロナの感染拡大を抑える事が第一でしょう。飲食店も歯を食いしばって耐えに耐えています。
でも、長年継続してきたものを中止する事は簡単ではありません。

地域の人たちが、それこそ桜の木を育てるように、大事に大事に育ててきたイベントです。
そうした思いにも、少しで構いませんので、心を寄せて頂けないでしょうか。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

コロナ禍で大変な時期ゆえ、人の心も冷たくなっているのでしょうが、河津出身のものとして、悲しくなりました。
河津桜のおかげで、どこにいても、私の出身地が、わかるようになり、河津は、私の心の誇りでもあります。
…と言いながらも、実は、河津桜祭りの時期は、多忙になり、一度も行ったことはないのですが…
今年はオンラインメロン狩りやオンラインマンゴー狩りといったものが、テレビなどでも取り上げられ、
ある意味PRに繋がったと思います。

もし、可能であるのなら、オンライン花見など企画していただけませんか?
そして、祭りに関連した商品をオンラインで販売するとか…
そんな形なら、この時期忙しくて行くことのできなかった人たちも、参加できるかも…と思います。
美しい桜の風景や河津浜や今井浜の風景、そして河津七滝や河津川の風景も、合わせてみられたらな…と。
故郷を懐かしみながら

現場の皆さんの思いを共感します、と言いたいですが、外からにはわからないくらい大変だと思うと簡単に言えません。
どうぞ、おからだにお気をつけて踏ん張ってください。

岸町長は本家として大切な桜資源のイメージを汚したくないとも言われてました。


◎1月20日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、新型コロナウイルスの重傷者が1,000人を超えたとの報道があり、
静岡県では、変異種の事も受けてか、独自に「感染拡大緊急警報」が発令しました。
今までより更に気を付けて…という事のようですが、やはり、分かりにくいと言わざるを得ません。
政治側からのメッセージがリーダーの発言も含め、何か曖昧さを伴っている印象が多く、
その分、国民に届いているだろうか…というのが素朴な疑問です。
じゃあ、言う事を聞かないなら、コロナ特措法を改正して、罰金や前科になるよう…は何か少しずれているような気もします。

今朝の伊豆新聞の一面には「仕方ないが残念」の見出しで、昨日もお伝えした河津桜まつりの中止に伴い、
伊豆各地での落胆の声が紹介されています。
それだけ、河津桜まつりのイベントの集客力が、伊豆全体に与える影響が大きいという事だと思います。

その左側には、河津町の隣町である東伊豆町の「雛のつるし飾り」が開幕するという記事。
この緊急事態宣言下の開幕については、恐らく裏側では延期か中止かという議論もあったかと思います。
時期的に、河津桜まつりとも連動するイベントですので、当然、河津桜まつりの状況も含めて話し合われた事でしょう。
こういう事を言うと、不謹慎だ…と言われる方がいらっしゃるかもしれませんが、
個人的には、この報道記事を見て、何か救われた気がしました。
記事には、前年より約1,000人増の約5万人の来場を目指す…とも書かれています。
今、本当に地域は閑散としています。
首都圏の状況が変わらず、緊急事態宣言が解除されない限り、この状況は恐らくは変わらないでしょう。
しかし、そこに住む人々には、今日を、明日を生きる力に繋がる「希望」が必要です。
こんな時だからこそ、力を合わせ、何とか一緒に乗り切ろうとする「心の灯」が必要です。

「雛のつるし飾り」…出かけてみようと思います。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

いつも地域に寄り添うメッセージありがとうございます。
一人でも多くの方々に知って頂ければと思います。シェアさせて頂きました。


お世話になります。河津桜まつり実行委員会のメンバーの一人として、今日の見出しに正直残念に思いました。
『落胆』苦渋の決断は、町民の安全を守るためであり、多くの町民は安堵の声が上がっています。
にも拘らず、落胆、これは伊豆地域の各市町から河津桜まつりに相応の協力体制があれば致し方がないと思います。
河津町観光協会としては開催を望むことは普通であり苦渋の決断であり、町民の安全を優先したことになります。
町民の安堵の声という記事をトップに持ってきて欲しかったと思います。


正月、マスコミも正月体制で留守番程度の人員が報道を行っていました、
その時イギリスで猛威を振るう新型コロナウイルスの変異株が国内で見つかり報道が始まりました。
その時何を間違えたのかチェックも無く【変異「種」】と書いたのが伝播して未だに変異「種」が独り歩きしてます。
厚労省や保健所のソースには「株」と発表しているものをわざわざ「種」に置き換えるのがなんなのか? 
その程度なのか(笑) 報道バラエティーなので突っ込みどころをあえて仕込んでいるのでしょうね!



◎1月21日フェイスブック掲載の法人会コラム

アメリカのバイデン大統領の就任が報じられています。
分断より団結、アメリカ第一主義から国際協調路線へ…言葉通りであれば、
それはアメリカに関わらず、日本も含め世界中の国々がそういう意識のもとに一つにならなければ、
この未曽有の危機に対応すべき術はないような気がします。
個人に照らし合わせれば、自分自分ではなく、いかに共助の精神で他人を思いやれるか…という事ではないでしょうか。

今朝の静岡新聞に、1119年度の東日本大震災の復興予算の実質的な支出総額が334,076億円でその大半が
土地造成、道路整備、防潮堤等のインフラ整備に使われ、被災者支援は1割未満であるとの記事に目が留まりました。
被災地の現状を伝える映像などを見ても、きれいに造成された土地にポツリ、ポツリと家が建っている映像をよく目にします。
また、帰りたくても帰れないと話す被災者の方の話も聞きます。
先日は、巨大な防潮堤について、本当に必要なのか?という特集記事も目にしました。

もちろん、インフラ整備は復興の基本ではありますが、
そこに人々が以前のような暮らしを築ける…という事が一番の復興だと思います。
政治の話に必ずついて回るのは「利権」。
収賄で逮捕される国会議員も少なくありません。
これは、もちろん、政治家だけでなく、収賄を行う国民側にも問題があります。

お金お金、自分自分、そうした考えを断ち切らなければ、アフターコロナの時代になっても、希望に繋がる未来はありません。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

今でも所得税の臨時増税が続いています。国内外から数千億円にのぼる寄付金が届きました。
お金には使い道が記入されていませんが利権
(特に、これを供与し得る地位にある政治家・公務員などと結託することによって、形式的には公的手続きを経て与えられる権益)
に繋がらないよう監視すべきですね。


多分現地に行ってみればわかるでしょうが海岸沿いはかなり地盤沈下してました。
内陸も同じです。生活の基盤であるインフラ整備、生活道路等の整備をしつつ被災者の援助は広範囲に渡る被災地域では
仕方のない事かもしれません。
10年経った今でもまだまだ復興途中です。
百聞は一見にしかず。
実家の隣町の小学校は10年かかってやっと震災遺構として整備されました。
当時の校長はいまボランティアで語り部をされてます。

利権に満ちた日本の政治どこかで断ち切るべきだと思う。東日本復興予算で日本中のあちこちで復興とは関係ない事業に
税金が使われているのは皆知っていると思いますが、誰も何も言わない。
これが現実ですね。


◎1月22日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は少し暖かな日差しを感じます。
本日は、少し手前味噌にはなりますが、当法人会の会報誌「YU-ME」を伊豆新聞さんがカラーページで紹介してくれましたので、
その記事と会報の内容についてアップさせて頂きます。
会報誌を持って頂いているのは遠藤一郎広報担当副会長です。
こうした団体の会報誌というのは、会長挨拶、関係機関の方々の挨拶、会の活動内容など、
一般の方々が手にしてもあまり興味がない情報が多く、
会員の方々でさえ「読んでもらっている?」という疑問符が以前からありました。
興味がある方は、今はホームページやフェイスブックなど、自分から覗いて情報収集をされます。
一般の方々が簡単に手にしやすい会報誌を目指そうと、数年前から会報誌作りを根本から作り直しました。
コンセプトは「法人会報らしくない会報誌」です。
挨拶や会活動はなるべくコンパクトに後ろにまわし、全体の7~8割のスペースは「伊豆を生きる人」の紹介として前面に押し出し、
地域で頑張っている人をまずは知って頂こう…
そして、間接的にでも、そうした会報誌作りを目指す団体の意志を皆さんに感じて頂きたいと思いました。
ですので、紹介されている方々は会員、非会員は関係なくご紹介しています。
読んでもらえなければ、こうした紙媒体の広報誌は自己満足に陥ってしまいますし、無駄になってしまいます。

今回、「コロナに負けるな!伊豆を生きる人」をテーマに取材をさせて頂きました。
伊豆新聞の記者の方から「取材を通じて、共通して感じられた事はありますか?」の質問に、
「コロナ禍で大変ではないですか?と皆さんに伺いましたが、弱音をこぼされる方は1人もいませんでした。
むしろ、前向きに、こうしたい、ああしたいという事を前のめりで話す方々ばかりでした」とお答えしました。
「元気くれる7人紹介」の見出しに偽りはありません。

今回、会員数の倍以上を発行致しました。手元にも在庫がたくさんあります。
当施設の窓口に置いてあげてもいいよ…という方がいらっしゃいましたら、
メッセージでも電話(0558-22-3386)でも構いませんので、ご連絡下さい。
お届けするか郵送を致します。1人でも多くの方に読んで頂きたいと思っております。





◎1月23日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、県内のテレビニュースでも報道されていましたが、
熱海市長、東伊豆町長などが国に対し緊急事態宣言を要請してもらえるよう川勝知事のもとを訪れました。

「伊豆半島は首都圏に加えて県内からの来客もなくなり、地域経済は瀕死の状態…」本当に言葉通り、
先日発信しました河津桜まつりなども中止され、先の見込みもたたず、
ホテル、飲食店、観光関連者、消費されなければ第一次産業に従事する生産者も含め、伊豆地域全体に暗澹たる空気が漂っています。
一方、国の緊急事態宣言が発令されている神奈川県境と隣り合わせの熱海市では、
道路一つ隔てた飲食店で補償を受ける店とそうでない店があり、大きな不満の種になっています。

何でも補償を…は違うという議論は置いといても、気になったのが川勝知事の「国に要請しても蹴られる。無理筋な話だ」との発言。
ニュースでも熱海市長が食い下がっている場面がありましたが、当然です。
地域住民の苦境を訴え、出来ることを…と知事を訪ねているのですから…
住民の声を代表して可能性があるなら何でも…という心境でしょう。
それが、どうせダメだから無理!これでは納得出来るはずはありません。

国と県の間では、リニア問題なども含め様々な駆け引きもある事でしょう。
しかし、必死で訴える自治体のトップに「理屈上無理だから」は、どうしても冷たさを感じてしまいます。

「難しい要求だが、県も共に要請をします。一緒に戦いましょう」と言ってほしかった…。
今、蜘蛛の糸を手繰り寄せるように、事業者の方は日々生き残りをかけて戦っています。
政治家にも共に戦う姿勢を求めるのは当然の事だと思います。

理屈ではありません。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

緊急事態宣言の定義は法律に記載されていても発令はケースバイケース!
全国的に感染者が少ないからダメではなく、コロナによって経済がガタガタになった事で
倒産や自殺が相次いで発生しそうな地域限定でも出せると解釈します。
県を分割しても要請を出すくらいの気概が欲しい…



◎1月24日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は肌寒く雨模様…雪の地方の方々のご苦労は続きますが、これも温暖化の影響であると言われています。
経済もコロナ禍で寒々しい状況が続いてますので、あらゆる意味で春の到来が待ち遠しいです。

そんな中、今朝のこの記事を見て、思わず苦笑い…テレワークを推奨する側の国が、テレワークが進んでいないとの内容。
それが、国会答弁のため、国会議員から官僚が事前に聞き取る対面作業が、
議員から「実際に会わないと本音の話ができない」などの声が根強く、定着しないというのです。

官僚が作った原稿を丸読みする議員(丸読みも出来ず漢字を間違える人もいます)…その丸読みに耐えられず居眠りする議員…。
そんな場面を演出するためにテレワークが進まず、民間にはテレワークを!と推奨。
密にならないように飲食を禁止しながら、自分たちは高級料亭で飲食…。
国会議員の姿勢が別世界のように感じ、その言葉が国民に届かないのは当然ですね…。虚しさしかありません。

記事のグラフにもありますが、20代の若手官僚の退職が、この6年間で4倍にも増えているそうです。
民間で言えば「ブラック」の様相を呈しているのです。

足元も変えられない国が、いくら民間に求め求めても、それは無理な話だと思います。
それを変えるためにも、民間の苦労を分かち合うためにも、議員の皆さんには、官僚を呼びつけ丸投げするような事をせず、
自らが調べ、自分の言葉で話して頂く事をお願いします。

国民は見てます。怒ってますよ。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

おっしやる通り。とにかく政治家は酷すぎますよね。
そこに書いてあることだけでなく、国会で真面目な顔して「会食の仕方や人数」について話し合われる、
与野党で集まって「会食」について検討するなんて冗談かと思います。

国民とのあまりに違いすぎる認識、行動を反省し、至急変えてもらわないといけないと思います。

こないだ亡くなった半藤一利さんが仰っていて印象的だったのが、「戦後もなお官僚が『天皇の官僚』だ」ということでした。
天皇の官僚ということは、彼らが国体護持、つまり統治機構の維持存続のために存在しているということですね。
その上に乗っかっているのが与党政治家で、上に行けば行くほど頭の足りないのが君臨するという。

今の本質的な政治課題ははっきりしていて、持続可能な社会の構築ですよね。
まずもって、人口問題、エネルギー問題、食糧自給の問題。

その解決の礎をなすのは、若い世代への投資でしょう。
この馬鹿ヒエラルキーを崩し、あるべき政治主導によって官僚のポテンシャルを高めるには、
とにかくクソ爺を放逐し、問題解決のスタミナを備えた若い世代の議員に託すしかとりあえずはないと思っています。

意識の問題でいえば、「自分ら(役人)がいて国がある」ではなく、「国民の役に立たなければ、自分らは要らない」]
と思い知らせることでしょうね。「そんなんだったら国も要らない」というわれわれの覚悟も必要ですが。



◎1月25日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は久しぶりに、東京の感染者が1,000人を下回ったとの報道がありましたが、
日曜日という事もありますので、今日の感染者数に注目したいところです。
今朝のテレビで、飲食店が8時で閉店…を受け、渋谷、品川などの公園で酒を飲んで、たむろしている若者たちの映像が出ていました。
自動販売機の横には大量の酒の空き缶…「狭い飲食店より安全…」とコメントをする若者がいましたが、
マスコミが一部を切り取っているとしても、緊急事態宣言の余波で苦しむ地方としてみると、何とも言えない虚しさを感じます。

さて、今朝の新聞に「確定申告」の広告が出ていましたので、たまには税の団体らしく、PRをさせて頂きます。
今年決定的に違っているのは「入場整理券」が必要なこと。入場整理券は当日配布も行っていますが、
LINE
での事前発行(これにつきましては、国税庁のLINE公式アカウント、QRコードから)も可能とのことです。

当地下田税務署の場合は、毎年、下田市の山の上にあるサンワークという施設を確定申告会場としていますが、
入場規制がかかるため、混雑した場合、場外で待って頂く可能性があります。
お車で来場される場合は車の中で待つことも出来ますが、ご年配の方の場合、会場までタクシーなどの送迎を利用される方も多いので、
その点を、下田税務署側も懸念をしております。
雨天や寒い場合などもコロナ対策を優先し、外で待って頂かなければいけない事もありえるのです。

そこで昨年末より、スマホ、パソコンを使い、確定申告会場に出かけなくても申告が出来る事を広報し、
機会も作る事で申告会場への来場者を減らす取り組みをさせて頂いています。

法人会でも、2月4日、下田税務署の会議室をお借りして、混み合う前にスマホを使った申告が出来る機会を作りました。
事業所様、そこにお勤めの従業員様、毎年、申告会場に行っているけど、今年はスマホで簡単に…と思われている方、
是非、ご利用下さい。

こちらの「スマホ申告会」は入場規制のため、申し込みが必要です。




◎1月26日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の静岡新聞の一面にワクチン計画の記事が…厚生労働省は、65歳以上の高齢者に「接種券」を3月中旬には配り始め、
接種開始から2回目接種までを3ヶ月以内に示した…とあります。
そして、その隣には、菅首相が国会で、全国民が必要なワクチン確保の時期として6月を目指すとの記事。
高齢者対象のワクチン接種、全国民が必要なワクチン確保…いずれも6月…
これは東京オリンピックの開催時期から逆算して発表しているとしか思えません。
また、その隣には、コロナ特措法の記事も…入院拒否者の懲役刑について削除を検討するという内容です。
コロナ特措法については、賛否両論あるとは思いますが、政府が国民を従わせる手段として法的な強制力を伴うものなので、
当然、慎重論もあり、そこは本来、もっと議論を交わされるところです。
コロナ対策については後手後手…と言われ続けてきた政府が、ここにきて、急いで事を進めているように感じるのは私だけでしょうか?

いずれにしても、政府の対応の意図として、何とか東京オリンピックを開催させたい…というものを根底に感じます。
ワクチンは本当に安全なのか…感染防止対策として懲役刑などを含む罰則以外に、本当にやるべき事はないのか…
こうした肝心な事が、何か置き去りにされている気がします。
オリンピック開催に関わる利権の為に、もし、国民の命が軽んじられる結果になるとしたら、
国は何のためにあるのですか?と言わざるを得ません。

この裏面の記事に、「復興五輪」を掲げたオリンピックの開催に対し、
被災地の皆さんの声を聞いたアンケート結果が掲載されていました。
全体の64%の人が「復興に役立たない」と答えていて、その中の声に「復興と付けて置けば良いという気持ちを感じる。
潤うのは東京だけ。震災を五輪に利用しないでほしい」「国内外から人が来て感染が広がる」との声もありました。
被災地の皆さんもとても冷静に見ています。

今、復興を目指さなければいけないのは、東北だけではなく日本全体…復興五輪が名実ともに開催されるには、
まだまだ乗り越えなければいけない壁がいくつもあります。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

そもそもコロナウイルスの日本流入を加速させたのは、東京五輪開催ありきの政策と、習近平訪日実現を念頭に置いた、
中国へ忖度した入国管理の不備から始まりました。
今年も東京五輪どころではないと思いますが…。

まず後期高齢者の国会議員がワクチン接種したのを見届けてからだな!


◎1月27日フェイスブック掲載の法人会コラム

新型コロナウイルスの感染者数が世界で1億人を超えたとの報道がありました。
一方、またまた政治家の飲食に関わる不祥事…高級イタリアンレストランから銀座のクラブなど2軒をハシゴ…
との相変わらずの危機感のない行動がクローズアップされ、本人は「国民の皆様に我慢を強いているところであり、
私の行動自体が少し軽かったかなと反省しているところです」と陳謝とありますが、
「少し軽かったかな」という言葉自体に、反省の気持ちが全く伝わってきません。議員の皆さん、やはり別世界の人たちなんですね。

今朝の伊豆新聞の一面には、宿泊施設の休業、町へ経済支援を訴える内容など、
観光地の本当に厳しい状況を伝える記事が掲載されていました。
この議員さん、23軒目は陳情を受けていた…など、苦しい言い訳をしていましたが、
どうせなら、本当に厳しい地方の実情を知るべく、当地へとお越し下さい。(もちろん、皮肉です)

そんな中ではありますが、読売新聞の静岡版にあったこの記事が気になりました。
県の教育委員会が教職員のわいせつ、セクハラ行為が相次いでいる事を受け、
教職員が部活動やクラスのグループとのSNS上のやりとりを、教育委員会、校長、教頭といった管理職も閲覧できるようにし、
問題に繋がりそうな不審な内容がないかチェックする体制を作るというもの。
歯止めがかからない問題への抑止力として検討されているとの事ですが、
教師も生徒も同じ土俵の上で監視されるという事になります。
「情けない」の一言ですね。

こうした問題行動を起こす教師は一部だと思いますが、そうした皆さんには、何故「先生」と呼ばれるのかをもう一度考えて頂きたい。
先に生まれた者として子供たちに模範を示すべき立場にありながら、友達の如くSNS上で生徒と交わり間違いを犯す…
これでは、子供たちは大人の言う事など聞いてくれるはずありません。

この記事にもありますが、SNSの活用は、連絡事項などの情報共有が瞬時に出来ますし、
教職員の負担軽減には役立っているとは思います。しかし、そうした技術を使い分けるのは人です。
生徒に、便利な事である反面、その技術の中に取り込まれ、自分を見失う事のないよう指導するのが教師です。
教師自身が自分を見失ってしまっては本末転倒です。

このような監視システムを検討されている事自体を「恥」として、現場の教師全体での問題意識に繋げて頂きたいと思うばかりです。
生徒と一緒に監視されている教師を「先生」と呼ぶことも、大事な子供を預ける事も、今のままでは難しいと思います。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

国会議員の件はともかくとして飲食店が大変な状況にあります。
飲食店を経営する人は大なり小なりお客さまの満足がモチベーションになります。
食材を準備して店を開けても来店者はわずかで0という日が続いたら、協力金の対策外の店主は大変な状況です。
リモートワークは進まず会社内や通勤電車の混雑に比べたら普通の飲食店内の方が感染リスクはよっぽど少ないと思います。
接待を伴う飲食店や風俗店、大人数に酒類を提供する飲食店と普通に食事を提供する飲食店は明確に分けるべきではないでしょうか?
もっと庶民レベルの視点に立ち"創意"、"工夫"、"想像"が議員を含めマスコミにもあっていいように思います。
何度も言いますが感染対策をしている普通の飲食店での感染リスクは低いです。


◎1月28日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝も、こちらは雨模様です。昨日のコラムでも、政治家の飲食店巡りの話をしましたが、
1
軒目以降は「陳情を聞いていた…」との説明に、テレビの評論家が「1軒目で酒を飲んでいたのだから、
酒を飲んだ状態で陳情を聞いていた事になる、いずれにしても…」というコメントをされていました。
やはり、苦しい言い訳は恥の上塗りになってしまいますね。
国会議員の方に言う事ではないですが、間違ってしまったら「ごめんなさい」が基本です。

今日は、静岡新聞の「休廃業・解散20年最少」の見出しに目が留まりました。
コロナ禍であった2020年、景気悪化によって休廃業や解散などが増える見方もある中、
比較可能な2016年以降、最も少ない件数になったというもの。
確かに昨年から「会員企業さんの休廃業、脱会なども多くて、法人会さんも大変でしょう」と言われる事がありましたが、
一時的な休業はあるものの、倒産、企業清算の話自体はそれほどでもありませんでした。
逆にその静けさが恐ろしくもあったのですが、確かに、コロナ対策の金融支援で命を繋いだ企業も多くあったようです。
しかし、借入は借入…据え置きの返済が始まる数年後が本当の影響が出始める時かと思っています。
逆境の中、この支援を次代に向けられるか、一時しのぎで終わらせるかは経営者にかかっていると思っています。

問題なのは、この見出しにもなっている「黒字廃業」。
昨年末にも、以前は役員さんを務めて頂いた方から「ちょうど潮時だし、今辞めれば周りにも迷惑かけないし、
自主的に会社を閉める事にしたよ」と連絡を頂きました。
地方における問題の一つに「後継者問題」があります。全ての経営者に当てはまる訳ではありませんが、
後継者がいるといないでは、当然、経営に対するモチベーションも変わってきます。
地方の場合、一度は外に出て就職…というケースがほとんどです。
親心からすれば、地方の実情、将来を考えると、帰って家業を継げ…とは無理には言えず、
自分の代で…と考える方も少なくありません。

地方企業における事業意欲の減退が、そのまま地域の力が衰退する方向へと作用し、悪循環に…
これを断ち切るためにも、魅力ある地域作りが急務です。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

20年位前に『混沌とした未知の時代を切り拓く!』というフレーズで若者が立ち上がりました。
私も青年会議活動下で時代を転換期を感じました。
今回は考える余裕の無いままに選択を迫られます。
人生は選択の繰返しだと思いますが、将棋の持ち時間が無くなっての勝負に似ている選択の連続が続いています。
下手に間違えて取り返しのつかない状態になる前に試合放棄するのも妙手なのかもしれませんね…。

私は早将棋であっても今の一手を打ち続けていきたいと思います


◎1月29日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、西伊豆町の高齢者施設でクラスターが発生しました。
連動しているのかは定かではありませんが、下田市も2日続けて感染者が出ました。
県内各所、クラスターの発生が報じられ、全体として感染者数が減らない状況にあります。

今朝の伊豆新聞一面には、下田市の取り組みとして、3月中旬に高齢者向けの接種券を配布し、
4月初旬から接種を開始するといった方針が発表されたとの記事。
接種は市内1会場での集団接種を実施。順番としては、1番目に、65歳以上の高齢者、2番目に、6064歳と基礎疾患のある人、
介護施設職員、3番目にそれ以外の一般の順に行うとの事。医療従事者には2月下旬に先行接種が行われるようです。
市の担当課の課長は、全市民を対象としたこれほど大規模な集団接種は経験がなく、緊張感を持って準備を進めている…と、
コメントしていますが、未経験な上、コロナ禍での集団接種には様々な配慮が必要と思われます。

また、記事には、接種はコールセンターを介した予約制とし、1100人…とあり、第一段階の高齢者が8,800人、
第二段階が4,000人とあります。接種率は集団免疫獲得に必要な70%以上を目指すとあり、
仮に70%の接種率で計算すると、毎日実施した計算で、第二段階が終了するのに3ヶ月程度かかり、一般への接種は7月以降、
一般が8,000人ですので、最終接種までは9月中旬…という事になります。
しかし、これは11回の単純計算で、ファイザー社のワクチンの場合、21日間空けて打ちますので、
1人当たり2回で計算しますと単純に倍…一般へのワクチン投与が来年にかかってくる事になります。
ここにワクチンが本当に確保されるのか…計画通り行えるか…という要素が加わる訳ですので、
現状においては、道のりは遠いと言わざるを得ません。

基礎疾患の把握についても、自己申告なのか医師会の協力を得てのデータによるものなのか…など、
不明な点もありますが、個人情報に関わる問題でもありますので、慎重な対応が求められます。
更に、ワクチンに対する安全性について、どの程度理解されているか…という問題もあります。
それら全てを、未経験の状況でクリアしなくてはいけないのですから、現場担当者は頭が痛い事だと思います。

しかし今は、このワクチンに頼らざるを得ない事もまた現実。




◎1月30日フェイスブック掲載の法人会コラム

毎朝、少しでも明るいニュースは…と新聞をめくってます。
今朝の伊豆新聞一面には「三島南、やったぜ甲子園だ」の見出しで、野球部創部100周年を迎えた三島南高校が、
21世紀枠でセンバツに選出され、初の甲子園大会出場を喜ぶ部員が主将を胴上げしている写真が掲載されていました。
新聞も少しでも明るいニュースを…と考えているのかな…と思いながら、
センバツが無事に行われればいいな…と嬉しいニュースの裏側でどうしても思ってしまいます。

昨日は、伊豆の国市の順天堂大静岡病院で2度目となるクラスターが発生…
医師1名、看護職員2名、患者6名、計8名の陽性が確認されたとの報道がありました。
医療体制が整わない伊豆南部でも多くの方々が天城越えで通っており、こちらの影響も心配です。

そんな中、静岡県が新型コロナウイルス関連の経済対策に対し、費用の半額を負担すると発表しました。
予算は30億円…不公平にならないよう市町ごとに助成額の上限を設け、県は政府の地方創生臨時交付金を充てるという。
この対策には色々と思うところがあります。まず、何兆円という国の対策費を連日聞かされ続けると、
この30億円の対策費の金額がどうしても小さく感じてしまいます。

静岡県の市町の数は35…単純に割ると1億円を下回ります。しかも、自治体との折半ですから、
当然、半額は自治体負担…経済基盤が一番小さいこの伊豆半島に至っては、数々のコロナ対策費用を捻出するので精一杯。
もう、お金でなく知恵を使うしか…と言うしかない状況において、それが可能であるのか…。
県は国の予算から捻出し、自治体は自分で何とか…では、相当な実効性を考えた上でなければ、
実施する事は難しいのではないでしょうか。

そういう苦しい状況から、先日、伊豆半島の首長さんは、政府に緊急事態宣言を…と川勝知事に陳情に行ったと思うのですが、
どうせ無理…と一蹴されました。
その答えがこの対策であるとしたら、今からでも陳情して下さい!と言いたくなってしまいます。
言いすぎかもしれませんが、何か、県としてはやることはやってるよ…というポーズに見えてしまうのです。

また、不公平にならないよう…と言ってますが、それが均等割のような政策なら、誰でも出来ます。
今、県のどこを、どの業種を、どの人たちを救うべきなのか、
そこは優先順位を決めて思い切った対策をとる事が政治の役割ではないのでしょうか。





◎1月31日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は買い物もあり、伊東方面に車を走らせました。
土曜日ですが、車の流れ、いつもは賑わっているお店…やはり、緊急事態宣言の影響は色濃く、人は少なめ…
そんな中、緊急事態宣言を1ヶ月程度延長する方向で調整に…のニュースが入りました。
確かに、ここ数日、近隣市町でも感染者が出てる情報もあり、感染拡大に対し不安な一面はもちろんありますが、
その不安と同程度、若しくはそれ以上の不安が過るのは「経済」への影響。地域にある「商い」が継続不能になれば、
それはある意味での「死」。

コロナ感染拡大に対するものだけでなく、今、本当に苦しむ地域経済への緊急事態宣言も検討してもらいたいと思います。
そんな事を考えながら新聞をめくっていると、こんな記事。「コロナ対策、国会本腰」…
水差しをペットボトル、答弁台にアクリル板…民間では、もう以前から行っている事です。

コロナの感染拡大が話題になり、もうすぐ1年…その間、2度の緊急事態宣言が出され、アベノマスクも話題になりました。
今更ですが、その間、国民に模範を示さねばならない国会は何をしていたんでしょう?
身内である議員がコロナで命を落とし、周りの議員がコロナに感染し、宣言下での飲食が国民から非難され、
やっと本腰ですか…そう、言わざるを得ません。

国民の苦しみが本当に伝わっているんでしょうか…
最近、政治家への愚痴が多くなってしまい、そんな自分も嫌になってしまいます。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

自助、共助、公助のウエイトのバランスを変える事で見方が大きく変わる気がしてます
コロナは自助、経済は共助、相互のバランスをとりwithコロナに手を打つのが公助!
全部を公助に頼っている事が問題だと思います…
政治家が情勢を見極めて自・共・公助のバランスを取りながら毎日ウエイトを変えていく事が出来ないのは、
国民に自助の範囲ををしっかり説明しない事にあるのではないかと感じます。


Yahooニュースとかのコメント見てると緊急事態宣言されてるところだけ飲食店一律6万の補償は公平では無い。
地方の色んな業種が立ち行かなくなっている。2度目の持続化交付金や一律給付金を出しての切実な声が出てます。

私達経営者も個人としてもこの状況下でやれる事はみんな頑張ってやってますよ。
大事な税金は平等に行き渡って欲しいと思います。


◎2月1日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の伊豆新聞の一面見開きに、南伊豆の菜の花畑の写真が…2組ほどのお客さんが写ってます。
昨日、実際に南伊豆に行って、この菜の花畑の前を通りました。
何かの取り組みをされている複数の地元の方以外には誰もおらず、鮮やかに広がる黄色の美しさと、
それを愛でる人が誰もいない風景が余計に寂しく感じました。
川沿いの河津桜もちらほらと咲き始めていました。自然の営みは人の思惑など関係なく時を刻んでいます。

今朝は、緊急事態宣言の延長を受けて、都内の状況を伝えるテレビ報道を目にしました。
宣言下とは思えないほどの人の流れ、ゲーム機の発売に、押すな押すなの密集状況…。
8時以降もお酒を飲んでいる人は「飲食店のために飲んでんだ」…
飲食店側は「7日までの我慢だから従ったが、これ以上は…」とコメント。

確かに、マスコミの切り取り方にも問題はあると思いますが、
緊急事態宣言を伸ばした事が、本当に感染拡大の抑制に繋がるのか…と、思えてしまって仕方ありませんでした。
首都圏に目を向ける事はいいのですが、その煽りで窮地に立っている地方の状況にも目を向けてもらいたいところです。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

以前、河津桜を観に出かけた時に伊豆は春がずいぶん早く来ると感じました。
NHKでも感染対策をして外に出て太陽の光を浴びることは大切だと放送していました。
一方でヨドバシカメラや鉄道マニアの大混乱を放送しています。
不要不急の外出と言う文言はいかがなものかと思います。
テレビではあえて観光地の旅番組の放送を控えているように思えます。
このような時こそ個人レベルで感染対策をしてゆとりある行動を心がけたいものです。


◎2月2日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日の夕方にも、緊急事態宣言の延長が正式に発表されるようです。
宣言下の都市部より、地方の観光地にとっては、人の流れが止まる事による経済へのダメージが深刻です。

そんな中、伊豆新聞の一面に「おふくろまんじゅう」が25周年…の記事。
先日も、松崎へ向かう途中、先方への差し入れに、おまんじゅうとおはぎを購入し、
コロナ禍でのお客さんの流れを伺いましたが、変わらずに忙しい…との事でした。
地元でもファンが多く、安くて美味しく、おふくろが作ったようなホッとする優しい味…これは25年経った今も変わりません。
店先には地元の野菜や果物、梅干し、たくあんなど、正に、地元に直結した味が置かれている事も嬉しい限りです。
少し気になるのは、25年前に7人でオープンして現在は5人、年齢も7385歳…「おふくろまんじゅう」を今後継承していく為にも、
後継の育成などがどのようになっているかということ。

まだまだお元気ではありますし、和気あいあいと仕事されているようなので、
新たな世代がここに入る事は難しく、望んではおられないかとも思いますが、
人生100年と言われる時代、高齢者の方々が生きがいを持って働ける場は本当に貴重だと考えると、
おふくろまんじゅうは「地域の宝」。
後継育成も視野に入れ、30年、40年、50年と続けて頂きたいと思います。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

岐阜でも農家のおばあちゃんが作る草もちが美味しいと評判を呼び地域の名物になりました。
アフターコロナはお年寄りの知恵や技や経験など"温もり"も見直されるようになると思います。
「おふくろまんじゅう」、繋がって欲しいですね。


ここの『おはぎ』の大ファンです!電話予約も出来るので知ってました。

近くを通ると、ついつい寄りたくなる魅力ありますよね。


◎2月3日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨夜、緊急事態宣言が来月7日まで10都府県について延長する事が、菅首相から正式に発表されました。
菅首相もお疲れはあると思いますが、どこか虚ろな表情…。

感染状況などにより改善した都府県は37日を待たずに順次、宣言を解除していくという事です。
唯一、27日に宣言が解除される栃木県の方のインタビューを聞きましたが、
栃木県も観光地であるので、首都圏が解除されない限り、状況は変わらないとのこと…
むしろ、宣言下での補償金等の事を考えれば…という複雑な心境でしょう。

これを受け、静岡新聞などでは、観光地の声を伝える「我慢、限界」という内容の記事が掲載されていました。
本当に27日まで…と、それまで…と歯を食いしばって、日々経営を支えてこられた経営者の方にしてみると、
再び気持ちを立て直す事は大変だと思います。

そんな中、伊豆新聞にあった、河津桜「原木、まだ元気」の記事に少しだけ気持ちが救われました。
樹齢60年以上、今では早咲き桜として全国に広がった河津桜の原木が徐々に咲き始めている…という記事です。
この桜の原木も、長い間、人の営みを静かに見守ってきたことでしょう。

どんなに寒く厳しい中でも「花は咲くよ」と言ってくれているような気がします。




◎2月4日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、東京五輪組織委員長である森喜朗会長の女性蔑視及び「私たちはコロナがどういう形であろうと必ずやる」
という発言が波紋を広げました。
そんな中、コロナ対策の命令に従わない事業者や入院拒否者に過料を科す「改正コロナ特措法」が成立。
一定の抑止力には繋がるものの、国会でも議論になっていましたが、実際に過料を科す場合の判断については疑問符が…
ワクチン制度についても同じ事が言えますが、何か、東京五輪開催を前提にしての政府の動きが感じられて仕方ありません。

別枠で、厳しい海外のコロナ罰則の内容を紹介している記事がありました。
フランスでは、不要不急の外出禁止措置を導入。違反者には罰金135ユーロ(約17千円)、
30日以内に3度破ると、罰金に加え最大6ヶ月の禁錮刑。
インド首都圏ではマスク非着用者へ500ルピー(約720円)。
南アフリカではマスク着用を義務付け、2週間で7,455人が逮捕。
米ニューヨーク市では、徹底した隔離措置をとっていて違反者には11,000ドル(約104千円)の罰金。
台湾では、隔離中のフィリピン男性が部屋から廊下に8秒間出たとして、
10万台湾元(約375千円)の罰金処分となった事が書かれています。

これら海外の事例と比較すると、過料だけの、日本の「改正コロナ特措法」がいかに生温いものであるかという事がわかります。
しかし、そこが日本の平和の良さでもあり、
そもそも、そんな法律を課さなくても決められたルールに従う性質を日本人は持っていました。
昨年4月の1回目の緊急事態宣言の時には、それを世界へと示す事が出来ていました。

ただ、あれから1年近くを経過し、経済の低迷、自粛生活の疲れなど、コロナ禍での国民のストレスも頂点に達しつつあります。
現在、緊急事態宣言下でも首都圏の人出が減っていないのもそういった心理が働いているものと思われます。

事業者への過料が中心の今回の特措法…事業者は事業者で、苦境を生き延びる為の工夫をこらし日々苦闘しています。
本当に問題はそこにあるのでしょうか?





◎2月5日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の伊豆新聞の一面に「がんバルで飲食店救おう」の見出し記事、昨年から実施した飲食イベントを、
下田、南伊豆、河津から更に東伊豆、松崎、西伊豆3町を加え、賀茂全域をエリアとして6月に9日間に亘って開催するという内容。
その隣には、西伊豆町がコロナによって事業収入が減少(前年同月比で20%以上減少している事が条件)している
飲食、宿泊、観光業などほぼ全業種500事業所に30万円の支援金、
松崎町では、こちらは持続化給付金を受けた事業所約400事業所に20万円の支給などが掲載されています。

西伊豆町、松崎町の支援は、正に今困っている事業所への手当、「がんバル」は飲食店向けに先を見た応援企画。
いずれもコロナ禍での支援ではありますが、「がんバル」に関しては、この記事にもありますが、
窮状を訴える声の反面、「こんなときにバルをやっている場合ではない」
「店の売り上げが落ち込んでいる上、負担がかかる」などの反対意見があったとあります。
正に、「今困っているんだ!」という飲食店の本音が聞こえてきます。

「バル」については、飲食店ごとにお得なメニューを出す必要もあるので、
それが負担で参加されない飲食店もあると伺った事があります。
また、短期間で集客を呼び掛けるものだけに、「密」にならないか…という不安も過ります。

運営委員長は「批判はあると思うが…」との覚悟のほどを示すコメントもされていますが、
それは、先を見て何か行動を起こさなければ…という気持ちの表れでもあるでしょう。

事業所間でも思いは様々…何とか乗り切って頂きたいと願うばかりです。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

コロナ禍でどうしたらよいのか?日本中の事業者が途方に暮れている状態ではないでしょうか…
我々商売のスタイルは自分で生み出した物ではなく、消費者の行動によって生み出された物であります。
コロナによって激変して元に戻るのか?生活習慣まで変えて戻らないのか?
常に答えは消費者行動にあるんでしょう!大企業であっても数千億赤字を出したり、巣ごもりで1兆円の黒字を出したりしている例もある…
今一度原点に帰り、消費者行動が道標になると思います。


先月、森竹先生と市議会議長さん達が保健所に激励に見えられたので、
賀茂地区の旅館従業員に新型コロナの持ち込みによる感染者が出ないのは、
アルコールの入る晩飯が部屋出しで従業員が最小限度しか関わらず、
宿泊客の二次会等で伊東、熱海のようによる各温泉地のように宿泊客と地元民が夜の街で交わらないことが
地元住民から感染者が出ない原因である可能性が高いことを話しました。

管内各市町の飲食店の料理を各旅館にデリバリー等の出前可能な共同配達の仕組みを条例等で定め、
各店舗がある程度の売上げが取れる仕組みを構築して欲しいとお願いしました。



◎2月6日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の新聞に今月12日にも愛知県、岐阜県の緊急事態宣言を一部解除する方針を固めた…とあります。
解除地域には新たに創設された「まん延防止等重点措置」を適用して対策を続けることを検討…とありますが、
この措置では営業時間短縮などの要請ができ、従わない場合は20万円以下の過料が科されるとなってます。

緊急事態宣言下では、時短に加え休業要請も出来、過料は30万円…
解除によって、休業要請はなくなり、過料は10万円下がる形にはなりますが、
宣言下での飲食店等への協力金支給がなくなる事を考えると、罰則のみだけ残ることとなり、
協力金の支給を受けている飲食店などは、急に客足が増える事も考えにくく、微妙なところかとも思えます。

さて、今朝の伊豆新聞には、伊豆急ホールディングスとJ―オイルミルズが業務提携して行っている「伊豆オリーブみらいプロジェクト」が、
耕作放棄地再生で県農地利用最適化推進活動表彰事業で知事賞、最優秀賞を受賞したとの記事。
人口減少、後継者問題も相まって、耕作放棄地が増え続ける問題は深刻…
そうした土地が売買され、山が切り開かれ、太陽光発電施設が増える傾向にもありますが、
伊豆の自然を生かした一次産業の活性化、ブランド化が図れれば、その方が好ましく思います。
コロナ禍で観光客を迎える事が出来なくとも、伊豆ブランドの商品を全国に発信、発送ができれば、経済にとってもプラスになります。

記事の写真は、再生した最大規模の直営ほ場…その先には素晴らしい海が広がっています。
個人的には、手前に太陽光パネルが広がる風景は「耕作放棄地再生」とは言えないと思います。

皆さんは、どう思われるでしょうか。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

伊豆箱根国立公園は、海岸沿いの景勝地のみが指定されているので、
国立公園の範囲外で山の中の開発規制が被さっていないところは、メガソーラーが設置し放題です。



◎2月7日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の伊豆新聞一面に、県が地元中学生を対象に行った「未来を切り拓くドリーム授業」の記事。
講師に、下田市出身で県副知事も努めていた土屋優行氏、318日に開催する伊豆下田元気塾でも講師をお願いしている、
マウンテンバイクトレイルツアーを開催している松本潤一郎氏、地元経営者としてとても尊敬できる、ウインディネットワークの杉本憲一社長、
当会副会長でもあるクックランドの遠藤一郎会長の4名の講師陣。
講師の人選も素晴らしいし、大人が子供に「生き方」について真剣に語りかける場として、とてもいい取り組みだと思います。

数年前、毎年開催している、高校3年生を対象とした模擬面接会の後に開催した授業の際、
40
名ほどの生徒の前で「夢がある人はいますか」と呼び掛けた事がありました。
結果、誰1人手が上がらなかったので、一番前の生徒さんに「本当にないの…」と意地悪く問い詰めました。
何度かのやりとり中、その生徒が小さな声で「社長になりたい…」と言ったのです。
それは凄いね、どういう会社を作りたいの…と聞くと「日本の農業は世界に通用すると思うのです…」と話し始め、
彼は、日本の農業が優れている点をいくつかあげました。
そんな彼に「それだけ、思いがあるのに、なんで、それを手を上げて、夢はあります!って言わなかったの」と言うと、
「いや、言っても…」とまた自信無さげ…「自信もって言葉に出そうよ、人に言わなきゃ前に進めないよ」と言って、そこは終わりました。
すると数日後、学校の先生から、その生徒が夢のために進路変更したとの連絡がありました。
理由は「みんなの前で言ったから」だったのです。

人は一瞬の出会い、言葉で人生が変わることがあります。
記事には、杉本社長が「強い夢を持つ子はたくましく生きていける」「情熱は己の能力を超える」
「出会った人たちと分け隔てなく一生懸命に付き合って」と話されたとありますが、本当にその通りだと思います。

ただ、その言葉が、本当に実績を積み重ねられた人生の先輩からですので、きっと響きかたが違ったでしょう。
これから本当に厳しい世の中になってきます。その中で、子供たちが何を指標にして頑張れるのか…勉強はもちろん大事ですが、
その根本に「思い」がなければ、強い風に吹かれた時に耐える事は出来ません。

先生以外の大人が子供に語りかける…こうした授業項目を、もっとカリキュラムに入れてほしいと思いました。
色んな生き方に触れる、人生の先輩の話を聞く…とても大事なことです。

もしかしたら、人生を変える出会いが、言葉が、この授業の中にあったかもしれませんね。


◎皆様からのコメント(一部抜粋)

ありがとうございます。
コロナ禍で延び延びになっていた授業だったので、どうなる事かと思いましたがリモート開催となりました。
初めてのスタイルに手探りでしたが気がつけば60分。

講義方式よりミーティング方式がより効果的だったと感じました。
地元ケーブルテレビが入ってたので来月放映されるのではないかとドキドキものです。


◎2月8日フェイスブック掲載の法人会コラム

週末、土曜日に南伊豆町に、日曜日に河津町に出かけました。両町とも、この時期より河津桜を中心としたイベントで賑わうところですが、
本家の河津町は河津桜まつりを中止、南伊豆町の「みなみの桜と菜の花祭り」は規模縮小の上に開催…となっていて、
緊急事態宣言下でもあり、人は少ないだろう…と行ってみれば、両町とも、首都圏からの車がかなり来ていて驚きました。
河津桜はこれからが見頃…人出がどのぐらいかにもよりますが、地元側も困惑しながらも、感染防止対策をしっかりと講じた上での対応となります。
来遊客の方々にもマナーは守って頂きたいところです。

さて、今朝も記事を読み進めていると、余りにも素晴らしいキャンプ場の写真に目が留まりました。
松崎町雲見にあるキャンプ場ですが「絶景自慢の…」と紹介されるだけあり、
海に浮かぶ千貫門、烏帽子山などが一望でき、展望風呂などからも海が見渡せるといいます。

コロナ禍の中、キャンプブームが密かに盛り上がっていると聞きます。
自粛生活でマスクが手離せない生活の中、ここなら大きく深呼吸できそうです。
私たち地元の人間も、コロナ禍の生活の中、当たり前になってしまっていた、こうした自然のありがたさを、最近、特に感じるようになりました。

私は、基本的にインドア派の方ですが、アウトドアもいいな…と思わせてくれる写真でした。

雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場
https://yuuhi-shiosai.com/index.htm




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

先月、松崎から山をいくつも越えこのキャンプ場の前を通りました。本当に良いところですね。

近いうち何年かぶりに行って見ます。


◎2月9日フェイスブック掲載の法人会コラム

全国的にはコロナ感染者数が減少傾向にありますが、当地においては、介護老人施設でのクラスター発生に関連して、
連日、わずかですが感染者が確認されたとの報道があります。
今朝の静岡新聞には「感染発生施設、中傷深刻」の見出しで、
県社会福祉協議会ら5団体が「心ない言葉や態度での圧力が職員の心を折ろうとしている。決して責めないでほしい」
と悲痛なまでの声明を発信したという記事がありました。
そこに例として挙げられていたのは、残念なことに、西伊豆町の介護老人福祉施設のクラスターの例、
現場職員に対し「子どもが保育園や学校を休むように言われた」「自宅に感染を確認する電話がかかってきた」などの悩みや、
SNS
で施設を名指しして批判する書き込みや、応援職員がホテルへの宿泊を拒まれる事例もあるといいます。
西伊豆町は県下でも高齢化率が一番高い地域、コロナへの恐怖心が強い事は予想できます。
ただ、こうした差別、誹謗中傷は全く別なこと…正しく恐れる事を念頭にした感染予防対策を心がけていれば、必要以上に畏れる事はありません。

こうした行動をとる方は一部の方だと思いますが、「明日は我が身…」と思って、
今こそ、助け合い、思いやりの精神で支え合う地域であってほしいと思います。

伊豆新聞には、「河津桜まつり」の中止を決断した河津町、「みなみの桜と菜の花まつり」を規模縮小での開催に踏み切った南伊豆町、
両町のコロナ感染防止対策についての記事が掲載されていました。
いずれも、明日10日から実施される予定だという事です。
規模縮小で開催する南伊豆町は「来場者一人一人にしっかりと感染対策をお願いした上で、美しい花を楽しんでほしい」と話し、
中止となった河津町では「感染拡大のリスクを防ぎ、町民の安全を図りたい」と町民安全重視の考え方を示しています。
現状においても首都圏からの来遊客を見かけますので、今後、感染状況の推移なども経て、どの程度の方が来るのかは検討がつきません。
しかし、当然の事ながら、出来る限りの感染予防対策を講じています。

当たり前の事を、何度も申し上げて恐縮ですが、お出かけになる皆さま、各々が感染予防、マナーを十分に心がけ、
その上で、桜を楽しんで頂ければと思います。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

最前線で闘っている医療機関や施設に対する誹謗中傷はあってはならないですよね。
自分がお世話になる可能性がないわけではありませんし。過激な言い方ですが、
誹謗中傷するなら何があっても利用するなと言いたくもなります。


新型コロナが発生して1年以上が経過しました。
私は岐阜県の田舎に住んでいます。
名古屋とは名鉄電車でつながり町内でも感染者が出ますが、誹謗中傷も差別も発生していないことが自慢です。


◎2月10日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の伊豆新聞の一面に、横浜在住の幕末お吉研究会代表の杉本武氏が製作した「助蔵さんぽ」が、
ユーチューブで動画公開されている記事が掲載されています。
杉本武氏は、5年前の伊豆下田元気塾にて「若者に聞く、よそ者に聞く、ばか者に聞く」というテーマの中、
「よそ者」代表として講師をお願いした事があります。
杉本氏は「唐人お吉」などの下田の歴史に魅せられ、本業の会社経営の傍ら、下田のペリーロード沿いに家を借り、
週末には横浜から下田に通いつめ、その研究成果を複数の著書にまとめ上げ発表されています。
私も何度かお話をさせて頂いていますが、そこまで杉本氏を突き動かすものが何か…お聞きした事もありますが、
ご本人も説明がつかない部分もあるようです。

ここでご紹介されています、ハリスに仕えた西山助蔵という人物…地元の方でも余り知らない方が多かったのではないでしょうか?
杉本氏の著書、活動により知った方も多いと思います。下田と言えば、黒船、ペリー、ハリス…
しかし、その陰で人生に大きな影響を受けた一人の少年がいました。
著書や動画の中では、そうした助蔵さんの目から見た歴史に光を当て、下田を紹介してくれています。

今、コロナ禍で、杉本氏もなかなか下田にお越しになれないようですが、変わらず下田愛を発信されている事に感謝です。

「助蔵さんぽ」
https://www.youtube.com/watch?v=GrttjeDugzU




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

ご紹介いただき、ありがとうございます
下田には美しい海や美味しい食べ物もたくさんありますが、何と言っても開国の歴史という唯一無二の宝があります。
この宝をできるだけ正確なカタチで、みんなに知ってもらいたい…。
とくに下田の子供たちには助蔵さんのことを覚えておいてほしいと願っています
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。


◎2月11日フェイスブック掲載の法人会コラム

人の賑わいと共に、毎日が静かに過ぎていく感じがして、気がつけばもう2月も中旬…
昨日、地元の高校では、修学旅行の中止に伴い、下田市内をグループに分かれて歩く…という催しがあったようで、
私服姿でグループ別に行動する高校生の姿を町中で見かけました。
学校生活の中で一番大きな思い出になったかも知れない修学旅行が、本当に近いところを歩くという形に…
それはそれで意義があるのかもしれませんが、どうしても、不憫に思ってしまいます。

今朝の伊豆新聞には、本来なら、昨日開幕し、賑わったであろう「河津桜まつり」(今年は中止)
「みなみの桜と菜の花まつり」(規模縮小で開催)の様子が報じられています。
中止となった河津町では、昨年22千人の来場者があったところ1,000人。南伊豆町では、
規模縮小ながら「開催」を謳っているだけに、記事の感じだと、少なめながらも南伊豆町に流れているお客さんがいるように思います。
両町とも、来場者への健康チェックは行い「チェック済みシール」を貼るようにお願いしています。
正に「ルール守って楽しんで」を訴えています。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

河津桜は人が集中する為に感染対策が追いつかないと判断されての中止だと思います。
地域の方々の苦渋の判断だったと想像します。
学生たちは毎日同じクラスメイトと過ごしています。
今回の緊急事態宣言では休校ではありませんでした。
今コロナで大変な業種のひとつが観光バスだと思います。
観光バスの感染対策の様子を見ましたが徹底的になされています。
修学旅行は学生生活の大切な思い出です。
いろいろな意見があるとは思いますが、中止ではなく延期や対策を施して実施する可能性を学生も交えて考えたり工夫することもと思ってしまいます。


◎2月12日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、規模縮小で開催されている、南伊豆の「みなみの桜と菜の花まつり」に行ってきました。
今年は駐車料金も取らないので、地元ボランティアの方でしょうか、年配の方々が「検温お願いします」と来遊客に声をかけ、
検温を終えた方に桜色のシールを配布していました。
シールを渡しながら「ゆっくりと楽しんでいって下さい」とかけられた言葉に、言いようのない温かさを感じました。

今朝の新聞には、東京五輪・パランリンピック大会組織委員長の森喜朗氏が辞任する内容の記事が各紙の一面を飾っています。
森氏の発言は、その立場にある人間として、確かに不適切なものでありましたし、非難されても…とは思います。
ただ、誤解を恐れずに言えば、ここまで世間からバッシングを受ける事だったのか…とは、正直思うところはありました。

今、昔は個人個人の胸の中に留めておいた言葉が、良い事も悪い事も含めて、一瞬で拡散する時代になりました。
いくらその事が正しくて、私は私の思う事を言っているだけ…と開き直っても、その言葉は時に刃となり人を傷つけ、追い込んでしまう事もあります。
森喜朗氏にもご家族があります。
これだけ日本中がバッシングをすれば、家には嫌がらせの電話や手紙、好奇の目、身の危険が迫っている事があるかもしれません。
もし、本人やご家族に万が一の事があった場合、世間は「仕方ない…」で済ましてしまうのでしょうか。
それは、コロナ差別の根幹と何も変わらないような気がしています。

元々の発言も、近所のおじさんであれば日常に口にしているような言葉です。
立場が立場だから…それはそうでしょうが、24時間行動や発言を監視されていれば、
様々な角度から見れば、必ず問題発言に繋がる言葉は出てくるでしょう。100%の人間なんていません。
こういう空気が、責任ある立場の方が責任を負わず、なるべく口を閉ざしてしまう風潮に繋がるような気がしてならないのです。

今朝のテレビ番組で、森氏の言動を「老害」として攻撃する事を、今度はジェンダー差別に繋がるとコメンテーターが述べていました。
煽るだけ煽ったマスコミが、辞任したと同時に次の標的を見つけて、また煽ろうとしているのです。

正に「言葉狩り」です。
今、コロナ禍で、人々は大いなる不安、不満を胸に抱えています。何かにそれをぶつけたいという気持ちは誰しもがあるかもしれません。
しかし、簡単に発信できてしまう「言葉」の先に、生身の人間がいる事を私たちは常に意識しなければいけないと思うのです。

「ゆっくり楽しんでいって下さい」と、人生の先輩から笑顔で言って頂いた言葉が、何とも温かく感じたように、
人に対し、どういう言葉を投げかければ人を傷つけず、理解をしてもらう方向で伝えられるのか…
それは、簡単に言葉を発信できる今だからこそ、心がけなければいけない事だと思うのです。

昨日の桜には本当に癒されました。写真をアップさせて頂きます。










◎2月13日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、コロナワクチンが国内特例での承認を受け、17日からも医師らが先行接種される事が発表されました。
今後、どのように浸透していくかが注目されます。

今朝は、個人的な思いもあり、この静岡新聞の記事に驚きました。
静岡駅の本当に定番土産「谷岡の甘栗」が閉店するという記事。仕事での静岡出張は平均すると月1回のペースでありますが、
ここの甘栗は妻の好物でもあるので、20年以上、必ず買って帰っていました。
売店の方は、いつも「おまけです」「傷物ですが良かったら」とおまけをくれる事が定番。
私にとっては静岡駅の風景の一つであり、当たり前にそこにあり、気忙しく駅に駆け込む途中、必ず言葉を交わす場所でした。とても寂しいです。

コロナ禍が長引く中、こうして、当たり前に生活の中にあったようなご商売までもが次々と閉店に追い込まれています。
近く閉店…とありますが、次に静岡出張が予定されているのは4月…それまであってくれるでしょうか




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

私も楽しみのひとつだった。最近は車で行く事が多く利用出来なかった。寂しいなあ。


◎2月14日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨夜の福島、宮城を中心とした震度6強の地震には本当に驚きました。東日本大震災からもうすぐ10年…
その震災の余震であるとの事ですが、東北地方の皆さんは、本当に眠れない夜を過ごされたことと思います。
今朝、福島県の飲食店経営の方が、緊急事態宣言明けからのご商売を頑張ろうとしていた矢先だったので…と話され、
正に容赦ない仕打ちに呆然としていられました。どこまで人は試されるのでしょうか。

今朝の伊豆新聞には、中止となった「河津桜まつり」に花見客が押し寄せたという記事。
昨日は、河津町の人出も横目に見ながら東海岸を走りましたが、確かに首都圏からの車は予想を上回るものでした。
河津町は「町民の命を守るため」と中止を決め、来場の自粛を呼びかけていました。
ある程度は…と予想されて対策を講じていたようですが、予想以上の人出に対応に苦慮されているようです。
東京からの若い来遊客が「東京にいるよりは安全だし…地元の人には申し訳ないが…」とインタビューに答えています。
来遊客の本音を象徴する言葉です。

しかし、これでも例年に比べて78割少ないとの事ですので、緊急事態宣言、イベント中止の効果は、ある程度あるとは言えます。
中止の中、出店されてる知り合いの業者の方もいらっしゃいますし、宿泊先から送迎するマイクロバスも多数見かけました。
緊急事態宣言下、苦心されている経営者の方の事を思うと、本当に複雑な思いがします。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

結局、緊急事態宣言の解除が難しいのは卒業入学、花見など、このように人が集中してしまうことが予想されるからですね。
地方と都市圏の人たちとの感染に対する意識が随分違います。
このニュースを見て花見を控えるより、満開(都市圏より安全)だからとやって来る人が増えそうです。
左下の下田海中水族館のバレンタイン企画になぜか癒されます。


◎2月15日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は新聞がお休みですので、昨日の静岡新聞の記事から…。
全国の地方紙、放送局でつくる「311メディアネット」が13日に、防災ワークショップ「むすび塾」をオンラインで繋いで実施した…という記事。
奇しくも、この日の夜、福島県、宮城県を震度6強の地震が発生しましたので、参加者も驚かれた事と思います。
大切だな…と思うのは、これから社会を担う世代が、正に「自分ごと」として考え、連携し、助け合える基礎を築くきっかけ作りになっているということ。
いつ、何が起こってもおかしくない世の中にあって、今後「共助」の役割は本当に大きくなってきます。
その共助意識の基になってくるのは、如何に「自分ごと」として考えられるのか、相手の立場に立って考えられるか…という事に尽きます。
今、情報は画面の中から溢れ出すほどあります。
しかし、その一方でどことなく現実感に欠け、一方通行になってしまっている傾向にあるような気がします。

「自分ごと」に置き換えて考えることが出来るかどうか…これは「防災」だけでなく、今の社会において必要とされている事だと思います。
今後、1週間程度は余震に注意が必要とのこと…東北の皆さんの不安を思うと、本当に胸が締め付けられる思いがします。
防災について、もう一度再点検すると共に、被災地にこれ以上の事が起こらぬよう祈るばかりです。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

自分にとって相手にとって会社にとって!社会にとって
全てに良いwin-winな環境を見出すのが商人だと思います!
士農工商の時代から商人の地位が低かったのは、自分ごとしか考えていなかったからでは…
今こそ商人が『三方よし』の精神で立ち上がる時だと強く思います!
そこで強固なネットワークを有する(一社)伊豆下田法人会の役割は大きいと思います。


◎2月16日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日の局地的な雨から、今日は強い風も吹いています。東北、北海道では、記録的な猛吹雪、暴風雪の恐れもあり
「外出は控えて」と呼びかけられています。該当地域の皆様には、充分にお気をつけ頂きたいと思います。

さて、今朝の静岡新聞に「裾野市が財政非常事態宣言」の見出し、この宣言は、新型コロナウイルスによる税収減、
企業業績の悪化、トヨタ自動車東日本富士工場の閉鎖で財源不足に陥り、
不足分を補ってきた財政調整基金も2023年に底をつくとして「市民と危機感を共有」するために発せられたという。
記事によると、税収が潤沢であった19902000年代に整備した公共施設の維持管理や大型公共工事による起債などでの経常経費がかさみ、
財政を圧迫し、今回のコロナとトヨタ工場の閉鎖が追い打ちをかけたという。

税収が潤沢であった時代にどんどんと設備投資を行い、その後財政困難に陥っている例は、自治体だけではない。
バブル経済が破綻する前、消費税の導入前には、ふるさと創生などの名目で全国に無作為に金がばらまかれた。
税収が減っても、幻想のような財政支出を補うため借金を重ね、今の国債に頼り切るような状況になっている事は国も同じ。
何故、身の丈にあった事が出来なかったのか、何故、余裕があるなら、もっと未来への備え、緊急時の備えに回してこなかったのか…。
民間と違い、予算から支出されるお金には責任が伴わない、ある意味、単年度で問題は集結してしまう…作って終わり…
そうした公共施設が今、お荷物になってしまっている。

市民と危機感を共有するために発せられた「財政非常事態宣言」。
いかにもコロナ発生によって…と少々便乗した感もあるが、問題はそれ以前からあった。

この宣言を形だけで終わらせないためにも、何が問題であったのか、コロナ禍以前に遡り、問題を精査した上で、
今後、市が行うべき公的使命をどこまでとするのか…を市民にも提示しなければ、本当の意味で市民と危機感を共有することは無理だと思う。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

人口が減れば税収が減り、プールから病院までおおよそありとあらゆる公的インフラが維持できなくなります。
昨今、厚労省が始めた専門医制度、産科、小児科、整形外科等の常勤医は分娩件数や手術件数の要件で勤務不能となる仕組みです。
医療体制あってのワーケーションですから、小児科が維持できないら子育て世代の居住のハードルは非常に高くなります。


◎2月17日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日から医療従事者4万人を対象にコロナワクチンの接種が始まりました。
同意を得た上での接種に、どれだけの医療従事者の方が応じられるのか…今後の展開も含めて目が離せません。

さて、今朝の静岡新聞に家計・企業において現預金が1年で100兆円増えている統計が掲載されていました。
100
兆円と言えば、日本の国家予算の1年分に相当する金額。
コロナ対策により、個人には、10万円の一律給付や各手当、企業にも、
各補償制度及び実質無利子・無担保融資制度などで資金が流入しています。
一方、支出に関しても、先行き不透明な状況から、企業においては投資が停滞、
個人においては、外食費や観光等、交通費も含めた遊興費が削られていますので、ある意味、現預金が残っている現状には頷けます。

コロナ収束後の経済活性化の鍵は、いかにこの現預金を経済に回せるかという事にかかっています。先を見た投資を企業が積極的に行い、
活力みなぎる世の中となれば、個人も気持ちよくお金を使えるようになります。お金は使われてこそ真価を発揮します。

観光地も、人々の日頃の疲れを癒すと共に、明日への力に繋がるような、気持ちよくお金を使ってもらう工夫をしなくてはいけません。




◎2月18日フェイスブック掲載の法人会コラム

またまた自民党議員の、深夜までの高級ラウンジ利用が判明し、離党したのと報道がありました。
ついこの間、同僚議員が同じような不祥事で離党、議員辞職したばかりと言うのに…
その時と同様に「少しでも売上の足しになれば…」と本当に信じられない言い訳…
陳情の案件もあるので議員辞職しない、と言っていましたが、離党し信用を無くした議員に陳情を実現する力などあるのでしょうか。
余りにも馬鹿げた事態です。
東京五輪の組織委員長の人事に橋本聖子さんの名前が出ています。
ご本人が受諾するかどうかの意向はさておき、今日にも決定する…とはありますが、どうなるのでしょうか。
最近は、マスコミが持ち上げた後に過去の事なども含め貶めるような風潮もあり、
こうした役職を引き受けるには、それ相応の覚悟が必要となってきます。

さて、話は全く変わりますが、今日は静岡新聞に掲載されていた「手形利用26年までに廃止」の見出しに目が留まりました。
企業が取引の決済に使う約束手形について、2026年までに利用廃止を目指すとする政府方針を固めたといいます。
私も若い頃は会計事務所勤めをしていましたので、簿記の勉強の際に、受取手形、支払手形、裏書手形、不渡手形…など、
様々な手形にまつわる仕訳、帳簿上処理などを勉強した記憶があります。
手形自体は、商売上の信用関係の上に成り立つものですが、受け取った方にしてみると期日まで現金化出来ませんので、
資金繰り上の空白期間が生まれます。
今は、現金の流れが重視されるキャッシュフローの時代、ネットバンキング、電子決済など容赦なくお金が右から左に流れる時代となりました。
ここにもありますが、手形交換高はピークの1990年から97%も減少している事を見ましても、これも時の流れ…。

とは言いつつ、「手形の存在意義が薄れた…」との文言に、多少の寂しさを感じるのは、やはり私も古い人間なんですね。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

昭和時代、駆け出しの営業の頃、25年先付の手形を受け取って来てしまい、経理に指摘されて血の気が引いた事が有ります。
振り出し元の勘違いで、良い人だったので差し替えて頂いたのですが、差し替えのお願いに、上司と経理部の責任者が同行でした。
それから、手形の日付に敏感になったのですから、良い勉強になったのかと。


◎2月19日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、東京五輪・パラリンピックの組織委員会会長に橋本聖子氏が就任されました。開催まであと数ヶ月…
開催するかどうか、開催形式をどうするかを含め、難しい舵取りが要求されます。マスコミなどの周囲も含め、静かに見守って頂きたいと思います。

さて、今朝の静岡新聞に、河津町の天城カントリー工房の紹介記事が掲載されていました。
法人会でも現社長の土屋雅史氏には、前期、河津町の青年部会長をお願いし、
会長の土屋宗一郎氏には河津支部長としてお世話になりましたので、同社の動向はずっと注目をしておりました。
会長の宗一郎氏は、ログハウス作りの名人として全国にも名を馳せた生粋の職人。
高校生を対象とした社会人講話の講師を何度かお願いした事がありますが、ゴツゴツした職人の手、楽しい事を一生懸命にやるんだ!
というシンプルで力強い言葉に影響を受け、建築家に憧れ、進路変更した生徒さんもいました。
個人的な事で恐縮ですが、10年以上前、仲間と共に下田と坂本龍馬の歴史を広報する「伊豆龍馬会」を設立。
そのタイミングで「森の名人」となった宗一郎氏の法人会会報誌の取材に訪れた時、
「俺は一生懸命にやっている人間を応援してるんだ!」との言葉に、「今、一生懸命にやってます」と何気なく返した言葉に
「なんだ、龍馬か、俺に何ができる」とすぐに返しの言葉があり、「立派な銅像は全国にあるんですけど、木像はあまりないんですよ」
と半信半疑で答えると、「彫るか!」「いや、彫ってくれる事はありがたいですが、お金はないです」「銭、金じゃねえ!」正に怒涛のやりとりでした。
その後、「ところで龍馬ってどんな顔してんだ?」と…とても茶目っ気のある人です。
その日は奇しくも1225日、クリスマスの日でした。宗一郎氏は、以前から会社にあった樹齢300年の杉の木を
「この木は丈夫だぞ」と、正月を返上し、わずか10日間で、
チェーンソーを使った荒々しい全長4メートルもある坂本龍馬像を掘って寄贈してくれました。
10
年経った今でも、龍馬の史跡が残る宝福寺の正面に立っています。

宗一郎氏はその後も、理屈ではなく自身の感性に従い、木彫りの東京スカイツリーを掘ったり、満月の日に海水を汲みに行っては、
自分で作った窯を使って「満月の塩」を売り出したりと、ここでは書ききれないほどの取り組みをされています。

また、息子の雅史氏は、今の世の中にあるニーズを見事に捉え、様々な取り組みを発信されています。
ある意味、これほど見事に事業承継されているところも珍しく思います。

天城カントリー工房のホームページを是非、覗いてみて下さい
面白いですよ~(^^)

天城カントリー工房
http://amagilog.com/




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

思い出の記事ありがとうございますこれからも元気で楽しい物を作り続けたいと思っています。

この様に紹介してくださり、本当に嬉しいです。いつもお世話になり、ありがとうございます。

グランピングやワーカーションが流行っている昨今、ビジネスチャンスですね。


◎2月20日フェイスブック掲載の法人会コラム

河津桜が満開に近いですね。
今朝の伊豆新聞には、「観光産業は危機的」の記事の隣に「河津桜見に来ないで」という、少し皮肉な取り合わせ…。
町民の命を優先…と、河津桜まつりの中止を決めた河津町ですが、想定以上の来遊客に困惑している内容です。

同じ河津桜のイベントである「みなみの桜と菜の花祭り」は規模縮小ながら開催し、こちらは「是非お越し下さい!」と、
昨日もテレビ中継などで紹介されてましたので、この辺が、伊豆へと来る花見客側の立場に立つと「どっち?」と混乱する部分もあると思います。
南伊豆に向かう途中、どうしても河津桜の元祖である河津町を通りますし、わずかながら出店する店もあり、
ホテルからの送迎もあるようですし、これだけ人が流れてくると、どうしても、こうした事態になってしまいますね。

ただ、新聞記事の見出しのように「河津桜、見に来ないで」は何か刺々しい感じがして、今後の観光面にも影響がでそうです。
今さらですが「来年の河津桜を是非見に来て下さい」とした幟、看板などの表示、伝え方があっても良かったかな…
と個人的には思うところもあります。

命と経済…難しい問題ではありますが、経済は長い目で見ていかねばなりません。
緊急事態宣言下、首都圏からのお客さんに「何で来てるの?」という少々冷たい目を向け、
あからさまに避ける態度をとる地元の方もいらっしゃるようです。
田舎でコロナになるリスクを考えると、無理ない事でもあるとは思いますが、
やはり、正しく恐れ、観光地である事もどこか意識した対応をお願いしたいと思います。

旅先で受けた人の対応は、良いことも悪いことも、こんなコロナの世だからこそ敏感に捉えられてしまいます。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

現地の方のご心労と努力に対して私たちはなにもできません。
本当に大変な時ですがお体にお気をつけください。
観光地としては人が来てお金を落として欲しい、しかし、コロナ感染の不安がある。
この相反する気持ちは当事者でなければわからないのだと思います。
その中で実際足を運んでくる観光客もいるわけで。
良いとか悪いとかでなく対応はしなければいけないんですよね。頭が下がります。

伊豆新聞というローカル紙だから、この見出しもありかもしれないけど、河津に行ったからコロナにかかったとか、
コロナをうつしてきたという話は、まず出てこないでしょうね。

この写真も、この方向で撮ると密に見えかねますけど、横方向から撮ると、それほどではないでしょう。
例年のようにお店が乱立して、桜を見に来たのか、何を売ってるのか見に来たのかわかりないような状況でもないし、
ゆっくり歩いて、立ち止まることも減るだろうし。
もちろんマスクもして、おまけに屋外ですからね

首都圏を中心に緊急事態宣言下である3/7迄は自粛しなければ、新種株ウイルスで第4派が蔓延する可能性もあり、
GWもオリンピックも夏も無くなっては本末転倒!

医療崩壊がギリギリ回避された大事な時期に楽観ムード…何の為に皆が我慢している宣言なのか、
日本民族の心に訴えるべくマスコミがしっかりリードしてもらいたいです!



◎2月21日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日から朝方にかけて、本当に風がすごかったですね。
昨日は、河津町の様子を見に車で一回りしましたが、もちろん、例年ほどではありませんが、予想以上の花見客の姿を見かけました。
また、嬉しい事として、テニスの大阪なおみ選手が、全豪オープンで見事に優勝しました。
優勝後、まず相手やスタッフを称える姿に、あらためてスポーツの素晴らしさを感じました。
東京五輪、パラリンピックの開催の行方も気になるところです。
開催地オーストラリアの様子も報道されていましたが、厳しい規制の反面、会場では皆がマスクをしていますが、
外ではほとんどの方がマスクをせず、肩を組んでビールを飲んでいました。
文化の違いももちろんありますが、コロナへの対策、考え方も様々だな…と考えさせられました。

さて、今朝の伊豆新聞には、東伊豆町の稲取で日本一の雛の石段飾り(310)の記事、
今日の夕方まで開催されている「みなみの桜と菜の花まつり」での、夜桜と竹灯篭、人力車のコラボ企画が紹介されています。
その真ん中に小さく「しだれ桃の里まつり」の中止が小さく載っていますが、駐車場は無料開放し、
感染予防を心がけた上で花を楽しんでほしい…と訴えられています。
開催されている、いずれのイベントも、自然、伝統文化を背景に、観光客の方に楽しんで頂きたいと地元が演出しているもの。

賛否ある中、コロナ禍でも「出来ることを…」と、様々な神経を使い、イベントを支えられている方々には敬意しかありません。




◎2月22日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、河津桜で混み合う東海岸を避け、西伊豆方面に車を走らせましたが、松崎町の飲食店はどこもいっぱい。
伊豆半島への客足は相当多かったみたいです。

さて、今日は、業界紙でもある「税のしるべ」の記事から引用させて頂きます。
連日テレビでも「確定申告はお早めに」「スマホ、パソコン利用による来場しない形で…」とのCMが流れています。
申告期日は415日に延長されましたが、確定申告会場の確保延長は難しく、やはり、会場混雑に関しては解消の目途がたっていません。
会としても、申告はお早めに、スマホ、パソコン利用による来場しない形を…と変わらず広報させて頂いています。

さて、事業者以外のサラリーマンで申告が多いのは、年末調整では出来ない医療費控除の還付申請申告ではないでしょうか。
記事にありますように、昨年からマスクや消毒液をたくさん購入している人は多く、
これは医療費控除に入るのでは?と思われている方もいらっしゃると思いますが、医療費控除の前提は「治療のために必要」であること。
予防のためのマスクや消毒液は認められず、PCR検査の費用に関しても、医師等の判断によって受けたものについては対象となりますが、
自己判断の検査費用は対象となりません。拡充されたオンライン診療については、診療・治療のために支払った費用やシステム利用料、
医薬品の購入などは対象になりますが、配送料は対象にならない…とされています。
自粛の中のオンライン診療であり、配送も止む無しでありますので、この部分については、少々細かいような気がしますが、
現状では認められないようです。

去年はコロナで出費もかさみ、随分とドラックストアにも通ったから、医療費控除をしてみよう…と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、
予防は対象外ですのでご注意下さい。

いずれにしても、お早めの申告、申告会場に出向かなくても済ませられる、パソコン、スマホ利用による申告をお願いします。




◎2月23日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は天皇陛下の61歳の誕生日ですね。天皇になられてから、
自然災害や今回のコロナで気持ちの休まる時がなく、昨年に続いて皇居での一般参賀は中止…
陛下からは国民に寄り添ったコメントを出されています。とにかく、早くコロナから抜けなければなりません。

今朝は、読売新聞の一角に目が留まりました。コロナ予防対策により、全体の死亡者数が11年ぶりに減少したという内容です。
インフルエンザや呼吸器系疾患の死亡者数が減っているとのことです。
一方、出生者数は2.9%減、婚姻数は12.9%の大幅減、裏面の記事を見ると、経済指標のGDPは前年比4.8%減、
完全失業率は0.8%高い2.8%に…関連すると指摘されている自殺者数は750人増加で、特に女性、子供が多かったとされています。
死亡者数だけ見ると、欧米は極端に高く、日本などアジア・オセアニアでは、各国減少に転じています。

死亡者数だけ見ると、確かに減少していますが、これは、日本人がマスク、消毒を欧米に比べて徹底できてる証でもありますが、
一方、出生率、婚姻率、GDP、完全失業率、自殺者数などはいずれも負の数字が顕著に現れていて、単純に喜べないところです。

この数字の現れが示すように、今回のコロナで何を学び、今後、何を生かし、取り組むべきか…という事を、私たちは問われています。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

インフルエンザウイルスより、コロナウイルスの方が何倍も感染力が強いと言うことなんですね。


◎2月24日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日までは暖かい日でしたが、今日から気温がだいぶ下がるようです。
体調管理にはお気をつけ下さい。昨日は稲取の「雛の吊るし飾り祭り」に出かけてきました。
神社前の118段の石段に544体のお雛様が飾られていて、
毎日、それを飾っては片付ける作業を繰り返している地元の方には本当に頭が下がる思いがしました。

さて、今朝の伊豆新聞、静岡新聞に掲載されていたのは、伊豆南部の高校生でつくる「伊豆半島高校会議所」が、
コロナで疲弊する地域の飲食店を応援しようと、テイクアウト専用の海鮮丼「あまびえ丼」を考案し、
下田市を中心とした飲食店に販売を呼び掛けているという記事。
透明カップにミルフィーユ状に具材を重ねる…と言った、インスタ映えも意識した高校生らしいアイデア。
コロナ収束への願い、苦境に立つ飲食店を救おうという思い、これからの社会を背負って立つ若者が、
自分たちに出来る事は…と考えられた末の結晶。
豪華な具材を使用しながらも値段は1,000円以下…テイクアウトでき、贅沢に少しの量を味わいたい女性には人気が出そうですね。





◎2月25日フェイスブック掲載の法人会コラム

まだ確実ではありませんが、緊急事態宣言の全面解除まであと10日…一部地域では、知事らが早めの解除を申し出ており、
今月末にも該当地域では解除されるとの報道もあります。
現在も緊急事態宣言下とは思えない人出を感じていますが、解除後の反動なども気になるところではあります。
一人一人が感染予防を心がけ、再び感染拡大を繰り返す事のないようにしたいですね。

今朝は、法人会とも関係がある両名の記事に目が留まりました。
当会の遠藤副会長が会長を務めるクックランドさんが、
先日、日本コロッケ協会主催の「コロッケグランプリ」で最高の金賞に輝いたキンメコロッケを、
子供たちにも「ふるさとの味」として味わってほしいと、市内全小学校7校に1,000個寄贈したという記事。
もう一つは、青年部会のメンバーでもあり、昨年11月、青年部会情報交換会の場で講師を務めて頂いた
ユーチューバーで河津温泉旅館組合の観光PR大使の「つつけん」さんが、
河津桜まつりの中止が決まった翌日から、「オンライン河津桜まつり」として、
町内の河津桜の様子をバイクで周りながら中継し、配信映像を楽しんで頂いているというもの。

このコロナの1年、当地の観光に携わる事業者の方は、事業の継続、維持を考える事で頭がいっぱいだったと思います。
残念ながら事業継続を断念された方もいらっしゃいました。
時には心折れそうになった時もあったでしょう…そう言った余裕のない中において「継続する」という事が本当に価値ある事だと感じます。
「つつけん」さんも、クックランドさんと同じ、観光関連事業の経営者です。
クックランドさんは、今までも様々な形で地域に貢献する事業を展開、「つつけん」さんも、自身の得意分野を生かして、地域PRをしてきました。

しかし、このコロナ禍において、それを継続して行っている姿に、
今まで以上の価値を、輝きを感じます。地域と共に生きる事業者の姿勢を学ばせて頂きました。







◎皆様からのコメント(一部抜粋)

つつけんさんの動画をいくつか見させていただきました。
前を向いて伝わる続けることも大切ですね。

ありがとうございます!
我々の小さな活動が地域の大きな輪になるまで頑張ります!


◎2月26日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、首都圏を除く、関西3府県、愛知、岐阜、福岡の6府県において、今月末に緊急事態宣言を解除する方針を固めたとの報道がありました。
反面、感染拡大のリバウンドを警戒し、飲食店などは、同居家族以外では、いつも近くにいる4人までとしてほしいなどの呼びかけもしています。
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月に入ると卒業シーズン、その後は春休みなど、昨年正に1回目の緊急事態宣言の引き金となった季節を迎えるので、警戒は怠れません。

さて、ここでも新聞記事の引用をさせて頂いていますので、大変興味深く読ませて頂いたのが、
読売新聞に掲載されていた、フェイスブックが報道機関に対し、
今後3年間で10億ドル(約1,000億円)超を報道機関に拠出する計画を表明した…という内容。
こちらのコラムなどは本当に限られた数の方々に読んで頂いていますが、始めた当初、新聞社の方にお伺いを立てました。
その時、記事の所在を明らかにする事、部分的なスポットであれば、宣伝にもなりますので…と許容して頂きました。
個人的にSNS上で記事を引用する流れは多く見受けられますので、それを一つ一つ精査する事は難しいという事もあると思います。

これを読んで思うのは、記事の大元を作っているのは、足を使って取材を行い、責任をもって記事に起こす新聞社(記者)の方々、
それをネット上で掬い取って、勝手に意見、批評したりする流れがありますが、
間違いなく言えるのは、大元の報道機関の記事がなければ、ネット上のニュースは成り立たないという事です。

最近は、ニュースはネットで見るから新聞なんか取らないよ…という人も少なくありません。
しかし、無料で情報を取れる…と大多数がそちら側に行った時、新聞社などの報道機関は成り立ちません。
紙離れなどもあり、最近は、報道や週刊誌なども有料記事を増やしていますが、
やはり、情報の根本に目を向け、こうして正当な価値に対する対価を払うべき事は必要かと思います。

ネット上ではデマや虚偽情報なども簡単に拡散します。
「ただより怖いものはない」と昔から言いますが、ネットの世界に踏み込むあまり、
何が正しく、何が間違っているのか…という事が判断できなくなるようでは本末転倒です。

日々、現場を走り回っている報道機関の皆様に感謝です。




◎2月27日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の伊豆新聞には、興味深い両町の自治体予算が並んでいました。
松崎町は県内で一番人口が少ない町、西伊豆町は県内で一番高齢化率が高い町(2人に1人が65歳以上)
隣り合わせの両町は松崎町が人口約6,500人、西伊豆町が約7,500人、その差は1,000名程度、
市町村合併の流れの中で、松崎町は単独での道を選択し、西伊豆町は賀茂村と合併しました。

地域的にも規模的にそう大差ない両町ですが、一番大きな違いは「ふるさと納税」。
西伊豆町は10億円を超える寄付額を集めていて、昨年、そう言った財源を活かし、コロナ禍の中、全国に先駆けて補償、対策を次々と打ち出し、
一時は、そんな西伊豆町の政策を応援したい…と全国からふるさと納税が集まり、4倍にもなったと言います。
そんな事もあり、昨年のふるさと納税額は16億円。3割が返礼品、諸費用を引いても10億円は残る計算になります。
町税収入73,000万円の町が、それを上回る金額をふるさと納税で叩き出しているのです。
ふるさと納税自体、返礼率を3割に抑える事の通達があって以来、全国的も減少している事を考えると、これは奇跡的な数字だと思います。
返礼品の分も地域の事業者の売上になっています。

比較しては申し訳ないですが、隣の松崎町は最近力を入れているとは言うものの、西伊豆町には遠く及びません。
西伊豆町のふるさと納税の返礼品は干物等の海産物が半分以上だと聞いた事があります。
という事は、伊豆各地域においても同様の返礼品は用意できるのです。

以前、西伊豆町のふるさと納税の立役者の職員さんを取材させて頂いた折、やはり、人の思い、行動は本当に大事だな…と感じました。
こういう人の話を、各自治体の職員の方々も聞くべきであるし、近隣市町は勉強に出向くべきだな…とも思いました。
これだけのふるさと納税の実績があるにも関わらず、西伊豆町が次年度に組んでいる予算上のふるさと納税の歳入額は2億円…
昨年額の2割にも満たない金額です。
不確実な収入をあてに予算を膨らませてしまう行政予算の流れもありますが、冷静に見てるな…と感じました。

日本全国に、高齢化、人口減少、経済疲弊の問題を抱える自治体は数多あります。
西伊豆町の動向、取り組みについては、今後も注目したいところです。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

いいニュースですね、松浦君もきっと頑張ってるね。IRiYAも大チャンスあり。

息子も関わって居るので評価して頂けると嬉しいです。


◎2月28日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の静岡新聞に、先日、このコラムでも紹介した高校生発案の「あまびえ丼」が、
アイデアを元にした飲食店5店舗が持ち寄った68食が売り出され、開始前から行列ができ30分で完売した記事が掲載されていました。
私の自宅は販売会会場まで徒歩3分ですが、気がつくのが遅くて購入できませんでした(^^;

近隣の飲食店でも取り扱っているみたいですので、あらためて食べてみたいと思います。
高校生にとっても、自分たちが発案した商品が目の前でどんどんと売れていく様子が一つの自信に繋がったと思いますし、
飲食店側にとっても、高校生のアイデア、話題性に力をもらったことと思います。

もう一つは、静岡文化芸術大学の学生と河津町観光協会がコラボし、「伊豆の踊り子」をテーマにした散策マップを製作した記事。
実際に町内を2度訪れ、若い女性の視点で町内のカフェなども紹介し、キャラクター設定なども面白いなと思います。

下田の「あまびえ丼」も若い視点、女性の視点からのアイデアがつまっていますが、
この河津町のマップは、その感覚に旅人の視点が加わっています。
是非、手にしてみたいと思います。

長いこと地元で商売している人からすると、こうした視点から新たな発見があったり、学ぶ事も多いと感じます。
今後も、こうした新たな視点を取り入れるようなコラボは増やしていく価値があるのではないでしょうか。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

人口の少ない地域で飲食店の方が地域の人たちと一緒に工夫してやることは素晴らしいと思います。
それが高校生であればなおさらです。
若い人たちの柔軟な思考を活かすことで地域が活性化していけば良いですね。
他の分野でも他の地域でもやれたらと思います。
コロナ危機は現実です。
そこを見つめて先に生きるために前向きに進んでいくことを自らやっていきたいと思います。
皆さんと一緒に。


◎3月1日フェイスブック掲載の法人会コラム

早いものでもう3月…コロナが騒がれ始めてもう1年経過するんですね。短いような長いような1年でありました。
さて、今朝は伊豆新聞の一面に大きく掲載されていた、松崎町の花畑の写真に癒されました。この「田んぼをつかった花畑」は、
今から3年前、「経済効果が期待できず」という理由で町の補助金が終了することが突如発表され、存続の危機にありました。

この事を受け、当時、松崎町観光協会副会長を務めていた端山智充さん(現在も実行委員長を務める)らが中心となって
「みんなでつくる、みんなの花畑」を実現しようと、クラウドファンディングなどを実施、
メンバーの方々が理解と協力の輪を広げるべく町を回って呼び掛けました。当時、端山さんに取材をさせて頂きましたが、
端山さんは「1人が10人の協力を呼びかける、そうした人が10人いれば100人の協力が得られます」と話されていた事が印象に残っています。
この「田んぼをつかった花畑」については3月上旬に開催の可否を決定する…となっていますが、
既に実行委員会、町の皆さんのご努力により、花が楽しめるようになっています。

例年ですと、この花畑に精巧な案山子や造作が各所に設置され、街道沿いの桜と共に、春色の自然を心から楽しめるスポットになっています。
河津桜が葉桜となりつつありますが、伊豆の春はこれからです。




◎3月2日フェイスブック掲載の法人会コラム

今週末に予定されている、首都圏の緊急事態宣言解除までのカウントダウンが始まり、「まだ早い」などの意見を中心に議論が始まっています。
その数日後の11日は、東日本大震災から10年目を迎えることとなり、伊豆新聞でも「被災地に学ぶ」として特集が組まれていました。
ここでは「大川小の悲劇」と言われた、宮城県石巻市の大川小学校にて、避難が遅れたことと、
裏山ではなく堤防へと逃げたために児童108人のうち74人、教職員10人が犠牲となりました。
責任の所在をめぐり一部遺族が裁判を起こしましたが、ここに「津波に襲われた時、先生は子供たちを抱きかかえて守ろうとした」とあるように、
現場にいた大人たちは子供を守ろうと必至であったに違いないと思います。
しかし、遺族の立場になると「なぜ」は一生消えない問いかけであり、
ここでの悲劇が繰り返されないよう、遺族でありながら「大川伝承の会」を立ち上げ、
語り部を続けている代表の佐藤さんには、本当に頭が下がる思いがします。
左下には、「千年に一度」に備えて…という見出しで伊東市の3小学校統合の記事が出ています。

大津波と言えば、下田において、黒船来航の翌年の嘉永7年(185411月、東海沖の大地震によって「安政の大津波」に襲われました。
記録によると、5mの津波が数回にわたり到達し、全戸数875戸のうち無事だったのは4戸、町の状況が壊滅状態であった事がわかります。
一方、死者は、人別帳記載の3,851人の内99人、その他、記載外に下男、下女、旅人などで亡くなった方もいるとは思いますが、
ほとんどの家が流出しているにも関わらず、それに比べると人的被害が圧倒的に少ない事が分かります。
今ほどインフラ整備も出来ていない時代、情報なども入りようがない時代です。
「地震が来たら津波が来る、とにかく高いところへ逃げろ…」こうした伝承が人々の心にあったように思います。

今、情報が至るとことから入ります。津波が来る、来ない、何分後に到達する、どこが危なく、どこが安全か…
テレビ、スマホ等に情報が溢れかえります。
そしてその情報を取得しようと様々なメディアに私達は目を通そうとします。
しかし、その間にも津波は刻々と近寄ってきます。また、その情報がどこまで正確で、何が正しいのか…情報量の多さに戸惑う事もあるでしょう。

今から150年以上前に生きていた人々は「とにかく山へ逃げろ!」と、本能的に行動に移したが故に命を救われたとすれば、
命を守るべき行動に関しては現代より優れていたと言えるのではないでしょうか。歴史に学ぶべきところもあると思います。





◎3月3日フェイスブック掲載の法人会コラム

先日、伊豆新聞の一面に松崎町の花畑が掲載され、コラムでもご紹介したばかりでしたが、
その続報的な記事が静岡新聞に掲載されていましたので、ご紹介させて頂きます。

内容は、「田んぼをつかった花畑」実行委員会が、イベント開催の実施がまだ決定していない中、
花畑の花を刈り、花かごに入れて町内の一部の金融機関に届け、今後、医療機関や町外への提供も進めるというもの。
ここにも書いてありますが、昨年は、感染防止のためにやむを得ず花を刈り、イベントを中止した経緯がありました。

そもそもこの花畑は、自然に咲いているものではなく、実行委員会を中心に休耕田に種をまき、整備して成り立っているもの…
町の補助金もなくなり、資金面も含め汗を流して花畑を維持している人たちからすれば、本当に断腸の思いであったに違いありません。

花畑自体は、町から少し離れたところにありますが、花かごに入れられた可愛い花々を随所で見る事が出来れば、
この花畑に寄せる思いも膨らみ、町の財産として住民の方々の意識を広げるきっかけになり、「みんなで支えよう」という気持ちにも繋がります。

とても良い取り組みであると思います。
個人的には、充分なソーシャルディスタンスがとれる野外イベントでもあるので、今年こそイベントを実施して頂けたら…と願っています。




◎3月4日フェイスブック掲載の法人会コラム

首都圏における緊急事態宣言の解除が2週間延長される見通しとなりました。
宣言下の飲食店では、小規模においては6万円の協力金がありがたい…中規模以上、
従業員も抱えている飲食店は「7日まで…と思っていたのに…」と正に様々…当地においても、延長されて安堵している方、
観光関連産業の方々にしてみれば「またか…」と落胆されている事と思います。
感染拡大抑止と経済の両立は、どちらも命の問題ではありますが、本当に難しいことであると感じます。

さて、命の問題と言えば、今朝の伊豆新聞に掲載されていた「被災地に学ぶ」の特集記事に目が留まりました。
宮城県東松島市にある地図に載っていない小高い丘、人々が「佐藤山」として敬意を込めて呼ぶ山は、
震災の際、70人の命を救ったといいます。
所有しているタクシー会社会長の佐藤善文さんは、東日本大震災から50年以上前のチリ地震での津波を目の当たりにし、
観光客が逃げ込む津波避難地の必要性を役場に訴えたが相手にされず、「だったら自分で造るしかない」と自宅近くの小高い丘を購入、
私財を投じて避難地整備を始めたといいます。
「ごみ捨て場になる…」と家族や住民にも反対、嘲笑されても信念は揺るがず、
避難路、頂上に電気を引き小屋を建て、飲料水、ストーブ、毛布も常備。
震災発生時には、多くの住民もここに避難、津波にさらわれそうになった人を佐藤さんが棒で引っ張り上げたりしたといいます。
誰からも理解されなかった佐藤さんの丘が、70名の命を救った「命の丘」になったのです。
万が一の有事の際の避難場所…これを「公」に訴えて実現しなかったら、大概の人はそこで諦めていると思います。でも佐藤さんは違いました。

災害の際の対応として「自助、共助、公助」とよく言われます。
佐藤さんの行いは「公助」が当てにならないと思った時、「自助、共助」を私財投げうって行ったという事になります。
もちろん、これを出来た背景はありますし、誰しもが出来る事ではありません。
ただ、周りの理解を得られる事もなく、1人でコツコツと「命の丘」の整備を行ってくるには、並大抵の信念がなければできません。本当に尊敬します。

左下には、下田のアイキ不動産の相馬社長が、青年会議所時代に被災地を訪問。
そこで肌で感じ、学んだことから、津波避難ビルに指定されるマンション建設を進めている記事が掲載されています。
相馬社長は当会の青年部会でも役員をお願いしている関係で、何度かこの構想についてのお話を直接伺っています。
相馬社長が「ライフワーク」と話しているように、不動産業という立場を通じて、自身が出来る事を…と考えた末の行動だと感じます。

前述した宮城県の佐藤さんも、観光タクシー会社の経営者として、当初は観光客が逃げる津波避難地の必要性を訴えました。
私たちも、「公助」に頼るだけでなく、常日頃から「自分の立場でできること」を念頭において、
「自助、共助」を考える事が必要ではないかと思いました。





◎3月5日フェイスブック ※お休み

◎3月6日フェイスブック掲載の法人会コラム


毎日更新で続けてます、ここのコラムについて昨日お休みさせて頂きました。
団体のページに個人的な事を書かせて頂いては…とは重々承知しておりますが、
来週月曜日までお休みさせて頂きますので、その件についてです。

昨日の夜、母が旅立ちました。元々、潰瘍性大腸炎、糖尿病などに加え、認知症を患い、3年ほどグループホームにお世話になりました。
毎週面会に行っておりましたが、ここ数ヶ月はコロナで面会禁止。施設の人から写真や動画を送ってもらっていました。

食も細くなり、先月、3週間ほど病院に入院しましたが、施設のご厚意で一度戻る事が出来、
写真は、お帰りなさい…とサプライズで誕生日ケーキを用意して迎えてくれた1週間前のものです。
食欲もなかった母がケーキに手を入れて生クリームをなめた時は、施設の人と一緒に笑いました。

今葬儀の段取りをする中、首都圏の親戚から「本当は行きたいけど、コロナだから、迷惑かけられない…」と連絡をもらってます。
コロナによって、たくさんの事が犠牲になっていますが、反面、だからこそ、人の情けが身にしみています。
私に何ができるか…団体として何ができるか…あらためて考えております。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

お母様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
私も先月母を亡くしました。コロナ禍で面会謝絶でしたが、最後の最後に生きている母に会わせていただきました。
あまりにもすべてがあっけなく、涙もいまだに出ず、毎日父と銀行口座凍結解除のややこしい書類と戦っています。


去年 父を亡くし、コロナだからと、葬儀、四十九日とこられなかった身内にいろいろな思いもありました。お察しします。
心より故人のご冥福お祈りさせていただきます。


慎んでお悔やみ申し上げます。
もっとこうしてあげたい、ああすれば良かったと悔いが残ることと思います。
感謝しても感謝しきれないですね。

大変な時も、投稿して頂き、いつも有難うございます。御愁傷様です。御冥福をお祈り申し上げます

大変な時期に、ご愁傷さまです。
まずはお母様と家族のために悔いなきようしてください。
そして、おからだにお気を付けてください。

悲しみの中、投稿ありがとうございます。慎んでお悔やみ申し上げます。辛いですね…合掌

お辛いですね。葬儀は大変ですので、お体に気をつけて下さい


◎3月7日フェイスブック ※お休み

◎3月8日フェイスブック ※お休み

◎3月9日フェイスブック掲載の法人会コラム


今日からコラムを再開させて頂きます。
先日は、母の事で個人的な内容を投稿させて頂き、申し訳ありませんでした。
たくさんの方からお悔やみと励ましのメッセージを賜り、心から御礼を申し上げます。
コロナ禍ならではの葬儀の場面が多々あり、首都圏の近親者からは「伺いたいけど…」という電話も多数頂きました。
緊急事態宣言以来、1年近くコロナ関連のコラムを掲載させて頂きましたが、
母が入院した病院の状況、余命わずかと知りつつ受け入れて頂いた介護施設の皆さまのご厚意…
当事者として、あらためて実感した事も多くありました。今は母共々、感謝の思いに包まれております。

さて、そんな思いの中、今朝は伊豆新聞の「コロナビールにアマビエ」の記事に目が留まりました。
輸入ビール「コロナ・エクストラ」に、疫病を鎮めるとされる妖怪「アマビエ」の
シールを張って、
「飲み干して消してしまえ」と売り出しているという記事。
昨年、当会が主催してイベントの際にも「コロナを飲み干せ」と、コロナビールを抽選会の景品にさせてもらいました。

今朝、母の葬儀の翌日でもあったので、今日から気分一新してまた…と気負って、久しぶりに新聞記事をめくりましたが、
コロナ関連の憂鬱になるような記事のオンパレード…そうだ、明るく飲み干しちゃえ!と、この記事に少し救われたような気がしました。

コロナウイルス感染拡大から、もう1年が経過しようとしています。
皆が眉間にしわを寄せ、どうする、どうなる、政治は何やってる、誰が悪いんだ…
そんな事を1年以上続けていれば、それは疑心暗鬼にもなりますし、心がトゲトゲしてきます。

コロナなんか飲み干せばいいんだよ!と、時には笑い、シンプルに明るく向き合っていく事も大事なことだと思います。




◎3月10日フェイスブック掲載の法人会コラム


コロナウイルスの感染者の推移、ワクチン接種後の人体への影響等、コロナ収束に向けたプロセスとは言え、
もやもやするようなニュースが多いこの頃ですが、
今朝は、静岡新聞の「下田でワーケーションを」「団体向けオフィス、今夏開業」の記事に目が留まりました。

下田市が所有している「旧樋村病院」に、三菱地所が「WORK×ation Site(ワーケーションサイト)伊豆下田」として整備、
ワーケーションオフイスとして今年夏に開業するというもの。
三菱地所の取り組みとして、全国では4ヶ所目、県内では熱海に次いで2番目になるという事です。
下田市で既にワーケーション事業を展開している「ヴィレッジインク」も連携し、様々なプランが提供される予定であると言います。

この「旧樋村病院」には、私の家から歩いていける距離で、子供の頃に通院した事もありましたので、馴染みのある場所です。
先生に見て頂いている時も、かすかに波の音が聞こえ、病院にいる事を忘れてしまうような立地でした。
目の前の大浦海岸から和歌の浦遊歩道にかけては、毎年夏にご家族で訪れていた作家の三島由紀夫さんのお気に入りの散歩コースで、
小説にも書かれていて、ミシュラングリーンガイドにも掲載されている場所です。

また、もっと歴史を遡りますと、江戸時代前期、幕府が海の関所として下田御番所を設置した場所でもあり、
下田に繁栄をもたらせた象徴的な場所でもあります。

素晴らしい景観…そして、かつて伊豆半島の南端に位置する下田に繁栄をもたらせた歴史的な意味を考えると、
これほどワーケーション施設として相応しい場所はありません。

風待ち港下田に、新たな風を吹き込んでくれる事でしょう。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

新たに場所を建築(再構築)するのも良いですが、以前にJR東日本さん初め鉄道会社さんで、
列車の留置スペースに昨今のウィルス騒動で半ば動かしたくても運行時間間隔調整の都合で動かせない列車を活用して、
当該列車々内でテレワークオフィスの実証実験をやっていました。

そのデータを基に、普段 3つの列車を同時に滞留させる線路があり、
また多客期以外は全てをあまり活用する事のない旅客ホームを有する下田駅にて、
通勤車両若しくはJRから休眠車両を借りてテレワーク、ワーケーションの拠点を東急(東急エージェンシー)社や、
橋村氏の会社と商工会・法人会が検討するのも選択肢ではないでしょうか?



◎3月11日フェイスブック掲載の法人会コラム


今日で東日本大震災から10年…地震発生時の事は今でも鮮明に覚えています。
下田町内を歩いていて曲がり角に差し掛かったところで、気持ち悪さが伴うような揺れに…。
思わず近くの電柱に手をかけたところ、道路の反対側にいた面識のない男性の方から「電柱の下は危ないから離れて!」と言われ、
慌ててその場を離れました。
後から考えると、誰しもが動揺し、立ち尽くしてしまうような状況にもかかわらず、冷静に周囲に目を配り、
声をかけるという行動に移された方に敬意と感謝の気持ちが沸き上がってきました。
新聞には、震災から10年が経過しても、まだまだ道半ばの復興の中、人口減少、税収減、
インフラ整備の負担が自治体にも大きな負担になっている事なども掲載されていました。
当時は、当地伊豆においても、計画停電、自粛等による観光産業への打撃と、震災の影響は大きくありました。

今はコロナ禍でもあり、大変なのは被災地だけではありませんが、
今こそ、一人一人が出来る事を考え、日本中が助け合いの心で支え合っていく事が必要かと思います。
今日は、10年前の今日に亡くなられた、尊い一つ一つの命に手を合わせる日としたいと思います。

さて、今朝の伊豆新聞には、西伊豆町でクラスターが発生した介護老人保健施設に対し、
地元のボランティアが食事の支援活動を始め、職員らから「泣けるくらいありがたい」と感謝されているという記事が掲載されています。
クラスター発生時、職員さんらや入居者家族に対する誹謗中傷が記事になりました。
田舎町は都会と違って人間関係の範囲も狭く、憶測や噂話によるあやふやな情報も飛び交います。
西伊豆町だけでなく、こうした差別は近隣市町でもよく耳にしますし、残念ながら、実際に引っ越された方もいます。

こういう時だからこそ、助け合える「田舎」であってほしい…とずっと心に思ってきましたので、今朝の記事には本当に救われました。




◎3月12日フェイスブック掲載の法人会コラム


昨日は14時から事務所で会議がありました。1446分…市内に響くサイレンと共に、会議を中断して出席者全員で黙とうを致しました。
東日本大震災から10年経った昨日、報道、テレビなどでは、こぞって震災の事を取り上げていました。
しかし、大事なのはこれから…震災復興と共に地方が抱える問題も露わになっています。
そういう意味では、東北だけでなく日本中が復興に向かって歩まねばなりません。

読売新聞に「復興予算に聖域」の見出しの記事。ご存知だと思いますが、現在、所得税、住民税の中で「復興特別税」が徴収されています。
住民税については2023年、所得税に至っては2037年まで続きます。
記事によると、震災後すぐに「東日本大震災復興特別会計」を設置、一般会計から切り離して管理する形をとりました。
増税にかかる支出を明確化する狙いがありましたが、結果として「使えるお金」の概念の中で、無駄や矛盾が生じているという事が書かれています。
記事の写真にも、巨額な復興予算を使っての防潮堤の写真が載っていますが、本当に必要であったのか…
地元のおばあちゃんが「刑務所の中にいるみたい」「もう、ここは故郷ではない…」と語っていたと聞きました。

復興支援は本当に必要な事だと思います。
しかし、それはあくまでも「支援」であり、大事な事は、東北の皆さんが自分たちの力で未来を切り開いていける後押しであるはずです。

復興予算がある意味「聖域」であっても、予算主義、縦割り行政、利権構造…
こうした無駄、矛盾を生み出す従来の構造が「聖域」であってはなりません。

この下の記事に「国民負担率46.1%」という記事が掲載されています。
国民が所得の中から税金や社会保険料をどれだけ払っているかという「国民負担率」が過去最大になっているという内容です。
サラリーマンなどは天引きになっているので気が付きにくい部分もあるとは思いますが、こうした公的負担が収入の半分近くなっているのです。
1970
年は24.3%となっていますので、半世紀で倍になっています。
しかも、このコロナで巨額の国債を発行していますので、将来的には66.5%にまでなる見通しになると書いてあります。
実に、収入の内、自分が手に出来るものが3分の1になるのです。
(もちろん、所得金額に応じた累進負担・課税が基本ですので、収入によって負担率は異なります。)

私たちは、それは国が、町がやっていること…などと、もう言ってはいられない状況になっている事を意識した上で、
災害だけでなく「自助、共助、公助」の役割を精査し、無駄な事は徹底的に排除し、
国民の多くが納得できる国のあり方を考えなければいけません。

震災の事は決して風化させてはなりません。しかし、もっと必要な事は、
この震災の教訓を幅広い意味で「教え」として捉え、未来の希望へと繋げていく事だと思います。





◎3月13日フェイスブック掲載の法人会コラム


今日はこちらは雨模様です。個人的なことですが、母が亡くなって1週間が経ちました。
お通夜、葬儀、その後、ありがたい事に自宅の方にもご弔問頂いています。
コロナ禍でもあり、首都圏の親戚からはお花やお香典を送って頂き、電話で思い出話をしながら、
本当は顔が見たかった…落ち着いたら、お線香をあげに…と言って頂きます。
同居して可愛がってもらった息子たちは「お別れがしたい」との事で、前日に病院に行くよう指示し、
PCR検査で陰性を確認。実家ではなく近くのホテルに泊め、親戚には説明し、互いに近寄らないようお願いしました。
帰り際に妻の実家にも立ち寄りましたが、車に乗車したまま、
互いにマスク着用の上に窓越しに距離をとって「久しぶりだね〜頑張ってね」と妻方の祖母と数分の再会。
息子たちが帰ってから「お小遣いを渡せなかった…」と電話をもらいました。
妻の実家には、介護事業者、看護師がいますので、葬儀関係はご遠慮頂きました。
本当は息子たちにも「来るな」と言うべきだったかもしれませんが、亡くなった事を伝えた時、
電話口で泣きながら「お別れがいいたい…」という息子たちの気持ち、
母が誰より可愛がっていた孫たちとお別れさせたい…という思いが勝ってしまいました。

こんな事を載せるとご批判もあるかもしれませんが、ありのまま書かせて頂きます。
今朝の伊豆新聞には、先日紹介した西伊豆町のクラスターが発生した施設に対し、支援の輪が広がっている…という記事。
記事にある「麺屋 井むら」は、私も何度か食事に行ったことがありますが、隣町である松崎町からの支援。
こうした気運をどんどん高め、コロナ差別などは恥ずかしい事とする風潮になれば…と思います。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

安全を確保してのお別れが叶ったことが、他人事なのにホッとしています。
お優しいご子息方…お母さまもお喜びになったことでしょうね。

自然な事だと思います。
先日私の親戚でも…お孫さんが神奈川からきちんとお別れに来ていました…。
きちんとお別れ出来ていないと…一生残された方は心残りとなりますから…。
大切な…節目のお別れ式なのですから…。
きちんとコロナ対策を心得ての対応をし、他の方々への配慮さえされていれば良いのではと私は思います。
お母様もお幸せなお別れでしたね
御愁傷様でした。


◎3月14日フェイスブック掲載の法人会コラム


昨日は突然の大雨、落雷がありましたが、今日は穏やかな天気のようです。
緊急事態宣言の解除の予定まであと7日…再々延長するかしないかの議論が出ていますが、
変異ウイルス、クラスター発生の状況もあり、なかなか結論は出ませんが、緊急事態宣言が長く続く事によって緊張感も緩んでいる事は否めません。
経済も動かしていかねばならぬ中、宣言解除を前提とした新たなコロナ対応策も考える必要があります。

今朝の読売新聞には、震災の被災者向けに整備された「災害公営住宅」に空室が目立ち始めているという記事。
この住宅は、収入の多い人以外は、災害で家を失った人なら誰でも入れますが、
入居から3年が経過すると周囲の民間物件と同水準に段階的に家賃が引き上げられ、
明け渡しの努力義務も生まれ、高収入以外の世帯でも段階的に家賃が上がっていくため、退去者が出るといいます。

国土交通省の担当者が「一定の時期がくると空室が増えるのは、災害公営住宅の宿命」と答えていますが、
この言葉で済ませてしまうのは少し違和感を覚えます。

これは仮設住宅ではなく、しっかりとした基盤のもとに建設された立派な建物。特別復興税で国民から財源を拠出している以上、
役目だからここまで…ではなく、最大限に利用してもらいたいと思います。

自治体では、退去者が増える事によって、共益費費の増加や維持管理費がかかるため、被災者以外でも利用できる形を模索してますが、
ここで立ち塞がってくるのが「公営住宅法」。岩手県では、限定的に認められている社会福祉法人による使用の部分から、
グループホームやDV被害者の一時滞在場所に利用しているようですが、移住定住に関わる事など幅広い利用をしたいようです。

作って終わり、後は法律で縛る…という事は行政の問題として以前からありました。しかし、この公営住宅が廃墟となってしまえば、
新たな自治体の負担にもなってしまいます。
もっともっと、自治体に権限を与えて、震災復興だけでなく、地方が現実に向き合っている、
人口減少、過疎化に有効利用できるようにして頂きたいと思います。





◎3月15日フェイスブック掲載の法人会コラム


今日もこちらは晴天です。
今朝は朝刊がお休みですので、昨日の静岡新聞の記事から。伊豆の国市のクラフトビール醸造所「反射炉ビア」と、
東伊豆町の動植物園「熱川バナナワニ園」がコラボ。同園で収穫した完熟バナナを使ったビール「伊豆バナナワニIPA」を開発、
今日からネットショップなどで販売するといいます。
熱川バナナワニ園さんは当会会員でもあり、昔は園長さんに役員も務めて頂き、子供たちが小さな頃はよく同園にも遊びに行きました。
以前に講演会で呼んだ講師が園の名前を聞いて「バナナワニってワニがいるんですか?」と言われ、可笑しかった事がありました。
異業種間がコラボして新しい価値を生み出していく取り組みもいいですし、「門外不出」のバナナ…ってのもいいですね(^^)

バナナビール…飲んでみたいですね~

熱川バナナワニ園
http://bananawani.jp/




◎3月16日フェイスブック掲載の法人会コラム


今朝の静岡新聞に「生活再建資金、返済免除へ」という見出しで、生活困窮者や非正規労働者に向けた緊急支援策の内容が掲載されていました。
コロナ禍の影響で減収した世帯に貸し付けをしている総合支援資金について、
これまで生活保護世帯でしか認めていなかった返済免除を住民税非課税世帯に拡充して認めるというもの。
貸付決定件数が約60万件に及ぶ事も驚きです。
コロナ禍での度重なる緊急事態宣言の中、経済疲弊は人々の生活に暗い影を落とし、自殺者も多いと聞きます。
加えて、AI導入、ロボット化など今までは人の力に頼っていた分野が省人化を図っているため、雇用はどんどんと狭き門になりつつあります。

また、コロナ禍で影響を受け、コロナの特例融資を受けている企業、事業者も数年後には返済が始まります。
これらの救済も無尽蔵に出来る訳ではありません。

将来の負担として跳ね返ってくる事を想定した上で、国のセーフティーネットのラインをどこに置くのか…
今は急場をしのぐだけで手一杯だと思いますが、今後、相当の議論を重ねる必要があると感じます。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

生活に困っている人へのセーフティネットと同時に安定した収入を得られるシステム作りに
早く多く着手して欲しいと感じます。



◎3月17日フェイスブック掲載の法人会コラム


いよいよ明日、今年度最後の事業「第18回伊豆下田元気塾」が開催されます。
週末は天気が崩れそうですが、明日までは天気が良さそうなのでほっとしています。
今日になって都合がついた…という方がいらっしゃいましたら、資料の用意の関係もありますので、
事務局(0558-22-3386)までご予約下さい。よろしくお願いします。

さて、今朝の伊豆新聞を読んで思った事があります。まずは一面の下田市の新中学校に関する記事です。
前にコラムでもお伝えしたサーフィン部の新設について、ここでは好意的に書かせて頂きましたが、
部活動に関する協議の中で「個人競技の運動部がサーフィン部だけになる案は承認できない」
「開校から3年間は陸上、水泳、剣道部を開設するべきではないか」など反対意見が相次いだとあります。
また、その左側の記事には下田市市政50周年の記念事業実行委員会の開催記事。
この会議の中で、委員から女性が1人しかいないとして「女生と若い世代を入れるべき」との意見は出たとあります。
本当にごもっともで、この記事の写真を見る限り、一定の年齢層以上の方が大半を占めている事が分かります。

何がいいたいかと言いますと、前述の新中学校の統合準備委員会のメンバーは、
恐らくは先生経験がある一定年齢以上の方々ではないかと想像します。(間違っていたら、本当に申し訳ありません)
そして、この中に、新設される予定の「サーフィン部」について、その分野の有識者の方が入っていたのでしょうか?
また、この件について、実際に中学生の意見を聞くような事は試みられているのでしょうか?
想像した通り、先生経験のある一定年齢以上の方々で構成されているのであれば、反対意見が相次いだ…というのも頷けます。
恐らくは、野外での部活動になるので、責任問題についても話された事でしょう。
しかし、大事なのは、これから新設される学校で学ぶ子供たちにとっての可能性をどこに置くかという事だと思います。
様々な角度から検討される事を望みます。

こんな事を言うと、またお叱りを受けるかもしれませんが、こうした公的組織が関わる検討委員会のメンバーには、
いわゆる「お歴々」の方々がほとんどです。
もちろん「経験」は大事な事だと思いますが、これだけ時代が激しく移り変わっている中、
新しい事に敏感な若い世代、女性ならではの感覚は必ず必要になってきます。
調整役は本当に大変だとは思いますが、国だけでなく、広く意見を取り入れるような構造改革が田舎でも必要だと思います。





◎3月18日フェイスブック掲載の法人会コラム


緊急事態宣言が予定通り解除される方針が昨日明らかになりました。立場によって様々な思いが交差する判断だと思いますが、
ここの所の感染者の推移を見ても、緊急事態宣言の効力が薄れてきている事も感じます。
いずれにしても日頃の感染症対策が重要になってきますね。今日は「第18回伊豆下田元気塾」が開催されますので、
事務所の方は留守になってしまいます。ご理解のほど、よろしくお願いします。

さて、昨日のコラムでは公的組織の委員会メンバーに女性の方や若い方を…という内容を掲載しましたので、
今朝はこの記事に目が留まりました。松崎町で、10年後の松崎の在るべき姿について考えるワークショップが、
地元の中高生や町の若手職員、地域の発展に尽力する住民らで開かれ意見交換がなされたというもの。
メンバーの中に町の若手職員が入っているというのもいいですね。是非、継続的にやってほしいと思います。

中高生も、真剣に町の未来について考える機会はきっと少ないと思います。毎年、高校3年生に税金を題材にした講習会を開催していますが、
政治などについては、大人の世界のこと…などアンケートの内容を見ても関心が余りない事が気になっていました。
中学生ぐらいの頃から、身近な「町の未来」について考えられる事はとても良い事だと思います。
出来れば、中高生の意見、アイデアから実際に町や大人たちが動いて実現に導いて頂けると、もっと良いかと。
これからは、彼らの未来なのですから。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

女性はもちろんですが、これからの地域を担っていく(担っていって貰わなければいけない)若者に参加してもらうことは大切ですね。
そして、責任ももってもらうことも。
いつも勉強させていただいています。


◎3月19日フェイスブック掲載の法人会コラム


今週末をもって緊急事態宣言が全面解除になりそうですが、今朝の伊豆新聞には、
正にその緊急事態宣言下の河津桜に関するイベントの人員について掲載されていました。
本家である「河津桜まつり」(今年は中止)は前年比77%減の121919人、
その先の南伊豆で開催されていた「みなみの桜と菜の花まつり」(規模縮小)の来場者は74%減の42千人、
見頃の週末は両町とも様子を伺い、予想以上の人出に驚きましたが、
やはり、大型バスによる団体の花見客が少なかった事は大きな減少要因となったようです。
記事には、河津町での2月中の大型車の駐車が4台とありますので、例年を考えると想像できない数字です。
電車の降車数も70%減ですから、ほぼ、全体の減少値と一致します。イベントに関しては、河津町が中止、南伊豆町が開催でしたので、
南伊豆町の減少値の方が少ないと思っていましたが、思っていた以上ではなかったですね。
出店などに関しては、南伊豆町は中止、河津町は独自で出店されていた業者もありましたので、トータルでは同様の数字になったようです。

「近隣行政との情報交換が必要。中止か開催か足並みをそろえた方がよい」との意見も見られますが、それは本当にそう思います。
花見客は、伊豆の河津桜を見に来る…わけで、河津町は「中止です。来ないで下さい」南伊豆町では「縮小ながら開催します。どうぞ」では、
一体どちらですか?と素朴に感じてしまうところです。
町々の考え方もあるでしょうが、事前に協議する場があってもよかったかな…と思うところもあります。
ただ、今回は急な判断をせざるを得ない状況であったのも事実です。

来年は、通常通り開催出来る事を祈るばかりです。




◎3月20日フェイスブック掲載の法人会コラム


明日で緊急事態宣言が解除されます。昨日は、悲しいお知らせがありました。
当会では、現役で松崎、西伊豆地区の支部長を努めて頂き、地元でも商工会長をされている方が交通事故で亡くなられました。
信号のある交差点で横断歩道を歩行中、77歳の男性が運転する軽トラにはねられてしまった…との事。
この方とのお付き合いももう数十年になりますが、柔道をされていた立派な体格ながら、本当に穏やかで、
日本酒が好きで、町の顔役ですが、いつもニコニコと話しかけてくれる人でした。

知り合いの方の話しによると、健康のため、奥様と、4月から就職が決まっている娘さんと一緒に散歩に出ている時でしたので、
ご家族のショック、無念の思いははかりしれません。
言葉がない…とはこの事です。
支部担当者に電話したところ、事故のほんの数時間前、法人会の会合の事を電話で打ち合わせし、
こんな時だけど皆さんにお弁当でも用意しようか…と言っていたそうです。本当に信じられない…とショックを受けられてました。

今、コロナ禍ですが、こういう突然の出来事、一瞬で命が奪われてしまう…という事もあるんだ…あらためて思います。
信号のある交差点で普通に横断歩道を渡っていただけ…
何も落ち度がなくても、日常の中にリスクがあるんだという事を思いしらされています。

まだ信じられない気持ちですが、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
今朝の伊豆新聞には、下田市に「アイデアの玉手箱」が設置された記事が掲載されていました。
松木市長と一緒にその箱が写っていますが、「ワクワク、ウキウキ」のアイデアを募集する訳ですから、こういう箱のデザインも大事な要素ですね。
市民との思いを繋ぐ架け橋になってほしいと思います。

既存の投書箱「まちづくりへの私の提言」は市政全般への目安箱に切り替えられたそうですので、市政への注文、意見はそちらへ、
こんな町になってほしい…という前向きで夢のある意見はこちらに…という事だと思います。
当初の投書箱の名前も難しく、固いイメージでしたので、若い人も投書しやすいように、投書箱の名前と箱自体をポップにしたこと、
そして、行政への意見と町への思いの箱を分けた事はいいことだと思いました。

法人会でも毎年、伊豆下田元気プロジェクトとして様々な角度からの投稿を呼び掛けていますが、
なかなか思いを文章という形にして投稿する事はエネルギーがいる事のようです。
市役所に箱を置く以外にも、折角の投げ掛けですので、「アイデアの玉手箱プロジェクト」として、
若者向けに、町づくりへの思いを喚起してもらうきっかけ作り、住民への聞き取りなども合わせて行ってもらいたいと思います。





◎3月21日フェイスブック掲載の法人会コラム


今日は1日、雨模様のようです。警報急の大雨が降るという予報も出ていますので、注意が必要です。
また、昨日、またまた宮城県沖を震源とする震度5強の地震がありました。
大事にはなりませんでしたが、津波警報も出ましたので一瞬ヒヤリとしました。
東北地方の皆様の不安ははかりしれません。緊急事態宣言は今日で解除されますが、やはり不安もつきまといます。
日々、不安要素が多いこの頃なので、少しでも前向きになれるよう心がけています。

今朝の伊豆新聞に、下田市内で飲食店を4店舗営んでいる㈱開国が4店で利用できる独自の20%プレミアム商品券を販売し、
好評を得ているという記事が掲載されています。
開国の徳島一信社長は当会の青年部会役員もされていて、本店にあたる「開国厨房なみなみ」は私の自宅から歩いて3分程度の距離にあり、
通勤途中、毎日通る場所にあるので、ずっと注目してきました。
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回目の緊急事態宣言からもうすぐ1年…宣言後、この徳島社長を中心とした飲食店はクラウドファンディングで当面資金の調達をはかり、
その後、テイクアウト事業を展開…飲食店にとっては正に生き残りをかけた1年でした。

1店舗の維持でも難しい時代…それを4店舗…経営判断からすれば、一時的にでも店舗閉鎖の判断もあったと思いますが、
徳島社長はそれはしませんでした。
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店舗には若い社員、アルバイトが多数いますが、雇用を守りたい…という思いが根底にあったかもしれません。

また、そういう店の姿勢、取り組みを見て、お客さん側も「応援したい」という気持ちも沸き上がり、お店に足を運ぶのだと思います。
今後も注目していきたいと思います。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

助けると高い場所から見下すのではないです。
やはり頑張っている人を応援したいと思う人がいるのは嬉しいですね。
昨今は物理的距離を取ることが求められますが、やはり最後は人間関係だと考えさせられます。


◎3月22日フェイスブック掲載の法人会コラム


今日から緊急事態宣言が静かに明けました。箱根などの首都圏近くの観光地では、既に満室、渋滞などの状況があるようです。
伊豆へもお客さんの流れはあると思いますが、現場では、感染症対策などに神経を使う日々が続きそうです。

さて、今朝の伊豆新聞には、南伊豆町にて防潮堤の整備についてのワークショップが開かれた記事が掲載されています。
ここにも書いてありますが「生命と財産」「観光と景観」の視点から話し合われたようです。
何か、コロナ禍における「命」と「経済」の天秤に少し通じるような話です。
ここでは、100150年周期で発生するレベル1、千年周期のレベル2の想定で、地震発生から1213分で到達する…するという前提とのこと。
地震予知などはまだまだ人の力では出来ない事は周知の通りです。
また、東日本大震災の例をとっても、技術の粋を極めた防潮堤ですら「想定外」という名のもとに多くの命が奪われることとなりましたし、
原子力発電所の安全神話も脆くも崩れ去りました。
自然の中における人の力が如何に脆弱であるか…私たちは、ここ数年の災害で学びました。
先日、当会が開催した伊豆下田元気塾の中では、世界の海と山を見た人物2人から伊豆の山と海の値打ちについて語って頂きました。
海外の海を見てきた講師が「海外の海を見ると本当に茶色い。伊豆の青い海って普通ではないんです」との言葉が印象に残っています。

命を守る事…それが大事な事は誰しもが分かっています。
ただ、その事と同じくらい、守るべきものがあることも、私たちは考えて行かなければならないと思います。

意見の最後、次代を担う若者の意見を尊重すべきとの主張もあった…とあります。全く同感に思いますし、
このワークショップが形だけに終わらない事を祈ります。





◎3月23日フェイスブック掲載の法人会コラム


今朝の伊豆新聞に、下田市の若手職員有志らによる「政策研究会」が、松木市長の前で成果発表を行った記事が掲載されています。
優秀賞は「あるもの勝負(良いものに磨きをかける)」をテーマにした既存施設を有効活用する案が選ばれたとあります。
松木市長もこれらの案を「素晴らしい」と評価した上で「これを何とか実現に向けていきたい」と語っています。

前にも書いたかもしれませんが、今から十数年前、下田市の優秀な若手職員が「市政を変えていきたい、力を貸してもらいたい」
と私のところを訪れました。
私は彼の熱意が本当に素晴らしいと思ったので、彼の意を汲んで、公共施設推進利用委員会、行革推進委員会
(何しろ、昔の事なので正確な名前ではなかったかもしれません)に所属しました。
その時一番印象に残っているのは、行革の委員会で若手職員の気持ちを聞きたいと集めて頂いた折、
「給料は今より安くてもいいから、評価して頂きたい」という言葉でした。
彼らは目先の待遇より「やりがい」を求めていたのです。
しかし、この事に関して大体3年で部署替えする役所内の事に踏み込んだ質問をした時、
当時の課長さんから「そうは言っても、1人の人間の適性を見るのに12年かかるんです」と言われ、
若手職員との熱量との違いに驚いた事がありました。(言い過ぎたのか、その後委員会が開かれる事がありませんでした)

役所に勤めていらっしゃる方は本当に優秀な方々です。ただ、例えば、この事を実現したい…と取り組んでも、
それがワンマンプレーになって浮いてしまったり、5年後、10年後を見据えた市政改革を考えても、部署替えになってしまったり、
どんなに素晴らしい事を発案しても、責任と評価が曖昧なため、やりがいには繋がりにくく、
年功序列で昇進していく中で責任を回避する術だけが長けてしまう…という事になってしまうように感じます。

凄く目をキラキラさせていた市役所の若手職員が、長い役所仕事を重ねる中、しばらくぶりに会った時、
「あれ?こんな人だっけ?」と思う事も少なくありません。

優秀賞のテーマは「あるもの勝負(良いものに磨きをかける)」…これは既存施設だけでなく「人財」にも当てはまります。
松木下田市長には、この機会を最大限に活かし、若手職員が「やりがい」を持って働いてもらえるような改革に繋げて頂きたいと思います。

それが市民のためになるのですから。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

私は先頃、20数年振りの課内異動により今まで積み重ねた技量が活かせなくなりました。
現業職場である為、基本的に他の課への異動は無いものの、同じ課内に勤務していても、やり甲斐と技術を発揮する場が無くなって寂しく思います。
確かに若い頃とは変わってしまう職員はたくさんいますが、私の場合は、色々なトラブルもお越しましたが、ここ数年は仕事にやり甲斐を感じ、
仕事の成果がその日の内に目に見える職場だったので、同業種の民間企業への転職も頭をよぎり続けています。

定期人事異動や年功序列制度は、今の世の中には通用しない制度だと実感しています。

まったくその通りだと思います。
スペシャリストが育たない仕組みは一人当たりの労働生産性が上がらなく民間企業なら数字ではっきりと表れますが、
予算会計である役所や団体はそこがハッキリしないという所に大きな問題があると思います。



◎3月24日フェイスブック掲載の法人会コラム


今朝の新聞各紙には、国土交通省が地価を公示した事に関する記事が掲載されていました。
全国平均では0.5%下落し、これは6年ぶりであるとのこと。
コロナの状況を見ても無理からぬ事だとは思います。掲載した記事は伊豆各所の公示地価。
ほとんどが下落に生じている中、熱海・三島だけはセカンドハウスや別荘の需要が高まったとの事で上昇に転じているところもあります。
熱海に関しては、他紙では「テレワーク需要」と書かれていました。
経済同様、どんな状況においても光と影が存在するものだな…という事をこの公示地価を見て感じました。
下田市などを見ると、空洞化が進む旧町内の二丁目、三丁目などは下落率も高く、地価が表す経済指標に感心する部分もありました。

熱海のテレワーク需要ではないですが、今、各所でワーケーション事業なども進められており、
コロナ禍、逆にニーズが高まる価値を捉え、観光以外に「伊豆の価値」を見いだす必要があることを、この地価から感じました。

一方個人的には、地価は一つの指標である事は間違いありませんが、長い目で見る事が必要であって、
その時々の地価の状況について、一喜一憂する事ではないとも思います。





◎3月25日フェイスブック掲載の法人会コラム


昨日は、突然の訃報にびっくりしました。
柔道金メダリストで「平成の三四郎」と呼ばれた古賀稔彦さんが急逝されました。
古賀さんは2017年に南伊豆町に移住。移住されて間もなくだったとは思いますが、
三島信用金庫さんから講演会の相談があり、当法人会が協力するという形で古賀稔彦さんの講演会が開催されました。
移住されたタイミングでしたので、タイムリーではありましたが、
スポーツを極めた方がどのような内容の話をどんな形で話されるのだろう…と本当に興味津々で話を伺いました。

己に厳しく、他人にも厳しく…と、勝手に想像していましたが、
いやいや、本当にユーモアたっぷり、シンプルに心に力強く届くメッセージの数々…
大変な苦労と壁を乗り越えてこられた方だと思いますが、笑顔がとても自然で素敵な方でした。
「いつもその辺で買い物してますから、気軽に声かけて下さいね」ともおっしゃり、
本当に住民とも自然に溶け込んで、声をかけると、笑顔で積極的に返してくれる人でした。
太陽のような人とは、こういう人か…と思わせてくれる人でした。

伊豆にとっても、大きな背中を見せてくれる方だったと思います。
早すぎます…本当に早すぎます…心よりご冥福をお祈り申し上げます。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

古賀稔彦さんのご冥福を、お祈り申し上げます。
ご親族様にお悔やみを、申し上げます。


◎3月26日フェイスブック掲載の法人会コラム


昨日から、福島県を皮切りに聖火リレーがスタートしました。
沿道に詰めかける人々の映像を追って「密にならなければ…」との切り口の報道が朝から流れています。
芸能人の聖火ランナーには「辞退の選択肢がなかったのか…」などの質問がされ、報道側の姿勢にも疑問を感じるところがあります。
「密」とは言え、野外でマスク着用、声援を控えるなどの感染防止対策を講じていれば、過剰に恐れる事はなく、
それを言えば、よっぽど首都圏の繁華街の方が「密」であると思うのですが…。
とにもかくにも、東京五輪・パラリンピックに向けてスタートを切ったわけですから、
逆にコロナ禍のルール徹底をするチャンスと捉え、ポジティブ思考で様々なアイディアを出し合う時かと思います。

さて、41日から、商品やサービスの値段について、消費税を含めた税込み価格で示す「総額表示」が義務化されます。
消費者にとっては支払金額が統一されて分かりやすくなりますが、提供側にとっては表示変更の手間もかかり、
この義務化に合わせ、価格見直しなどの事も各社検討されているようです。

消費税が導入されたのは1989年、平成元年の年でした。私も、東京の会計事務所に勤務していたので導入当時の事はよく覚えています。
あれから30年以上…当初3%であった消費税は5%、8%、10%へと引き上げられました。
3%当時は、100円に3円といった感じで、まだ少ない感覚でしたが、10%にもなると、
買う側も考えて買い物をしないと「お金が足りない…」なんて事も増えてきます。
そういう意味では総額表示はありがたいと思いますが、価格の中に税金が埋もれてしまう事も違うと思うので
(うち消費税
〇〇円)などの表示はあった方が良いかな…と、個人的には思います。
義務化と言っても、総額表示の罰則は消費税法では定められていないようですが、
いずれにしても、総額表示が当たり前になってくれば、売り手側も消費者に誤解を招くような表示は出来なくなります。
令和5年101日からは、インボイス制度が導入されますし、消費税については何かと現場に負担がいく事が多いですね。

4月1日からの価格表示に注目していきたいと思います。




◎3月27日フェイスブック掲載の法人会コラム


今週末、明日は雨になるようですが、今日は何とか天気になりそうです。桜もそろそろ見頃を迎えそうな感じですね。
今朝の伊豆新聞には、熱川温泉観光協会が地元高校の被服食物部に依頼して、焼プリンの「ヘラヘラ餅のブリュレ」を考案、
イベントで無料提供するという記事が掲載されています。
郷土料理のヘラヘラ餅を使い、プリンを蒸すのに熱川温泉水、地元産の卵を使い、ワニをかたどったメレンゲ菓子も乗せています。
これは、熱川バナナワニ園からのイメージでしょう。

多分、製作の過程で、熱川温泉のイメージ、郷土料理のこと、様々な角度で故郷の事を高校生なりに話し合ったと思います。
これが本当に大切な事で、田舎の子供達はかなりの割合で高校卒業すると故郷を離れます。
自分が生まれ育った土地の事を考える機会は本当に貴重です。

今回は観光協会が依頼して実現したようですが、もっともっと、こうした機会を増やすべきだと思います。
そんな理屈は抜きにして、これ、是非食べてみたいですね〜商品化してもらいたいです。
自分たちが考えた商品が新たな郷土料理となれば、関わった生徒さんからすれば、どこにいても自慢になる事間違いなしです(^-^)





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

"こだわり"はとても大切だと思います。
食べものは観光をイメージする大切な要素です。
食べものの背景が見える(知る)ことにより観光地の理解を深めることにもつながると思います。
いつか地元で提供されると良いですね。


◎3月28日フェイスブック掲載の法人会コラム


今日は太平洋側を中心に局地的に激しい雨も…という予報が出ています。折角咲き始めた桜が散ってしまわないかと少し心配です。
さて、今朝の伊豆新聞の一面には、サフィール踊り子号の降車客を歓迎し、芸妓5人が舞いで迎える様子が掲載されています。
昔は「黙っていてもお客は来る…」というような時代がありました。
その後、世の中の移り変わりと共に、観光客は激減…受け入れだけを考えていた事業者は「昔は良かった…」と過去を懐かしみ、
凋落する中、商売を閉じたり、外資に買い叩かれたり…人口減少にも歯止めがかからず、今回のコロナ禍が更に追い討ちをかけました。

当たり前ですが、もう、待っているだけの姿勢では産業の維持、地域の維持は出来ません。
こうして呼びかけ、乗り出していく事が必要です。芸妓の世界も、今は文化保存の位置づけになりつつあります。
やはり、待っているだけでは維持する事が出来ません。

左側の記事にありますが、昨日はちょうど、かつて「唐人お吉」ブームで下田の観光を大いに盛り上げたお吉さんを偲ぶ「お吉祭り」が
縮小規模で開催されました。

十数年前、私は法人会の取材で、菩提寺である宝福寺さんを訪れ取材をさせてもらったご縁で、お寺のご住職と「伊豆龍馬会」を発足し、
お吉さんの事を色々と伺う機会を得ました。地元にいても「下田の恩人」とも言われる、この女性の事をあまり知りませんでした。
ご住職から様々な伝承秘話を伺い、不幸なだけの女性ではなかったんだ…という思いから、新たな視点での物語本を出版させてもらった事もあり、
思い入れは強いのですが、一方、このままだと歴史に埋もれてしまうのでは…との危機感も持っています。

しかし、彼女の生き方の中に、今の社会に繋がる教えがたくさんあると思ってますので、若い世代にも伝えていきたいと考えています。
いずれにしても、待っているだけではだめです。どう伝え、どう継承していくのか…
観光も芸妓文化も、お吉さんも、積極的に動いていくべき時です。





◎3月29日フェイスブック掲載の法人会コラム


昨日は荒天…との予報でしたが、思ったほどではなかったため、松崎町の桜並木を見にドライブをしました。
濃いピンク色で長く楽しめる河津桜もいいですが、儚げな色あいで、ぱっと咲いて潔く散る桜の花も私は大好きです。
桜並木沿いにはウオーキングを楽しむ大勢の方々の姿も見えました。

そんな松崎町の様子と、干潮時に三四郎島と陸を結ぶ「海の道」が現れる「トンボロ現象」で知られる、
お隣町、西伊豆町の「堂ヶ島トンボロ開き2021」が開催された記事が伊豆新聞に掲載されていました。
トンボロ現象によって、幅30m、長さ250mの道が現れるわけですから、正に海が割れて…という壮大な感じがします。
同時に行われた海岸清掃では、ペットボトルなど30袋分のゴミ袋が集められたようですので、
磯遊びを楽しんで頂く一方、自然の事を考えて頂くよい機会になったことと思います。

また、ここには記載がありませんが、静岡新聞には、三四郎島が人気アニメ「ゆるキャン△」の舞台になったことから、
キャラクターの等身大パネルも設置されたようです。聖地巡礼で訪れた人もいたのではないでしょうか。

三四郎島と言えば、平安時代の頃から伝わる悲恋の伝説が残っています。
源氏の流れをくむ三四郎と言う若武者がこの島に隠れていて、
その若者を支援する豪族の娘、小雪が身の回りの世話をするため道が出来る干潮時に通っているうちに2人は恋に落ちました。
そんな折、三四郎との別れに繋がる戦の知らせが来ます。小雪は、夜も明けきらぬうちに家を飛び出し、
干潮まで待てずに瀨浜を走り、波にさらわれて命を落としてしまった…という言い伝えです。
そんな事を思い浮かべながら、この海の道を渡ると、また違った風情が感じられるかもしれません。

真っすぐに三四郎島に向かって開く海の道のように、早くコロナが収束し、安心安全で、
見晴らしのいい世の中になってくれる事をこの写真を見て願いました。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

堂ヶ島トンボロ開き2021 にぎやかに開催できましたー

久々にホテルも満館、駐車場満車、コンビニから商品が消える現象がおきたようです。


◎3月30日フェイスブック掲載の法人会コラム


昨日から、初夏を思わせるような暖かな陽気になって参りました。
今朝の静岡新聞の「キーパーソン最前線」に、県ホテル旅館生活衛生同業組合の理事長を務める加藤昌利氏のインタビューが掲載されていました。
加藤昌利氏は、東も西も銀水荘で知られる大型の老舗旅館(ホテル)を東伊豆町と西伊豆町で経営するホテル銀水荘の会長。
サービス部門で全国1位にも何度も輝いた事のある名旅館です。
加藤昌利氏には、法人会の副会長も務めて頂きましたが、先代の加藤博康氏には会長を長年務めて頂き、
現社長の加藤晃太氏にも模擬面接会の面接官、経営講座の講師などをお願いしていますので、
3代に亘ってお世話になっています。
私が法人会でお世話になっているのも、先代が会長を務めて頂いた時代に商工会議所から引っ張って頂いた経緯があります。
当時、若造だった私には雲の上の人でしたが、銀水荘のサービスに象徴されるように、威厳の中に、本当に細やかな気配りが出来る方で、
私のような者にも丁重な言葉遣い、そしてホテルに打ち合わせに伺った折には、玄関先まで送りに出て頂いて、
車が見えなくなるまでの一礼をかかさず、この人のお役に立てる人間になりたい…との思いが、自分を少なからず成長させてもらったと思います。

あれから、30年近くが経ち、リーマンショック、震災、団体から個人へとの観光ニーズが変わった事などから、
客室が多く、団体旅行客が多かった時代に宴会場などを拡張してきた宿泊施設は、本当に苦しい経営が続いてきました。
地元で根を張って経営してきた旅館、ホテルが次々と廃業、グループ企業への売却などが相次ぎ、
昔ながらの経営者が頑張っているところは本当に少なくなりました。
それは、ある意味、地元事業者との繋がりも失うことでもあります。
そんな中、その象徴のような存在のホテル銀水荘さんが、踏ん張って経営を継続されている事は地域にとっての一つの希望だと思っています。

記事のインタビューの中でも、理事長のお立場から、小規模旅館、大規模旅館、ビジネスホテルにまで言及し、大局的に分析、対応を語られています。
これからも、模範となるべき経営者としての背中を見せ続けてもらいたいと思います。





◎3月31日フェイスブック掲載の法人会コラム


今日は年度末の月末、何かバタバタとする雰囲気を感じながら、これを書いています。
本年度はコロナ、コロナの1年になってしまいました。
去年の今頃は、来年の今頃は落ち着いているだろう…などと思っていました。
来年度には、アフターコロナに向けたはっきりとした道筋が見えて来る事を祈りながら、
少しでも事業者や地域に寄り添える活動が出来る事を模索して参ります。

さて、今朝の伊豆新聞に、SNSを通じて下田市内の風景などの写真を投稿し続けている「下田写真部」の紹介と、
もう1つ、その写真部のメンバーでもある、下田で「勝五郎」という温泉民宿を営みながら、
イラストレーターとしても活動する土屋尊司さんの紹介記事が掲載されていました。
下田写真部の投稿はいつも拝見させてもらっていますが、違った方が交互に投稿されていますので、
様々な視点から町の良さを再発見するいい機会とさせて頂いています。
イラストレーターの土屋尊司さんは、2年前、法人会会報の取材でもお話を伺いました。
下田出身で、商業施設などの空間デザインを手掛ける一部上場企業でご活躍されていましたが、
実家で廃業していた「勝五郎」を再生、開業する決意のもとにご夫婦で帰郷。
独自の感性で「勝五郎」をリニューアルオープンしました。
コロナ禍では相当の御苦労があったことと思います。
この土屋さんが、得意としているのが手書きのスケッチ、イラスト。

とても丁寧で温かみのあるイラストは、地元の団体、事業所からも依頼を受け、今では立派な副業になっています。
ここで紹介されているポストカードやシールなどは「下田ブランド」にも認定され、是非手に取って頂きたい商品です。

写真にしてもイラストにしても、表現する事に長けている人を見ると、無芸大食の私としては本当に羨ましい限りです(^^;

下田写真部のフェイスブックページ
https://www.facebook.com/shimoda.photo/

土屋尊司さんフェイスブックページ
https://ja-jp.facebook.com/takashi.tsuchiya.773




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

岐阜県だと下田(伊豆半島)の情報がほとんど出てきません。
河津桜のような有名どころの情報は中止などのマイナス情報です。
このような情報提供はいいですね。

ご紹介ありがとうございます!!会報誌の取材からもう2年も経つんですね…。
少しずつですがマイペースで進めてますので、今後ともよろしくお願いいたします!