「ウィズ・コロナ掲示板」(2021年4月~6月)
当地伊豆では夏本番を控え、海水浴場の開設を発表しています。
コロナ下において経済の歩みも止めないためには「ウィズコロナ」の精神のもと、
受け入れ側も受け入れる側もコロナ対策を心がけた行動が求められます。
法人会では、本掲示板を通じて、今後ともその点を訴えかけていきたいと思います。
◎4月1日フェイスブック掲載の法人会コラム
今日から4月…新年度がスタートしました。緊急事態宣言解除後、ジワジワと感染者数が伸び、
大阪では、東京を上回る599人の感染者が記録されました。
政府は、緊急事態宣言に準じた対策を可能とする「まん延防止等重点措置」(略して「まん防」、マンボウは気分悪いかもしれませんね…)
を適用する方針を固めたようです。
強調して報道されているのは、飲食店などに時短の要請、命令が可能で、命令違反に20万円以下の過料(緊急事態宣言下では30万円以下)
が課されるという部分。
補償より命令違反の過料が強調されていますので、飲食店にとっては戸惑いの方が大きいのではないでしょうか。
相変わらず、命令を出す側の官僚でさえ、深夜に及ぶ飲食の不祥事が出る中、
どこまで、この「命令」の効力があるのかは疑問符ですが、自らの命も含め、国民1人1人の命を守るための感染防止対策なので、
誰かに言われたから…ではなく、それぞれが心がけるしかありません。
さて、今朝の伊豆新聞には、新年度のスタートに相応しく、一面に松崎町の見事な桜並木が掲載されています。
一瞬、コロナを忘れさせるような春の風景です。
自然は、人の苦悩などお構いなしに時を刻んでいきます。所詮、人の営みなど、自然の中の一部でしかなく、
温暖化や環境問題、今回のコロナ騒動も、地球の営みから見れば人間社会における自業自得…
私たち自身が解決していかなければなりません。
しかし、こうして、いつも変わらずに癒しと恵みを与えてくれる自然には、感謝しなくてはいけません。
◎4月2日フェイスブック掲載の法人会コラム
昨日、感染が広がる、大阪、兵庫、宮城において「まん延防止等重点措置」の適用が決まったとの報道がありました。
罰則だけでなく、店舗への協力金も、その規模に応じて最大20万円が支給される事も発表されました。
さて、そんな中、昨日から消費税の総額表示が義務付けられました。
対応する店舗では表示変更に大変な思いがあった事と思います。
消費者にとっては支払額が分かりやすい、売り手側からすると「割高感が…」という事で、記事の写真にあるような表示に…。
「参考税込価格」として本当に小さな文字で書かれています。お年寄りの方は、きっと見えないでしょうね。
義務付けられた…という事ですが、これ、店舗の思惑によって総額表示が大きく書かれているところもあるでしょうし、このように逆もしかり…。
かえって分かりにくくなってしまってはいないだろうか…という疑問がこの記事写真を見て思うところです。
まだまだ、消費税を価格として捉える文化は日本にはないようです。
個人的には総額表示を大きく、その下に「内消費税〇〇円」という統一形式でいいような気もしますが、
民間に表示方式を選択する形だと、結果として消費者は混乱してしまうような気がしますが、皆さんはどう思われますか。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
現場は、大変な思いと、大変な作業なのですよ。
◎4月3日フェイスブック掲載の法人会コラム
昨日は、若大将シリーズや「北の国から」で活躍された俳優の田中邦衛さんが亡くなられたという報道がありました。
「北の国から」を好きで見ていた世代としては本当に寂しいニュースでした。
先日の古賀稔彦さんも、志村けんさんが亡くなられた時もそうでしたが、
一時代を築いた方の訃報に接すると何とも言えない寂しさが込み上げてきます。
さて、税の団体らしく、昨日の消費税に続き、今日も税に関わる記事を取り上げさせて頂きます。
今朝の記事にあったのは「印紙税」。同じ効力をもっているにも関わらず、紙の契約には印紙税が課され、電子契約は非課税となっている問題です。
これは随分前から指摘されてきましたが、世の中は「脱はんこ」の流れ…キャッシュレスも加速しつつあり、紙文化はどんどんと失われつつあります。
この非公正を是正するため電子契約に印紙税…の議論があるようですが、やはり、時代にそぐわない税でないか…と個人的には思います。
ただ、印紙税収は年間で3,500億円…代替財源は必要になってきます。この件で思い起こしたのは、消費税導入時に議論された「売上税」。
単純に売上に税率をかけるというもの。課税売上の消費税から課税仕入の消費税を引いて納める消費税は、
導入された当時に比べると年々複雑になっています。
売上形態によって課税、非課税の他、軽減税率されるものも登場し、インボイス導入も目の前で、その度に、現場への負担も増すばかりです。
売上税は、一見乱暴なやり方に見えるかもしれませんが、単純明快で確定申告欄に一枠設けるだけで計算でき、
現場のストレスはほとんど無くなります。
話は変わりますが、昨日、個人的な事で役所に各種手続きに行って来ました。驚くほどたくさんの書類を書き、何度か往復しました。
これだけ利便性が向上した世の中になっているのに、お役所の関係書類は相変わらず複雑で手間がかかるな…と思いました。
一度作られた制度は、抜本的に改正される事はあまりなく、改正、改正を重ねる中、より複雑化していく流れが多くあります。
よりシンプルに、より分かりやすくあってもいいかな…と。消費税から売上税…どうですか?
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
消費税は、あくまでも個人への課税。法人(みなし法人も)は、預かっている税を納付するだけで、非課税。
売上税は、法人に対する課税。一部上場企業は、こぞって反対するでしょうね。
私は、消費税廃止、売上税新設に大賛成ですが。
◎4月4日フェイスブック掲載の法人会コラム
昨日は、お出かけ日よりでしたので、東海岸を大室高原、伊東方面に車を走らせました。首都圏からの車の多さが際立ってましたね。
今朝の伊豆新聞の一面に、南伊豆町の石廊崎、石室(いろう)神社の「石室権現祭」が開催された模様が記事になっています。
石廊崎の突端まで行った事のある人は、必ずこの神社の前を通りますので「こんな場所に!」と思われた事と思いますが、
本当に断崖絶壁の場所をくり貫いたような所にあり「伊豆の七不思議」の一つとされています。
701年の建立と歴史も古いですね。帆掛け船での海上交通が主要だった時代、この石廊崎沖は海の難所でありました。
海上の安全を願って、こういう場所に社殿を建築した当時の方々の願いが感じられる場所です。
南伊豆町の石廊崎は、観光が大いに盛り上がっている時代、この場所に「石廊崎ジャングルパーク」があり、多くの人で賑わっていました。
しかし、営業休止になったからは、施設自体が廃墟となり、2年前に町が「石廊崎オーシャンパーク」をオープンするまで、
長く南伊豆町でも対応に苦慮してきた経緯があります。
南伊豆町は昔から「伊豆は南に行くほど素晴らしい!」と訴えてきました。本当にその通りで、今は秘境として注目されているヒリゾ浜しかりですが、
南伊豆の海岸線をドライブするだけでも、壮大な景観に気持ちが解放されるような思いがします。
海上交通の安全を願った大漁旗が、私には、人々の来訪を願う大漁旗に見えます。
今日も10時からは夏ミカン、豚汁の振る舞いがあるようですが、是非、訪れてみて下さい。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
今日の投稿に賀茂地域とありました。
京都の上賀茂神社、下鴨神社に繋がる賀茂氏と石室神社も時期的に関連があるのでしょうか。
◎4月5日フェイスブック掲載の法人会コラム
昨日は、スポーツ界での嬉しいニュースがいくつかありました。特に感動したのは、水泳の池江璃花子選手が日本選手権のバタフライで優勝し、
東京五輪代表に内定したというニュース。
「努力は報われる…」彼女がインタビューで発した言葉は、スポーツだけに留まらず、全ての人に勇気を与えるものだと思いました。
また、本当につい先日にお亡くなりになった古賀稔彦さんの次男の玄暉選手が、偉大な父の急逝を乗り越え、
日本選手権で初優勝し親子での優勝を果たしたというニュースにも感動しました。
オリンピック開催については、まだまだ意見が分かれるところではありますが、
その事とは別に、スポーツが私たちに与えてくれる勇気、元気のようなものを改めて実感しました。
さて、コロナ禍に苦しむ事業者にとって、元気、勇気に繋がるきっかけとなりそうなのが、この記事にある「事業再構築補助金」です。
対象は、中小企業、中堅企業、個人事業主、企業組合等で、申請前の直近6ヶ月間のうち、任意の3ヶ月の合計売上高が、
コロナ以前の同3ヶ月の合計売上高と比較して10%以上減少している事の要件が1つで、
事業再構築のため新分野開拓、業態転換、事業、業種転換等を行う事が条件。
もちろん、事業計画の策定等、様々なクリアしなければいけない条件はあるものの、3分の2が補助金として拠出され、
補助額枠が最大1億円となれば、これは企業としても当然、見逃せない補助金です。
ここ最近、この補助金を利用して事業の再構築を図りたい…との内容の話を、数人の経営者の方から伺う機会がありました。
どの経営者の方も事業意欲に優れ、前向きに経営と向き合っている方々ばかりです。
補助金と言っても、事業転換を前提とし、補助率も100%ではないので、企業側も当然リスクを伴います。
もらえる補助金があるなら…と軽い気持ちでチャレンジできるものではありません。
ただ、こうした補助金は奥に入れば入るほど条件が積み重なってきます。
事業意欲もプランも十分であるのに頓挫してしまうケースも少なくありません。
形で表しにくいだけに難しい事は承知の上ですが、その経営者が描くプランの将来性、
事業意欲も審査の過程に入れて頂けたらな…と思ったりします。
また、こうした補助金について、高額な謝礼を要求する悪質な業者もいるようですので、当たり前ですが、
まずは、自らがその内容について勉強する必要がありますね。
経済産業省の「事業再構築補助金」のページ
https://www.meti.go.jp/covid-19/jigyo_saikoutiku/index.html
◎4月6日フェイスブック掲載の法人会コラム
昨日、脚本家の橋田寿賀子さんがお亡くなりになりました。
当法人会でもお知り合いの伝手で平成3年に講演会をお願いしました。
橋田さんと言えば「渡る世間は鬼ばかり」が有名ですが、そのドラマにも出演され、
数年前に亡くなられた京唄子さんにも講演をお願いした事があり、お二人のサインが事務所に並んでいます。
熱海市在住との事で、出張の際、何度か熱海駅で橋田さんをお見かけした事がありますが、
お供の方も連れず、小柄ですが威厳に満ちた立ち姿が思い起こされます。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
さて、今朝の伊豆新聞の一面には、県賀茂地域局が賀茂地区で活躍する人材を紹介する動画が製作され、
ユーチューブで配信されている記事が掲載されています。
今回紹介されている賀茂のカリスマ10人には、先日、元気塾で講師をお願いした松本潤一郎氏の他、
当会で講演を頼んだ方が3名いらっしゃいます。
法人会では以前、外部講師をお願いする事が多かったのですが、ここ10年くらいは、地元で活動する方にお願いする機会が増えてきました。
会報も地元の方を紹介する記事を増やす中、地元で輝く活動をしている魅力ある人々を通じて、
地域の再発見や、より地域の事を好きなる機会が増え、やはり「人」なんだな…と思う事が多くなりました。
人によって輝ける地域であるという事も、地域の可能性の一つであります。
賀茂のカリスマ第2弾~賀茂地区で輝くカリスマ~
https://www.pref.shizuoka.jp/soumu/so-430a/livekamosuma.html
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
御冥福をお祈り申し上げます。
◎4月7日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝は、両親に手を引かれた、ピカピカのランドセルを背負った子供たちの姿を見かけました。
桜の見ごろは少し過ぎましたが、今日は、小学校の入学式が行われるようです。お母さんがビシッと正装であるのに対し、お父さんは普段着…
もしかして、コロナの関係もあって入学式にも参加の規制があるのかな…と思いました。
いずれにしても、子供達には、早く伸び伸びと生活できるようになってほしいですね。
昨日、テレビの県内ニュースでも取り上げられ印象に残っていましたが、今朝の新聞にも掲載されていましたので、今日はこの記事を…
静岡市のフラワー雑貨店「ココロハナ」が、生花店を巡って押し花などで彩られたフラワーアートを集める「御花印帳」を製作し、
県内各地を巡り、店オリジナルの「御花印」を集めることで、花に興味を持ってもらうことやお店を知ってもらう事が狙い。
発想は、正にお寺周りをする際の「御朱印帳」と同じ。
このコロナ禍のイベント自粛、飲食店の休業などでお花の需要は低迷…何とか、生花店に足を運んでもらいたい…との思いが伝わります。
声掛けで、静岡、焼津、三島市など23店舗が参加。県外でも、こちらのオーナーの知り合いが営む熊本県の1店舗が参加しているといいます。
御花印は、押し花などを利用した、店オリジナルの「フラワーアート」。見ているだけでもウキウキするような楽しさが感じられます。
伊豆半島のお花屋さんも、こちらの企画に参加して頂ければ、「御花印帳」を片手に旅行に訪れてくれるお客さんが来てくれるかもしれません。
文化、風習は人が作り出していくものです。この「御花印帳」が一つの文化として定着しても面白いかな…と個人的には思います。
商売が大変な時代、本来は互いにライバルであるはずですが、こんな時だからこそ、
同業者が力を合わせて、みんなで乗り越えよう!という姿勢にも好感が持てました。
◎4月8日フェイスブック掲載の法人会コラム
今週末は久しぶりに土日共に晴れるようですね。
さて、昨日は、1回目の緊急事態宣言からちょうど1年でした。
町から人が消え、これからどうなって…という言い知れない不安を誰もが抱いたあの時から1年…。
今我慢をして感染を抑え込みさえすれば…と思っていましたが、まさか、1年後にこのような状況になっているとは予想していませんでした。
左側に、ここ1年の感染者数を表すグラフが掲載されていますが、1回目の緊急事態宣言時の山が、
その後の状況を見ると、まだまだ小さいものだった事が分かります。
徹底した自粛生活の甲斐もあって、感染者数を94.2%減少させ、ほぼ抑え込んだ上で解除されています。
その後、GoToトラベル事業が始まり、第2波、第3波とその波が大きくなり、第3波が解除された時は85.3%の減少を果たせたとは言え、
そもそもの山が大きいので、解除時の感染者数は第1波のピーク時とほぼ同じです。
理論的にも、これでは、第4波を避けられる事は出来ません。
後は、ここ1年で学んだ感染症予防対策の徹底と、国民の意識によって、如何にその波を小さく出来るか…という事にかかってきます。
◎4月9日フェイスブック掲載の法人会コラム
1年前の今日、この掲示板を始めました。
今日は新聞記事のコラムをお休みさせて頂いて、この掲示板を始めた時の思いを記させて頂きます。
1回目の緊急事態宣言が発令されて2日目、法人会で予定されていた会議、行事の全てが中止となりました。
町は静まり返り、この後、コロナがどうなっていくのか…誰とも気持ちを語り合い、分かち合う機会もなく、ただただ不安だけがつのっていました。
そんな時、西伊豆町のスピード感ある対応の記事が目に留まりました。この伊豆の片田舎の小さな町が、国が右往左往している状況の中、
全国に先駆けて観光施設への休業要請、それに伴う補償を打ち出し、来町を1ヶ月間遠慮して下さい…との発信をしたのです。
これは1人でも多くの方に知って頂きたい!本当に純粋なそんな思いから「シェアして下さい!」とフェイスブックの記事に上げさせて頂きました。
当時、法人会のフォロワーは400人程度でしたので、小さな、小さな投げかけに過ぎないと思いましたが、
気が付けば閲覧数が10万人、「いいね」も1,100を超える数の広がりがありました。
当法人会の管轄でもある下田市、賀茂郡下の市町を合わせても6万人台の人口しかありませんので、本当に予想外の事でした。
その時に感じた事は、コロナで不安な思いをされている方が本当に多い事、この不安な気持ちに休みなんてない…と、
毎日更新を誓い、休みなく更新する事を始めました。
アフターコロナの時まで…と始めた当時は、正直、ここまで長引くとは思っていませんでした。
毎日更新のプレッシャーもありましたし、今日は取り上げる記事がないな…と悩むことも少なくありません。
ただ、新聞記事と掲示板と向き合う時間は、皆さんと向き合っている実感もあり、私にとっては貴重なものとなりました。
「団体の看板で個人的な事をやるな、やるなら個人でやれ」と言われた事もあります。
個人的な思いが突っ走り、思慮に欠けた部分もあったかもしれません。
しかし、やはり団体であれ企業であれ、それは「人」が成す事であり、そこにいる人の思いが反映され、力になると考えた時、
私が30年近く企業経営者の方々と交わった思い、経験は、必ず団体の運営にも影響してきます。
ですので、今後も、アフターコロナのその時まで、この掲示板は継続して参りたいと思います。
同時に、1日も早く、この看板を下ろせる日が来ることを願っています。
◎4月10日フェイスブック掲載の法人会コラム
今週末は天気に恵まれそうです。昨年に引き続きゴールデンウィークを前に緊張感、警戒感が高まっています。
さて、今朝の新聞に東急系列のホテルが60泊36万円のプランの発売を始めたとの記事が掲載されています。
1泊に換算すると6,000円。ゴールデンウィーク中の利用も可能となっていますので、本当に異例なプランです。
2日前に地元の東急ホテルの総支配人さんが「相談があります」と事務所を訪れました。
経営者の方々を繋ぐ事業への協力依頼でしたので、快く引き受けました。
東急系列さんは、最近、ホテルなど関連企業だけでなく、地域と共に良くなっていこう…という取り組みを積極的になさっています。
「ホテルだけ良くなってもだめなんです。地域も一緒に良くなっていかなければ…」と支配人さんも話されていました。
その時に宿泊業の状況も詳しくお聞きしましたが、この記事にも東急系列のホテルも3割程度に落ち込んでいる…とありますが、
正にそのような状況であるようです。
最近は少し客足が増えたような雰囲気を感じていましたが、GoToキャンペーンが止まってから客層は二分化、
高額料金の露天風呂付きの部屋は次々と埋まり、一方、低料金を売りにするホテルの稼働率も上昇。
中間層を対象としたホテルが苦戦を強いられているようです。
このプランの狙いとして、休暇を楽しみながら仕事をする「ワーケーション」需要、時間に余裕がある高齢夫婦の利用を取り込みたい…
とありますが、宿泊業もお客さんを待っているだけではだめで、
世の中の動き、ニーズに合わせて提案型の宿泊プランを出していく時代になったのだな…と感じました。
◎4月11日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝の新聞で目に留まったのは、菊川市が飲食店の応援をする「エール飯」事業を始めたとの記事。
市役所の食堂などを売り場とし、市職員、一般市民に弁当を販売してもらう試み。市内8店舗が日替わりで参加。
写真は、参加店が提供する「きく茶深蒸し巻き鬼滅の刃」。
別の記事に、「毎月、熱海をお届けします」と熱海市の会社が12社に声かけし、
「熱海ボックス」と称して、厳選した季節の物産を届ける事業を開始したとありました。
巣籠もり需要に事業者さん同士が手を組んだ取り組みです。
コロナで苦境に立つ中、事業者の方は知恵を絞り、アクションを起こし、何とか乗り越えようと日々戦っておられます。
菊川市のように、公が目に見える形でそれを支援する事は、事業者にとっての力になる事でしょう。
負けない心で「鬼滅」を祈りましょう!
◎4月12日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝は早起きしてマスターズの中継を見ました。日本人初、アジア人としても初めての優勝を飾った松山秀樹プロ、
途中、少しドキッとする場面もありましたが、素晴らしい戦いでした。
先日の水泳の池江選手しかり、ここのところ、スポーツに力をもらう場面が多いですね。
さて、今日は朝刊がお休みですので、昨日の新聞から気になった記事をピックアップします。「生理の貧困」が社会問題化する中、
富士市が生理用品を無償配布するというもの。必要とする人が声に出さず意思表示できる「さくらカード」を窓口に提示すると、
女性職員が対応する工夫がされています。
配布窓口が、女性職員が多い階に設定されているという気遣いもいいですね。
この問題は、男性には想像もつかないデリケートな問題です。
無償配布を決めただけでなく、配布方法についても心配りが見える富士市の取り組みは見習う点があると思います。
また、この配布をきっかけに困窮などの支援に繋げたいという点も、そこで問題を終わらせない姿勢を感じますね。
富士市は今までも、世の中の問題提起に敏感に反応し、素早い対応をしてきましたので、このコラムでも何度か取り上げさせてもらいました。
様々な見方があるかもしれませんが、行政においての、このスピード感と気遣いを他の行政も見習ってほしいと思います。
◎4月13日フェイスブック掲載の法人会コラム
昨日は、静岡市に1時間半の会議のため出張に出かけました。電車は人が少ないかと思いきや、
下田駅には年配の旅行客の方をたくさん見かけました。
さて、今朝の伊豆新聞には、下田市で、65歳以上の高齢者の方を対象としたワクチン接種の電話予約が始まり、
電話が殺到した結果、電話がつながりにくい状況となり、市役所に苦情の電話が殺到した…との記事がありました。
今年で80歳になる私の妻の母親も、昨日は1日電話をかけ続けたようですが繋がらず、疲れ果てていました。
下田市、賀茂郡下における65歳以上の割合は40%以上、西伊豆町などは50%近く、大袈裟に言えば2人に1人は高齢者となる地域です。
高齢者の方々の朝は早く、一番に考える事は「健康」。
病院に朝一に並ぶ高齢者の方々を見ると、午後に来た方が…と思いますが、思った事を出来るだけ早く、真っ先に…という思考が働くようです。
ですので、色々と現場で苦労されている職員さんには申し訳ないですが、予想出来なかったのかな…と率直に感じてしまいます。
例えば、年齢の高い順に区切って受付日を設けるとか、予約を地域ごとに割り当てるとか…外野で言う事は簡単ですけどね。
こうした混乱が、「ワクチンが無いのかもしれない…」という不安を増幅させ、新たな混乱を招かないよう、
今後、行政としては広報をしていく必要があると思います。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
-下田駅には年配の旅行客の方をたくさん見かけました。-
暖かくなり年配の方たちのお元気な行動に驚くことがあります。
大勢のバイクツーリング、何台かのクルマに分乗したドライブ、喫茶店では大勢の会話、電車内での会話など。
集団になるとコロナを忘れてマスクをしなくなるようです。
個人の時には分別ある大人が、集団になると感染対策を忘れたり、旅の恥は掻き捨てになっているようです。
むしろ批判を受ける若い人たちが団体行動を自粛しているようです。
厚生労働省の職員の飲食からクラスターが発生したように大人数での行動や飲食は感染リスクが高いです。
多分ですが、郡下各市町、一回目のワクチン配分は、10人分程度。次の入荷見込み不明。
夏の終わり頃までには、入荷完了するかも知れないが政府の発表。
それでも4月12日に高齢者ワクチン接種を開始せよ。の国よりの指示。
地方行政には、なすすべが無かったって事でしょうね。
何が何でも4月12日に高齢者へのワクチン接種を開始した実績を作りたかった政府に、全ての人が振り回されている。
第一段階の、医療従事者へのワクチン接種が、50%かそこらで、ワクチン接種を望む医療従事者全てにすらもワクチン接種が、
ワクチン不足で出来ないでいる。
必要なワクチンを入手出来ないのにも関わらず、第二段階の高齢者ワクチン接種を強行した政策が非難されるべきでしょうね。
◎4月14日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝は「週休3日普及へ議論」との見出しの記事に目が留まりました。
政府が、希望に応じて週休3日を選べる「選択制週休3日制」の普及に向けた議論を始めたとのこと。
私が東京で就職した頃には、まだ週休2日でさえありませんでした。
週に1日の休みを本当に楽しみに働いていた当時の事を覚えています。
それこそ、はるか昔の丁稚奉公の時代には、休みは盆と正月ぐらい…勤勉、勤労な日本人の気質はこの頃に養われたのだと思います。
今のようなインフラも水道をひねれば水が出て、電気で全て賄われるような時代ではありませんでしたので
「働かざる者食うべからず」という言葉通りの生活が普通でした。
その日本人の気質が、戦後の焼け野原から奇跡的な経済成長を成し遂げ、資源などない小さな島国が世界第2位の経済大国にまで登りつめ、
バブル期には「24時間戦えますか」などのコピーまで登場しました。
あれから平成の世を挟んで30年…世の中の仕組みは様変わりしました。昔はテレワークなど考えられなかったでしょうし、
単純作業はどんどんAI、ロボットに移行しつつあります。
週休3日…この響きに単純に喜んでいる方はどれぐらいいらっしゃるでしょう。与えられた休日は副業の時間に、
スキル向上のために大学院進学…そんな環境、スキルを持った方がどれぐらいいらっしゃるでしょう。
田舎においては、その選択肢も大きく狭まります。
現在においても、導入できる企業は既に導入をしています。
しかし、政府主導で普及させる必要があるのかどうかについては疑問を覚えます。
週休3日を基本とした労働基準法などの改正が行われ、世のスタンダードになれば、苦労するのは中小企業。
そして、休日に見合った給料にされた従業員で副業も出来ない方は単に収入が減る事になり、
格差は更に生まれてしまうのでは…と心配になってしまいます。
日本人が世界を相手に競争してきた勤勉さが、年々骨抜きになっていくような気がするのは、私がやはり古いからなのでしょうか。
今の社会は「人」に何を求めるのでしょう。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
週休3日制よりも、有休を入社と同時取得とか、有休とは別に子供や自分の病気休暇が年間何日かある方がいいな。
週休3日制だと子供達の授業時間の確保はどうなるんでしょう。
週休三日は理解できませんね。
ましてや副業のためだったら「豊かな暮らし方」とは反対の方向かと。
週休三日でなく、一人一人の働き方や社会全体の働き方についての思想を変えていかないと意味がないわけで。
相変わらずの、労働者は有給が取れない、個人事業主は休みなしの状況を変えていかないとしょうがないかと思います。
効率化が進んで人を減らし、非正規雇用を増やし、働いている人の環境が悪くなってきている。
大企業の正規雇用の人だけが待遇改善。中小企業は経営に余裕がなく、
個人経営は青息吐息の中で週休三日なんてブラックユーモアとしか思えませんね。
◎4月15日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝の伊豆新聞には、5月の黒船祭が2年ぶりに開催される記事。
その下に地域のお祭りですが、「れんげ祭り」が中止となり、50匹の鯉のぼりだけは掲げた記事が写真と共に掲載されていました。
全国にコロナ感染が広がる中、人が集まるイベントをどうするか…という議論が様々なところでされています。
法人会の5月開催の総会についても、議論は様々…総会のみ、昼前に総会を済ませて昼食をテイクアウトで持ち帰って頂く、
アルコールを提供せず、ソーシャルディスタンスを十分にとり移動しないマスク昼食会、感染症対策に配慮しながらも従来通り懇親会も開催…。
経営者の団体である法人会の中では、経済も動かしてもらわないと…という意見も少なくありません。
先日聞いた他の法人会の取り組みの中で驚いたのは、懇親会開催をする希望が多かったので、
15分で判明する抗原検査のキットを購入し、全員に受けてもらってから懇親会を開いたというもの…50人分のキット代で18万円。
これを会が負担したというのです。流石にそこまでしての開催は当会では考えられません。
先行き不透明な時代…我慢、我慢…も限界があります。少しでも息抜きに、希望に繋がる何かを…と、
主催者側は知恵を絞り、決断を下さなくてはなりません。
祭りは中止でもせめてこいのぼりを…と、関係者の方は裏側で奔走されたと思います。
黒船祭も、「市民による市民のためのイベントで下田を元気にしたい」と言われている通り、
何を中止し、どの程度縮小するのかの検討に検討を重ねた結果、こうした開催形式になった事と思います。
催しに関わっている方々も、何が正解であるか分からないまま、本当に手探りで企画を進めていると思います。
全て中止に…という決断はシンプルで一番楽な形です。
開催に対しても様々なご意見があろうかと思います。しかし、責任を伴いながら、少しでも前に、
希望や活力に繋がる方向へと努力をされている裏方の方々の気持ちにも思いを寄せて頂けたらと思います。
◎4月16日フェイスブック掲載の法人会コラム
新型コロナウイルスの変異型が全国に拡大しつつあり、政治家の東京オリンピック・パラリンピックの中止もありうる…
との発言が世間をざわつかせています。
今朝は、伊豆新聞に掲載されていた2つの記事から、今後の高齢社会のあり方について考えました。
一つは、下田市の岩下地区に高齢者サロン「ほっこり笑顔の会」が誕生し、健康づくり、仲間づくりの場が出来たというもの。
県の最新のお達者度調査で、下田市の男性は最下位…という文面に驚きました。
もう一つは、会員制の演劇鑑賞集団「下田市民劇場」が、会員数の減少で存続が危ぶまれていたものの、
運営サークルのメンバーが一念発起して会員増加を果たし、存続に光が差したという記事。
記事にもありますが、この会においても会員の高齢化は一つの課題になっています。
最近は、少子高齢化に加え、核家族化も進み、一人暮らしのお年寄りが本当に多くなりました。
一方で、寿命は延び、人生100年と言われる時代に突入していますが、介護、医療の世話になるべくならないよう
「健康寿命」をどれだけ伸ばせるかは誰しもが望むところです。
病は気からと言いますが、やはり、「下田市民劇場」のように、共通の目的意識を持って、人と人が交わる事も大事ですし、
「ほっこり笑顔の会」のように、仲間と共に健康づくりに励むことも大事です。
もう一歩踏み出したところでは、ここでもご紹介させて頂いた、松崎町の「蔵ら」のように、高齢者の方々が、
共に出資し合ってまで事業を立ち上げ、町の観光名所になるような活動をされているケースもあります。
私の母方の祖母は100歳で亡くなりましたが、その日まで畑仕事に勤しみ、お風呂に入った後、好物だったチラシ寿司を食べ、
「ごちそうさま」と言った後に孫の肩に寄りかかって亡くなりました。
その2日前に部屋を大掃除すると言って、ほとんどのものを処分したので、汚れ物は、その日の洗濯物だけだったそうです。
「かくありたい…」と近所の方が何人か拝みにきたようです。
先月亡くなった私の母は、認知症もありたくさんの方々のお世話になりました。それは感謝でしかありませんが、
父母を亡くした今、やはり、老後の事、自らの死に様について、今まで以上に考えるようになりました。
歳をとると何かと面倒になってきがちです。しかし、人と人とが交わる中に、生きがいが生まれ、刺激が生まれ、
健康寿命に繋がっていくのであれば、こうした活動を活性化していく事の意味は大いにあると思います。
ピンピンころりを目指したいですね。
◎4月17日フェイスブック掲載の法人会コラム
変異型の新型コロナウイルスの感染拡大が全国的に増え、「東京に来ないで」という小池都知事の発言が注目されています。
私の次男も今年4月に就職、神奈川から東京に通勤を始めてますので、多少の戸惑いもあるようです。
まぁ、新入社員ですので会社次第なんですが、テレワークが出来ない職種、立場もありますので、難しいところです。
さて、今朝の伊豆新聞に伊豆漁協が経営する「金目亭」が増床工事を進めている記事が出ています。
伊豆漁協は、赤字計上の記事が先日出ていましたが、もう魚そのものを売るだけでなく、
こうしたお店に注力しながら、消費自体を上げていこうとの取り組みだと思います。
このお店は下田の道の駅「開国下田みなと」の正面にあり、道の駅には、キンメダイを使った「下田バーガー」が人気のハンバーガー店や、
地元の水産会社が運営する地魚を使った回転寿司屋さんもあります。
隣町、南伊豆町の道の駅にある「直売所 南伊豆湯の花」も地物野菜などが買える場所として人気です。
やはり、支持の理由は「土地の匂いが感じられる…」という事だと思います。
下田に来たなら、南伊豆に来たなら、自然にそういう気持ちを隆起させる場所が増えてくれる事が地域の魅力に繋がっていきますね。
◎4月18日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝の伊豆新聞の一面。高校生が考案したという、この美味しそうなスイーツの写真を見ただけで、今日はこれを載せたい!と思いました。
「なごみっくす」と命名されたこのスイーツ、地元のなごみ果園のいちご、西林商店のところてん、ひらたけ農園のクレソンが使用され、
地元洋菓子店のフォンテーヌがプロのアレンジを加えたというから、正に地元の結晶。生産者、経営者の顔も商品の向こうに見えます。
ネーミングも今の時代に合っていて、いいですね(^-^)
少し前も、高校生が発案した「あまびえ丼」というミニ海鮮丼を紹介させて頂きました。
こちらもネーミング、インスタ映えする可愛さ、華やかさ…素晴らしいと思いました。
こちらのスイーツは25日に限定100個で販売、黒船祭でも販売が計画されているようですが、
こうした高校生発案の商品が常時食べられるような場所が出来たら嬉しいですね。
その隣には、蓮台寺花の会が、地域名物にもなっているしだれ桃を、末永く守り育てるため、小学生に植栽をさせた記事があります。
自分の植えた苗木が、自身の成長と共に花を咲かせる様を毎年眺めながら、それが郷土愛にも繋がっていくのかな…と。
いずれも、次世代が郷土を知り、自分の行いが形とし残っていく取り組みです。
これからは、もっともっと、こうした機会を大人たちが創り、増やしていくべきと思いました。
◎4月19日フェイスブック掲載の法人会コラム
昨日は、こちら地元では西伊豆町の町長選挙、お隣の伊豆の国市では市長選挙が行われました。
県内では掛川市、袋井市も選挙が行われましたが、こちらはいずれも新人対決。伊豆での選挙は現職と新人との対決の結果、
伊豆の国市が新人、西伊豆町は現職が勝利しました。
伊豆の国市の選挙の争点の一つは、3期目を目指す女性市長が、来年放送の大河ドラマに向けてドラマ館の整備、
PR費用などに3億3,500億円の予算を計上し、「高すぎる」と市議が反発したばかり…結果、大差で敗れることとなってしまいました。
西伊豆町は、ここのコラムでも随分と取り上げさせて頂きましたが、やはり、コロナ禍の素早い対応、若さが勝ったのかな…と思います。
コロナが騒がれ始めて1年以上が経過しました。思えば、連日に亘り、これほど政治に注目が集まった時もなかったのではないでしょうか。
田舎の選挙後に気になるのは、住民間に残るしこり…これが長々と地域に暗い影を落とす事もあります。
言うまでもなく、コロナ禍で疲弊した後、国や地域には果てしない立て直しの道のりが待ち受けています。
官民共に一体となってそこに立ち向かわなくてはなりません。
100%支持される完璧な人間など存在しません、「誰だから良い、誰だから悪い」という事ではなく
「良いことは良い、悪い事は悪い」と言える価値観を持つことが大事ではないでしょうか。
◎4月20日フェイスブック掲載の法人会コラム
大阪府が今日にも緊急事態宣言を国に要請するニュースが出ました。
感染拡大が懸念される近隣県、東京都なども追従した形で要請を検討しているようです。
ゴールデンウイークを目前に人の流れを抑制する形がとられるようです。
さて、今朝の伊豆新聞の一面に、下田市で空き家バンクや移住交流促進事業などを展開するNPO法人「伊豆in賀茂6」が、
下田市三丁目に市内初となる移住体験施設「見晴亭」を開所する記事が掲載されています。
私も自宅が三丁目にありますので、写真を見て、場所はすぐに分かりました。
観光名所であるペリーロードを抜けて、6月には紫陽花の花が山一面に鮮やかに咲く下田公園に繋がる坂道の途中にあります。
ここは、名前のごとく、とても見晴らしのいい立地なので、下田の良い雰囲気を存分に味わえると思います。
この見晴亭の場所は、下田を舞台とした「夏色キセキ」というアニメにも登場し、
8年前に発行した、法人会の会報誌の表紙でも紹介させて頂きました。
表紙の右下にある絵柄が見晴亭とその坂道です。
当時は、ここにカメラを持った聖地巡礼のファンがたくさん訪れ、どこで聞いたのか、
ファンの方が法人会事務所まで、この会報誌をもらいに来たこともありました。
ペリーロードに期間限定の「夏色キセキカフェ」が登場し、アニメの制服を着た女の子を取材したら、
息子の同級生だった…なんて事もありました(^^;
移住定住に繋がる活動は、過疎化が進む田舎町にとってはとても大事です。
また、コロナ禍で最近思うのは、人と人との繋がりの大切さ…ここで下田の良いところを存分に見て頂いて、
移住されてきた方々を、どう温かく迎えるのか、居心地の良さを感じてもらうには…
そういう事も住民が意識して関わっていく事も必要であると思います。
◎4月21日フェイスブック掲載の法人会コラム
3回目の緊急事態宣言が目の前に迫り、朝からニュースを賑わせています。
何度も発令される緊急事態宣言に対し、必要な事とは理解しつつも、事業者の戸惑い、国民の自粛疲れもピークに達しようとしています。
もやもやとしたニュースが多い中、新聞紙面もそんな記事が多く、今日は、コロナとは全く関係のないニュースを取り上げることとしました。
JR東日本が3月に引退した特急踊り子号の純金製のミニチュアを1,000万円で売り出したところ、複数個受注したという記事。
私が高校を卒業し上京する時、正にこの踊り子号で東京に向かいました。同級生も何人かホームまで見送りに来てくれて…。
帰郷する時に利用する事も多く、本当に思い出深い車輛でした。
発注された方が鉄道マニアの方であるのか、投資目的であるのかは分かりませんが、
たまには、こうした単純に驚けるニュースを見て「へぇ~売れるんだね~」とシンプルな感想をつぶやく平和な日が増えてほしい…と思う朝でした(^^;
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
朝から批判ばかりしているニュースショーにウンザリします。シェアさせていただきます。
◎4月22日フェイスブック掲載の法人会コラム
東京、大阪、兵庫、京都などへの緊急事態宣言の発令が明日にでも決定する見通しのようです。
緊急事態宣言も3回目…いかなる拘束力をもった内容になるかが注目されています。
記事は、静岡新聞に掲載されていたものです。
経済産業省が再生可能エネルギーで発電した大量の電気を首都圏や関西の消費地に送る海底ケーブルの敷設によって、
送電網の増強を検討しているというもの。
しかも、海底ケーブルの建設費は数千億円…電気料金の上昇にも繋がる可能性があると報じられています。ある種の利権も見え隠れします。
左上の日本地図には、送電網の増強によって、地方から首都圏にと送電される図が書かれています。この図を見て、田舎に住む私はぞっとしました。
地方各地では、再生可能エネルギー推進の旗頭の下、山は切り崩され、太陽光発電、風力発電の施設が増やされ続けています。
何度も取り上げていますが、この伊豆でも海上に巨大風車が100基立ち並ぶ計画が持ち上がっています。
洋上風力においては、震災後、福島沖に国が600億円もかけて風力発電施設を建設したものの、
採算がとれず、更に50億円の撤去費用をかけて廃止しました。
近隣の風力発電施設においてもトラブルは多く、耐用年数前に停止、撤去費用をどうするか…などの問題が散見しています。
現在の技術力ではまだまだ不十分であると言わざるを得ません。
であるにも関わらず、政府は「脱炭素」を掲げ、盲目的に計画を進めようとしています。
今、首都圏を中心に新型コロナウイルスの感染拡大が広がっています。
人口が密集する事でのリスクが露わになっています。日本の古き良き景観を変え、命にも関わる自然環境を変えるリスクを冒してまで、
首都圏に送電する必要性があるのか…首都圏の存在のために地方があるのか…
子供たちのためにも、日本という国の形をどう後世に残していくのか、私たちは本当に考え、行動に移していかなければならないと思うのです。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
此の写真の記事は、微妙に欺瞞の為の記事です。
費用数千億円は、一本のケーブルの純粋な敷設費のみ。
此の、海底送電線計画の費用は、数兆円規模で、全て、電力消費者に負担させるとの計画です。
そして、再生可能エネルギー負課金の事例では、大規模消費の大企業は免除されています。
以下に、経済産業省が公表している資料から抜粋します。
「経済産業省の研究会では、50Hz-60Hzの周波数変換装置を90万kW導入し、
北海道・東北における風力発電を中心に合計約590万kWを導入するためには、
1兆3,020億円〜1兆5,250億円の費用を要するとされている。
ネットワーク全体での評価が必要なため、単純化はできないが、さらに90万kWの増強が必要と言われる
50Hz-60Hzの周波数変換装置、風力発電など1,200万kWを導入するための送電線を想定すると、約3兆円の費用が必要となる。」
◎4月23日フェイスブック掲載の法人会コラム
今日の午後にも、4月25日~5月11日までの期間、4都府県に緊急事態宣言が発令されそうです。
去年、初めて見たガラリとしたゴールデンウイーク…来年の今頃には…と思っていましたが、まさかの今年も…となりました。
今朝の静岡新聞に、県内対象の県内観光促進事業の詳細が掲載されています。
4月29日~5月5日までの期間は、宿泊費の2分の1以内、1人1泊最大5,000円の割引で連泊も対象。
大型連休後は、この割引に加え、割引額に応じた地域クーポン(1人最大2,000円)も付与されます。
また、駿河湾フェリーも、県民対象の運賃半額割引を5月末迄延長すると言います。
今までのゴールデンウイークと言えば、どこに行っても人でいっぱい。
子供が小さな頃はふうふう言いながらでも計画を立てて出かけましたが、そういう時期を過ぎると、
観光地に住んでいても、楽し気な人たちを眺めながら「どこにも行けないね~」と言う程度で、結局近場に買い物に出かけるぐらいでした。
しかし、こうなると、灯台下暗し…ではないですが、近場の宿泊施設に連泊でゆっくりして、観光客の方々の気分を味わうのもいいかもしれません。
それが、わずかでも地域経済への助けになるのなら検討の価値はあると思います。
◎4月24日フェイスブック掲載の法人会コラム
とうとう3度目の緊急事態宣言が発令されました。
宿泊施設の状況を伺うと、予約でいっぱいになっていたゴールデンウィークも、ここ数日で相当数のキャンセルがあったとのこと…
ここ1年、少し良くなって…の矢先の宣言、その繰り返し…経済的にもそうですが、事業者の方々のメンタルも心配になります。
そんな中、伊豆新聞の一面に、中国の禁輸措置で苦しむ台湾産パイナップルを、
台湾の町と友好交流協定を結ぶ西伊豆町の職員が、自費でパイナップルを購入して支援したという記事がありました。
東日本大震災の折にも真っ先に多額の支援を申し出てくれた台湾。
マスク不足が深刻だった時にも、この台湾の町から中学生に対しマスクカバー200枚が送られたそうです。
余裕がない世の中になってくると、どうしても視野が狭くなり、身の回りの事しかみえなくなりがちで、自分、自分になってしまいます。
そんな時にこそ、他者を思いやる心が大切だと最近は特に感じることが多くなりました。
西伊豆町と台湾の友情は、こんな時だからこそ、より深まるのではないかと思います。
台湾産パイナップルって、美味しいんですよね〜
◎4月25日フェイスブック掲載の法人会コラム
緊急事態宣言が今日から発令されました。昨日、近隣地域に車で出かけましたが、駆け込みで来たのかな…
と思われる東京ナンバーの車を多数見かけました。今朝は本当に穏やかな日和ですが、心なしか人通りが少ないような気がします。
新聞記事には、宣言前日の渋谷センター街に大勢の人が行き交う写真が掲載されています。
1回目の緊急事態宣言とは明らかに受け止め方も変わっているのかな…と思われます。
本来、自らの命を守るための宣言、規制の数々ですが、何となく、宣言が出たから仕方ない、
規制の範囲内ならOK…誰かに言われ、何かに言われ…という空気が漂っているような気がします。
しかし、その裏側では事業者の方々の大変な苦労があります。
酒やカラオケ提供する飲食店には休業要請、イベントは原則として無観客、百貨店などの大型商業施設は、生活必需品以外は休業要請…
結果として、対応が現場に丸投げされ混乱してます。
宣言下でもない、観光地である我が地は、特段の補償があるわけでもなく、歯を食いしばってしのぐ以外にありません。
今は、5月11日まで予定されている宣言期間が再延長にならないよう、感染拡大が収まる事を祈るしかありません。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
「東京都への緊急事態宣言が始まった25日、
百貨店や映画館などの商業・レジャー施設が休業していない神奈川県内には、買い物や食事を目的にした多くの都民が足を運んだ」そうです。
最近「もしかして感染させるかも」の気持ちが抜けているように感じます。
これから迎えるGWも同様の現象がさらに増えて来そうです。
政府や行政のせいにしていますが、"赤信号みんなで渡れば怖くない"と言う空気感に流されています。
◎4月26日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝の静岡新聞のこの記事に、思わず「おおー」と呟いてしまいました。
松崎町の小杉原区の八幡神社に龍のモニュメントを活用したユニークな賽銭箱が設置されたというもの。
この地区には、弓名人が大蛇に飲み込まれ、その姉妹が敵を討つべく、この神社に願をかけて退治したという伝説が残っているとのことで、
龍の口に賽銭を入れると、その退治シーンや神社の歴史などが自動音声で流れる仕掛けだとか。
こうした地方の神社仏閣は年々維持していくことも難しくなっています。
それぞれに伝来伝わる物語があり、歴史があり、土地の歴史そのものでもあります。
しかし、現実には、人が訪れ、少しでもお金を落として頂かないと維持もままなりません。
合わせて、こうした歴史を伝える工夫があれば言う事はありません。
最近話題になった「鬼滅の刃」ブームに乗せて、九州地方の神社が様々な取り組み、発信をして、人で賑わっている報道を目にしました。
昔からお参りされている方にとっては違和感を覚えるかもしれませんが、こうした神社も人が作ったものだと思うと、
時代と共に表現方法は変わっても、歴史を紡ぐという点では同じであると言えるかもしれません。
土地の歴史を後世に伝え、それを守っていくためには、こうした、人が訪れるような工夫をしていく事も必要だと思うのです。
私は、神社に行ってお賽銭を入れたいと思いました。
◎4月27日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝は、西村経済再生担当大臣が「出勤者数7割削減をぜひお願いしたい…」と経済3団体などに要請した事に対し、
実際にはテレワークの実施率が低下傾向にあり、企業におけるテレワークの限界が見えている事の記事に目が留まりました。
緊急時とは言え、経済再生担当の大臣がテレワークを呼び掛けている事にも少し違和感を覚えます。
当初から、テレワークを実施できる企業は、業種、規模共に限定的であった事を考えると、予想出来た事だと思います。
報道番組では、テレワークに対する評価が低い、昔ながらの人は対面式にこだわる…など、おかしな議論もされていますが、
現場、現場の空気、立場などは職場によって異なります。
当事務所などは2名しかいませんので、1人しかいなくなれば電話番も、出かける事も出来ず、テレワークなどは想像も出来ません。
昨年、テレワークに踏み切った企業が多くありました。しかし現場では、テレワークに踏み切った企業への評価は決して高くはありませんでした。
また、自宅にいながら働く事に全ての人がモチベーションを保てる保証はありません。
会社として、自宅で働くテレワークを評価するとしたら、やはりノルマを課す事になるような気がします。
それは「社員」ではなく「外注」と呼べるものではないかと思うのです。
企業にとってはある意味合理化に繫がるものかもしれませんが、
しかしそれは経済社会において本当に限定的で「7割減」は全く現実的ではありません。
経済再生担当大臣なら逆にそこを主張すべきでは…と思うのです。
社風、規律を先輩から直接肌で学び、取引先の人たちとも人として直接交わる中、
会社の一員になってこその「社員」ではないかと思うのです。古いと言われそうですが…。
もちろん、コロナ禍という緊急時ですので、感染拡大抑制のための議論は別にしなければなりません。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
ソニ傘下各社への技術者派遣会社ソニーエンジニアリングがやったリストラ。
テレワーク中だった200名(全社員557名)へ内部留保5兆円超えなのにリストラ宣告。
リストラ宣告も、画面越し。
怖くて、テレワークなんか受けられなくしてしまった。
テレワーク=リストラ要員の不安を抑えなければ、テレワークなんか広まる訳もなし。
◎4月28日フェイスブック掲載の法人会コラム
新型コロナウイルスの感染拡大が広がる中、今朝の報道で「神奈川にこないで」と訴える黒岩知事の発言がピックアップされていました。
先般、小池知事が「東京にこないで」と訴えたばかり…。
緊急事態宣言が出された東京から、規制の少ない県境に面した町に人が集まっているとのこと…ん~そこまでするか…とは思ってしまいますが、
先日、黒岩知事と小池知事の小競り合いもあったばかりなので、
そこがクローズアップされる報道の仕方もどうなのかな~と色々と思うところがあります。
さて、今朝の伊豆新聞の「プリズム」のコーナーに、愛知県新城市の「若者議会」の取り組みが紹介されていました。
ここで感心する部分は、実際にこの「若者議会」に予算提案権を与え、一定額の予算をつけて提案を実行してきているところです。
こうした若者の意見を取り入れるシンポジウムなどは他行政でも行っているとは思いますが、
ある意味、「若者の意見を聞いている…」と言った、パフォーマンス的な要素を感じる事があります。
随分前の話になりますが、法人会の運営発表会でこの地域の新城法人会が発表を担当し、その話を伺った事があります。
新城法人会は愛知県で一番会員数が少ない法人会、当伊豆下田法人会は静岡県で一番会員数が少ない法人会でしたので、
小さな法人会がどんな活動をしているのかを興味深く聞かせてもらいました。
内容はとても素晴らしく、10倍の規模がある法人会の発表内容にも全く負けないものでした。
この発表を聞いて「山椒は小粒でもぴりりと辛い」ということわざがありますが、正にそんな法人会になろう…と思いました。
この新城市の取り組みを読んで、その時の事を思い出しました。
もしかしたら、この「若者議会」に予算提案権をつけるという取り組みは、人口規模のある都会の行政であったなら出来なかった事かもしれません。
新城市のような、小さな行政であったからこそ出来たとも言えるのではないでしょうか。
当地伊豆は小さな行政体ばかりです。もっともっとチャレンジ精神を発揮して、新城市のような挑戦をして頂きたいと思います。
◎4月29日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝は、伊豆新聞に掲載されていた、キンメダイの稚魚の写真に目が留まりました。
記事には、下田市の白浜にある県水産・海洋技術研究所がキンメダイの人工ふ化に成功し、今後、放流に耐えうる稚魚の生育などを目指し、
資源量の減少に歯止めをかけたいとのこと。
下田市は日本一の水揚げ量を誇る町として、刺身、煮付けなど、各宿泊施設、飲食店では観光の目玉とし、
東伊豆町の稲取でも「キンメの町」を前面に押し出しています。その一方、漁獲量は年々減少傾向にあり、今後も大きな課題です。
キンメダイは水深200〜300mに生息する「深海魚」。
近年、海水温の上昇による環境変化で、魚の生息域も大きく変わり、ゴミ問題も相まって、深海に至ってもやはり影響があるのだと思います。
残念ながら、豊漁を祈り、取るだけ取るような時代ではないのかもしれません。
しかし、この稚魚が、どんな過程であのキンメダイに成長していくのかも興味深いですね。
◎4月30日フェイスブック掲載の法人会コラム
ゴールデンウイークの初日の昨日、東京都の感染者数が3ヶ月ぶりに1,000人を超えたとの報道がありました。
都会での、規制の裏側で出来る行列や密の状況を見ていると、何が正解であるのか本当に分からなくなります。
今後の推移を見守るしかありません。
さて、静岡新聞に、西伊豆町の「マリンステーション堂ヶ島」が、明日から全国でも珍しい海中温泉が湧く
ダイビングスポット「サク根」をオープンする記事が掲載されていました。
この場所は、窪田オーナーが20年前から着目してきましたが、地元漁協のダイビング許可が下りずに活用されていませんでした。
しかし、近年の漁業者の高齢化もあり「ダイビングで活用してもらう方が価値ある…」と許可が下りたといいます。
また「サク根」は水深5mの比較的浅い岩の隙間から湧き上がり、初心者でも体験しやすい点が魅力だそうです。
温泉に誘われた海の生き物たちにも出会えそうです。
夜は温泉にゆっくりと浸かり、昼は海の温泉に遊びに行く…そんな温泉三昧があっても面白いかもしれませんね(^^)
◎5月1日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝の伊豆新聞に、下田市が運営するアウトドア・自然体験案内所「し〜もん」が、釣った魚を持ち込み、
料理や下処理をしてくれる市内の鮮魚店を紹介する「親切な料理屋さん・魚屋さん」を作製したとの記事がありました。
釣り客が釣った魚を受け入れを了承した飲食店22軒、鮮魚店5軒を紹介。
釣り客と店の間にトラブルが生じないよう、半年をかけた聞き取り調査、企画、編集した
案内人の田中秀夫さんの経験を踏まえたルールやマナーなども記載してあるといいます。
以前に、西伊豆で釣った魚を自治体が地域通貨で買い取る「ツッテ西伊豆」の紹介をさせてもらいました。
その時にも感じましたが、今は、昔のような一方通行の観光の在り方ではなく、来遊客のニーズを掘り起こし、
そこに地元が関わって、土地そのものを楽しんで頂く工夫をする事が求められています。
昔から伊豆に来ている常連の釣り客の方は、今までの宿泊先や飲食店のお付き合いで、釣った魚の処置も心得ているかもしれませんが、
これから釣りを始める方、伊豆に初めて釣りに来られた方にとっては、本当にありがたいバイブルになると思います。
また、最近、数も減ってきている魚屋さん、飲食店にお客さんを導くきっかけにもなるのではないでしょうか。宣伝したいですね(^-^)
◎5月2日フェイスブック掲載の法人会コラム
昨日は、少し早い母の日で妻の母を伴って、河津町のバガテル公園に春バラを見学に行きました。
午前中は東北地方で震度5強の地震があり、家に帰ってからは、雷や粒氷が混ざった雨が一時激しく降り、
夜遅くまで県内に竜巻注意報が出ていました。コロナだけでも…と思うところですが、自然は容赦ないですね(^^;
さて、今朝の伊豆新聞に、東伊豆町観光協会が稲取漁港競り場で「漁港シネマ2021」開催する記事が出ています。
ここでは、昨年、法人会でも地元の青年部会が中心となって、コロナでイベントなどが中止となっている事から、子供向けクイズ大会を開催しました。
海を目の前に潮風が感じられる場所で、屋根があるだけですので換気が難しい屋内とは違います。
我が家でもGW中に、近場に映画を見に行きたい私と妻の間で話し合いになりました。
朝イチの上映で一番後ろの席、飲食は絶対にせず、マスクははずさない…それが条件になりました。
改めて、イベント、映画業界などに携わる業界の方々の苦労を考えました。
東伊豆町での上映作品は、温泉場を舞台にした大人から子供までが楽しめるアニメ映画とのこと…
正に、温泉場の中心、潮風が感じられる場所での上映は、様々な演出が多くなった映画館ですが、この臨場感にはかなわないと思います。
安心して映画が見られる事もいいですね。
こういう挑戦はどんどんしてほしいです(^-^)
◎5月3日フェイスブック掲載の法人会コラム
昨日は買い物もあって、久しぶりに天城越えして三島まで出かけました。
コロナの関係で人出にも影響が…と思いながらでしたが、白浜海岸はサーファーでいっぱい。
思ったより、県外からもかなりお客さんが来ているようでした。
今朝の伊豆新聞一面には、西伊豆町のはんばた市場で台湾支援のために台湾産パイナップルを販売。
用意した300個が午前中で完売した記事。その下には「心をつなぐパイナップル」という応援歌を作って、
手作り看板を掲げる住民の方の姿があります。「自分にも何かできないか」と思っての行動とのこと。
台湾産パイナップルの購入支援については、先日、町職員有志が自腹で300キロを購入した記事を取り上げさせて頂きましたが、
それを町民が知って輪が広がったとのこと。
先日、この記事を読んで、私も初めて台湾産パイナップルを購入して食べてみました。
優しい甘味で、芯の部分まで美味しく食べられて、その上、この事が僅かでも台湾の役に立っている…と思うと、不思議な満足感がありました。
心がトゲトゲしがちな昨今ですが、誰かのために、何かのために…と思って行動する事は本当に大事だと思います。
記事の左側には、西伊豆町の素晴らしい自然の中にある公園が紹介されています。こういう場所で思いっきり深呼吸したいですね(^-^)
◎5月4日フェイスブック掲載の法人会コラム
GWも終盤…私の家は下田市の観光スポットの近くにありますが、宣言下とは思えない人出でした。
解放感からか数人はマスクをしていない方も…宣言時に多数キャンセルが出た宿泊施設が、
その後の追加予約で結果的にいっぱいになったとの報道も目にしました。観光地としては複雑な思いがあります。
今朝の静岡新聞には、河津町の「河津バガテル公園」内にある遊休施設を改修した
テレワーク拠点「ワーキングスペース・バガテル」が開業した記事がありました。
この建物は、以前レストランとして利用されていて、団体でも何度か利用した事があります。
フランスの田舎小屋を再現した…とありますが、本当に静かで雰囲気が素敵な場所です。
こうしたワーケーションをターゲットとした施設は、近隣市町でも次々と新設されています。
観光と違った観点で人的交流を活性化し、伊豆に引き込もうとする動きは今後も活発になってくるでしょう。
これからは、如何に特徴をもった場所作りが出来るか…が求められてくると思います。
この施設の1日の利用料金は1,000円。同施設を利用した方はバガテル公園の入園料は無料とのこと。
入園料が1,000円(大人)なんで、逆に考えるとバラを見に行きがてら仕事を…という事でもコスト的には同じになります。
静かな環境で仕事をしながら、その合間にバラ公園を散歩…いいかもしれませんね(^-^)
◎5月5日フェイスブック掲載の法人会コラム
暦上の大型連休は今日が最終日。今朝の伊豆新聞には「静かなUターン」の見出しで、特急乗車率が3〜5割…の記事が掲載されていました。
コロナの影響で車を交通手段に選択する方が増えている事を考えると、電車の乗車率よりは来ているお客さんの数は多いと感じます。
今日は「こどもの日」。今は息子2人共に外で働いていますので、意識しないと忘れそうな祝日になっています(^^;
それこそ昔は、こどもの日だから…とイベントを企画したり、男なので兜を出したり…今は、1年に1回ぐらい虫干ししとく?なんて会話に…。
読売新聞には「子供の人口1500万人割れ、40年連続減、過去最少」の記事もあり、少し寂しい気持ちになりました。
そんな事を思いながら、伊豆新聞をめくると、裏側に、こどもの日の特別企画のすごろくが一面にありました。
伊豆の見所を余すところなくコマにしてあって、深海魚や釣りの要素などもあり、なかなか秀逸(^-^)
今日は、天候も下り坂…家で子供達と伊豆を勉強しながらすごろくも楽しそうです。
近くにもいいところがある…すごろくしながら「ここ行ってみたい!」と子供達のリクエストが入るかもしれません。
伊豆新聞さんを購入できる方は是非!
◎5月6日フェイスブック掲載の法人会コラム
大型連休も終わり、今日から仕事始めです。
静かなゴールデンウイークになるかな…と思いきや、思ったより人出は多く、緊急事態宣言も延長の見通しになりそうです。
今日は朝刊がお休みでしたので、昨日の静岡新聞の記事からピックアップします。
静岡市立静岡病院が、新型コロナウイルスの患者対応をめぐり、実践に基づき個人防護服はリスクに応じて軽装でもいいとする
問題提起した記事が掲載されていました。
今、医療現場が切迫している状況において、この防護服をフル装備にするかしないかという事は、現場の負担を考えるととても大きな問題。
これから暑くなるに従って体力の疲弊が激しくなってきますので余計です。
静岡病院では、患者受け入れから半年が経過した頃から簡素化に向けて実践を開始したそうです。
入院部屋を出入りする程度ならマスクだけ、患者がマスク非着用なら目を保護、フル装備は患者と密着する体位変換や吸引処置の時だけ…。
実践後、クラスターを発生させる事もなく、変異株が増えている今も対応は変えていないといいます。
この病院の医師は「過剰なフル装備が社会全体に『コロナは恐ろしい』というメッセージを与えている」と話し、
現場の負担軽減だけでなく社会に与える影響にまで言及しています。
コロナが騒がれ始めてから、もうすぐ1年半が経過しようとしています。
今でも専門家の意見が分かれ、正しい情報が伝わりにくく、「目に見えないもの」との戦いに人々は疲れ果てています。
それが、今回の宣言下での人出にも繋がったように思います。
今回のこの病院の提起は、早くから実践に基づいて検証された実績に伴うものですので信頼に値し、
もしかしたら、病院や介護施設などの「面会禁止」が条件付きで認められるきっかけになるかもしれません。
色々とご意見もあるとは思いますが、個人的には、リスクも承知の上で、これを提起した病院、医師の勇気に拍手を送りたいと思います。
◎5月7日フェイスブック掲載の法人会コラム
11日までの予定であった緊急事態宣言が、愛知、福岡を加えた6都府県で今月末まで延長される方針が明らかになりました。
致し方ない事とは言え、経済への影響が心配です。
今朝の静岡新聞に、同社主催で、市長選を控えた島田、伊東市の高校3年生による
選挙や政治に関する座談会が開催された記事が掲載されていました。
当法人会の青年部会でも、高校3年生を対象とした「税を通じて社会を考える会」の中で、政治への関心を聞きながら、意見を聞く場面があります。
ここ数年の傾向として、自ら手を上げて答えてくれる生徒さんはほとんどなく、
反面、終了後のアンケートには、政治への不平不満、要望などを、雄弁に語る…というパターンが多いと感じます。
まるで、匿名のSNSには思いっきり言葉を投げつけられても、面と向かっては言えない…という、今の風潮を象徴しているような気がします。
もう一つは、人の話に頷かない…。スマホに向かい合う事が日常で、人の言葉に対して共感の姿勢を表現できない生徒さんが多いのです。
ですので、冒頭で必ず話す事は「人の話に頷きましょう。自分が思った事はお腹にしまってないで、必ず話しましょう」という、
人として至極当たり前の事を約束にしています。
人の言葉に素直に共感し、自らの言葉で自らの思いを語る…この基本的な事が実は出来ていない子供たちが増えていると実感しています。
しかし、これからの世の中を背負っていくのは、まぎれもなくこの子供たちです。自分たちの未来を左右する「政治」を真ん中に置いて、
それぞれが日々感じている事をぶつけ、話し合うこうした機会を更に増やす事が、「政治」は、他人事ではなく私事であり、
SNSなどの匿名での批判ではなく、顔を上げ、きちんと声を上げていかなければならない事であると実感してもらえる良い機会ではないでしょうか。
◎5月8日フェイスブック掲載の法人会コラム
緊急事態宣言の延長が昨夜、正式に発表されました。ワクチン接種を1日、100万回目標にする事なども述べられましたが、
菅首相のどことなく力ない言葉に不安はつのるばかりです。
今朝の伊豆新聞には、大型連休中の人出について記事が掲載されています。
概ね、2年前の同時期に比べて4割〜5割…宿泊施設などは1日〜4日はほぼ満室だったという記述もあり、
GW前に緊急事態宣言が発令され、キャンセルが多く出ていた状況を考えると、その分の追加予約があったという事でもあり、
去年の1回目の宣言に比べ明らかに効力が落ちています。
政府側は何とかオリンピックを開催したい…という事を中心に動いている姿勢が透けて見えてしまっているので、
何が一番大事であるのか…という事が国民に伝わりにくい状況になっています。
その横には、来週末に下田市で開催予定の「黒船祭」の記事。「市民による市民のための催事」
「市民と来訪者が協力をして身を守る」を基本方針としてガイドラインを策定、徹底するとあります。
開催に至る議論は相当されたとは思いますが、やはり、受け止め方は様々だと思います。
実は昨日、事務所の方に会員の方がみえて、出席で出していた総会の会議出席について欠席させてほしい…と言いにきました。
ご年齢は70〜80歳の方で、東京の知り合いに、今東京は大変な事になっている…そんな人が集まるところにいったらだめだよ。
と言われたそうです。
昼間の会議ですし、十分に感染防止対策も…と言いかけましたが「分かりました、また、お願いします」としか言葉が出ませんでした。
何をどこまで徹底すれば大丈夫…という確信が持てる情報がない以上、どこまでいっても疑心暗鬼になってしまいます。
そんな状況が1年以上続いているのですから、自粛疲れも当然ですし、事業者やイベント主催者の我慢も限界にきています。
◎5月9日フェイスブック掲載の法人会コラム
昨日、東海岸に車を走らせましたが、車も人の流れもぐっと減った感じがしました。
そんな中、突如として東京都の感染者数が1,100人を超え、全国の感染者数が7,000人を超えた報道があり驚きました。
これがGWの人の流れに起因するものであれば、その要因が、観光で遊びに来たものであるのか、
帰省であるのか、飲食店等でのクラスターによるものなのか、その内訳を知りたい…と思いました。
今朝の読売新聞に、緊急事態宣言下での休業の線引きについての記事が掲載されています。
引き続き休業を要請する業種、5,000人以下、収容率50%以下なら営業可能な業種一覧が載っています。
これを見ると、本当に線引きに疑問を感じます。見出しに「劇場OK、映画館ダメ」とありますが、
関係者からしたら、どうにも納得できるものではありません。
個人的に何度かお会いして、試写会にも招いて頂いた映画監督の方がいらっしゃいます。
その方の映画だけは劇場で見る事にしているので、GW期間中に映画館に行きました。
身内の進言もあり、朝イチ、一番後ろの席で見させてもらいましたが、人気映画、連休中の映画であるにも関わらず、
観客は十数人、もちろん皆さんマスクをして前を見て、声をたてないよう静かにしていました。
この監督さんも、今回の措置について怒りの長文投稿をされていました。
劇場、観覧場、演芸場がOKで、映画館、プラネタリウムはNG。プラネタリウムなどは、皆さん上を向いて話をする人などはいません。
共通認識として「収容率50%以下」は納得出来ますが、業種による線引きは本当に不可解で、科学的根拠を示す必要があるのではないでしょうか。
これでは、オリンピック開催を前提に線引きしている…と思われても仕方ありません。
水族館、動物園、植物園がNGで、テーマパーク、遊園地はOKも同様に不可解です。
コロナ禍だから…自粛や規制について、法的強制力がなくても、日本人は本当に素直に従っている民族だと思います。
しかし、そこに「公平性」が保たれなければ、とても納得できるものではありません。
今回の線引きによって、この業種はコロナ感染のリスクが高い…など、間違った認識が広がってしまう事も危惧されます。
◎5月10日フェイスブック掲載の法人会コラム
新型コロナウイルス感染者数が一向に減りません。昨夜、国立競技場で開催された陸上の東京五輪テスト大会が中継されていました。
場外では「オリンピックより命を守れ」などのプラカードを掲げた抗議デモもあったとの事。
そんな中、どんな気持ちでアスリートが競技しているのか…を想像すると本当にいたたまれない気持ちになりました。
一部には、オリンピック反対が競技者を巻き込む事態にまで発展しているといいます。
これは本当に悲しい事ですし、絶対にあってはならない事だと思います。
さて、今朝の伊豆新聞の一面に、東伊豆町の細野高原をハイクの聖地に…という記事が掲載されています。
ツアーは9月から開始され、伊豆ジオガイドが案内、6.5キロの3時間コースを計画。
山頂付近にはキッチンカーも待機させ、昼食も用意するといいます。
前年秋にコロナの影響も考えシャトルタクシーを中止したにも関わらず、入山者数が増えたことがツアー発案のきっかけとのことです。
細野高原は、一面に広大なすすきの平原が広がる絶好のハイキングコース。眼下には海も望めます。
伊豆は、海も山も温泉も歴史(最近はジオ)もある観光地です。しかし、全てが揃っているだけに、
1点のニーズを深掘りして「聖地」にまで到達する事は少ないように感じます。
法人会でも、最近は「地元を知ろう」というテーマで近在をめぐるツアーを企画する事が多くなりましたが、
地元の方が本当に地元の事を知らない…何十年ぶりに来ました…なんて事も多くあります。
まずは、このプレイベントのように、地元の人間が地元の事を良く知る機会を増やし、
地元の宝物探しをしながらアイデアを出し合っていく事が必要だと思います。
また、ここにもある「山ガール」を焦点に…という事も必要ですね。やはり、経済を牽引しているのは女性であるという事を最近特に感じます。
先日もある方に「やっぱり女性だよ、男は勝手にくっついてくるから…」という事を言われました。同感です(^^;
ここにしかない…ここでなければいけない…そういう「聖地」を女性目線でどれだけ作れるかが、伊豆の未来を左右するような気がします。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
静岡県は中部地方ですが東海地方か意見が分かれるところですが、岐阜県には伊豆の情報が入って来ないです。
自然だけでなく歴史的にも興味深いですね。
ところで左下のペンギンの話題が楽しいです!
◎5月11日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝の読売新聞には、接種「1日100万回」難題の見出しが大きくあり、自治体、体制整備追いつかず、
医師ら不足、都内自治体「7月完了困難」のそれを裏付ける見出しがびっしり…。
そして、これは意図的な配置だと思われますが、その左上に「首相、開催へ意欲」の見出しが小さく、
五輪「安全安心へ全力」の見出しが空虚を演出するように置かれています。
こうした事を発言すると、私自身も批判されそうですが、最近は、新聞紙面にも、ある種の意図を感じるところが多々見受けられます。
一つの正義が世の中の風潮になると、それを誘導、扇動するかのような流れになる事が少し怖く感じる事があります。
もちろん、政府がどのような説明をされようが、東京五輪・パラリンピックの開催に向けて動いている事は明白に感じますし、
開催する事のリスクに対し、国民が安心できるような明確な説明が出来ていないので、この混乱と批判は当然の事だと思います。
国にとって、政府、政治にとって、何を一番に優先すべき事であるのか…今、それを国民に示すべき時であると思いますし、
SNSなどで情報が乱雑に流れる時代の中で、例えそれが今の風潮に逆らう事であっても、
正しい情報として伝えられる報道関係各社であってほしいと思います。これは個人的な独り言です。
◎5月12日フェイスブック掲載の法人会コラム
昨日は、東伊豆町の老舗ホテルで青年部会の通常総会を開催しました。
地元のホテルを利用する事はコロナ禍の中では久しぶり…館内隅々にまで感染症対策が行き届き、
緊急事態宣言下で、少なくなっているお客様の一人ひとりに細心の心配りをしているスタッフの動きを目の当たりにして、感動をしました。
心が折れそうな状況にもかかわらず、観光の最前線で働く方々は頑張っていらっしゃいます。
さて、少し唐突かもしれませんが、今朝は静岡新聞の「御前崎市の財政」の一文に目が留まりました。
浜岡原発のある御前崎市では、莫大な原発関連の歳入があり県内屈指とされた財政が、浜岡原発全面停止後の10年間で様変わりしたという記事。
お金の魔力と言いますか、それが当たり前の収入となってしまうと、自治体も住民も、そこでもたらされるサービス、経済的利益の享受に慣れてしまい、
本来、原発が停止した時点で、その地の人口、産業に見合った歳入に基づく形に歳出カットを行うか、
財源不足を補う新たな歳入の道を探る必要があるにもかかわらず、
それが10年経っても進まず、恐らくは今回のコロナの影響もあり、待ったなしの状況であるようです。
少し飛躍するかもしれませんが、昔、伊豆が「待っていればお客さんが来る」という時代を長く過ごし、
その感覚が幻想のようにまとわりつき、昔ながらの手法を変えられなかった状況に通じるような気がします。
文末、御前崎市の元幹部は、豊かな税収と交付金に支えられていた時代からの意識改革を財政立て直しの最大の鍵に挙げるとして
「頭のどこかにある『まだ何とかなるんじゃないか』という考えをなくさないといけない。市民、職員、議会、もちろん市長も」とあります。
今から、アフターコロナの時代をどう生き抜くか…が官民問わずの課題になってきます。
過去に捉われ、今までの常識、慣例に縛られていては難しい時代に突入します。
「まだ何とかなる…」などという意識は捨てなければなりません。
◎5月13日フェイスブック掲載の法人会コラム
昨日、静岡県内でも90名の新規感染者を数え、ステージ3(感染急増)に引き上げられました。
全国の新型コロナウイルスの9割が、感染力、重症率共に高いイギリス由来の変異株に置き換わっている事も報道され、緊張も高まっています。
さて、そんな中ではありますが、今朝の静岡新聞には、長泉町が女性の声を町政に反映させようと「女性議会」を10年ぶりに開き、
女性ならではの視点で町に要望を行った記事が掲載されています。
長泉町の町議会では4期16年にわたって女性町議が不在。わが町下田市でも女性町議の方はいませんし、
近隣町の状況を見ても河津町ゼロ、南伊豆町ゼロ、東伊豆町2名、松崎町ゼロ、西伊豆町1名…下田市5町合わせても3人という少なさです。
もちろん、首長になっている女性の方はいません。
今、男女差別をなくし、ジェンダーレスの時代を迎えようとしています。
先日は、元総理大臣の発言が「女性蔑視だ!」と論争を呼びました。
私自身は、男性には男性の、女性には女性としての特性、視点があると思っていますので、
極端な形の、時にヒステリックなジェンダーレスの流れには抵抗を感じる部分もありますが、時代は確実に変わろうとしています。
ある面で言えばジェンダーレスに反する…とも言われそうですが、女性議員の数を増やすべき…という抽象論ではなく、
そもそもの議員定数において、男性何名、女性何名といったように枠組み自体を決めてしまう方法もあるような気がします。
まだまだ、昔の慣習、空気が色濃く残る田舎では、そうまでしなければ、なかなか女性進出は難しいかもしれません。
◎5月14日フェイスブック掲載の法人会コラム
今日は午前中、南伊豆支部の総会を下賀茂熱帯植物園で開催をしました。
当初は、別会場での開催でしたが、人数が予想以上に多かったため、会場を移動し、終了後にお持ち帰り弁当を持ち帰って頂きました。
昨日は、静岡県内の感染者も、伊豆地区では少ないものの、全体で122名を数え、
全国的にも、緊急事態宣言の対象に、北海道、広島、岡山が追加され、全国ベースも視野に入ったとの報道も出ています。
今朝の伊豆新聞には、「黒船祭、酒提供中止へ」の記事が出ていましたが、
本日、町内の賑やかしイベントの中心である「開国市」自体が中止になったとの連絡が入りました。
黒船祭の開催を明日に控え、今、記念式典、花火大会等の公式行事についても検討されていることと思います。
市長は「つつましくも希望の持てる黒船祭を開催したい」との意向があるようでしたが、
住民の思いも様々ですし、今回はタイミングが悪かったとしかいいようがありません。
同じ紙面に、10月開催の「フェスタ南伊豆」というイベントの中止が決定したとの記事も掲載されていました。
何とか行事を…早い段階からの中止判断…コロナが収束するその日まで、主催者側の苦悩は続きます。
◎5月15日フェイスブック掲載の法人会コラム
静かな朝を迎えています。昨日の投稿の後、正式に今日から開催予定であった黒船祭が全て中止となりました。
県の警戒レベルが5に引き上げられ、市民の間でも不安が広がっていた最悪のタイミングでしたので、この判断は致し方ないところだと思います。
ただ、本当にお気の毒なのは、ぎりぎりまで開催を信じて、仕入れや仕込みをしていた業者の方々…。
記事にも、直前の中止決定に伴う開国市出店者の損失補償が今後の課題…とありますが、
コロナの状況だけは特定の誰かを恨むわけにもいかず、思いのぶつけどころもなく心に納めるしかありません。
このコロナで売上減少、閉店、廃業に追い込まれている経営者の方々も同じ…本当にやるせないですね。
◎5月16日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝は朝からパラパラと雨が降っています。下田市では黒船祭が中止となり、本来なら今日も催されていました。
雨が恨めしいところでしたが、こうなると、逆に雨で良かったような不思議な気持ちになります。
伊豆新聞の一面には市長が史跡をめぐり一人で献花している記事、祭り中止で事業者有志が無料で子供達に菓子配布している記事、
イベントで販売すら予定だった東北支援のための蒸しガキを店で販売している飲食店の記事が掲載されています。
そんな中、今日は静岡新聞の松崎町の棚田のオーナー制度が、コロナ禍の中での需要が高まり、
会員数が最大になっている記事が掲載されています。
コロナ禍で経済にも明暗がはっきりと分かれています。飲食店、観光関連の事業所がかつてない赤字、廃業が相次ぐ中、
巣籠もり需要で過去最高益を計上する企業も多く、投資家にとっては、これほど分かりやすい市場はなく、
思ったほど株価が下がらない要因もこの辺にあると感じます。しかし、益々格差は広がるばかりです。
もう1つ、今回の事で人々の心にあった「幸せの価値観」も変わりつつあるのかな…と思うところもあります。
以前、東京から移住された方に講演をお願いした時、東日本大震災でスーパーの棚がからっぽになった状況を見て、
価値観が大きく変わり、都会を離れる事を決意されたと伺いました。移住後、収入面では都会とは比べられないくらい少なくなりましたが、
今は、こちらでお米や野菜を自ら作られ、とても充実した生活を送られています。
今回のコロナは本当に不幸な出来事です。しかし、一方で、私たちも一度足を止めて考えなければいけない事も多く投げ掛けられています。
アフターコロナの世の中になった時、「あ〜良かった、これで安心だ」と思うだけでは、
いつ襲われか分からない不測の事態に、またおろおろとするばかり…
今回の教訓をどう生かしていくのか、それをしっかりと検証し、貴重な経験として次の世に継承しなければなりません。
◎5月17日フェイスブック掲載の法人会コラム
全国的に梅雨入りが早まりそうですね。しばらくは雨模様が続きそうです。
今朝の静岡新聞に、修善寺の賃貸住宅とオフィスが一体となった「ドットツリー修善寺」が6年目に入った記事が掲載されていました。
設立されてまもなくの頃、法人会青年部会でも視察に行きました。入居されている方々にもお話を伺いましたが、
1業種1社の入居に限定、代表の方が面接を行って入居者の選定をされている事もあり、
お一人お一人がとても独創的な感性をお持ちの方々ばかりで、その場にいるだけで「何か起きそう…」という空気が感じられました。
ここ最近は、ワーケーションの流れもあって、各市町が環境整備に奔走していますが、正に時代を先取りした取り組みであったと思います。
ただただ人の流れを取り込むだけでなく、移住、定住にまで結びつけていく目的があるとすれば、
「住みながら働く」というコンセプトの「ドットツリー」に改めて学ぶところもあるのではないでしょうか。
◎5月18日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝の伊豆新聞の一面に、下田市が県に対して、大沢の産業廃棄物処分場に過剰搬入され放置されている廃棄物の行政代執行による撤去、
処分場の隣接地に計画されている太陽光発電施設の監視などを求める要望書を提出した記事が掲載されていました。
産業廃棄物処理場については、許可量の3倍近い廃棄物が過剰搬入され、改善命令を受けていましたが、
経営者の逮捕、会社廃業により放置された状態にあり、隣接地には太陽光発電計画が持ち上がっています。
以前から、河川に流れる水の淀みが、この放置された産業廃棄物に起因する可能性があるとして住民が訴え、
太陽光発電計画の推進で、近年続いている台風、局地的な大雨によって土砂災害が起こるのではないかとの心配も当然です。
人の目に触れにくいところで、このような不法投棄、発電計画によって自然がどんどんと切り崩されています。
そして、目先の金に動かされた末端の民間企業は、その本体が無くなってしまえば責任を取る事もなく霧の中…
残されるのは無残になった自然の残骸、そしてそこで暮らす住民たち…。
「脱炭素」を掲げた政府は、お金をちらつかせて強引な手法で開発を手掛ける裏で、こうした問題にどう責任を取るつもりでしょうか。
廃棄物が出る世の仕組み、電力の恩恵にあずかっている私たちも他人事ではありません。
自分事として、こうした問題に向き合っていく必要があると思います。
◎5月19日フェイスブック掲載の法人会コラム
今日は1日、雨模様のようです。昨夜は俳優の田村正和さんがお亡くなりになったニュースがありました。
先日の田中邦衛さんもそうですが、昭和から平成にかけて活躍された大スターの方々がこのところ亡くなられています。
コロナの関係もあると思いますが、ご家族、近親者の方で葬儀を済ませ、お別れの会なども催されないケースがほとんどです。
本当に寂しい限りです。心よりご冥福をお祈りいたします。
今朝は、静岡新聞のこの記事に目が留まりました。函南町議会の議長選がくじ引きで決まったとのこと。
地方自治法の規定では票数が同数の場合、くじ引きで決める事になっているようですが、私は、ちょっと力が抜けてしまいました。
これが、学校の学級委員選挙であれば微笑ましいのでしょうが、住民から選挙で政治を託された方々の議会でのことだけに、
議会の名の如く議論を尽くして決める事は出来なかったのだろうか…と。
町議会議長選挙で何も大袈裟に…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、一事が万事、結局、政治は、議論の前に数の論理…
良い事は良い、悪い事は悪いではなく、この人が好き、この人が嫌い…で進めていく事であれば、
議員に託した住民の政治への思いは本当に届くのでしょうか?
ここに出てくる「会派」という言葉も以前から違和感がありました。函南町議会は全議員16名、近隣市町の議員数も10名そこそこです。
その中で、1人でも「〇〇会」と名乗っていますが、そもそも田舎議会で形に捉われた会派など必要なんでしょうか?
私は、政治は素人ですので、あくまで住民目線でしか話す事は出来ませんが、選挙で当選した議員の皆さんが、
あるところでは「先生」と呼ばれ、〇〇会などと言い始めると、違う世界の住人になってしまったような印象を持ってしまいます。
くじ引きで議長就任を引き当てた議長が「くじ引きが今後に影響する事はない。正副議長、各議員が協力して議会運営に当たっていく」
と述べられています。本当に、今後は、その言葉通り、立場や好き嫌いではなく、住民の為の議論を尽くして頂きたいと思います。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
議会承認には議長は入らずに、同票の場合には議長採決になると認識しています。
正副議長選挙にも同様のシステムならくじ引きは無くなると思うのですが…後は運的な古典的なシステムは微妙ですね。
◎5月20日フェイスブック掲載の法人会コラム
今日も雨予報ですね。昨日は、ドラマ共演した新垣結衣さんと星野源さんの結婚…というほっこりとするニュースもありました。
朝の報道番組で「推しロス休暇制度」がある会社ガ取り上げられていました。
「新垣さんの結婚がショックで休みます…」が制度として認められている会社があるということ…ん~時代なんですかね(^^;
今朝は、伊豆新聞に下田市の高齢者ワクチン接種が、7月末完了へ前倒しに行われることの記事、
静岡新聞には、藤枝市が、歯科医師協力のもとに7月末完了へ…の記事、裏面に「薬剤師接種巡り、食い違い」の記事が掲載されています。
ワクチン接種を早める事は経済の観点からも良い事だと思いますが、どうしても「7月末」というワードを見るたびに、
オリンピックに間に合わせる…という政府側の意図を感じてしまい、何かすっきりと受け止められません。
早期接種の為に、歯科医師、薬剤師を活用するまでにして急ぐ事が果たして国民にとって良い事であるのか…。
ワクチンの選択肢も様々ある中、取りあえず、供給量が多いワクチンが選択され、接種のために必要なら薬剤師の人も駆りだす…
個人的には、早急なこの流れには不安しかありません。
一刻も早く、このコロナという暗く長いトンネルから抜け出したい気持ちはみんなが持っていますが、コロナと同様、
ワクチン接種も「命」にも関わる問題であるだけに、やっとワクチンが…という気持ちも分かりますが、慎重な姿勢も必要かと思うこの頃です。
◎5月21日フェイスブック掲載の法人会コラム
嫌な感じの雨が降り続いています。洪水、土砂災害などが危惧される地域も出ておりますので、気象情報には注意が必要です。
今週は、火曜から今日まで4日連続で総会が続いていまして、今日はこれから西伊豆町まで出かけます。
さて、今朝の伊豆新聞の一面には、下田市田牛(とうじ)にて、裾野市の中学生の教育旅行の受け入れが始まった記事が掲載されています。
コロナの感染拡大の影響もあり、こちらは受け入れが大幅に増加しているとのこと。
生徒は、アジの開き作り、サザエキャンドル作り、伊勢海老、アワビが飼育された移動いけすの見学などが予定されているといいます。
恐らくは、魚をさばいた事などない子供たちが、恐る恐る魚に触れながら、歓声を上げて取り組む姿が想像されます。
その横には、「ランタン作りなど挑戦」の見出しで、下田プリンスホテルを会場に富士市の中学生がランタンやキャンドル作りに挑戦、
体験後は、生徒全員がレインボーランタンの明かりを背景に将来の夢を語った…とあります。
実は、私もこの場所にいて、少しですがお手伝いをさせて頂きました。(ラガーシャツを着た久保さんの頭の後ろに写っているマスクをした顔が私です)
講師である伊東市のキャンドル体験工房「庭カフェ」のオーナー、久保潤二さんは、今年開催された伊豆下田元気塾の投稿募集、
「海への思い、山への思い」に寄稿して頂いた方で、投稿者の方には、海の方には地元の干物を、
山の方には地元で採れた蜂蜜を送らせて頂いたのですが、
その後、山へ…の寄稿をして頂いた久保さんから、お礼のお手紙や下田でこのような事をしたらどうか…というご提案を頂いていました。
また、私が下田と坂本龍馬の関係をPRする伊豆龍馬会という会の活動をしている事を知り、
坂本龍馬の顔写真が入ったランタン(かなり大きめのものです)を数点、
ご丁寧に中に入れるLEDライト数点も合わせてダンボール1箱を送って頂きました。
若い頃は都会で随分とご活躍され、伊豆高原に移り住んだ方ですが、本当にエネルギッシュで、
これからの伊豆の事を真剣に考えていらっしゃる方です。
電話で何度かお話させて頂いた中、法人会や龍馬会の中でも若い方に夢を語って頂く企画をした話をさせて頂きましたが、
そんな話の流れもあり、最後は子供たちに夢を語ってもらう場面を演出されたのかな…と思いました。
大先輩ですが、久保さんのお人柄もあって、年来の知り合いのような楽しいひとときを過ごさせて頂きました。
久保さんは言います「ここでしか出来ない体験を、中途半端な形じゃなく本当に真剣に向き合ってもらうような形でやってもらったら、
これ以上の思い出はないよ…」と…。本当にその通りで、「体験」は今後の観光を語る上で貴重なキーワードになってくるのではないでしょうか。
当日は、ホテルの窓越しに幻想的に映るランタンの灯りの前で、中学生に夢を語ってもらいましたので、
私が写した写真も掲載させて頂きます。中学生たちが語る「夢」の言葉ひとつひとつに、とても元気をもらいました(^^)/
◎5月22日フェイスブック掲載の法人会コラム
雨続きですね〜今朝の伊豆新聞の一面に「あじさい祭、縮小開催」の記事。
6月1日〜30日の期間、下田公園で開かれます。露店での酒類提供をせず、公園内の食べ歩き、飲み歩きを禁止、
指定場所のみで飲食…という事のようです。一足早い梅雨入りをしていますので、早めの開花が予想されます。
私の自宅からは散歩コースの距離なのですが、100種300万輪(15万株)のあじさいが、山の壁面一面に咲き誇る様は本当に見事です。
山を歩きながら花を楽しむだけなので、コロナの観点からも、静かに見て頂く分には全く問題はないと思います。
まぁ、今は声を大にして「是非、来て下さい〜!」とは言えないご時世ですが、自粛生活で、ストレスや運動不足が問題にもなっている中、
その両方を解消するには、とてもいいイベントだと思います(^-^)
あじさい祭の期間中、散歩しながら過去に撮影した写真も掲載させて頂きます。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
賀茂地区は声を大にして制限のかかっていない地域の皆様はマナーを守って『是非、来て下さい〜!』と言って良いと思います。
ワクチンの1日も早い接種を望みます。地域の皆様が率先して近隣を楽しんでもらいたいですね…。
◎5月23日フェイスブック掲載の法人会コラム
昨日、横浜市戸塚区で逃げ出したアミメニシキヘビを、iZoo園長の白輪剛史氏が捕まえたニュースがありました。
白輪氏は当会でも何度か講演して頂いていますが、iZoo成功の後、体験型カエル館カワズー、波勝崎園の再生依頼を受け、
波勝崎モンキーベイとしてリニューアルオープン、東伊豆町に動物園予備校アニマルキーパーズカレッジをオープン…
伊豆で次々と事業展開している経営者であるだけに、ガッツポーズの白輪園長の映像を見て、勝手に誇らしい気持ちになりました。
iZoo、予備校などは施設再活用、モンキーベイは施設活用と共に、廃園による猿の野生化を止める目的も兼ねており、
誘客だけでなく、白輪氏が伊豆に果たしている役割は大きいです。
今朝の伊豆新聞には、下田市の玄関口にあるホテル廃墟の解体始まる…の記事。廃墟問題は、伊豆の随所に横たわります。
かつての観光ブームで伊豆に多くの方が訪れた時代、竹の子のように次々建設された施設が、経営不振で続々と撤退…
廃墟はカラスの住みかになったり、この記事にありますように、倒壊して民家に危険を及ぼすリスクも抱えています。
記事をよく読むと、今回は、倒壊した部分が民家に被害をもたらしている関係で一部解体するようですが、
全て解体する事については未定のようで、まだまだ問題は先送りされそうです。
いずれにしても、これは問題のほんの一部、人口減少で都会でさえも空き家問題があるなか、今後、地方がこの問題にどう向き合っていくのか…
こうした廃墟は、時間の経過と共に使い道が無くなってしまいます。
空き家バンクのように、物件が空いた早い段階で所有者と交渉、活用に向けて動き出せるシステム構築などを考える必要があると思います。
◎5月24日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝の伊豆新聞の一面に、下田市がワーケーションのウェブサイト「下田deワーケーション!」を開設した記事が掲載されていました。
早速、ウェブサイトを閲覧してみました。とてもすっきりと下田市の良さをアピールするトップページから、
ワーケーション施設の紹介、「下田をつくる人たち」としてワーケーション事業に協力する市民有志を紹介しています。
相談体制の紹介からメールにて相談できるようにもなっていて、全体を見ると、下田市のワーケーション事業に対する姿勢が良く分かります。
1点気になったのは、下田市のトップページからこのサイトに行きつくまでは、探しながら、いくつかクリックをしなければいけないこと。
「下田市 ワーケーション」で検索すれば、直接このサイトが出てきますが、
やはり、市の重要事業であるならば、市のトップページにリンクが貼ってあっても良いのかと思いました。
とかく行政の場合、こうしたサイトを開設するまでを仕事とし、その後の拡散に繋がらないケースも多いと感じる事があります。
例えば、下田市の各団体、企業などに要請して、各トップページにこのサイトに導くようなリンクを貼ってもらうようなお願いをしても
いいのではないかと思いました。
「下田deワーケーション!」サイト
https://shimoda-de-workation.com/
◎5月25日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝は、静岡新聞に掲載されていた東海自動車の金野社長の記事にあった、いくつかのワードに考える事がありました。
まず。見出しの「コロナ後の誘客へ先手」というところに、ワクチン接種が加速しつつある今、
事業者は、正にピンチをチャンスと捉え動くべき時である事。
観光事業の観点から、伊豆半島は「海と山」の二大コンテンツを有する一方、見どころが多すぎて、
効果的PRや特徴的なイメージ形成ができていない…このワードも核心をつくところだと感じます。
今年の元気塾はその「海と山」をテーマにさせて頂きましたが、まずは地元の方々が、
身近で当たり前にある海や山の価値をもっと知るべきだと思いましたし、
知って頂く為の効果的な手段をもっと観光客目線で磨かなければならないと思いました。
バス事業の戦略のところでは、車内の感染対策の取り組みを語る中で
「全国的にも公共交通機関でのクラスターは聞いていない…」との文言があります。
ここは本当に不思議なところで、今、私の次男は神奈川から東京の職場に満員電車での通勤が辛い…とこぼしていますが、
緊急事態宣言下でも通勤時のラッシュは解消されていないようです。
もし、マスクを着用しても、密着を伴う公共交通機関の利用がリスクであるならば、
人口1,400万人の東京の感染者数が1日数百人に留まっているはずはないと思うのです。
その一方で、さほど密着を伴わない百貨店や映画館などは禁止されているのですから不思議です。
また、別な視点からですが、伊豆半島の特に南部に関しては、感染者数が本当に少ないです。
人口が少ないと言ってしまえばそれまでですが、夏やシーズンには大勢の方が首都圏から訪れていますが、
時折の感染者のルートと言えば、こちらから感染地域に出かけた、交わった…帰省等がほとんどです。
旅館、ホテル、飲食店などの事業者が感染防止対策には日々心掛けて対応されている事も大きな要因だとは思います。
先日、緊急事態宣言後の営業禁止の線引きに公平性に欠けるのでは…とのコラムを書かせて頂きました。
コロナが騒がれてから1年以上が経過しても、何が安全で、何が安全ではないのか…という所がまだまだ明確になっていません。
こういったバス事業も含め、公共交通機関は本当に苦しい日々を過ごしています。
それは、当地のような観光を生業にするところの事業者も同様です。
今はとにかくワクチン…という流れが加速する中ですが、今後、このようなコロナウイルス以外の感染症に悩まされないとも限りません。
今回のコロナ禍での教訓を確実に次に生かすよう、様々な目線から、しっかりとした検証が必要だと思います。
◎5月26日フェイスブック掲載の法人会コラム
今日は、1年の総括でもある「通常総会」が午後から開催されます。現会長が役員定年75歳にかかるため、新たな会長が就任予定です。
また、ご報告致します。
今朝は、県内ニュースでもないのですが、大分の「村八分」に賠償命令の見出しに目が留まりました。
訴訟を起こしたのはUターンした男性。「村八分」などと、死語のように思われますが、田舎ではまだまだ存在します。
ここに書いてあるのは、通行妨害、罵詈雑言、自治区加入拒否、住民に話さないよう圧力…
こうした動きに対して、ほとんどの方は引っ越しするなどの泣き寝入りがほとんどだと思いますが、
訴訟に踏み切ったという事は、よほど腹に据えかねたのだと思います。
以前、移住者の方々に取材をして回った事があります。地区にもよるのかもしれませんが、
若い移住者でその集落に12年ぶりに子供が生まれ、集落をあげて可愛がってもらっている…と満足そうに語られる方もいましたが、
やはり、「よそ者」と言う壁を感じる事が多く、いつまでいるか分からない…と正直に話される方もいました。
私も東京に8年ばかりですが故郷を出ていて、Uターンしたのですが、やはり、ずっと地元にいた方々とはどこか交わる事が出来ませんでした。
法人会事務局という立場で経営者の方々と交流が持てた事は、今思えば救いだったかもしれません。
時代は変わりつつあります。自治体は、ワーケーション、体験等などを入り口として移住促進を目指す流れにあります。
しかし、大事なのは移住後にどう住民が移住者の方と関わっていけるか…という事にあります。
「村八分」のような「いじめ」が起きる要因として、狭い世界であればあるほど起きる…と言われています。
地方はこのままでいけば、狭い…どころか消滅してしまいます。心を大きく開き、温かく迎える心を土地の人全てが持ったとき、
自然に人は集うような気がします。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
この問題は昔からのこういう村八分のような風習?慣習?を持っている高齢者から、その下の年代に引き継がれていくことで続くのだと思います。
おそらく子供の頃、若い時にそういう閉鎖的なコミュニティに辟易して出ていった人も結局都会の生活に合わず帰ってきたり、
親のこともあって帰ってきたりするわけですが、その人たちがなぜかその閉ざされたコミュニティに合わせてしまう。
そうして、その慣習は残ってしまう。そんな感じだと思います。
次の世代の人たちが新しい人たちを受け入れ活性化していければ良いのですが。
難しいのでしょうか?
今年の春、23歳と20歳の若者に、『この辺は田舎だから xxxにxxしたりすると 村八分 にされたりするかも?』って言ったら、
『えっ?村八分って何ですか?』って返事でした。この様な差別用語は、死語として抹消した方が良いですね。
◎5月27日フェイスブック掲載の法人会コラム
今日は大雨に注意が必要です。今朝は、気象予報士の方が、早く梅雨入りしても早く終わる訳ではありません…
と話されているのを聞いて、少し憂鬱になってしまいました。
伊豆新聞の一面には、昨日、当会が開催しました通常総会の記事が掲載されていました。
法人会の組織の中では若手でありますが、決意を秘めた遠藤一郎新会長の貫禄ある顔写真を見ながら周りの記事を見渡すと、
興味深い記事がいくつかありましたので、今日は伊豆新聞さんの一面を掲載させて頂きます。
右上の大きな記事は、ウインディーグループが賀茂地区初の女性専用フィットネスクラブ
「タニタフィッツミー リゾートイン下田店」をオープンするというもの。
この場所は、市役所前の通りで、以前にレンタルビデオ店「TSUTAYA」があり、撤退後、空き店舗になっていましたので、
町の賑わいを考えてもいい事かと思います。
ウインディーグループさんは世界的視野での事業活動をされながら、地元に拘る姿勢を崩さず、
こうしたチャレンジをして頂ける事はありがたいことだと思います。
また、女性が主役を応援…というコンセプトもいいですね。昨日の通常総会で遠藤新会長が、
女性や若い世代が少なかった総会出席者の顔を見渡しながら、
「女性や、ゆとり世代の若い人が安心してストレスなく活動できるよう環境整備に努めたい…」と抱負を述べました。
今後、女性や若い人の活力が地域の力になることを確信しての決意表明であったと思います。
その左側には、東伊豆町が町の財政がどのくらい厳しいのか…といった事を町民に説明する会を開いている記事。
昨日、公約として全市民に10万円を支給する事を掲げ、今年4月に当選したばかりの香川県丸亀市の市長が、
就任後1ヶ月余りで5万円に減額して批判されているニュースを目にしました。
政治家を志す人でも、財源についての認識は浅かったと言わざるを得ません。
それほど、行政の財政は、いくつかの会計に分かれていて理解しにくいものです。
もちろん行政が破綻すれば、そのツケは住民に跳ね返ってきます。
これからは、行政と住民が問題の共有化を図り、その都度、理解を求めていく必要があると思います。
下側には、西伊豆町のトンボロ現象でできた潮だまりで、園児たちが「小さな水族館」を観察して楽しんだ記事。
先日の元気塾で講演して頂いた、海の手配師、石垣幸二さんが、
都会育ちでゲームしかしなかった子供さんを磯に連れて行った時の事を話されました。
当初は海に行く事さえ嫌がっていた子が、磯の生き物に触れるたびに、もっと知りたい…と時間を忘れる程に没頭し、
みるみるうちに目がイキイキと輝いてきたとのこと。
自然の中に学ぶことは本当に多いです。知識と言うより肌で感じる事の方が子供たちに伝わるような気がします。
こうした活動は、観光の分野にも広げてもらいたいと思います。
◎5月28日フェイスブック掲載の法人会コラム
今日にも緊急事態宣言の延長が正式発表されるようです。延長期限は20日まで。
今朝の新聞に「洋傘メーカー落胆」の記事がありました。梅雨入りで繁忙期を見込んでいた傘メーカーが自粛延長で落胆しているというもの…
緊急事態宣言延長によって飲食店、観光産業だけでなく、様々な業種が影響を受ける事になります。
さて、今朝の伊豆新聞に、南伊豆町の道の駅にある地元の産物を扱っている湯の花売店直売所が、
2020年度の総売上が2億5,826万円で前年度比99%(166万円減)となった記事が掲載されています。
この時期の総会ですので、恐らくは2020年4月~2021年3月の数字だと思いますので、コロナの影響がそのまま出る期間のものです。
巣ごもり需要によるウェブショップの売上が314%とありますが、売上高は276万円ですので全体のウエイトからすればさほどでもありません。
とすると、このコロナ禍において例年の数字をほぼキープしたことになります。
この1年、各イベントも中止が相次ぎ、伊豆の来遊客数は半減以下とも言われています。
そんな中、伊豆の最南端にある施設でのこの数字は驚異的に思います。
その理由としては、観光客だけでなく地元民にも愛され、支持される施設であるという事が本当に大きな要因だと思います。
少し前、下田の「おふくろまんじゅう」さんの施設の方に聞いた時も、売上はほとんど変わってないと聞きました。
伊豆はもちろん観光地です。観光客の方々にどれだけ楽しんで頂くかはもちろん大事な視点です。
しかし、やはり「地元に愛される施設」である事が基本であると、この記事を見て再認識しました。
土屋理事長が語る「耕作放棄地や耕作放棄候補地を活用し、ベテラン出荷者の力を借りて就農者の育成活動を進めていきたい」とし、
品質向上を目指す「栽培研究会」の継続、直営農場「湯の花農場」の開設を目指す…といった姿勢も地元から支持される理由なのでしょう。
地元の方々には、私たちのお店…そういう思いがあるのかもしれません。
◎5月29日フェイスブック掲載の法人会コラム
昨日、新設された移住体験施設「見晴亭」の内覧会に遠藤新会長と共に行って来ました。
下田を見渡せる立地にあり、リフォーム済みでしたので滞在施設としては素晴らしいものでした。
そこを取り仕切っている方から、電通を退職して松崎町に移住、少しづつ山を切り開いて生活し、都会と田舎を繋ぐ取り組みをされている方、
下田の山を購入し、自然の素材を使ったドリンクなどを製造販売され、今後も様々な事業展開を考えているドイツ人ご夫婦などをご紹介頂き、
移住者の方に田舎の良さを教わる場面もありました。
見晴亭からは、眼下に「なまこ壁」の建物も臨むことができ、下田の古き良き町並みを堪能する事もできます。
今朝の伊豆新聞には、その「なまこ壁」の保存に関わる記事が掲載されていました。
ここで紹介されている左官職人さんは80歳…なまこ壁の技能を有する職人さんは、この方を含め2〜3人で若手職人さんは皆無だと言います。
お隣の松崎町では「なまこ壁通り」と称する通りもあり、なまこ壁の保存に関しては、以前から、子供たちも含めた町民も参加して磨く活動もあるなど、
町遺産として継承すべく町全体として取り組んでいます。
担当者は、松崎の取り組みを参考に…と話していますが、これはとてもいい事だと思います。
できれば、互いの町の職人さん同士の繋がりも含めて、視察、交流等を現実的に実施してもらいたいと思います。
個人的にも、以前から、松崎町の町並みに凄く引かれていましたが、
今思うと、こうした「なまこ壁」の雰囲気がどこか下田に通じるものを本能的に感じていたのかもしれません。
町並みにある「なまこ壁」をごく当たり前にあるものと思っていましたが、やはり、地域の人々が個々に出来ることを考え、
自分たちが守り、後世に残していくもの…という風に認識を変えなければなりませんね。
◎5月30日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝の伊豆新聞には、下田市で1店舗を飲食店とスナックでシェア営業している記事が掲載されています。
フリーライターで編集者、山田真由美さんが4年前から経営している飲食店「テーブル・トマト」に、同じフリーライターの東野りかさんが、
テーブル・トマトの営業外の期間を利用して「スナック・リカ」をオープンしているというもの。
山田真由美さんには、オープン当初、取材をさせて頂き、高校生の社会人講話にも文筆家として講師をお願いしたこともあります。
神奈川県に在住しながら、お父さんが経営していたブティックが閉店される事を知り、昔から思い出がある場所を守りたい、
下田の町の灯りを絶やしたくない…そんな思いに突き動かされての飲食店オープンでした。
2拠点生活…ライターの仕事をしながらなので、オープンするのは月のうちに10日程度の不定期…しかも賃貸の状況でです。
普通は踏ん切りがつかない事を悩みに悩んでの事だったようです。
しかし、全国の酒場を取材して本まで出版される山田さんの拘りに、お酒好きのお客さんは訪れました。
時折開催される「風待ちテーブル」という企画では、人脈を利用して講師をお願いし、たくさんの人との繋がりをここで育み、
人的交流の場にもなっています。
そうした山田さんの心意気に共鳴した部分もあり、東野りかさんも今回のシェア営業を申し出たのではないかと想像します。
全国を取材し、それを書き起こしてきたお二人の経験は、飲食店とスナックという業種を通じて、風待ち港下田に新たな風を吹き込んでくれています。
最近、とんと飲みに行く機会が減っていますが、まずは、このお店たちに寄ってみたいと思います。
テーブル・トマト
https://www.facebook.com/TableTOMATO/
スナック・リカ
https://www.facebook.com/SNACKRICA/
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
これから益々シェアが加速されるでしょう。
無駄なくの観点から生まれた効率化策ですね!
副業やベンチャーにはリスクを抑え挑戦しやすい環境になると思います。
都会では厨房レンタルシェアが主流になっているくらいテイクアウトが急増しています。
賀茂地区の商店は観光客〇%、地元客〇%の割合に苦慮してますね…時期や時間で割合が極端に偏っても良いのではと思います。
人口減少に伴い観光にシフトしなければならないが、来誘客の波が激しく頼りきれない。
日々の安定した売上確保には地元客に頼らざるを得ない…解決策はシェアであり業者同士の連携しかない…法人会の役割は大きいと思います。
これはいいですね!特に新規開業する人には良い選択肢ですよね!
◎5月31日フェイスブック掲載の法人会コラム
5月も今日で終わり…本来なら緊急事態宣言が明日から解除されていたところですが、20日まで延長され、まだまだ先行きが見通せません。
昨日は、「ゴミゼロ(5月30日)の日」という事で、各所で清掃活動などが展開されていました。
さて、今朝の静岡新聞の一面に「県産一茶生産、最低基準」という見出しが載っています。
少し前、2019年のお茶の生産量が鹿児島に抜かれたと聞き、その時も驚きました。静岡のお茶が産業として定着したのは、
明治維新後、旧幕臣の武士たちが刀から鍬に持ち替え、農民でさえ見向きもしなかった荒廃地であった牧之原台地を開墾、
お茶の生産を進めた事から始まります。
鹿児島と言えば「薩摩」、徳川幕府を終焉させた因縁の相手…その鹿児島がまたまた幕府側を脅かす…
と勝手に歴史の因縁を結び付けてしまいました(^^;
お茶と言えば静岡…勝手に揺るぎない分野であると思っていましたが、やはり、担い手の高齢化など、第一次産業特有の悩みは同じ…
このままでいくと生産量は減っていくばかりです。
ただ、希望はあります。生産量の減少に反比例するように品質による価格は高騰しているのです。
世の中の動きが二極化の方向に向かっています。
安い価格で提供する為の努力には限界がありますが、高品質なものに対する評価に天井はありません。
如何に「付加価値」を追求していくのか…これはお茶だけに限らず、サービス業なども含めた全ての産業に言える事だと思います。
どこよりもうまいお茶と言えば静岡…これを目指してほしいです。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
静岡大参事(現在の知事)の山岡鉄舟が清水次郎長を静岡県内の土木工事などいくつも任せました。
清水次郎長が一声かけると、あっという間に集まる労働力で、静岡県内のインフラ整備や新規開発が進み、
幕府の直轄領であった富士山の南麓を払下げ、土地の開発をしてお茶の生産量がアップしました。
清水港を整備し、大型の船が入港できるようにしたため、大量のお茶の輸送ができるようになり、静岡茶が発展したそうです。
山岡鉄舟は飛騨郡代となった父に従い、幼少時を飛騨高山で過ごしました。
意外なところで岐阜と静岡の繋がりがあります。
◎6月1日フェイスブック掲載の法人会コラム
下田市では、今日から「あじさい祭」が開催されます。梅雨入りが早かったからなのか、もう五分咲きでピークが6月中旬とのこと。
今朝の伊豆新聞には、コロナで結婚式が延期になったご夫妻が「記念写真だけでも…」と、
ブーケを抱えてあじさいを背景にした撮られた写真が一面を飾っていました。
そんな中、目が留まったのは、その裏面にあった記事。体験型動物園イズ―、体感型カエル館カワズ―、波勝崎モンキー・ベイ、
動物園予備校「アニマル・キーパーズ・カレッジ」と、ここ数年のうちに、伊豆で積極的に事業展開を図っているレップジャパンの白輪剛史社長が、
動物園予備校に来年「鳥獣狩猟ジビエ学科」を新設、狩猟免許取得を目的に、狩猟と動物のプロがタッグを組むというもの。
狩猟するだけでなく、ジビエ肉加工施設も新設していますし、産業として一つの形が出来るような気がします。
この記事にもあるように、狩猟免許所持者の高齢化は以前から言われている問題。一方で最近は猪や鹿、猿などが人里近くまで迫り、
農業被害は相当なもので、状況によっては命の危険に晒されることにもなります。
その反面、ジビエ肉などは都会では高級食材として扱われていますので、人と獣とのバランスの共生を図りながら、
それが産業に結び付いていけば地域にとってもありがたいことです。
白輪社長は、猿の野生化をくい止めるため、閉園予定の波勝崎苑を波勝崎モンキー・ベイとして再生させました。
人がどんどんと少なくなり、獣との共生が難しくなる中、動物のプロ、経営のプロである白輪社長の存在は本当に頼もしく感じます。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
白輪社長はやる事が早い!! 捕らなきゃならない鳥獣を捕って、食べて売ってジビエ産業化へ、
下田市も舵を切ってほしい。と先の議会で延々と訴えたところです。
ということでとりあえず今、若い狩猟仲間を増やしています(結構増えてます)。
◎6月2日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝は様々な記事がある中で、星野西伊豆町長の所信表明に目が留まりました。
星野町長とはお話した事はありませんが、コロナ禍での西伊豆町の取り組みにはずっと注目してきました。財政を支えるほど好調な、
ふるさと納税の立役者の職員の方にも取材をさせて頂きましたし、
その心意気、経緯は周囲の行政の皆さんにも本当に知って頂きたいと思いました。
この記事にある星野町長の言葉をそのまま抜きますと「今後も住民の意見に耳を傾け、改善できることは速やかに対応し、
困難な事にも果敢に挑戦していく」との所信表明から、防災対策については「整備をちゅうちょしている余裕はない。
公助として行わなければいけない事は積極的に取り組んでいく」、
観光地としては「廃れた観光地と思われないために、景観にも配慮する必要がある。
景観を損ねている建物などの撤去を含め、環境整備をしていきたい」、
好調のふるさと納税については「永久的に継続される制度ではないため、今のうちに体力をつくり、財源確保などに努めていく」とあります。
住民の意見を十分に伺いながら、現状における問題分析と早急に必要な問題については素早く対応し、
財源面でも現状に甘んじる事無く、将来への町財政への備えも念頭におく…というような、シンプルに心に届く内容です。
また、実際に、コロナ禍においても素早い対応を実施してきた西伊豆町だからこその説得力もあります。
人口約7,800人、高齢化率は50%近くで県下一…こうした町が住民に寄り添うためには、
分かりやすく目に見える形で住民に示しながら、ここにある「果敢に挑戦」という希望のワードが必要になってくると思います。
中央の政治は、様々なものが相まって「伏魔殿」などと呼ばれ、分かりにくく、どんどんと国民から遠いところになってしまったような感じがします。
伊豆の南端の行政体は、せいぜい数千人から2万人程度…中央と同じような政治の世界を展開していては住民の信頼を得る事は出来ません。
分かりやすく、スピード感をもって実施し、希望も示せる…こうした姿勢が地方行政には一番大事な事であると思います。
◎6月3日フェイスブック掲載の法人会コラム
昨日、ワクチン接種者が1,000万人を超えたとの報道がありました。人口の8%との事ですが、
接種可能な人口に絞ればもっと接種率は上がりますので、少なくとも10人に1人以上は接種をされた事になります。
つい先頃まで、ワクチンの量が、接種体制が…と言っていたと思うのですが、一気に進んでいて驚きました。
さて、今朝の伊豆新聞の一面に、下田市の年間出生数の減少幅が、伊豆地区13市町で最大であったとの記事があります。
2010年が149人で10年後の2020年が69人で53%の減少。
伊豆半島南部で唯一の市である下田市が、一番減少率が高いと言うのは、ここ下田で生まれ育った私にとってもショックな数字でした。
昭和40年生まれの私が小学校の頃、クラスには40人近くあり、教室も5~6クラスありました。
下田市内のいくつかある小学校の内、旧町内の子供たちだけでも約200人いた事になります。
それが全体で69人ですから、学校統合も致し方ないところです。
記事には、様々な要因が絡み合っている…とありますが、根本的な問題を言えば、雇用の問題が一番大きいような気がします。
下田で生まれ育った子は、大学からは外に出て、そのまま就職…何年か後にUターンをしたくても働く場所がない…
その積み重ねが今の状況を作っています。
左側に、下田港を中心とした市街地一帯の活性化策を検討する「下田市みなとまちゾーン活性化協議会」の記事があります。
道の駅を中心としたエリアの活性化を図り、コロナ禍にあって希望の光としたい…との事からの協議会のようですが、
アフターコロナを見据えた人流の活性化も必要な事ですが、併せて雇用を生み出す仕組みを考える事も大事です。
◎6月4日フェイスブック掲載の法人会コラム
今日は全国的に大雨に注意が必要なようです。
さて、下田市内4中学校が統合し、来年4月に開校する新下田中学校に「サーフィン部」が誕生する事が正式に決まりました。
少し前の報道で、設立に異議を唱えられたとする記事が掲載されていたので少し心配しましたが、個人的には良かったな…と思います。
全国でも2例目という事もあり期待は大きいようで、教育長も「部活動をきっかけに移住する人が現れてくれれば」と話されています。
私が子供の頃は、遊ぶのは近くの山か海でしたので、地元の自然と触れ合う事が日常のことでした。
しかし今は、時代も変わり、屋内で遊べるコンテンツも多くなり、子供だけで山や海に遊びに行かせる事もあまりないので、
自然豊かな伊豆に生まれ育った実感が昔に比べると少なくなっているような気がします。
記事の最後に「子どもたちに海を通じて、地元の良さを知ってもらいたい」とのプロサーファーの方の言葉がありますが、
本当にそうしたきっかけになると思います。
また、伊豆の海に育まれたサーフィン部から、世界で活躍するほどのプロサーファーが輩出される事になれば、
自然とサーフィンの聖地として下田が注目されるでしょう。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
本題よりも下の記事に目が…。
いじめについて学校側の責任が認められた事はとても嬉しい事ですが、19歳の少年と親御さんが何年もツラい想いをしてきたかと思うと、
同じ年頃の子を持つ親として胸が苦しくなりました。
過去に戻って、小、中学校生活をやり直す事はできませんから。
いじめた子供達もいつか親になると自分のした事がどんなに卑劣な事だったかとわかる事でしょう…
せめてこの少年のこれからの未来が幸せである事を心より願います。
いじめのない世の中になりすように。
本題と外れたコメントで失礼致しましたm(_ _)m
PS,いつも伊豆下田の情報を楽しく拝見させていただいています。
◎6月5日フェイスブック掲載の法人会コラム
今日は梅雨の晴れ間といった感じです(^-^)
今朝の伊豆新聞には、明日から、空き店舗を利用し、不定期で開催していた食堂「おばあちゃんち」が
年中無休でオープンする記事が掲載されています。
500円で食べ放題、無・減農薬野菜、地産地消にこだわるというから、記事にあるように「名物食堂」になりそうです。
「おばあちゃん」「500円ランチ」のワードで言うと、松崎町の高齢者の方々で運営する「蔵ら」さんが思い浮かびます。
やはり、地元で採れた山の幸、海の幸を活用し、この店を目当てに町外から訪れる人が、行列が出来るほどの賑わいを作りました。
残念ながら、今はコロナ禍という事もありランチ営業をお休みしているようですが、
金額の安さは基より、何と言ってもおばあちゃんたちの元気、笑顔、マニュアルなどない自然なホスピタリティが人気です。
こちらの「おばあちゃんち」は、3年前に東京から移住してきた森下さんが1人で切り盛りするとのこと。
おばあちゃんというには若すぎる方ですが、家族旅行で訪れた際に同町が気に入った…とありますので、
もしかして、おばあちゃんちに遊びに行ったような温かさを感じられたのかもしれませんね。
森下代表が語る「家族的な居場所」。独り暮らしのお年寄りも増える中、笑顔が絶えない温かな居場所になってくれるといいですね。
是非、訪れてみたいと思います。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
2日に渡り利用させて頂きました。本当に美味しかったから、頑張ってほしいです。
ダイロクでやってた時に2回程行きましたけど、本当500円で大丈夫って心配になる位の料理内容でした。
味は勿論美味しくてしかも食べ放題だから行くと満席だったり。
今度は実店舗営業だから、値段上げなくて大丈夫かなとちょっと心配です。
◎6月6日フェイスブック掲載の法人会コラム
今日は雨空ですね。昨日、梅雨の晴れ間となった事もあり、今月から開催されている「あじさい祭り」を一回りしてきました。
雨上がり後の晴れ空に広がる色とりどりのあじさいは本当にきれいでした。もう七分咲きとのこと…
来週末には満開になりそうです。(写真を添えます)
伊豆新聞の一面に、下田高校の文化祭が2年ぶりに開催された事、
高校生と地元和菓子店とが共同開発した「開国下田紅茶マドレーヌ」が販売された記事がありました。
個人的な事で恐縮ですが、私の妻方の姪っ子が、ちょうどこの高校の2年生、
昨年は、高校生になって初めての文化祭が一生懸命に準備している中での中止…本当にがっかりしていました。
昨日は、妻の実家に立ち寄った際、本当に楽しげに出かける姿を見かけ、本当に良かったな…と思いました。
下田高校は地元の進学校、就職して残る子供達は本当に数人…その生徒のために法人会でも毎年、模擬面接会を開催していて、先日、進路担当の先生から連絡をもらいましたが、全日制に関しては今年の就職希望はわずか8人であるとのこと。
ほとんどの生徒が進学し、そのまま都市部に就職します。私の息子2人もそのコースをたどりました。
ですから思います。生まれ育った故郷の思い出を一つでも多く残してあげたい…
故郷で頑張る大人が積極的に彼らに声をかけ、関わり、大切な故郷への思いをたくさん抱えて旅立たせたい…と。
◎6月7日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝の伊豆新聞の一角にあった記事に目が留まりました。
下田中学校3年生の生徒67人が職場体験を行ったという記事ですが、その写真が、清掃センターのごみ分別、回収業務に携わっているものでした。
「裏方の仕事を体験してみたかった。ごみ分別の大切さを知ることができ、これからもごみの減量、分別を心掛けたい」とのコメントも頼もしい限りです。
実は、私個人の話になりますが、高校生の時に初めて携わった人生で初めてのアルバイトが、電車の清掃作業、裏に回ってのゴミの分別作業でした。
もう40年も前の事になります。
夏休み期間中でしたので、本当に暑い中での作業…電車が到着するとカゴを引きずって車内のゴミを集めて回り、
それを裏側の作業所に集めて分別、電車到着のベルと共にまた走って…の作業の繰り返し。
当時は、たくさんの方が夏休みで電車を利用していましたので、ゴミは多く、今ほど分別の意識もありませんでしたので、
本当に考えられないものがゴミの中にありました。
強烈な匂い、そして暑さ…その中で粛々と作業されている作業員の皆さんが本当に凄い人たちに見えました。
作業中は厳しい目の方が、一緒にお弁当を食べている時は、笑顔で話しかけてくれました。初めてバイト代をもらった時の喜びも鮮明に覚えています。
そこでのバイトは10日間あまりでしたが、働くということ、人々の日常生活の裏でこうして作業をしてくれている人たちがいる…
全ては当たり前ではない…という事を教えてもらったような気がします。
あれから40年が経ちますが、電車に乗るとゴミを目で追ってしまいますし、目に余る時はついつい自分のゴミと一緒に捨てるようにします。
作業員の方の動きにも自然に目が行きます。「経験」と言うものは理屈でないものを自分の中に埋め込んでいくものです。
私は友達に頼まれてのバイトでしたが、この中学生は「裏方の仕事を…」と自らが選択したといいますから、
それはとても素晴らしい事だと思いますし、人生の中で言えば一瞬の経験かもしれませんが、彼の人生を左右するものになるかもしれません。
こうした経験の場をもっと増やすべきだと思います。
◎6月8日フェイスブック掲載の法人会コラム
今日は日中、とても暑くなる予報です。
今朝の静岡新聞に県内の高齢者人口(65歳以上)の高齢化率が掲載されています。
西伊豆町が県内で初めて50%超えの50.9%、上位10位以内は40%を超えた自治体ですが、見事に全て伊豆半島の自治体です。
やはり根底には雇用の問題が横たわっています。
最近ではワーケーションの流れが注目され、交流人口を増やす取り組みも増えてきていますが、
定住、移住に繋げるまでには、解消しなければいけない問題が複数存在します。
しかし、希望はあります。「高齢化=衰退」とした固定概念に捉われすぎてはいけないと思うのです。
人生100年と言われる中、田舎で畑作業などをされているお年寄りは本当に元気です。高齢化率が一番高い西伊豆町は、
若手の頑張りもありますが、伊豆半島では突出したふるさと納税の額をたたき出し、コロナ禍での素早い対応が全国からも注目をされました。
そういう意味では、高齢化率が一番高い事が逆にポジティブな材料になります。
人は誰もが年を重ねます。高齢者と言われるような年齢へのカウントダウンが自分の中でも始まり、今後どう生きていくか…と、
この歳になると自問自答する日々です。伊豆はとても元気な高齢者の方がたくさん…
そういうメッセージを発信する事も必要ではないかな…と思ったりします。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
同感です。
お年寄りが元気、ということは…地域での支え合い、個々の自立力、自己管理力が高いということですよね。
高齢、年配、お年寄りって、誰から見て?と思います。人生の先輩から教わること伝えていただくことは、とても大切な気がします。
自然に年代問わず触れ合えるサークルができたら素敵だなぁ、などと無責任なことを思います。
実際にお会いできない今だからこそ、メディアなどで優しく取り上げていただきたいと思いました。
トップ10は伊豆の南豆地区(賀茂)そして県内最低が長泉町・・・何か全てを物語っていますね。
◎6月9日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝、学校のワクチンの集団接種をめぐって、自治体に抗議が殺到し、個別接種に切り替えられたとのニュースを目にしました。
これは個人差がありますが、親の気持ちになって考えると当然だと思いました。
やはり、保護者によっては、まだ様子を見たい…子供には…という事を思っている方もいるでしょうし、
集団接種となれば、ある種、その選択の余地を狭めてしまいます。ワクチンを接種する子としない子…
そうした事がいじめの温床にならないとも限りません。
今、職場接種についても要望を集めています。大人の世界とは言え、こちらも同様の事が言えると思います。
何か、オリンピックを目前に「早く、早く」と、背中を押されているような状況に少し戸惑いを感じます。
今朝の伊豆新聞一面には、先ごろの南伊豆町長選挙に出馬した人物が、町の歓迎塔に落書きをした疑いで逮捕された記事が掲載されています。
関連記事を読むと、出馬取材の時にも、たびたび落書きが自分の犯行である事を明かす発言をしていたとのこと。
その時の写真に落書きと同じマークを置いて話しているものが掲載されていて、それ以外にも、かなり挑発的な言動が目に余っていると見えて、
選挙前から「あの落書きは…」と周知の事実のように町民が語っていた事も耳にしました。
どうにかならなかったのか…と思うのは、選挙前にこうした事が明白であったにもかかわらず、
選挙が実施され大事な税金が使われてしまったということ。
現職との一騎打ちでしたので、この人物が選挙に出馬しなければ無投票になっていました。
選挙結果も、現職の3,751票に対して241票ですから尚更です。
全く事例は別ですが、選挙後、負けた候補者が選挙違反で摘発されるような事は以前にもよくありました。
しかし、このように自らが犯行をほのめかし、町民も知っていた状況にありながら、何故、選挙を行わなければならなかったのか…
全く無駄に思えて仕方ありません。
◎6月10日フェイスブック掲載の法人会コラム
ここ数日は梅雨時とは思えない快晴が続いています。今日も暑くなりそうです。
今朝の静岡新聞に下田市の議会答弁が掲載されています。(伊豆新聞にも同様の内容が掲載)
政治的に関わるコメントをここで書くと批判の的となるので敬遠したいところではありますが、
あくまでも一住民の意見として述べさせて頂きます。
市庁舎の件については、前前前市長の時からの懸案事項、元々、駅前、商業地とした構想から東日本大震災をはさんで津波への危惧から高台へ、
そして、郊外へと市長が変わるたびに話は移り変わり、その都度、調査費、設計費を投じてきました。
もう新市庁舎の話は15年近く話し合われているでしょうか。その間、どんどんと人口は減少し、
経済衰退は今回のコロナ禍で決定的なダメージを受けています。建設費圧縮については、正に検討すべき事項とは思いますが、
今回浮上しているのは廃校となる中学校の施設利用とのこの。
庁舎の建て替えは老朽化によるもの…それを、いくら耐力度調査を実施するにしても、あくまで現状における耐力度。
今後、将来に亘って、財政面からも庁舎の建て替えが簡単出来ない事を考えると、
現段階での技術の粋を集めた新庁舎建設に踏み切った方が…と思うのです。
廃校利用は廃校利用に相応しい使い方があるような気がしてなりません。
今回の耐力度調査費が500万円…水の泡にならない事を祈ります。
◎6月11日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝の伊豆新聞に「キンメ電車」のリニューアル記事が掲載されています。
内容は、沿線6市町をPRする「地域プロモーション列車」として、4年に1度の定期点検に合わせて行われたとあり、
奇しくもオリンピックと同じ年になりました。
以前、下田市長さんでしたかオリンピックの年に合わせ、金メダルならぬ「キンメ樽」として金目鯛等の産地賞品を樽に詰め合わせて送る…
といった事もありました。
金目鯛は伊豆にとっても大事な特産品。身内の宣伝かよ!と言われそうですが、
記事にもある3号車の「キンメダイ博物館」を監修させて頂いているのは、私の弟でもある、海の手配師、石垣幸二氏です。
また、車内のイラストを手掛けている、伊東市出身の漫画家、椙下聖海さんは「マグメル深海水族館」という漫画が大人気で、
こちらの漫画の監修も石垣幸二氏がしています。
伊東市出身の漫画家と下田市出身の海の手配師が、伊豆を盛り上げるために手を組み、一役買っています。
石垣幸二氏は、今、環境問題等も含め、テーマ性のある「海の大学校」を伊豆に作るべく奔走しています。
そんな思いが詰まった「キンメ電車」…機会がありましたら、是非、ご乗車下さい。
◎6月12日フェイスブック掲載の法人会コラム
梅雨時とは思えない天気が続いています。下田のあじさい祭りは正に満開の時を迎えています。
今朝は伊豆新聞を広げながら、季節の移ろい、生命を感じる記事が多くみられました。
いつもは課題などを探して記事を読んでいますが、たまには肩の力を抜いてこういう記事を紹介するのも…と思い、
ダイジェスト的に抜き取りました。「桜庭の収穫最盛期、摘み取りに汗」「数十年に一度、近くリュウゼツラン開花」
「愛国米、丁寧に田植え」「シマウマなど赤ちゃん続々」いずれも、コロナ禍であることを忘れさせてくれる記事です。
よい週末をお迎え下さい(^-^)
◎6月13日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝の伊豆新聞の一面に「高校生のための観光講座」が開かれた記事、
そして、20日に控えた県知事選の関連記事「求められる魅力ある高校」が並んで掲載されています。
県立大学院の八木教授が講師を努める観光講座では、海外の視点から日本全体の人口減少の問題、
その中でも県内では伊豆半島に集中していること、その解消の切り札が「観光振興」であるとし、
古里を誇りにしながら世界を相手にいろいろな経験を積んでほしい…とのエールで締め括られています。
世界から日本、そして県内から伊豆への広い視点でのお話は生徒の心に届くものであったと思いますし、
これを聞いた生徒の1人でも、よし!外での勉強、経験を積んで故郷のために将来仕事をしよう!と思ってくれたらいいですね。
法人会でもここ10年近く、経営者を面接官として引き連れての模擬面接会、社会を考える会を催し、
今年も8月に下田高校、松崎高校からの依頼で伺う予定ですが、
講座をしながら、この中で故郷で働く生徒が何人いるだろう…といつも思ってしまいます。
隣の県政の課題の見出しにも、市外流出に危機感、地域貢献できる人材育成、とありますが、
大学等の進学先がほとんどない伊豆半島においては、正にこのままでは地域の存在そのものが危うくなってしまいます。
こうした外部講師の講座も大事ですが、なにより、不況下という事もあり、田舎は…と地域の大人はよく子供に言ってしまいがちです。
日頃から、故郷への愛情、思いを子供たちに伝える事も大切な教育の一環だと思います。
◎6月14日フェイスブック掲載の法人会コラム
今週はすっきりしない天気が続きそうです。朝のニュースで「関東が梅雨入りか…」という報道を目にしましたが、
東海地方は、先月中旬に記録的に早い段階で梅雨入りしていましたので、
あ…まだ関東は梅雨入りしてなかったんだ…と正直思いました。
昨日は、近所の観光スポットのペリーロードを散策しましたが、あじさい祭りという事もあり、近くの駐車場もいっぱいで多くの方が訪れていました。
知り合いの飲食店のご主人が「我慢ももう限界なんですよね…」と呟いていたのが印象に残りました。
さて、今日は朝刊がお休みでしたので、昨日の静岡新聞の記事にあった静岡県知事選に関する世論調査の記事を掲載します。
どっちの候補者が…という視点は団体としての性格上申し上げる事は出来ませんが、
この世論調査を通じて、人々の関心、世代別の意識の違いなどを感じ取る事が出来ます。
全ての世代で新型コロナ対策が1位となっていますが、個人的に意外だったのは、中でも、18、19代、20代が、関心が高い点です。
意識の低い若者の動きが感染拡大に繋がっているような報道も目にしますが、意識の点では高齢世代より遥かに関心が高い事が伺えます。
しかし、30代になると、ぐっと20代の半分以下に感心が低くなり全世代の一番下になっています。
逆に経済対策、産業振興への関心が急激に高まり、全世代で一番関心の高い所になっています。
職場で10年経過した働き盛り…家庭を持って、子供が生まれ、経済がこれからどうなるのか…やはり、考える世代なのだと思います。
知事に求める資質という点では、「実行力」が突出して、次に「決断力」…今の政治に求められている国民の声が象徴的に表れています。
こうした世論の声などにも耳を傾けながら、私たちが直接政治に干渉出来るこの機会を生かすよう、皆さん選挙に行きましょう!
静岡県知事選は6月20日(日)です。
◎6月15日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝の伊豆新聞には、道の駅の前にある「市場の食堂 金目亭」の拡張工事が完了し、
フロアが2倍になり座席数が増えた記事が掲載されています。
90人が収容できるようになったとありますが、この週末の2日間で訪れたお客さんが750人とのこと…
満席の状態で3回以上の回転率があった計算になります。
やはり、下田に来たなら金目鯛を…というお客さんが多いという事ですね。
道の駅のテナントにも、地魚を使った回転寿司「魚どんや」、金目鯛を素材にした下田バーガーが人気の「ラマル」、
農協、漁協の直売所に海産物の加工品を多数扱っているお店もあり、金目鯛をどのお店も前面に押し出しています。
ただ、金目鯛については、漁業の後継問題や環境の変化によって、年々漁獲量が減少している現実もあります。
相模湾のしらすの不漁問題も少し前に話題になりましたし、資源は永久なものではありません。
金目鯛のブランド化を仕掛ける一方、
「下田に来たなら〇〇〇」という特産品や名物などを新たに作り出していく事も必要になってくるような気がします。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
金目鯛は確かに下田の売りですよね。
ただ、近くの稲取も金目鯛で頑張っています。
そう言う意味では稲取とは違うアプローチで特色を出すと良いんだろうな。
あと、弓ケ浜の青木さざえ店の伊勢海老ラーメンなんて一軒のお店だけなのに有名です。弓ケ浜って特別伊勢海老なのって感じだけど。
下田だとトンカツはじめがインパクトありますよね。
ただ、羅列しただけで申し訳ないけど、そういう頑張っているお店が立ち上げたイメージから全体化して
広げていくのも良いかもしれないと思ったりします。
例えば、下田の定食食べたらはじめみたいにこれでもかと食べてるそばからおかずを追加してくるとか。
何軒かでやったらインパクトあるだろうな。例えばの話ですが、刺身定食でも餃子定食でも料理のジャンル関係なく。
勝手なこと言ってごめんなさい。
◎6月16日フェイスブック掲載の法人会コラム
今日は朝から雨模様です。一部地域においては集中豪雨の心配もされていますので、ご注意下さい。
昨日、政府が、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が解除された地域では、
定員の50%以内なら1万人を上限に受け入れを認める案を軸に調整に入った…との報道がありました。
感染拡大が完全に抑え込まれておらず、20日の期限を延長するかどうかの状況の中、既に解除後の人員を調整している時点で、
その措置が準用される東京五輪・パラリンピックを視野に入れての調整である事が明白で、
無観客で…という選択肢はもう無いのか…と思うと、個人的には、国民の命、安全が何よりも優先と語られていた
菅総理の言葉がまた少し遠く感じてしまいました。
さて、今朝の静岡新聞のコラム「湧水」に、以前にも取り上げさせて頂いた松崎町の「2030松崎プロジェクト」の事が書かれていました。
静岡大学、観光協会、伊豆半島ジオガイド協会と協定を結び、10年後の町の理想像を掲げ、そのテーマに従って住民ワークショップを重ね、
最終的には、この住民ワークショップから生まれたアイデア、知恵を来年度の町の総合計画に盛り込むと言うもので
「産官学民事業」と表現されています。
コラムの中では、小規模な自治体だからこそ浸透しやすい…とあります。
確かに小さな自治体においては、人口減少、少子高齢化が加速する中において、それは官の仕事、それは民…ではなく、
双方が歩み寄り力を合わせて乗り越えていく空気を醸成する必要があると思います。
一方で、田舎においては、こうした事業への参画を躊躇する空気もあります。
そんな中、その個をまとめ、引っ張っていくのは公、官の立場の方の熱意だと思います。
この取り組みは、県内で一番少ない人口の松崎町ですが、思えば、近隣市町も人口の点では大差はありません。
こうした松崎町の取り組みが形となり、官民一体となった住民参加型の町作りが、伊豆半島全体に波及してもらえることを願います。
◎6月17日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝の伊豆新聞の一面に、先ごろ、このコラムでも見解を述べさせて頂いた、下田市の新庁舎に関する詳細が掲載されています。
来年3月で閉校になるこの稲生沢中について、500万円をかけてこれから耐力度調査が行われるわけですが、校舎は建設から40年経過した建物。
記事には、校舎を補強なしに庁舎として利用することはできない…校舎は狭く、市は校舎を丸ごと新庁舎に改修することに否定的で、
利活用が一部になるとの見方を示している…とあります。
この学校はそもそも新庁舎建設予定地に隣接している場所。利活用が一部という事は、元の新庁舎計画は白紙ではなく継続されていて、
その補完として校舎利用を考えているのか、校庭内に新たに庁舎建設を考えているのか…この記事を読む限りだと、全く見えてきません。
庁舎建設=廃校利用でないなら、更なる費用をかけて利活用を探るという事であれば、やはり、全体の計画を住民に示す必要があると思います。
さて、その左側に、僭越ながらこのコラムに関する記事を掲載して頂きました。
記事を一番引用させてもらう事が多い伊豆新聞さんに、このように取り上げて頂ける事は本当に嬉しい限りです。
これからも継続して参りますので、今後ともよろしくお願いします。
◎6月18日フェイスブック掲載の法人会コラム
緊急事態宣言が、沖縄を除いて予定通り20日で解除される方針が昨日発表になりました。
専門家は、五輪を無観客でやるくらいの覚悟を国はしてほしい…と警鐘を鳴らしています。
東京都などは解除後の飲食店への要請として、客は1~2人、滞在時間を17時~19時に…などの案が出されているようですが、
現実的とは思えません。
解除され、補償金などが少なくなり、営業条件が厳しくなるようなら、従わない飲食店は続出しますし、
何のための宣言解除なのか…やはり、オリンピック開催のためなのか…と思ってしまいます。
さて、今朝の伊豆新聞に、体感型動物園イズ―に、全長5.1メートル、体重800キロの国内最大のイリエワニが搬入された記事が掲載されています。
繁殖を見据え、全長3メートルの雌も一緒だといいます。(公開は26日から)
イズ―園長の白輪剛史さんは、先日、横浜で脱走したアミメニシキヘビを捕獲して全国ニュースで取り上げられました。
その後、たくさんの番組にテレビ出演され、全国から、様々な捕獲依頼などが舞い込んでいるとの事も耳にしました。
今年に入ってからも、東伊豆で経営する動物園予備校に「鳥獣狩猟ジビエ科」を新設し、
狩猟免許取得を促しながらジビエ肉加工施設も新設、産業に結び付ける取り組みに着手することが話題になりました。
とにかく次から次へと話題を提供してくれる人物です。
国内最大という事は正に「ここにしかない」もの。恐竜にも見まがうような大きなワニを目当てに伊豆に訪れるお客さんもいると思います。
折角だから…と、足を延ばして下田海中水族館へ、帰りがけに熱川バナナワニ園、伊豆アニマルキングダムなどに寄っていくかもしれません。
伊豆にとってこういう話題は本当にありがたいと思います。
折角なので、白輪剛史さんのフェイスブックから拝借した写真も掲載します。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
イズーですか。5mのワニすごいですね。
話し違いますが、知り合いの方が、実物大のコモドオオトカゲの鉄製のアートを寄贈したと聞いております。
ワニと共に興味深いです!
5mの入り江ワニの輸送など素晴らしいです。
伊豆半島は良く釣りに行きますので、寄らせていただきます。
◎6月19日フェイスブック掲載の法人会コラム
今日は1日雨模様のようです。
今朝の伊豆新聞の記事に目が留まり、朝から胸が熱くなりました。
下田市田牛(とうじ)の87歳の横山文夫さんが、昭和50年から半世紀近く、
地元で草刈りや側溝の清掃、ごみ拾いボランティアを続けているという記事。
漁師として働いていた時は休みの日、仕事終わりの時間に活動を続け、引退後は天気のいい日は毎日…。
心臓に重い病気を抱えていたご長男の手術のため、地元の方が協力してくれた事にずっと感謝の気持ちを持ち続け、
ご長男が22歳が亡くなられた後も恩返しを続けているといいます。
「謙一が元気に生きた5年間は人生で一番幸せな時間だった。その5年間をくれた田牛の住民への気持ちは忘れられないし、
忘れるわけにはいかない」と話し、
「学があるわけでもないし、地域を引っ張っていけるような立派な人間でもない。自分にできることをやっているだけ」
「人間関係が希薄だなんだといわれる時代だが、人情、感謝を忘れてはいけない。だから体力が続く限りは続けるよ」
言葉はシンプルですが、横山さんの半世紀近くに亘るボランティアの日々を想起すると、
その一言一言がどんな政治家の言葉より、胸に深く届きます。
誰に認めてもらおうという事もなく、日々黙々と感謝の心に向き合って作業されている横山さんの事に
スポットをあてて頂いた伊豆新聞さんにも感謝したいと思いましたし、
殺伐なニュースが多いこの頃ですが、改めて、人の心の素晴らしさに触れる事ができました。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
確かウチのオヤジと同級生だったかな、去年、田牛に配達に行く途中で掃除しているのを見かけた。
その後給油の際に横山さんから、この話をされてきた。
なかなかこのような事をマネすることなど出来ない。ただ吉佐美田牛線道幅が狭いのでクルマに気を付けて!
私も朝からこの記事を読んで感動しました。50年続けるなんて、とても真似できません。素晴らしいです。
◎6月20日フェイスブック掲載の法人会コラム
今日は静岡県知事選挙の日です。
昨日の伊豆新聞に、1年前に下田に移り住んだ30歳の女性(会社員)が、休日や仕事の休憩時間を利用して、
駅前で「投票所はあっち」のボードを抱えて若い世代への選挙参加を訴えている記事を目にしました。
「これからの日本をつくる40歳以下の若い世代の皆さんに、投票することでもっと社会参加してほしい」とのコメントをされていましたが、
思うことと、それを行動に移すこととは天と地ほどの違い、覚悟が必要です。
こういう方こそ政治の世界に飛び込んでほしい…と無責任に思ってしまいました。
今日は皆さん、選挙に行きましょう!
今朝の伊豆新聞に、南伊豆の若手漁師でつくる南崎漁師倶楽部が、
南伊豆町の海で取れる未利用魚のブダイを食べやすい切り身にした「ブダイ・フィレ」を商品化、
インターネットを通じた全国販売に向けて準備を進めている記事が掲載されています。
ブダイと言えば「釣れたからどうぞ」ともらう事も多い魚…切り身は歯ごたえがあって多少癖もあるので、煮付けにされる事がほとんど…
そういう意味では、特殊な下処理によって臭みを抑え、手軽に調理できる切り身に加工されたということで、とても興味深いですね。
また、昔なら魚を取るだけを考えていたであろう漁師さんたちが、こうした取り組みをされている事に時代の流れを感じます。
クラウドファンディングを通じての資金調達も試みていらっしゃるようです。是非、南伊豆ブランドの一つになって頂きたいですね。
こちらのクラウドファンディングページに詳しい事が書かれています。
https://camp-fire.jp/projects/view/430065
◎6月21日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝は各紙、静岡県知事選の結果が一面を飾っていました。
現職の川勝平太氏が、自民党が推薦する岩井茂樹氏を破って4選を果たしました。
選挙の争点になっていた政策で一番関心が高かったのが「リニア水問題」。
実に重視する政策の40%以上となっています。川勝氏はこの問題をめぐっては国との対立姿勢が度々報道されていました。
しかし一方で、補償の観点から、伊豆の首長らが緊急事態宣言の要請を国に求めた際には
「国に要請しても蹴られる…」として国への陳情を断った場面もありました。
今回、岩井氏を応援した背景には、リニア問題も大事だが経済を…という思いがあったような気がします。
今、コロナ対応しかり、経済問題しかり、守る事と攻める事の両面が政治に求められています。
今回、川勝知事は4期目を迎えますが、選挙戦を通じて県民から聞いた声に真摯に耳を傾け、
1期目を務めるような気持ちで知事職に臨んで頂きたいと切に願います。
さて、ここで紹介するのは、伊豆新聞に紹介されていた「かつお節米、ブランド化へ」の記事です。
耕作放棄地を活用した農業振興に取り組む、西伊豆町地域おこし協力隊の酒井宏治さんが、肥料にかつお節粉を使用し、
農薬や化学肥料、除草剤を使わずに米の栽培を目指して田植えを開始したという内容。
注目したいのは、このかつお節粉は、歴史ある地域の伝統食「潮かつお」を再び世に知らしめ、
今や地域産業の一役を担っている「カネサ鰹節商店」のものを使用している点です。これだけでも十分にブランド化への付加価値に繋がります。
ただ単に、耕作放棄地の活用だけでなく、更に西伊豆町ならではの価値をお米に加えたアイデアは本当に素晴らしいですね。
西伊豆町は「ふるさと納税」の実績も素晴らしい町…「かつお節米」と「潮かつお」の組み合わせの返礼品は人気が出るかもしれませんね。
◎6月22日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝の伊豆新聞には、下田市に2年前に兵庫県から移住された稲田健吾さん、みのりさん夫妻が、
付加価値の高い鶏卵を生産する養鶏場「ファーム1987」を開業し、殻が青みがかった卵を産む鶏「アローカナ」を放し飼いで育て
「下田ブルー」の商品名で秋頃から販売予定だといいます。
下田の海が好きで移住のされたお二人が生産する商品名としてはぴったりの名前です。
元々、カフェ開業が夢でしたが、コロナの影響で展望が開けなくなり、その中でひらめいたのが「養鶏」であったといいます。
耕作放棄地と山林約6千平方メートルを取得、クラウドファンディングを実施し、
移住後に親しくなった友人、知人ら約60人から提供された資金で準備を進めてきたそうです。
餌は地元ひもの店から提供を受けた魚のあら、自家栽培した無農薬米などを材料とした手作り飼料で、
鶏にも人にも優しい栄養価の高い卵であり、今後、養鶏体験ができるミニキャンプ場も併設し、念願のカフェも建設する意向のようです。
昨日、西伊豆町の耕作放棄地を利用し、地元の特産品を利用した地域おこし協力隊員の取り組みを紹介させて頂いたばかりですが、
伊豆が好きで移住された方、地域おこし協力隊員で関わる事になった方のバイタリティ、伊豆への拘りにはいつも感心するばかりです。
法人会の元気塾でも移住者の方に「伊豆を教わる」というテーマでお話を頂いた事もありますが、
伊豆への深い愛情に基づく、地元の人間が気付かない視点、発想に教わる事が多いと感じました。
稲田ご夫妻の取り組みを、ご夫妻のお人柄、地元に積極的に関わろうという姿勢から、周囲が応援している形も素晴らしいですね(^-^)
「下田ブルー」が、地元と移住者との架け橋の象徴として、愛される卵になってほしいです。
◎6月23日フェイスブック掲載の法人会コラム
昨日は会議の為、静岡に出張していました。
行き帰りの電車は、まずまずの乗車率でしたので、緊急事態宣言解除の影響も少しはあるのかな…と感じました。
また、五輪会場での酒類販売をめぐっては、提供の方向から一転見送りになりました。
スポンサーの関係もあるとは言え、こうした世論の反発を予見できなかったのでしょうか?
メーカーには、酒の不買運動に繋がるコメントが殺到したようです。
先ごろのパブリックビューイングの時もそうでしたが、世論の反発をもって中止とするような政治には辟易としてしまいます。
さて、今朝の伊豆新聞の一面には、松崎町の高齢者の方々が運営する「蔵ら」が、
2019年の放火殺人事件で命を落とした元京都アニメーション社員の大村勇貴さんが手掛けた絵本「うーちゃんのまつざき」のイラストを、
小石を使った松崎町の民芸品「いずこいし」に仕上げ、町内各事業所へ贈呈する作業を進めているという記事がありました。
代表の青森さんが作者の母親と出会った事がきっかけで、試作品をプレゼントしたところ「この『うーちゃんの石』をお客さんに持って帰ってもらい、
うーちゃんに全国を旅してもらいたい」と感謝の手紙をもらった事から、
心動かされた青森代表が「松崎のどこでもうーちゃんがいるようにしたい」
「天国にいる勇貴君もきっと喜んでくれる」と町内事業所へのプレゼントを企画したといいます。
蔵らの青森さんとは、法人会で何度か講演をお願いした事もあり、お付き合いも長くなりましたが、
損得など全く抜きに、常に人のため、町のために考えをめぐらせ、行動に移されている方で、本当に尊敬できる松崎のマザーテレサです。
今朝、青森さんに「今朝の伊豆新聞、青森さんの優しさに触れ、感動しました!」とメッセージを送ったところ
「ありがとう、忙しくなりますが、それでも年を忘れ死ぬ暇がなくなりました!頑張っていきます!」とすぐに返信がありました。
80歳半ばにして、このスピード感、お茶目な返し…もう脱帽です。
青森さんや蔵らの皆さんの人となりが松崎町の魅力にも繋がっています。近いうち、元気をもらいにお顔を見に伺いますね(^^)
◎6月24日フェイスブック掲載の法人会コラム
コロナ感染拡大情報と相まってオリンピックの話題が増えてきました。明日は下田でも聖火リレーが行われ、当事務所前を通過する予定です。
さて、今朝の伊豆新聞に、伊豆の経営者と首都圏大手企業の副業人材をビジネスマッチングする
2泊3日の合宿が開催されている記事が掲載されています。
法人会でもこの合宿の広報に一役担わせて頂いた事もあり、昨日は、この合宿の初日の見学をさせて頂きました。
当初、働き改革によって副業が認められるようになった事から、人材不足に悩む伊豆の企業経営者と首都圏大手企業との
人材を結び付けるものである事は承知していましたが、一体、どのような結びつきが生じるのか…漠然としたイメージしかありませんでした。
一番初めに互いの自己紹介から始まりましたが、伊豆の経営者側からは、会社紹介に引き続き、現状の経営における悩み、課題などが提示され、
副業人材側からは、現在に至る経緯、経験、スキル、お役に立てる事についてのアピールがありました。その状況はまるで「お見合い」。
企業側が抱える問題点に対し、様々なスキル、人脈をもった人材側の方々がどのように関わり、経営に変革をもたらしていくのか…
この自己紹介を聞いているだけでワクワクするものを感じました。
このままではいけない…と思う経営者側の思い、大手企業の看板ではなく個人としての能力を思う存分に発揮したいと考える人材側の思いが、
この2泊3日の合宿で結びついたとき、どのような化学反応が起こるか、とても楽しみになりました。
自己紹介の後は、東京八王子のカリスマ経営者とも言われる栄鋳造所の鈴木隆史社長と、ヘッドハンティングをした新武浩専務の話を伺いました。
倒産の憂き目にもあった社員数十人の町工場が海外に支店を出し、地元の若手経営者も牽引するパワフルさも流石でしたが、
その支柱となっている新専務さんは、自身もフィリピンで会社経営をする社長。
最初は、何も条件が整っていない状況で無理難題を押し付けてくる社長さんが大嫌いで、3日目に退社を申し出たと言います。
外国人の難民雇用をすると言い出した時は、本当に体を張って従業員と外国人との間に割って入り、結果、残った外国人は1人、
昔からいる従業員の数名は辞めていったそうです。
しかし、そこから会社内での従業員の意識が大きく変わり、変革に繋がっていったと話します。
文句を言いながらも社長に付いていく専務の姿、やり取りを聞いていると、やはり、人材を生かすも殺すも、
経営者がどう人と向き合っていけるかなのだな…と感じました。
雇用形態が変わり、人と人との関わりも変わりつつあります。
副業人材が伊豆に新たな風を起こしてくれる事を期待します。
◎6月25日フェイスブック掲載の法人会コラム
今日は下田で聖火リレーが行われます。
コース上にもなっている会社前にも規制線が張られていますが、昨日は、あまり外出しないよう…と言った内容の市内放送もあり、
何か、複雑な思いもします。オリンピックの足音が着実にこちらにも聞こえてきています。
さて、今朝の伊豆新聞に、5月に当法人会の会長に就任して頂いた遠藤一郎氏が経営する㈱クックランドさんが、
コロナ禍で弔事料理、仕出し料理の売上が激減した事を受け、葬儀・法事の返礼品として多かった「茶」に代わるものとして、
「金目鯛しぐれ煮」「ラー油きくらげ」などを製造、今後、認定を受けた事業再構築補助金を活用して専用の機械を導入し、
種類を増やしていくといいます。
遠藤会長とは同級生でもあり、法人会を通じても長い付き合いになりますが、
経営者としての嗅覚、バイタリティーにはいつも感心しています。この補助金の申請、認定もこの地域では初めての事だと認識しています。
食品関連産業はこのコロナ禍で本当に打撃を受けています。
会長の指名があった時にも、正直、負担ではないだろうか…と考えた時もありましたが「やるべきことはやる」という姿勢は崩しませんでした。
また、遠藤会長は、経営についての愚痴のような事を一言も聞いた事がありません。
「どんな時でも活路はある。ピンチはチャンスと時でもある。とにかく従業員の雇用は守らなければいけない」
と一貫して前向きに経営と向き合っています。
だからこそ、「良き経営者の団体」としての法人会のトップとして相応しい人物であると思っています。
個人的な事で恐縮ですが、私の母が今年3月に亡くなった時、返礼品として、まだ試作段階にあった、
この「金目鯛しぐれ煮」などを使わせてもらい、返礼品を受け取った方々にも喜んで頂きました。
地元の素材を活かした地域性のある礼品の開発を目指す…と遠藤会長が語っていますが、今後の開発商品にも注目をしたいところです。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
一次公募に採択されたんですか!素晴らしい!
◎6月26日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝の伊豆新聞には、昨日、下田で実施された聖火リレーの記事が大きく掲載されています。
その中側の記事に「変異株の拡大懸念」の記事。やはり、どうしてもバランスを欠いているという印象が拭いきれません。
この聖火リレーのコース上に、私の自宅、事務所がありました。前日、市内放送で「外出は控えて…」といった放送がありましたので、
ひっそりと行われるものと思っていましたが、朝から、警備、ボランティアの方々、恐らくは外から見学に来たであろう人の多さに驚きました。
また、小学生150人が五輪音頭…とありますが、近隣の小学生、園児、中学の吹奏楽部も駆り出されたようで、
マスクをせず、小さな舞台で五輪音頭を踊って(踊らされて?)いる小学生の写真が出ています。
親、保護者の方は恐らく見学に出ているので、たくさんの方々が集ったものと思います。前日の放送は何だったのか…正直な感想です。
著名人が走るわけでもなく、伊豆半島南端の聖火リレーでさえこの騒ぎ…大規模な本番のオリンピックが本当に心配です。
こんな事を書くと「水を差すな」と言われる事も覚悟の上です。
コロナ禍でなければ、この記事もただただ微笑ましく、沿道に出て大きな拍手を送りたいところでした。
昨日、宮内庁長官が「拝察」という言葉を借り、天皇陛下が「感染拡大を懸念…」というメッセージを出されても、
政治家がこぞって「宮内庁長官の見解」と一蹴する様子にとても憤りを感じました。
今、何が本当に大切なことなのか…この声は政治には届かないのでしょうか。
◎6月27日フェイスブック掲載の法人会コラム
昨日は東海岸に車を走らせましたが、先日紹介しました全長5.1m、体重800キロの巨大イリエワニが公開という事もあり、
体験型動物園iZooの駐車場がいっぱいでした。白輪園長の発信力には本当に頭が下がります。
今朝の伊豆新聞には、静岡県が若者向けに「しずおか文化財めぐり〜やってみたい10のこと」と題したPR動画を制作した事が紹介されています。
恋愛、城、絶景などのテーマ別に1分前後の動画を10本制作し無料公開したとあります。
早速覗いてみました。1本が1分程度ですので全部見ても10分程度、私自身は少し物足りない気がしましたが、
若者をターゲットとした場合、この尺がちょうどいいのかな…と思いましたし、やはり、予算を使っているだけに映像等は素晴らしいものがあります。
しかし、いつも思うのは、行政が制作するものには、完成がゴールになって発信が伴わないものが多いということ。
覗いてみても、再生数は20回程度(関係者ぐらい?)でした。
この情報を、静岡県のホームページを検索閲覧、ユーチューブで検索する確率は残念ながら低いです。
であれば、もっと観光関連事業者にリンクを呼びかけるとか、素材として、個人も含めた民間にも開放し、
有効利用してもらう事を呼びかけるなど、発信普及にも力をかけてもらいたいと思います。
作って終わりでは勿体ないです。
http://www.pref.shizuoka.jp/bunka/bk-180/meguri.html
◎6月28日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝の伊豆新聞のこの記事に、個人的な思いもあって目が留まりました。
記事は黒船祭の代替イベントが下田市民文化会館で開催された内容ですが、
よさこい団体である「翔華組」がメンバーの高齢化、コロナ禍を理由に、このステージを最後に解散するといいます。
ここでも以前にお話をさせて頂いた事もありますが、私は、2008年に仲間と共に「伊豆龍馬会」という坂本龍馬の会を立ち上げました。
まだ知られていない下田と龍馬の歴史を全国発信すること、何事も前向きに生きた龍馬の精神を土地の子供たちにも伝えたい…
という思いからの設立でした。
その設立と同時期、この「翔華組」も結成されました。
龍馬と言えば高知、高知と言えばよさこい…伊豆龍馬会では毎年「龍馬飛翔祭」(今年はコロナで休止)というイベントを開催し、
翔華組の皆さんには、その第一回目から毎回、会場である宝福寺の境内で元気いっぱいに踊り、盛り上げて頂きました。
確かにご年配のメンバーの方は多かったですが、年齢を感じさせないパフォーマンスに驚き、刺激を頂いてきました。
昨年からコロナで披露する場所が無くなり、モチベーションを保持できなくなった事も1つの要因かと思いますが、
歴史を共に歩んできた団体の人間として、最後の舞台すら用意してあげられなかった事に口惜しさと寂しさを感じます。
伊豆龍馬会も昨年から会活動を休止していますが、いつになったら…と思う中、
休止によってメンバーの気持ちが離れていかないか…という事も気がかりになってきました。
こうした、思いがあって始めた団体は数々ありますが、やはり難しいのは「継続」すること。元々、生活の糧ではないので、
自分たちが楽しくなければ継続する意味もありませんし、気の知れたメンバーでやる事が一番気楽です。
ただ、後進の育成に力を入れなければ「高齢化」は避けられず、解散する一つの大きな要因となります。
好きで始めた事ではありますが、こうした会活動の一つ一つが、人々の元気と町の活気に繋がっていくのであれば、
継続、継承を視野に入れた会運営を心掛けたいと思いました。
「翔華組」の皆さん、今まで本当にありがとうございました。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
昨日は最後の演舞を目に焼き付けてきました。
まるでスターマインのような素晴らしいフィナーレでした。
翔華組さんには黒船祭をはじめ金目祭りもあれもこれも盛り上げていただきました。
龍馬飛翔祭でも私も何度もご一緒しましたね。また次の新しいチームが出てきたら応援していきましょう!
翔華組さんの演舞で一般飛び入り参加コーナーみたいなのがあった時に数回、参加させていただきました。思い出もいろいろあり寂しいです。
代表者さんに14年間、おつかれさまでしたと伝えました。
◎6月29日フェイスブック掲載の法人会コラム
今朝の伊豆新聞には、来月からの海水浴場の開設期間、来年の「河津桜まつり」の期間について、開花傾向が早まっている事から、
10日繰り上げて2月1日~28日に変更する事が掲載されています。
海水浴場の開設について、唯一「開設中止」となっているのは、その河津町の河津浜。
昨年のこの時期、全国の海水浴場の開設中止が発表される中、伊豆では、中止と開設について二転三転しながら、
真っ先に開設中止を決めたこの河津町を除いて、ほとんどの海水浴場が条件付きながら開設をされました。
河津町はかなりの期間、1人も感染者が出ていなかった地域でもあり、そうした判断は本当に早かったと思います。
ただ、その分、今回の期限見直しに象徴されるように、来年の「河津桜まつり」にかける期待は大きいのだと感じました。
昨年は、結果として、海水浴場開設に伴う、目に見えるほどの感染拡大はありませんでしたが、
去年は砂浜に囲いを作ったり、場所によっては人数制限、予約制にしたりと、初めて遭遇する状況に神経を尖らせていましたが、
あれから1年が経過し、ワクチン接種も着々と進む中、同様の緊張感が保てるだろうか…という心配もあります。
オリンピック開催による気の緩み、感染力の強い変異株の蔓延…冷静に考えると、昨年より警戒すべき要素は今年の方が多いような気がします。
去年も大丈夫だったから…という考えは捨てた方がいいような気がします。オリンピック開催の影響も心配されます。
今年の夏が無事に過ぎてくれるよう祈るばかりです。
◎6月30日フェイスブック掲載の法人会コラム
6月も今日で最終日。1年ももう半分が過ぎようとしています。
毎朝、様々な情報とにらめっこしながら、アフターコロナの道のりはまだ遠く、世の中が全然前に進めていない事を感じる毎日ですが、
時間だけは無情に早足で過ぎていきます。
今朝は読売新聞の一角に目が留まりました。(これに関しては様々なご意見があると思いますので、あくまでも個人的見解です)
ここでも何度か取り上げさせて頂いた政府が掲げる「脱炭素」。
今後5年間を集中期間として「脱炭素」に先行的に取り組む地域として全国100ヶ所以上を指定するとあり、
資金を重点的に支援し、「脱炭素ドミノ」を起こしていく方針…と書いてあります。
左横にあるそのイメージ図を見て、私は愕然としました。
「農山漁村」と書いてあるのは「地方における小規模自治体」のこと。あえてこの表記にしている事にも少し不満を覚えます。
このイラストを見る限り、都市部では「屋根置き太陽発電」などが発電への貢献として唯一見受けられる程度で、
農山漁村にはバイオマス、地熱、家畜排せつ物のエネルギー利用、農業用水路などによる小型水力発電、洋上風力発電、
太陽光発電と発電事業のオンパレード…これでは、地方は都市部の電力を供給するために存在している?と思われても仕方ありません。
また、太陽光パネルや風力発電事業への設備増設にかかる環境負荷を総合的に勘案すると、
これが結果的に本当に「脱炭素」に繋がるものであるかについては、まだまだ議論の余地があります。
昔に比べると今は省電力化への技術も飛躍的に伸びていますが、
一方で、リニア推進など、大量電力を消費する事が想定される事業は前に進められようとしています。
この点には大いに矛盾を感じてしまいますし、発電ばかりではなく、如何に電力を消費しない方向に導いていくのか…
私たちは考えていかなくてはいけません。
伊豆半島沖に、都庁並みの大きさの風車が100基建設される計画があります。
暴論と言われるのは覚悟の上ですが、都市部の中心にその内の1基でも建設がされたら、
地方の痛みも少しは理解して頂けるのか…と思ってしまう自分がいます。
失ってはいけないもの…私たちは考えるべき時であります。
◎皆様からのコメント(一部抜粋)
地方は都会の領地でも植民地でもありません。都市部で使う電気のために地方は自然破壊と環境悪化を強いられる。これでは搾取です。
ただでさえ地方で育った子供達が都会の納税者になっているのに。地方への還元が必要です。
原発の近隣自治体は電源三法によって長期・巨額の財政支援を受け振興効果を上げています。
再エネについても、地元に雇用や新たな税収を生む仕組みと、発電量に比して、
開発規模以上の海洋保全とその為の森林整備に財政支援する等の「メリット」が必要でしょう。
再エネという名の乱開発はただの公害です。
秋田県ではとうとう洋上風力発電の基礎杭打設工事が日本ではじめて始まりました。
市内中に響く打設音にみんな驚いて市役所や、事業所に苦情の電話が行ったみたいです。
この工事は一般海域での洋上風力発電のパイロット版、序章にすぎません。
地域格差を利用した搾取行為であり人権蹂躙・侵害にあたります。
欧州仕様の巨大風車を至近距離沿岸に数多く建設する異常さは止めなければいけません。