「ウィズ・コロナ掲示板」(2021年7月~9月13日)

当地伊豆では夏本番を控え、海水浴場の開設を発表しています。
コロナ下において経済の歩みも止めないためには「ウィズコロナ」の精神のもと、
受け入れ側も受け入れる側もコロナ対策を心がけた行動が求められます。
法人会では、本掲示板を通じて、今後ともその点を訴えかけていきたいと思います。


◎7月1日フェイスブック掲載の法人会コラム

こちらでは昨夜から大雨が途切れなく降り続いております。現在、下田市及び松崎町には、土砂災害が予想される為、避難指示が出ています。
今後も雨が降り続く予報が出ていますので、しばらくは注意が必要です。

さて、朝から少し重い話題で恐縮ですが、今朝の静岡新聞の記事に目が留まりました。
老衰や末期がんなどで寝たきりの高齢者などが自宅などで心肺停止になった際、本人の同意が確認できれば、
蘇生や病院搬送を中止する対応が、今日から静岡市で始まるというもので、「望まない延命措置」の在り方を見直すというものです。

私の母は今年3月に亡くなりましたが、2月に病院に入院。認知症の上、もう口から食事をする事が叶わない状況となり、
担当医師から胃ろうを進められました。
しかし、認知症になる前に母がいつも口にしていた希望もあり、胃ろうはお断りして退院、
コロナ禍で面会も出来なかった兄弟などにも会う機会を作り、自宅にも帰ってもらい1週間ほどで息を引き取りました。
施設にもお世話になりましたが、毎日笑顔を絶やさず、本当に穏やかな最期を迎える事が出来ました。
病院にいればもう少し長生きが出来たとは思いますが、コロナで親族も面会も出来ないまま、胃ろうによる栄養と薬で生かされる状況を思えば、
全く、その判断に後悔はありません。
しかし、病院の先生からの提案をお断りする時には、やはり、気持ちの上で抵抗感を覚えました。
親族とは言え、人の命を左右する言葉の重さは、やはり普通の気持ちではいられませんでした。
病院の相談員の方が「私でも同じ判断をしましたよ」と言って頂いた時には、本当に肩の荷が下りた思いがしました。

「最期は静かに迎えたい…」これは誰しもが思う事ではないでしょうか。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

両親が健在のうちに、どのような治療を望むか、望まないか。
聴いておくほうが、僕も気が楽だし両親も後々になって聞かれるよりも楽じゃないかなと、僕は、ポップに準備進めようと思っています。
離れて暮らしているから、余計にそう思うのかもしれませんが。

本人にも、家族にも生かされる苦痛が…
望まない延命治療もあります。

凄く共感します。
やはり本人の人間らしい生き方を尊重するのが最重要で、本人がそれを意思表示出来なければ1番近い親族がその意思を代弁すべきだと、
最近、ワクチン問題で色々あって切に思います。
認知症の父に本人確認が出来ないからワクチンは打てない説明があり、兄弟で何か方策は無いか考えています。


◎7月2日フェイスブック掲載の法人会コラム

本日も朝から雨が降り続いています。こうも長引くと、雨が止んだ後もしばらくは土砂災害への警戒が必要です。
台風もそうですが、最近は異常気象による集中豪雨が頻発しています。
先日も投稿しましたが、「脱炭素」を掲げた政府が再エネを謳い、太陽光発電、風力発電を推進していますが、
その陰で切り崩されている山が、どんどんと保水力を失い、想定していない事態を引き起こす可能性は十分にあります。
自然エネルギーの活用が実は自然に逆らうものであることを考えなければなりません。

さて、今朝の伊豆新聞に、東伊豆町稲取のチャレンジショップを兼ねた交流拠点施設「ダイロクキッチン」に、
週末、深夜から早朝にかけて営業するカフェの紹介が掲載されています。
切り盛りする青嶋さんは町内で勤務しながら休日を利用しての営業といいます。

都会では、コロナ対応により飲食店営業は8時まで、酒類の提供は7時、飲酒を伴う飲食は90分以内などの制約が課されています。
また、コンビニ経営なども24時間営業などは見直される傾向にあります。
よく都会の繁華街を形容する言葉で「眠らない町」などが使われたりしますが、そもそも眠らない事が異常であり、
都会にいた頃、何かに追われるように生活していた頃を思い出すと、本当に余裕が無かったな…と感じます。
そして、そうした都会のネオンなどを維持するために地方が犠牲になるような事態は避けたいものです。

皆が寝静まった頃、町に一つ二つの小さな光が灯り、誰が誘うでもなく、ぽつりぽつりと人が集い、語らい、
気が付くと「夜明乃珈琲」になっていた…それが人の営みとして、ちょうどいい頃合いなのかなと思うのです。

人生も仕事も画一でなくていい、人それぞれの思いが反映される世の中が面白い…そんな事をこの記事を見て感じました。
「夜明乃珈琲」…久しぶりにチャレンジしようかな。





◎7月3日フェイスブック掲載の法人会コラム

大雨ももう3日目。
昨日は、親戚が通院のために天城越え…その後、天城峠に通じる道が土砂や樹木が崩れて通行禁止に…
すぐに状況を伝え、大回りの迂回経路を走ったようですが、いずれも山道なので「着いた」と報告があるまではとても心配でした。
途中、自己責任で…という道もあったそうです。
ずっと避難している知り合いもいます。
伊豆急線も路線近くで土手崩落。電車だけでなくバスも運休。海上交通も一部欠航。正に「陸の孤島」のごとくです。

自然のなせる災いの前では、人はいかに無力であるかを思い知らされます。祈るのみです。
皆さま、どうぞお気をつけ下さい。






◎皆様からのコメント(一部抜粋)

大部分が山間部の伊豆は山肌を削り道路を拡張してきたので土砂崩れには悩まされますね…
国による幹線道路の強化と命の道と位置づけされる伊豆縦貫自動車道の早期開通を祈るばかりです。



◎7月4日フェイスブック掲載の法人会コラム

こちらでは雨は小休止してますが、全く日が差さない日が続きます。
昨日も災害関係の記事でしたので、本来は違った内容を取り上げたいところではありますが、このニュースを素通りするわけにはいきません。
昨日投稿の文末に『自然のなせる災いの前では、人はいかに無力であるかを思い知らされます。祈るのみです。皆さま、どうぞお気をつけ下さい。』
と書かせて頂きましたが、まさか、その数時間後にこんな事態が起こるとは…
繰り返し流される土石流の映像を最初に見た時には、東日本大震災の津波映像を見た時の衝撃に近いものを感じ、
ただただ唖然とするしかありませんでした。

100300世帯が被害を受け、今、お2人の方の死亡が確認され、10名が建物から救出、20名ほどの方の安否が分かっていないとの事ですが、
まだ被害の実態はつかめていません。

これは憶測などて軽々しく申し上げる事ではありませんが、SNSやネット上では、
被災地の山頂にあるメガソーラーと災害との関連性が、相当数投稿されています。
ここのコラムでも「脱炭素」関連の開発事業については度々取り上げてきました。
もし、この災害が天災のみでなく人災であったなら、本当に由々しき事です。

今日は、昨年、熊本での集中豪雨で多くの犠牲者を出してから1年ということで、
被害のあった地区では「千年に1度」の豪雨を想定してのハザードマップを制作したとのニュースも目にしましたが、
最早「想定外」という言葉を逃げ道には出来ません。

国土交通省が今日にも調査に入る…との報道もありましたが、本当に入念な調査をお願いしたいと思いますし、
あってはならない事ですが「脱炭素」の妨げになる事であっても決して蓋をするような事が無きように切に願います。

被災地の事を思い、今日も祈るのみです。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

異常気象が過去の防災対策の想定を越えたことは間違いないと思います。
それはここ数年の各地の状況を見れば明らかかと。
ただ、メガソーラーがその引き金を引いていたとしたら困ったものです。
その可能性は十分あると思うのでキチンと検証してもらい、それこそ行政がいち早く対応してもらわなければ困りますね。
それと同時に、一人一人が一時の金銭目当ての乱開発について真剣に考えないとと思います。
一人でも多くの被災者方々の生存と安全をお祈りいたします。

とにかく透明性のある調査結果を示してほしい。
その上で開発が森の保水力に影響していたのならば
開発の許可をした行政は間違いを認めた上で企業にメガソーラーの撤去と森の再生命令を出してほしい。
太陽光発電に反対している訳ではないが、森を崩してまでやる事ではないと思う。
知事は再選をいつまでも喜んでないで速やかな行動を!決して熱海だけの事ではないはず!

上空からの画像がアップされていますが、上流には韓国企業が建設したメガソーラーがありますね。
メガソーラーは国土破壊でしかない。


◎7月5日フェイスブック掲載の法人会コラム

今週1週間もすっきりとしない天気が続きそうです。
本来なら、1週間の始まりは気分を変えていきたいところですが、熱海の豪雨災害で、
安否が分からない方のお身内、親戚、知人の方々のご心痛、雨が降り続く中、危険と背中合わせの捜索、
土砂等の撤去作業などに従事されている方々の事を思うと、そういった気持ちの切り替えはなかなか出来ません。
何十年とお付き合いもあり、同じ法人会の職員さんの安否も気になり、朝一番でお隣の熱海伊東法人会さんに電話をさせて頂きました。
「大丈夫です。ありがとうございます」と手短に話される向こうで、電話が鳴り響いていました。様々なご対応に苦心されることと思います。

朝刊を見ると、地元に近い、静岡新聞、伊豆新聞の記事のほとんどは熱海の豪雨災害関連の記事で埋め尽くされていました。
今朝の新聞では、建物被害は130棟、その内、住民基本台帳に記載された方々215人の内、生存を確認出来たのは68人、
これから147人の安否を調べる…とありましたが、今朝の7時時点で確認出来ていない方の数が113人との報道がありました。
今後の確認作業が急がれます。

今朝の静岡新聞の記事の中で、今後の災害対策に関わる記事で気になったのが2つありました。
1
つは、静岡大学の岩田教授が被害現場に入って言及された内容。
急傾斜に多くの建物が立ち並ぶ被災地を「全国的にも特異な場所」とし、過度な土地開発によって地面がもろくなっていた可能性があるとするもの。
「全国の同様の急傾斜地で安全性を確認することが急務だ」と強調されたといいます。
もう1つは、土石流の起点となった部分に、開発行為に伴う盛り土の崩落が確認されたという内容。
現時点では、最初のきっかけが盛り土の崩落だったのか、下流側の崩落が盛り
土の崩落を誘発したのかは分かっていない…という事ですが、
川勝知事は「開発との因果関係は明確ではないが、今後検証したい」と話しています。

昨日、ソーラー開発についてもSNS等で拡散されているという内容を記載しましたが、
長い目で見れば、いずれも人間の土地開発が要因という事になります。
もちろん、自然のままでもこうした土砂崩れは起きますし、感情的に一つの要因に固執する事もまた違うのかなと思います。

いずれにしても、こうした災害をなるべく今後最小限に抑えるためにも、今回の被災状況を複合的かつ冷静に分析を進め、
経済優先ではなく命優先に結び付く法整備にも取り掛かって頂きたいと願います。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

被害にあわれた方々に心からお見舞い申し上げます。


◎7月6日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日も朝早くから捜索が続けられる中、熱海には雨予報、土砂災害警戒警報も出されています。
時間との戦いの中、二次災害に繋がらないよう神経を使っての捜索は、想像を絶するものだと思います。
現場の皆さんの安全、1人でも多くの安否確認が進むよう祈るばかりです。

昨日、住民基本台帳から所在不明の住民64人の氏名が公表されました。被災地に心当たりのある方はいらっしゃいませんでしたが、
もしかして…との思いから、11人のお名前を確認しました。
今朝の読売新聞にお名前が掲載された記事がありましたので取り上げさせて頂きます。
この名簿にある中、聖火ランナーも務められた石井裕隆さん、奥様の石井志歩さんについては、別な地区に身を寄せていたとの事で、
無事が確認されたとの報道がありましたので、現状では62名という事でしょうか。
急がれる捜索活動にも影響がありますので、ご確認頂き、もし無事な方がいらっしゃれば、ご連絡頂きたいと思います。


(その後の報道で64名のうち、41名の安否確認がされたようです。
https://news.yahoo.co.jp/c1c30a4d04840f20e62559c621f6

また、記事には、この氏名公表を巡って、県や市の方針が二転三転し、発表までに時間がかかった経緯が記されています。
公表するか否か判断する権限の所在を明記した法律がない…という事ですので、是非、今回の教訓を活かした法整備をお願いしたいところです。

また、何かできる事は…とお考えの方もいらっしゃると思います。
静岡新聞には、熱海市に寄付2,000万円超との記事がありました。「ふるさとチョイス」内に設けられた災害支援特設ページに5日までに
2,000万円を超える寄付金が寄せられたとのこと。
私も、少しばかりですが寄付を致したく、今朝の930分にこのサイトに訪問しましたが、寄付額は既に4,200万円を超えていました。
まだまだ、長い戦いになると思います。寄付を…と思われている方は下記サイトまでお願いします。


ふるさとチョイス災害支援
https://www.furusato-tax.jp/saigai/detail/1070




◎7月7日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日もすっきりとしない天気です。
熱海の被災地では、人員も増員されての救助活動が続けられています。
一方、島根県、鳥取県の方でも豪雨が降り続き、河川の氾濫、土砂災害などの心配がされています。無事に過ぎ去ってくれる事を祈ります。
また、コロナ感染者の数も一向に減る気配を見せません。
オリンピック開催について、やっと「無観客」という選択肢が議論に上がっているようです。
しかし、政治家が話す理由の中に「政治がもたない」とありましたが、思わず「そこ?」と突っ込みたくなりました。
今、何が大事で、何をなすべきなのか、立場を超えて考える時だと思います。

今朝の伊豆新聞には、被災地区域内で送迎業務をしているご夫婦(奥様が看護師の資格を持つ)が自社の車両や車椅子を使いながら、
住民の救護や避難所への誘導に力を尽くす様子、その隣には、やはり被災地の寺院のご住職が、避難所関係者の要望を聞き、
衣類の提供を呼び掛けている記事が掲載されています。
土石流から間一髪で被災を免れた直後、呆然としてしまうような状況の中、すぐさま人の為に動ける行動力とお心に本当に頭が下がる思いがします。
自分なら出来ただろうか…そう自問してしまいます。
昨日は、青年部会での会合がありましたが、被災地について何が出来るかについても話し合いをさせて頂きました。

少し話は変わりますが、その青年部会の話の中で、8月に松崎高校と下田高校で行われる模擬面接会の打ち合わせもありました。
就職活動前に経営者メンバーが面接官となり、面接指導を行うというものです。

そういう意味で、今朝の静岡新聞にあったこの記事にはショックを受けました。
メガバンクが来年春入社の新卒採用で人工知能(AI)を使った面接システムを導入するというものです。
学生の受け答えした内容の優劣をAIで分析し、人事担当者による最終的な判断に役立てる事が狙い…とありますが、
要は人の優劣をAIがふるいにかけるという事になります。

毎年行っている面接指導の際、学生の皆さんに「知識があるないは筆記試験で、育って来た環境等については履歴書で分かります。
面接で見たいのは、その人の人間性ですので、頭で覚えた言葉に余りとらわれず、素直に自分を出して下さい」と指導していました。
それは、当然に、人が人を見るという事が前提の話です。AIではありません。

熱海の被災地で、理屈抜きで救助に動かれた方の行動は、もしかしてAIでは理解不能の行為に映るかもしれません。
しかし、これこそが「人」である事の素晴らしさでもあると思うのです。
人と人との交流を拒み、AIの判断に責任を委ねた結果、血も涙も通わない世の中にだけはなってほしくないと思います。







◎7月8日フェイスブック掲載の法人会コラム

まだまだ雨による災害が懸念される中、東京では900人を超える感染者が記録され、
東京都では4度目の緊急事態宣言が発令される方針が明らかになりました。
東京五輪も原則として無観客が浮上しているとの事ですが、緊急事態宣言下であれば当然の措置であると思います。

さて、今朝の伊豆新聞には「発生起点に土地改変七つ」の見出しで、熱海市の土砂災害の現場における崩落起点周辺での土地改変に、
盛り土、2ヶ所の宅地造成、太陽光発電設備の建設、災害に伴う緊急伐採、産業廃棄物の存置、
行為者不明の土砂投棄などが認められたとの記事が掲載されています。
静岡新聞においては「盛り土高さ、届け出3倍超」の記事が一面を飾っていました。
県や市は、産業廃棄物が盛り土に混入していた件も含め、届け出に準じた是正指導を行ったが、
業者が従わず、届け出の3倍を超える高さ(15m→50m)にかさ上げされた疑いがあるという内容です。

こうした検証、責任の追及は本当に大事だとは思いますが、少し気になっているのは、
犯人捜しがエスカレートし、そこを叩く事のみで問題が終結してしまわないか…という事です。
行政は「是正指導を行った」として、責任は業者にあると言わんばかりですが、
業者側は会社清算を行っており、所有者は個人の事業家に移っています。
届け出をしても、目が行き届かない山奥では、こうした事例はいくつも発生しているのではないかと思います。
産業廃棄物処理の問題にしても、実は許容量の〇倍…という話は後から出てきます。

このような状況の中では、どうしても悪者探しをしてしまう傾向がありますが、
そもそも、産業廃棄物等々、本をただせば人の営みから出たものであり、この件について、私は無関係です…
として一方的に特定の誰かを責め立てる事は出来ません。

大事なのは、問題点を精査した上で、同じ過ちが二度と繰り返される事のないよう、
全国で同様の危険がある場所を検証し、届け出に準じた施行がされてない場合、
今まで以上に強制力を伴う行政執行のあり方を含めた法整備に早急に取り掛かるなど、誰か叩きや責任回避の前に考えて頂きたいと思います。

今日も熱海市の土石流現場では必至の捜索活動が行われています。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

この記事の隣に医療関係者の岩井先生。
娘が仕事でお世話になってるクリニックです。


◎7月9日フェイスブック掲載の法人会コラム

正式に、東京都の緊急事態宣言の発令、東京五輪の13県無観客が決定致しました。
あと少し、あと少しと我慢を続け、今度こそ…と、夏に向けて準備をしていた飲食店や関連業種の方々にとっては、本当に辛い宣告になりました。
それは、観光業を主体とする伊豆半島の観光業、飲食店等々の経営者にとっても同様です。
今朝の静岡新聞には、土石流被害があった熱海市で予約キャンセルが相次いでいる記事が掲載されていました。
観光客からは市全体が危険である印象が持たれているのではないか…とも書かれていますが、
未だ救助活動が続く近くで楽しむ気持ちにはなれない…自粛しないと…という思いも無理からぬ事です。
観光協会長も「経済を回さないと市全体が疲弊する、しかし、被災者を思うとイベントなど開催してもいいものか」と複雑な心境を述べられています。
また、避難生活の長期化が予想される中、受け入れ先のホテルニューアカオは「まずは避難者の暮らしが大事」
「観光業界だけが悲鳴を上げるわけにはいかない」と、市民一丸で乗り越えていく覚悟を語られたといいます。
辛いのは自分だけじゃない、みんなが辛い、だから助け合う…こうした「共助」の精神が、今、熱海市の様々な立場の人々を動かし、支え合っています。

今朝も静岡新聞、伊豆新聞には熱海市関連の記事がたくさん掲載されていますが、
あえて今日は、「理想的な共助の町へ」とした、高齢化率50%超えの西伊豆町の記事を取り上げます。
シルバー人材センターの会員が高齢者を支え、助け合う、高齢化率の高い自治体のお手本になっているという内容です。
会員も高齢者、収入を得ることに加え、社会参加による生きがいの充実に繋がっているといいます。
今、田舎では、本当に一人暮らしの高齢者も大変多く、例えば、災害時などの声掛けをどうするか…など大きな課題にもなっています。
引き籠りがちになってしまい、近所とのコミュニケーションがとりにくくなっている方も少なくありません。
人生100年時代と言われ、定年後も20年、30年と地域に住まう事が普通になりました。
仕事人間で仕事を通じたお付き合いしかしてこなかった…特に趣味もない…こうした高齢者の方々にとっては家から出るきっかけが必要です。
シルバー人材センターなどの役割は今後も益々高まってくるのではないでしょうか。

人が人と交わる事によって、こうした「共助」の精神が培われます。




◎7月10日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝こちらでは、ここのところの空が嘘のような晴天になっています。
一方、九州地方では大雨特別警報が各所に出され、予断を許さない状況になっています。何事もなきよう祈るばかりです。

昨日、「共助」についてコラムを書かせて頂きましたが、今朝の伊豆新聞には、
市民有志が自宅にとどまる高齢者の方々の生活を支える様子が記事になっています。
昨日は静岡出張でした。
熱海駅に降り立った時、何か独特の空気を感じながら、新幹線で熱海伊東法人会の事務局長と一緒になったので色々と現状を伺いました。
事務局長は、被災地の伊豆山で生まれ育ったという方で、想像を超える災害状況にまず何をしたらいいか分からない…
ただ、自分に出来る事は何か、何かしなければ…という気持ちでいっばいとの事でした。
市内ホテル、避難所にいるたくさんの方も、これからの住居について話し合いがされているようです。

当会は、下田ライオンズクラブの事務委託も受けていますが、まだ銀行が開く前、
朝一番に役員の方々が事務所に「100万円をすぐに降ろせますか」と訪ねてきました。
前の日に熱海ライオンズクラブと連絡を取り、義援金の拠出を決めたとの事で、そのまま熱海に飛んでいかれました。
伊豆半島に住む仲間として、出来ることを…と考えた行動であったと思います。

一方、今回の災害は、4回目の緊急事態宣言と相まって、観光業に大きなダメージを与える結果となっています。
熱海市はもとより、隣町の伊東市でも3,000人を超えるキャンセル。
伊豆全体にも波及する恐れも出てきました。
熱海伊東の事務局長も災害の後処理も心配だが、経済への影響が本当に深刻…と話されていました。

伊豆南部でも、今年の夏にかける期待は大きく、各観光施設も安心して訪れて頂けるような対策を施していますし、
昨年の夏も感染拡大に繋がる目立った事例はありませんでした。

皆さんに遊びに来て頂く事も「共助」に繋がります。




◎7月11日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、静岡市内で36.3度を記録したとの報道もあり、とても暑い日になりました。
東京五輪開催まで2週間を切りました。観客を入れると公表していた福島県では一転して無観客に…と発表。
伊豆市は、自転車競技の開催会場にもなっていますが、今後の成り行きも気になるところです。
世の中を明るくするはずのオリンピックが違う形で注目される事は悲しい限りです。

さて、今朝の読売新聞の一面には教員免許更新廃止へ…の記事が掲載されています。
幼稚園、小中高などの教員免許を10年ごとに更新する教育免許更新制度を廃止するというものですが、
2009
年に導入からわずか12年で廃止…文科省内でも「10年に1回では時代の変化に追いつけないとの懸念がある…」と…
素朴に、こうした事を予見できなかったのだろうか…という疑問があります。
目的は、不適格な教員の排除ではなく、最新の知識、技能の習得にあるようですが、
最新の教科書を使用する以上、教師は当然としてそのチェックには余念がないでしょう。
発信元の文科省が研修の充実を果たせば、個人的には必要ないと感じます。

逆に問題なのは、わいせつ教員などの不適格な教員の排除が今一つしきれていない点です。
法改正に向けてはいますが、教育委員会がその可否を判断する…といった甘い内容になっています。
これについては、そうした事態が発生した場合、即時に免許取り上げ、その後、いかなる理由があっても教壇に立てないよう徹底すべきだと思います。

今、情報はどんどんと流れてきます。オンラインも含め勉強手段も多様化しています。
「先生」と呼ばれ、人生の起点にある子供たちの前に立つ教員に求められる人間力…それは、紙の上では計れません。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

教師も学力や知力や道徳や体力など専門分野で分業制する時代なのかもしれませんね…
とにかく『実践力』を身に付けて社会に送り出していただきたい。


◎7月12日フェイスブック掲載の法人会コラム

東京では今日から、4度目の緊急事態宣言に入ります。緊急事態も4度目ともなれば緊張感も緩みますし、
東京五輪、夏休みを目前に控えてどれほどの抑制力があるのか…既に飲食店や観光地では悲鳴の声が上がっています。
いずれにしても、今後の感染者数の推移を注意深く見守っていきたいと思います。

今日は朝刊がお休みですので、昨日の静岡新聞から。
堂ヶ島の老舗ホテルでもあります「堂ヶ島アクーユ三四郎」が、「星野リゾート青森屋」などを経営する会社の子会社に運営譲渡し
「イル・アズーリ」として新装オープンするという記事がありました。
施設名のアズーリはイタリア語で「紺碧(こんぺき)」を意味し、カプリ島を彷彿とさせる演出にこだわり、
地元食材を使ったイタリアンレストランも備えると言います。

私が東京からUターンしたのが30年ほど前、当時の旅館、ホテルは地元経営の方ばかりで、
法人会の会合その他でも「これからの観光はどうなる?どうする?」といった内容の話で盛り上げっていました。
しかし、経済成長期からバブル期にかけて増え続けた団体旅行のニーズに応じ大型化した施設には、
収容人員もさる事ながら大中の宴会場が整備され、増え続ける個人客の要望に応えるには、
こうした宴会場を潰し、個人客の要望が多い露天風呂付の客室を増やすなど、多額の設備投資を要し、正に苦難の道のりでした。
その間、リーマンショック、震災等々もあり、次々と倒産、廃業の憂き目にあう宿泊施設が続出…
その施設は安売りのグループ企業に買い取られ、更に、地元経営のホテル、旅館の脅威となりました。

そして今、2年近くに亘りコロナ禍に苦しめられています。
踏ん張って経営を継続されている地元経営者の皆様には本当に頭が下がる思いです。

この記事にあるような経営譲渡は同業の方にしてみると一つの脅威ではありますが、こうした施設が廃業後に廃屋になってしまえば、
伊豆の価値を貶める事にもなりますし、逆に、その存在が伊豆の価値を高めるものにもなりえます。

地元としても、互いに高め合う存在として受け止める事が大事だと思います。




◎7月13日フェイスブック掲載の法人会コラム

全国的に安定しない気象状況が続いておりますが、こちらは今のところ晴れております。
熱海の土砂災害の被災地では、まだまだ安否が分からない方もおり、避難所にいる方々の疲労もピークに達しようとしています。
昨日は菅首相も被災地を訪れ、川勝知事、斎藤市長と意見交換を交わし、
首相からは「政府としてできることは全てやる」という言葉があったといいます。
今こそ、リーダーシップを発揮して頂きたいと思います。

さて、今朝の静岡新聞に、「太陽光発電、防災どう両立」の見出しで、今回の、本来はあってはならない、尊い犠牲の上ではありますが、
環境省が、脱炭素社会の実現と防災の両立へ、地域に受け入れられる再生エネ事業の普及を目指す…とあり、
「促進区域」の指定対象から「土砂災害警戒区域」などを外す方針を固めたとのこと。
別な記事では、国立公園や希少種の生息地なども除外する方針とありました。

この記事の中で注目したのは、環境省の官僚が「悪い再生エネを排除する必要がある」と述べている部分。
「悪い再生エネ」を政府側の役人が答えている点です。
「脱炭素」を旗頭に優遇措置や儲ける仕組みばかりを民間に提示し、盲目的に進められてきた開発事業…
今回の熱海市の土石流災害が「もう1度足を止めてよく考えよ」と教えてくれたような気がします。
菅首相は、熱海市の復旧と被災者の方々が1日も早く日常生活に戻れるように尽力すると共に、
こうした、再エネ事業がもたらすかもしれない悲劇に目を止めて頂きたいと思います。

今回の災害が人災であれば、決して、決して繰り返してはなりません。




◎7月14日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は朝から雨模様になっています。
今朝の新聞には、「西村氏、また朝令暮改」のタイトルで、飲食店の酒類提供停止をめぐっての、
金融機関への働きかけを撤回した事に引き続き、酒の販売業者への要請も撤回した記事が掲載されています。
そもそも経済再生大臣が出す要請事項としては正に経済に逆行するものであって、
ギリギリの経営を強いられている飲食店からの反発、国民の反発が想像できなかったのでしょうか?
また世論を見てすぐに意見を撤回する流れは、これまでも繰り返されてきました。
ここに及んで「それは西村氏の個人的意見…」とする周りの政治家の姿勢も如何なものでしょう。
責任が無い…記憶が無い…世論がそう言うから…だとしたら、政治家の役割は何なのでしょうか?

そんな中、今日は静岡新聞にあった小さな囲み記事に目が留まりました。
「リモハラ防止へ対策」という見出しのものです。県が、リモートワークによるハラスメント(リモハラ)防止対策を徹底するというものです。
管理職の注意点に、プライベートに立ち入って部屋の印象を語る、1時間おきに業務の進捗を報告させる、
勤務時間外にメールで指示を出して確認を求める、オンライン飲み会を強要する…を例示。
逆にコンプライアンス違反に該当する在宅勤務者の行為として、仕事が片付いたから昼寝する、
テレビや動画を見ながら仕事する、家族に業務上の秘密情報を漏らす…などが挙げられています。

そもそも、このリモートワークは、新型コロナウイルスの感染状況を配慮した一時的な措置である事を忘れてはならないと思います。
何か、リモートワークがこれからの主流になるような空気を感じる事もありますが、管理者、勤務者の双方の注意点を見る限り、
最終的には、社員を成果主義に特化した外注と捉えるか、部屋にカメラでも設置しない限り、これは双方の主張が繰り返されるだけです。
また、何でも「ハラスメント」を付ける風潮も如何なものかと思っています。
もちろん、人を傷つける行為はダメな事ですし、発する側が何気ない言葉や態度と認識していても、
傷つく人がいる…という意識は持たねばなりません。
ただ、それが過剰になりすぎて、声一つかけられない雰囲気になる事もどうかと思います。

私が思うに、そもそも人間関係そのものは面倒くさいものです。
ただ、その分、理解し合えたり、認め合えたりした時の喜びも大きく、人生を豊かにします。
面倒くさいものをハラスメントという言葉で全て排除し、成果だけで世の中が成立するのであれば、
それは最早、AIやロボットの世界であると思うのです。

もちろん、人と人との間に「思いやり」は絶対に必要です。




◎7月15日フェイスブック掲載の法人会コラム

7月ももう半ば…昨日は東京での感染者が1,000人を超えました。
幸い、こちらの方では新規感染者は出ていませんが、沼津市などでは2件のクラスターも発生しており、油断は出来ません。
昨日は、2年前に下田に移住された稲田ご夫妻のところに会報取材に行ってきました。(前日のFBに詳細を書いています)
伊豆の海が好きで移住され、青い殻の卵が特徴の「アローカナ」という鶏を自然の中で、
地元で採れた天然物のみを配合した飼料を与え、安心安全で栄養価の高い卵「下田ブルー」を提供する養鶏所をご夫婦で作ろうと、
汗を流されていました。
今後、カフェや農場も作りたいと、久しぶりに夢のある話を伺う事が出来、こちらが力をもらいました。是非、成功してもらいたいと思います。

さて、今朝の伊豆新聞に、西伊豆の地域活性化や雇用創出などに取り組む「西伊豆プロジェクト」が、
西伊豆特産のかつお節などを原料にしたオリジナルクラフトジン「西伊豆の神(ジン)」を商品化した記事が掲載されています。
商品化に向けたクラウドファンディングでは約20日間で230万円を集めたとのことで、
「カネサ鰹節店」の鰹節、天城山系の地下から汲んだ深層水などが原料で、ほのかに感じられる鰹節の香りが特徴とのこと。
西伊豆町の得意分野である「ふるさと納税」の返礼品にもなりそうです。

以前、やはり「カネサ鰹節店」の鰹節を肥料に使った「かつお節米」の記事もご紹介しましたが、
西伊豆町の鰹節は、町の伝統食でもあった潮かつおが有名になり、町を代表する産物として定着しています。
そしてそれを様々な形で産物に盛り込む事によって、更にブランド化への弾みにもなり、町が一体になる事にも繋がります。
ふるさと納税の返礼品に「鰹節づくし」とした、潮かつお、かつお節米、西伊豆の神などがパッケージされたものがあると面白いですね。

私は昨日の取材で出会った「下田ブルー」を、かつお節米にかけて食べてみたいと思いました。
「伊豆は一つ」のパッケージで、自治体を超えてのコラボも実現出来たらと思います。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

Face to Face(フェイス トゥ フェイス)ですね。
法人会や地元金融機関などが媒体になり地域の産業が結び付いて化学反応を起こせたら良いですね。
鰹節米に下田ブルー、鰹節粉に地域にあるしょうゆか塩で卵かけご飯を食べてみたいですね!


◎7月16日フェイスブック掲載の法人会コラム

東京五輪まであと1週間となりました。
東京の感染者は2,000人にも届こうとする勢いで増え続けています。選手の皆さんも、さぞかし複雑な胸中ではないかと推察致します。

さて、今朝の伊豆新聞の一面には、河津町の南禅寺保存委員会が、平安時代の貴重な仏像群など、
案内人の解説を受けながら入館者目線で鑑賞体験が出来るDVDを制作した記事が掲載されています。
映像制作を請け負ったのは、谷津の地域団体の「てらまち会」。
映像制作の中心になっているのは、かっぱ寺としても有名な「栖足寺(せいそくじ)」の千葉兼如ご住職。
以前、法人会報取材でもご紹介をさせて頂きましたが、元プロのサックス奏者で、
自己流ながらプロジェクションマッピングなどを駆使され、音楽、映像を通じて仏教を発信されている方です。
千葉ご住職の様々な取り組みが、人が集うお寺への大きな原動力となり、昔からの檀家の方々も、その活動を温かく見守っていらっしゃるようです。

歴史やお寺のような存在は、若い方々にとっては少し重々しく感じ、敬遠されがちなものになっている感は否めません。
しかし、工夫次第では人が集う場になり、孤独化に向かう社会の中での心の拠り所になるような気がします。

今日下田では、灯篭流しが行われ、私も今年3月に亡くなった母の見送りをします。
先祖を敬う心、仏様に手を合わせる心…大事にしたいと思います。




◎7月17日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は河津町に会報取材に行きました。地元商工会の紹介でしたが、先日の下田取材の時のご夫婦と年齢が一緒。
クラウドファンディングを利用、カフェ的な要素のお店をこれから作りたい、山の上にある…など、共通点がたくさんあって驚きました。
こうした方々が結び付いたら面白いな…と思い、同じ境遇で頑張っている人がいるよ〜とメッセージさせてもらいました。

今朝の伊豆新聞には、下田市がふるさと納税の初説明会を開いた記事が掲載されています。
え?初めて…今頃…と少し驚いてしまいました。
法人会では、まだふるさと納税の返礼品制度が自治体であまり取り組まれていない頃、ふるさと納税推進特別委員会を設置して、
各自治体を回った事があります。
当時、少し先んじて取り組んでいた南伊豆町では、「儲かるからやります」との役所の人の言葉に驚きましたし、
これからは自治体も稼ぐ、儲けるといった感覚が必要だと感じました。
下田市にも働きかけましたが、やはり、3年で担当が変わる事やネット販売業者任せの状況から、難しいな…と感じた事があります。
その間、西伊豆町だけはぐんぐんと実績を伸ばし、20億円に達するまでに…
人口は下田市の半分以下、高齢化率ナンバー1の町が下田市の約10倍の実績を上げているのです。
西伊豆町の返礼品の半分以上は干物類だとか…だとしたら、伊豆の各自治体でも同様のラインナップは揃えられるはず…
では、何が違うのか…。

西伊豆町では、課をまたいでプロジェクトチームを立ち上げました。
説明会チラシをまいて集まらなければ、役所を出て、事業者のところを訪問。説明して「一緒にやりましょう」と歩み寄りました。
事業者への丸投げはせず、職員が休み返上の勢いで取り組みました。
前に役場職員さんに取材をした折、その姿勢に本当に頭が下がる思いでした。

こんな事を申し上げると、役所の方に嫌われそうですが、こんなに近くにいい見本の自治体があるのですから、
やはり、学んで頂きたいと思うのです。
何が違うのか、どこを変えなければならないのか…説明会もよろしいですが、この品をこういう形で売り出したいんです!
と役所側から事業者の方へ出向く形と情熱があって、初めて稼げるものになると思うのです。

今、取材に回っていますが、現場に行って、直接事業者さんからの話を聞いて、
そのストーリーを理解する事で初めて扱っている商品の本当の良さを知ります。
これをどうしたら皆さんに知って頂けるのか、もっともっと売れてほしい…そんな気持ちが沸き上がってきます。

自治体側が業者に丸投げではなく、もう一歩、二歩、事業者に歩み寄って、一緒に考え、一緒に喜ぶ…
そうした関係性を作ることが、ふるさと納税の実績を伸ばす事に繋がると感じます。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

ふるさと納税制度は、税収が入る地方自治体の儲けとしか捉えていない地方自治体だとしたら悲しいです。
返礼品は即座に、その地方自治体内の、販売(製造)業者の売上増加になる筈です。
地方自治体が、窓口となる、地元企業の売り上げ振興策として取り組んで欲しいです。


◎7月18日フェイスブック掲載の法人会コラム

梅雨明けが宣言され、海開きも各所で進み、下田の白浜海岸でテントやパラソルが並ぶ写真が今朝の地元新聞に掲載されています。
一方で、オリンピックに向けて感染者数の増加が止まりません。こちらにいると、どこか現実感がないんですが、複雑な思いがします。

今朝の伊豆新聞には「風景バックにアカペラ」の見出しで、首都圏のライブハウスなどて活動するアカペラ歌手の男性3人組が、
南伊豆の美しい風景をバックに歌う動画をユーチューブで配信し、話題になっている記事が掲載されています。
こうしたアーティストの方々は、都内では活動が制限され、本当に大変な状況…
このコラボのきっかけも、リモート飲み会で知り合った南伊豆のフリーカメラマンの方と出会いから…
南伊豆町も観光が苦戦する中、地域PRには力を入れたいところ…思えば、コロナ禍でなければ実現しなかった事のように思います。

この記事を見て、早速ユーチューブをチェックしました。南伊豆の雄大な自然をバックに、素晴らしい歌声を披露する動画がいくつもあり、
これは双方にとっていい宣伝になるな〜と素直に思いました。

皆さんもチェックしてみて下さい。

「しーちゃんの歌ってみてはいかがでしょう」
https://www.youtube.com/channel/UCuIv2TbMlItELGjloUErlzQ




◎7月19日フェイスブック掲載の法人会コラム

梅雨明けから一転、本当に暑い日が続いています。
作業するわけでなく、ただただ、出かけるだけで熱中症のような感覚に襲われるのですから、
土石流災害で未だ不明な方々の捜索にあたっている人たちは、さぞかし大変だろうな…と思うばかりで、
自分にできる事は、本当にわずかなお金を被災地に送る事と、募金箱を見かけた際にお金を投じるのみです。

そんな事を考えながら、今朝の伊豆新聞の記者の方のコラムに目が留まりました。
被災地での空き巣被害、観光協会を語った支援募集など、火事場泥棒のような行為に怒りを感じると言った内容です。
あの土石流災害の動画を見た時、災害の前の人の無力さに愕然としました。
しかし、その後、助け合い、立ち上がろうとする人の強さ、優しさに触れ、何か出来ないだろうか…と皆が思った事と思います。
しかし、その何か出来ないだろうか…が、空き巣被害、支援金詐欺に繋がって考える人がいる…という事に対して、
怒りはもちろんですが、同時に深い悲しみを覚えます。

今、8月に2高校で「税を通じて社会を考える会」を催すにあたり、台本制作をしています。
これから社会に出る高校3年生に対し、昨年に引き続き、「公助」である税金の事についての話を縮小してでも、
コロナや未曽有の災害に対し、互いに助け、支え合える「共助社会」について訴えるべく作業を進めています。

これから、本当に何が起きるか分からない世の中になってきます。
自分自分ではなく、人と人とが「共助」の精神で立ち向かわなければ、生き残れない時代になってきます。

ゴミのポイ捨てしかり、日々の行動の全てに共助精神を意識して参りましょう。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

まさに火事場泥棒です。
犯罪に優劣はありませんが下の下の犯罪です!


◎7月20日フェイスブック掲載の法人会コラム

連日暑い日が続いております。基本的には事務所内の仕事がほとんどで、たまに取材で外出する程度ですが、
既に夏バテ傾向にある自分の体力の無さにがっかりします(^^;

今朝の静岡新聞には、西伊豆の畜産加工販売会社の「HOLY」の堀浩一社長が、創業4年目で初めてダチョウのふ化に成功。
伊豆産のワサビの葉を与えてかえってひなで、「わさびダチョウ」の名前でブランド化を目指し、
クラウドファンディングで資金調達しているという記事が掲載されています。
堀社長には、2年半目に当会が主催した伊豆下田元気塾にも講師として登場して頂きました。
当時、地域おこし協力隊員という肩書でありながら、シェフ目線でダチョウの畜産、食肉化への流れをどんどんと進める姿勢に、
地域おこし協力隊をボランティア的に見ている方からは「地域おこし協力隊員なのに自分の事業を進めている…」という声もありました。
しかし、その根底には、伊豆の産物の新たな掘り起こしをし、それを永続的に発信していきたい…という堀社長の思いがあったように思います。

地域おこし協力隊員を経て、当地に残って頂ける方はまだまだ少ないと感じます。
であるならば、やはり、堀社長のように一つのステップとして制度を利用し、3年という短い任期を終えた後も、
新たな価値観で伊豆を発信して頂ける方が地元に腰を据えて頂けるようでしたら、これに越した事はないと思います。

わさびダチョウ…味が気になりますね~

わさびダチョウのヒナの命を繋ぎたい(クラウドファンディングページ)
https://camp-fire.jp/projects/view/447591#main




◎7月21日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日も暑い日になりそうです。
昨日は、東伊豆でコロナ禍で町が疲弊する中、何か出来ないか…と
仲間たちと共に子供たちも巻き込んで活動をしている女性を取材させてもらいました。
何より共感したのは、その会に所属する子育て世代の方々が楽しげに活動しているところ。
8
月開催予定のサマーフェスに向け、2週間に1度は公民館に集い、
地区や子供たちの事を話し合いながらイベントについて打ち合わせしているとの事。
子供たちに運営面でボランティア参加してもらっている点も素晴らしいと思いました。
今日は午前中に、松崎町でもの作りしている女性を取材する予定です。
こうした、取材先で出会える人とのご縁は本当にありがたく、仕事ですが、楽しくさせてもらってます。

何事も「楽しくやる」は大事ですね(^-^)
さて、そんな事を思いながら、今朝は、読売新聞の囲みコラムに目が留まりました。
「アナログで寄り添う」の見出しで、法務省が毎年、子供の悩みに答える「子どもの人権SOSミニレター」と称して、
全国の小中学校に封筒と便箋が一体となった用紙を配布。
年間に寄せられる相談が1万件。それを職員やボランティアの方々が一つずつ手書きや電話で返事をするなどのアナログ対応をしているといいます。
アナログ庁などの新設が話題となり、AIによる自動受付など世の中がどんどんとアナログから遠ざかる中、
国の中枢である法務省がアナログ対応をしている事を知り、少しほっとしました。

今、連日取材に回っていますが、ノート片手に手書きのメモをとってます。
まぁ、アナログなんですが、普段はパソコン入力ばかりしているので、年々下手になっている自分の字に落ち込む事もあります。
でも、この習慣はこれからも大事にしたいと思っています。対面で話をする取材対象の方の言葉一つ一つに耳を傾け、
ここはこの方が一番大事にしている思い、夢に繋がるきっかけ…それを自分の手で書き留める事が「伝える」事に繋がります。

アナログはまだまだ必要です(^-^)




◎7月22日フェイスブック掲載の法人会コラム

東京五輪の開会式を前に、女子ソフトボール、女子サッカーなどの競技が昨日から始まりました。
無観客での開催ですが、力いっぱいプレーする選手の皆さんには、テレビの前で無意識のうちに声援を送っていますが、
一方で、東京の感染者が1,800人超え…感染拡大が止まらない状況にやはり、複雑な思いもあります。

今、伊豆で活動する方々の取材に回ってますが、どなたもコロナ禍になった事が一つの人生の機転になっていて、
逆にこれをチャンスと捉える方、元気を出そうと声かけし活動を始めた方、
前向きに方向転換した方と…いずれも負けない心をお持ちの方ばかりで、愚痴などはこぼされません。本当に見習いたいと思います。

今朝の伊豆新聞の一面の見出しには、一瞬、どっきりとしてしまいました。
「騒然、下田でコレラ発生」…よく内容を読むと、57年前の東京オリンピックの際、開幕直後に下田市内でコレラが発生。地元関係者が懸命の防疫活動をした「下田コレラ騒動」について書かれたものでした。元町職員の方の話によれば、日中は薬剤にまみれながら旅館の消毒作業、夜は病院から逃げ出そうとする隔離患者を徹夜で監視するなど、不眠不休でコレラの封じ込めに奔走したとあります。コレラがコロナではありますが、57年前も今と同じような状況、対応をしていた事が分かります。

歴史にも学び、今回の教訓も後世に残していかなければなりません。




◎7月23日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は東海岸を車で走りました。首都圏からの車も多く、白浜海岸には多くの人が海水浴に来ていました。
途中にある体験型動物園iZooも第二駐車場まで車でいっぱい…緊急事態宣言下とは思えないような人の流れです。
今日、開会式を迎える東京五輪も、昨日は、女子ソフトボール、男子サッカーなど、手に汗握る展開で共に勝利!本当に無心で楽しみましたが、
裏側では、オリンピック関係者が次々と過去の不祥事で退場…凄惨ないじめなど、本当に許されない行為は論外ですが、
過去に遡っての言動などが一生つきまとい、一斉に世間から叩かれる風潮には、少し怖さを感じるところもあります。

さて、今朝の伊豆新聞には、海水浴客で賑わう白浜海岸の違法営業を監視するなどのパトロールを強化し、巡回、
声かけしている様子が記事になっています。
夏シーズンにおける違法営業、夏の風紀の乱れは白浜住民の皆様にとっては、本当に長年悩まされている問題。
昨年、就任された松木市長も公約の一つに掲げ、市長自身もパトロールをしましたが、
違法営業者とのやり取り、対応策などについて、地元からは「まだ甘い!」との声も上がり、話し合いが平行線に終わりました。

もちろん簡単な問題ではないですが、この記事にあるように警察とも連携しながら、
小さな子供連れのご家族も安心して楽しめる海水浴場にすべく、強い意思をもち、行政だけでなく住民も一体となって事にあたる必要があります。

まだ、夏は始まったばかりです。




◎7月24日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨夜、論議がある中、東京オリンピックの開会式が行われました。
日本を世界にアピールする演出、多くのゲスト…しかし、その中では、マスクをしない外国人、スマホ禁止であるのに守れない日本人選手…
この開会式という限られた空間でさえルールが守られない状況を見ると、やはり、感染拡大の抑止が本当に難しい事である事を実感しました。
昨日も、白浜海岸の前を通りましたが、マスクをしている人の方が珍しく、明らかに昨年とは違いました。
水を差したくはありませんが、オリンピックの盛り上がりがやはり…と思わずにはいられません。

今朝の伊豆新聞に、みしまプラザホテル、伊豆稲取赤尾ホテル、稲取銀水荘の3社が「おもてなし人交流事業」として、各社社員が出向し、
相互の職場で勤務し合う契約の締結をした事が記事になっています。
伊豆の観光ホテルとシティホテルの繁忙期と閑散期が異なる事に着目し、今後、参加企業の拡大や業種の拡大までもしていく考えといいます。

先日、首都圏の大企業が副業を認めている事から、その人材と伊豆の経営者とのお見合いの場に同席させてもらいました。
改めて、人材をシェアする時代に…と思ったばかりでしたが、企業間同士でも公式に人材シェアを始めたという事になります。
確かに、伊豆は繁忙期と閑散期の差が激しく、繁忙期には人を確保する事に本当に神経を使います。
派遣会社を利用すれば時給は高くなり、その都度、基本的なホスピタリティを教えなければなりません。
その手間とコストを考えれば、人材シェアを企業風土として定着する事が出来れば、
出向を通じた社員同士の交流も刺激になるでしょうし、メリットは大きいと思います。

今後も企業間で広がるかもしれませんね。
人材シェアの時代です。




◎7月25日フェイスブック掲載の法人会コラム

開会式翌日の昨日から、東京五輪の各競技が始まり、新聞各紙、テレビ報道なども一斉にオリンピック一色…
悲願の金メダル、期待の選手が予選敗退…正に筋書きのないドラマが連日展開される事になります。
一方、余りに急激にスイッチが切り替わった事に戸惑いを覚えます。

今朝の静岡新聞の一面には、有観客で開催される自転車競技の開幕の記事に「聖地へ歴史的一歩」の見出し。
「聖地」という言葉に、オリンピックは特別と言わんばかりの印象を、どうしても持ってしまいます。
開会式当日、首都圏ではブルーインパルスの五輪演出に多くの人が混みあっている状況も目にしましたし、
この記事にも応援の人が沿道に密集している写真が掲載されています。

しかしその裏では増え続けているコロナ感染者…土砂災害のあった熱海では、猛暑の中、未だに行方不明者の捜索が続いています。
まぁ、今、そんな無粋な事を言わず、オリンピックを楽しめばいいじゃない…と言う方もいるかもしれません。
これだけ長い自粛、制限の世の中が続く中、ある意味、スポーツから受ける感動、希望も必要であるとも思います。

ただ、余りにも極端に切り替えられると、大事な事から目を逸らされている気がして、心から楽しめない自分がいます。
もちろん、アスリートの皆さんは人生をかけた戦いをしているので、全く罪はありません。そのドラマに一喜一憂する自分も一方ではいます。

ただ、今回のコロナで、ほとんどの方が人生をかけた戦いをしています。それはどこかで心に留めなければいけないと思います。




◎7月26日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝はこちらで雨もぱらつきました。
台風も接近しているようなので、明日に向けて注意が必要です。熱海の被災地でもまだ捜索が続いていますので心配です。

今朝は、東京五輪の華々しい記事の中にあった、読売新聞の「投書」コーナーの一文に目が留まりました。
20歳の大学生による投書で、東京都内のホテルが、
館内のエレベーターに「日本人専用」「外国人専用」と書いた貼り紙を提示したため批判を浴び、
謝罪と撤回に追い込まれた…という事について、表現に問題はあったが、ホテルが一方的に悪者にされるの、は理不尽だと思う…
精いっぱいの感染対策を行っているホテルには、敬意を払うべきではないか。と述べています。
私は、全国紙の投書欄に実名でこうした投稿をした大学生の勇気に感銘しました。
今、不特定多数の人が匿名で「悪者」探しをしています。こんな事を書いている瞬間にも、
きっと私の言葉一つ一つに不快感を覚え、批判をしてくる人たちがいるのだろうな…という恐れをどこかで感じています。

誰しもが意見を言える世の中になったのは、匿名で意見が寄せられるSNSの功績であったかもしれません。
しかし、その「正義」の中には、見識不足や見方によって変わってしまう価値観や、嘘やまがい物も多く混じっていています。
それを「匿名」という、見えないところから上段に振りかざし、徹底的に追い詰めてしまう事は、私個人としては間違っていると思います。
この大学生も、批判した方がいたという事は、逆に批判される恐れもある事も承知の上での実名での投書です。この点は、大きな違いだと思います。

コロナ禍の中、人々の心には大きなストレスが巣くっています。支え合うべき時、それが理不尽な刃にならない事を祈ります。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

本記事を書かれた方と同じ三鷹市在勤、武蔵野法人会所属の者です。
いつも伊豆下田法人会さんのFB拝見しております!


◎7月27日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は台風の進路が気になる中ですが、スケートボードで13歳という史上最年少の金メダリストが誕生…
また、静岡県出身の水谷・伊藤ペアが難敵の中国ペアを破り、金メダルを取得したニュースなどで盛り上がりました。
喜びの中、メダルを取った選手の皆さんも「こういう時に…」と複雑な思いを吐露する選手もたくさんいました。
この裏側で増え続けるコロナ感染者の数が、オリンピック終了と同時にのしかかってくる不安もあります。

さて、土石流災害の捜索が続く熱海市では、台風の影響も心配されるところですが、
通行止めとなっていた国道の通行止めが29日から解除となり、無料開放していた熱海ビーチラインが通常営業になる…
という記事が掲載されています。
まだまだ捜索活動が続く中、被災地を経由しての観光ですので複雑な胸中になるとは思いますが、
一方で、観光が生命線になっている事も事実。何ともこの点については言葉が見つかりません。

その左隣に、支援活動の紹介があります。出来る人が出来る事を…今こそ「共助」です。




◎7月28日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は伊豆新聞のこの見出しと写真に本当に驚きました。
ツキノワグマが100年ぶりに伊豆地域で確認、保護され、発見場所から約1キロ離れた山の奥に離した…という内容です。
数日前のフェイスブックにて、西伊豆の町内放送で、熊が出没したとの放送が流れました…
と見かけた時は「まさか…」という思いがありましたが、まさか本当に出ていたとは…。

最近、鹿、猪、猿の類が民家にどんどんと接近している印象があり、農作物の被害も多くなってきています。
最近は、メガソーラーの開発事業や、先日取り上げられた盛り土、産業廃棄物の問題など、
住みにくくなった森を追われた生き物が人里に…という流れが根底にあるような気がします。
今回、民家から2キロ離れた場所で発見された熊は、その場所から1キロ離れた場所に放されたとの事。
文面には「ツキノワグマは1日に10キロ以上を移動することもある…」とありますので、
いつ、人里に現れるか…という不安は住民につきまといます。
県の自然環境保全課では「本県の絶滅危惧種であり、大切に保護していきたい」とありますが、
保護の問題と近隣住民が抱える不安とは切り離して考えなければいけないと思います。
県の「集落に出没したわけではないことから日常生活において過度な警戒は必要ないとしながらも、
山へ入る際は注意するよう呼び掛けている」というコメントを住民はどのような気持ちで受け止められているだろうか。


ここからは記事に関係しない事です。
本日、この記事の下の広告欄に、下田市で発生しているクラスターの一要因となった下田ライオンズクラブの飲食を伴う会合について
「お詫び文」が掲載されています。

伊豆下田法人会では、メインである法人会の事務以外に3つの団体の事務委託を受けています。
その中の一つに「下田ライオンズクラブ」があります。
事務委託と言いましても、通帳管理、連絡業務等、メンバーの依頼を受けて一般の事務行為を行っているだけです。

しかしながら、このクラスター報道があった後、事務所には留守番電話に「出ていけ!」、
複数の方から「誰がなった!」「何やってるんだ!」という罵倒、昨日、
市長が「該当団体は説明を」と言った事を紙面で発表してからは複数の無言電話、抗議のハガキ(無記名)もきています。
今、ライオンズメンバーの役員の方々は、自宅待機又は隔離、病院等にいるため、その対応もままなりません。

その中、皆様の怒りの矛先がこの事務所に向かってきています。
職員は、電話が鳴るたびにストレスを感じ、会社に出勤する事もぎりぎりの状態です。

どうか、どうか皆様、事務所に対してのそういった行為は止めて頂きたいと思います。
(もちろん、皆様からの反応、声については役員に伝えています)
心よりお願い申し上げます。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

文句があるなら直接出向いて堂々と言えば良い(実際に来られると対応が面倒ですが)!
特定されないと思い、SNSなどで誹謗中傷するのと同じことです。
内容を読み取る限り、SNSなどを使わない年輩の方でしょうか。
とても卑怯で、情け無い人たちです(怒)

夏休みになり、山の県道に弁当殻やバーベキューのゴミが捨てられると、それで味を覚えたら嫌だなと心配です。

マナー・エチケットは大切ですね! 環境保護の為にも、動植物保護の為にも宜しくお願いします。

飛躍するが、動物の生態系が大きく変わったのは頂点のニホンオオカミが絶滅したからとの説もあったが…。

これは大変ショック!

ライオンズ事務局の記載に関しては無責任ですね。
事務委託を受けると言うことはリスク管理やリスク対応も含むのでそれに向き合えないならすぐに辞めるべきです。
形骸的に受けるので責任の所在が曖昧になり、結果市民や経済に損失を与えてるのをもっと自覚してほしいです。



◎7月29日フェイスブック掲載の法人会コラム

ついに全国の感染者が1万人に迫る勢いになっています。
今日は、昨日の投稿に関する内容になってしまいますが、お付き合い頂ければと思います。
ライオンズクラブの事務委託を受けている関係で、事務所に苦情電話、無言電話等がある事から実情を訴えさせて頂きました。
励ましの声を頂く一方で「事務局にも責任がある。それに向き合えないならすぐに辞めるべき…」という厳しいコメントも頂戴しました。
また直接メッセージを頂いた方からは「ここ数日、クラスター関連の記事を取り上げなかったことに違和感を覚える」
ともご指摘頂きました。それはごもっともで、こちらから発生直後からの出来事、心境などをお返事させて頂き、
一応の理解をして頂きましたが、ご心配からか「しばらく投稿は休んだらどうですか」とお返事を頂きました。

しかしそれは、昨年1回目の緊急事態宣言以降続けてきたこの場に、嘘をついてしまう事になりますし、
「ウィズ・コロナ掲示板」というタイトルに、他人事ではなく正面から向き合う良い機会だと思っていますので、
様々なお声はあるとは思いますが、今後も続けさせて頂きたいと思います。

昨日、強い口調でお電話頂いた方には、実情を一つ一つ説明させて頂いたところ、
「そう、そちらもコロナの被害者なんですね…」と最後に言って頂きました。
また、知り合いの方ですが、事務所に花束と差し入れを持ってきて頂いて
「事務所も明るくしないとね」と言って頂いた時は涙が出そうになりました。
(今朝ほども励ましの差し入れを持って事務所に来てくれた方がいました。感謝しかありません)

こんな事を書くと「同情でもしてもらいたいのか」とお叱りも受けそうですが、自分が受けた思いをそのまま書かせて頂いています。
今回、ライオンズクラブの飲食が一つのクラスターを起こしてしまった事実は、
誰に何を言われても仕方のない事だと思いますし、非難される事は当然だと思います。

ただ、本当に一つだけ申し上げたいのは、今、クラブ運営に携わる方々は、陽性又は濃厚接触者として自宅待機、
病院にいて身動きがとれない状況にあります。
発生直後に、「謝罪しろ」「何で沈黙なんだ」というお声が多数ありましたが、各々が行動を起こせない状況にあります。
もちろん、今後のクラブ運営も含めて個々には電話などで話し合いをしているようですが、
公式なクラブの方向性をまとめるには回復を待って頂くしかありません。

それは自業自得だ…と言われてしまえばそれまでですが、メンバーそれぞれが家族、会社、従業員、取引先などの対応、
苦情を病床等で受けながら、事務所に電話頂く時も「ご迷惑をおかけしてすいません」と言われます。

皆さんこれまで、地域経済の下支えをしてきた方々です。
きっと今回の件を猛省された上で、社会に、地域にと貢献して頂ける事と信じます。
もう少し時間を頂きたいと思います。

(一社)伊豆下田法人会 事務局長 石垣直樹




◎7月30日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は、晴れていたと思ったら急に激しい雨が降りだすような、不安定な天候になっています。
昨日、一昨日と2日間に亘って事務局の現状をお伝えする形の発信になってしまいました。
様々なご意見もある事と思いますが、ご容赦願います。

今日は、コロナとは違うニュースを…と新聞紙面を見渡しましたが、やはり、コロナ関連のニュースになってしまいました。
昨日は国内感染者が1万人を超え、埼玉、千葉、神奈川、大阪の4府県に対し、8月末まで緊急事態宣言を発令する事が発表されました。
静岡県内でも2日連続で100人を超える感染者を記録し、県独自の警戒レベルが「5」に引き上げられました。
家に帰ってテレビを見ると、オリンピックのメダル獲得のニュースでわいています。
アスリートの活躍に心躍る場面もありますが、何か、現実逃避をしているような不思議な感覚に襲われます。
何度も発令される緊急事態宣言、1年半に及ぶ自粛要請…それに加えてのオリンピック開催…
この流れで感染拡大が収まってくるイメージが全くわいてきません。

昨日、知り合いの方から聞いた話ですが、親しくしている人がコロナに感染してしまい、
買い物等にも出かけられない事から「不便していると思うので、買い物を代わりにしようか?」と申し出たところ、
「そんな事をして私に関わっている事が分かれば、あなたに危害が及ぶかもしれない…だから、大丈夫。ありがとう」
と言われたそうです。
でも、心配になったので、ひっそりと玄関先に食べ物を届けました…と言っていました。
その話を聞いて、本当に胸が締め付けられる思いがしました。このコロナは、そこまで人の心を荒ませてしまうのか…と。
しかし一方で、人はどんなに辛い状況にありながら、そうして他者を思いやれる心があるのです。

どんどんと人々の心に余裕が無くなり、感染された方への誹謗中傷、疑心暗鬼から広がるデマ、悪者探しなど、
感染拡大に伴い、心の病が広がる事への不安も大きくなっています。

悪いのは人では無く「コロナ」です。いつ自分が罹患してもおかしくありません。
いかなる時も、人を思いやれる人でありたいと思います。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

近くで会話していなくとも、会釈したり・挨拶したりしていた人が・・・今は陽性者。
皆様も感じているはず。たったこの人数で身の回りの誰かが罹患する。
小さく狭いコミニュティーに感染症が入ると、いかに他人事ではなく自分の身の周りで起こっているかを!!
でも、物事は考え方です。小さく狭いコミニュティーだからこそ、特定や対処がしやすいと・・・
だからこそ今が頑張る時なのです。沢山人が広域に広がっていてはどうにも出来ないと思いません???


個人的考えですが私が感染した場合、可及的に公表します。

アメリカ、アトランタより…確かに下田は厳しそうですね。
こちらは、又マスク使用が喚起されてます。
しかし、個人の判断、意識、責任…これでしょ?こちらは、自己責任。
日本は、団結力あって素晴らしいことですが、外れると厳しいですね。



◎7月31日フェイスブック掲載の法人会コラム

ここ数日の投稿を読んで頂いた方にはご理解頂けると思いますが、今週は事務所への足取りも重く、
家に帰ると涙が溢れてきます…という職員さんと励まし合いながらの日々…
正直、やっと週末か…という思いがしています。
恐る恐る新聞を開きながら、なかなか頭を切り替える事が出来ず、だめだだめだ…と思いながらも、
こんな投稿をしている自分が嫌で仕方ありません。
今朝の新聞にも、華やかであるはずのオリンピックの陰で、SNSでの誹謗中傷に心を痛めている選手の事が書かれています。

そもそも、コロナ禍での東京五輪開催への賛否があった事は事実ですが、
それが選手にまで及び「棄権しろ」などの意見が寄せられている事に理不尽を感じていましたが、
メダルを取ったら取ったで「審判買収」「メダルに値しない」などの中傷…
メダル獲得を逃した他国からのものがほとんどだと思いますが、
そもそものオリンピック精神に反する行為であり、こんな事が繰り返されるなら、開催意義があるのか…という事に繋がりかねません。

SNSの匿名投稿について、気になるなら見なきゃいいじゃない…と言われるかもしれませんが、
こういう時、逆に皆さんの声が気になり、つい見てしまいます。
そして、やはり、気分は落ち込みます。
匿名と言えば、昨日も匿名ハガキが届きました。
年配の方は、こうした匿名投稿なんだな…と思いましたが、吐き捨てるような殴り書きでした…。
留守電、無言電話もそうですが、直接、事務所に苦情をいいに来る方は1人もいません。名乗る方も…。

話せば理解して頂ける事も、「匿名」の一方通行では、相手が分かるいじめよりたちが悪いと思います。
こうして心境を皆さんに吐露できる事はSNSならではと思いますが、一方で傷つける道具になっている事も意識しなければなりません。
朝から愚痴投稿のようになってすいません。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

現実、現場の方々の思いが伝わって来ます!頑張ってくださいとしか、今は言いようが有りません!

アナログの嫌がらせを行う匿名のハガキや無言電話してくる年配者?
たぶんこちらの投稿を見られていないのではないでしょうか?
新聞にこのストレスを受けている状況を投稿して、こちらの思いを伝えたらと思います。

伊豆新聞のお詫び掲載を見ました、何処からかウイルスをもらい治療中の方には深刻なことにならず
また後遺症も残らず元の生活に戻れることを祈ります。
一方でお詫び文からは軽率な行動から引き起こした事の重大さが感じられず残念です。
体調が戻られてからこそホントの人としての姿行動を見せてほしいです。
一点捕捉させていただきますが、子を持つ親たちは厳しい状況の中ですが
夏休みに子供たちに制約が及び大切な楽しい夏の思い出を残せないことです。


来週から適役の私が電話番のバイトに行きましょうか?
肉体的にも大変な暑い日々が続きます、どうかくれぐれもご自愛なさってくださいね。いつも応援しております。


◎8月1日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日から8月です。
昨日は人出が気になり近場を車で流しました。
街中はやはりひっそりとしていましたが、海水浴場は思ったより人出はありました。
子供を連れた家族が、浮き輪を持ってバス待ちしている情景を見ると、いつもの夏のような気さえします。

今朝も新聞各紙を見ると、オリンピックとコロナの関連記事がずらり。
静岡では昨日、過去最多168人の感染者数を記録し、見出しにもありますが「生活維持以外、一歩も外出しないで」と訴えていますが、
その記事の紙面下には「五輪公道コース、人垣幾重も」の記事があり、東京都の記事ですが、
会場周辺の混雑ぶりが写真で紹介されています。
静岡県も自転車競技でオリンピック会場になっていて、その混雑ぶりも先日紹介させてもらいました。

行政側が「一歩も…」と訴えても、本当に矛盾した状況を作り出しているのも行政…
それを分かっていながら、いつも要請を訴える担当者の方に同情の気持ちさえ沸いてきます。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

こういう時でもお客さんを迎えないといけない観光地という地域のあり方が、
若い人たちの目には好ましく思えるかというと、なかなか難しいかも。


「生活維持」以外の県民対象の企業活動への圧迫を県はどのように考えているか非常に疑問です。

左上の記事にありますように、7月31日の捜索は、午前6時から800人態勢で行われました。
7月3日、熱海市で起きた土石流災害は発生から4週間が経過しました。
まだ5名の方の行方が不明ですが、猛暑のなか懸命な捜索活動、本当にご苦労さまでした。
いつも不思議に思いますが、自衛隊員は何故感染しないのでしょうか?
体力があり免疫力があるからではないと思います。
たぶん感染対策の意識が人一倍高いからではないでしょうか。
感染は人や行政や政府のせいでなく、自己責任で守るものだと思います。
人を非難したり誹謗中傷する前に、自分で考える必要があるようです。
そして、それでも感染した人が悪いのでなく、病気(ウィルス)がすべて悪いのです。
いま一度、熱海市での自衛隊の活動に感謝するとともに、感染しない対策を見直したいと思います。


◎8月2日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日から、神奈川、埼玉、千葉、大阪に8月末までの緊急事態宣言が発令されました。
(東京、沖縄は予定通り8月末まで)8月中は6都府県が宣言下となります。
テレビでは東京五輪のメダル獲得、何十年ぶりの…という情報が日々流れ、どこか現実感、切迫感が薄い…というのが正直な感想です。
そんな中、ここ数日の投稿を見て、複数の方から励ましのメッセージを頂きました。
しばらくぶりの友からも…人と交わる事を禁止される世の中にあって、その救いも人の交わりの中にある事を心から感じています。

そんな中、今日は本当にシンプルな記事(写真)に目が留まりました。
掛川市で全身黄色のスッポンが見つかったというものです。
記事にも「縁起がいい」とありますが、思わず無心で手を合わせたくなりました(^^)

神頼みならぬカメ頼み…。
しかし、同時に、比較対象として写っている緑色の普通のスッポンに悲哀の感情が湧いてきてしまいました。
「こいつだけが特別じゃないぞ~」と言っているような気がして…。

疲れているのかな~(^^;




◎8月3日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝はセミの声で目が覚めました。
昨日、政府はコロナウイルスの療養方針について、入院については重症者限定とし自宅療養を基本とする事を発表しました。
医療現場の切迫状況からやむを得ない措置ではあります。

話はガラリと変わりますが、今日の午前中は、西伊豆町で長年放置されていたワサビ田を、脱サラして整備、甦らせ、
地域の特産品として人気になっているわさび園のご夫婦の取材に行ってきます。
こんなに近くにあるのに、ワサビ田は初めて…先方から長靴持参で…と言われましたので、
ラフな服装で楽しみながら取材させてもらいたいと思ってます。また、報告します。

取材も今回で5件目となりますが、行く先々で元気と勇気をもらいます。
そんな事を考えながら新聞を見ると、下田市の入田浜に、東京から移住してピザ専門店を開業するという記事。
ご主人は働き盛りの46歳、移住して新たな事に挑戦するエネルギーにはシルプルに凄いな…と感心します。
今回の取材でも、移住、Uターン、脱サラと人生の転機を自ら作り出している方々がほとんどです。

内に内にと籠りがちな今、前へ前へと人生を切り開く方々に学ぶことは本当に多いです。
今日も元気をもらいに行ってきます(^-^)




◎8月4日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日も暑い日になりそうです。
昨日は、西伊豆の山中でワサビ田を蘇らせたご夫婦の取材に行ってきました。
清流に囲まれたわさび田の付近は本当に涼しく、わさび田に流れる水の温度は14度。水に手を浸すと、信じられないほどの冷たさ…
最高気温を更新…などという世界とはまるで別天地でした。
気持ちいいですね~と言うと「その代わり、冬は凍えますよ~」と奥様が笑顔で答えてくれました。
誰も入らなかった山奥の荒れ果てたワサビ田を、ご夫婦で共に自然と向き合いながら蘇らせ、
とにかく本物のワサビを…と、手間を惜しまず、妥協のない姿勢でワサビ作りに取り組んでいる姿勢に感動しました。
コロナ禍であることも忘れてしまうぐらい、素敵な場所で時を過ごさせてもらいました。

そんな事を思い出しながら、今朝は静岡新聞の一角にある記事に目が留まりました。
経済産業省が2030年時点での各電源での発電コストの検証結果を示したというものです。
検証では、これまで最安だった原子力より太陽光発電のコストの方が安くなり、
脱炭素に向けた再生可能エネルギー拡大に追い風となる…との内容です。
このコスト計算によると、こちらでも話題にもなっている洋上風力などは、太陽光の3倍の値にもなり、
現在の火力発電のコストに比べても2倍ほどになっています。

しかし、このコスト計算自体が条件によっては変わるものであるので、
信用できるものであるのかは疑問符が付くところではありますし、
「再エネ拡大追い風」の見出しに象徴されるように、何か「脱炭素」に向けたシナリオの一つであるような気がします。

問題は「コスト」というお金で計り知れないものです。
先月の痛ましい熱海市の土石流災害が山の開発による人災ではなかったのか…
田舎の風景に次々と出現する太陽光発電施設、風力発電の巨大な風車…自然環境への影響は…
脱炭素に向けた政府の意図の裏側では、人々の暮らしに忍び寄る多くの不安が全国各地に影を落としています。

電力の恩恵は私たち一人一人が受けています。温度が上昇し続ける現代社会において、エアコンのない生活などは想像もつきません。
しかし、昨日、山中での涼しさを体験し、自然と向き合うご夫婦の姿を見ながら、
あ~きっと人は自然と共生するために知恵を使い、暑さ寒さを風雨や災害をしのぐ術をも自然から学んだのだろうな…
そして、お金に換えられない幸せも感じていたんだろうな…と、考えてしまいました。

「コストで計れない幸せ」を私たちは考えるべき時なのかもしれません。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

同意いたします。
自然と共に生きる、だからなるべく自然のままに開発をしない。
自分たちの私欲のために金儲けのためだけに森林破壊、山や丘の開発を行わない。
身の程の生活を心がけていきたいものです。


せっかく作られたワサビ田も、源流域で杉檜林の広域全伐や、太陽光発電所建設の伐採がなされたら、
一瞬にして廃墟なってしまうでしょう。

バランス有る発展を望むことは、現代では贅沢とみなされてしまうのだろうか。
いっときの銭を求めるものが優先される世の流れに災いあれと思う。


私達ができる自然に負荷を掛けずに心地よい生活の維持の一つは断熱住宅でしょうか、
石炭・石油の固定された化石エネルギーを掘り出して循環する大気中に放出、
一方で風力・太陽光などからエネルギーを回収、本来そこにあるべきエネルギーを移動させてしまう。
どちらも大気循環のかく乱を招いている手段によりどの程度の差があるのか評価できないものでしょうか?



◎8月5日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、静岡県内では感染者数が過去最多の202人。
その日の夕方には、福島、栃木、群馬、静岡、愛知、滋賀、熊本の8県に
「まん延防止等重点措置」の追加方針を固めたとの発表がありました。
県は「寝耳に水」と困惑している…とありますが、
事業者や住民には、この事による支援措置、罰則、影響等を十分に周知広報して頂きたいと思います。
緊急事態宣言下の首都圏からも多くの観光客が訪れている今、
静岡県が「まん防」に指定された事による影響がどれぐらいあるか予想もつきません。
また、伊豆新聞には、下田市の市会議員がコロナウイルス感染症にかかってしまった事による「お詫び」文が掲載されていました。
不要不急の外出を控え、賀茂地区以外の移動もなく、複数での会食及び飲食を伴う会合への参加もしておりません…
しかしながら不覚にも…と感染迄の経過について書かれていました。
こうした事を書くと批判されるのは覚悟の上ですが、公職の立場として出した事は理解できますが、
文面通りであれば、日々気を付けていたにも関わらず感染をしてしまった…ある意味、被害者です。
これは誰の身にも起きうる事です。
しかし、お詫び…であるならば、心ならずも感染してしまった方々は、申し訳ない…という気持ちで過ごさねばならない事になります。
こうした風潮には、とても違和感を覚えます。

さて、今朝の記事は、そうした事とは全く関係のない記事にしました。
ここのところ、東京五輪の話題で持ちきりですが、コロナ感染が日々拡大する中、
どうも、胸にひっかかるものがあって記事としては取り上げてきませんでした。
こういう形なら…という思いもあり、伊豆新聞に掲載してあった、
南伊豆の土産品の開発を手掛けるシカダ・ジャパンさんが製作した「カエル・マスク」を、
ボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈選手が「カエル好き」であった事から付けていてくれて、
それが話題になっているというもの。

イズ―園長の白輪剛史さんもこの話題に乗っかっていますね(^^)
今、取材で各所を回らせて頂いていますが、この「カエル・マスク」のデザインが、
代表の方のご主人、ラッセル・ウィルスさんが水彩画で描いた生き物のイラストをデザインしたものであるとのこと。
裏側にあるストーリーを想像し、俄然、取材意欲が湧いてきました。

ほっこりするニュースを届けられる日が待ち遠しいです。




◎8月6日フェイスブック掲載の法人会コラム

週末にかけて複数の台風が日本列島を取り囲んでいる状況が少し心配です。
コロナ、災害、コロナ、災害…では心休まる暇もありません。何とか無事に通過してほしいです。

さて、今朝の伊豆新聞に、住民有志と篤志家の協力を得て、
下田の蓮台寺に文豪、幸田露伴の句碑と設置板が整備された事が記事に掲載されています。
露伴の句とは「湯の村や ゆめばかりなる 春の雪」。
昭和22月、旧知の間柄であった郷土史家の村松春水の案内で蓮台寺を訪れた時に、蓮台寺の穏やかな早春を詠んだ句であるとの事。
村松春水と言えば、大ブームともなった「唐人お吉」を世に出した人物としても知られます。

前にも話させて頂きましたが、今から13年ほど前、その物語のお吉さんが眠る宝福寺のご住職と共に「伊豆龍馬会」を発足、
コロナ禍になってからは活動が出来ていませんが、歴史を伝える活動をしています。(個人的な活動です)

龍馬活躍の起点となった勝海舟・山内容堂候謁見の様子を伝える土佐藩一行の日記を読んだ時も、
龍馬の師匠、樋口真吉の日記に「蓮台寺温泉に浴す」とあり、
土佐藩上士であった寺村左膳などはその時の様子を「心地よし」という言葉で表現しています。
思えば、今は「下田温泉」として、供給会社から温泉を引き、自宅でも楽しめる時代となりましたが、
昔は、幾山を越え、土地からにじみ出る温泉に浸かっていたのですから、その心地よさも今とは比べ物にならないかもしれません。
そういう意味では、下田における蓮台寺温泉は本当に老舗の温泉場という事になります。
露伴の「湯の村」という言葉が本当にしっくりときて、当時の風情が蘇ってきます。

下田の町中から蓮台寺温泉に通る道筋には「反射炉跡」というバス停があります。
今は世界遺産として有名になった韮山反射炉ですが、元々はこの下田に建設が進められていました。
酔ったアメリカの水兵がたまたまそれを見てしまったため、その建設が国家機密でもあった事から急いで解体され、
韮山の地へと移されました。
当初の計画図も残っていますが、下田には、その時に解体されたレンガの現物などが残っていたりします。
水兵が目撃しなければ、下田に世界遺産の反射炉があったとも言えます。

また、下田で黒船密航を失敗し、結果として若くして生涯を閉じる事になった吉田松陰ですが、
皮膚病の治療のため、ここ蓮台寺温泉で湯治をしていました。
そこで知り合った地元医師にかくまわれていたという「村山邸」も蓮台寺にあります。
茅葺の屋根、その佇まいは当時の風情をそのまま残していて、実際に隠れていたとされる部屋も見る事が出来ます。
入場料100円で、地元の語り部の方が当時の様子を情緒たっぷりに語ってくれるので、歴史好きの人には本当にお薦めです。

そうした地元の歴史を知る住民の方々が、どこに頼るでもなく、自分たちでお金を出し合って
地元の歴史、風土を伝えていこうという心意気は本当に素敵な事だなと思います。

そんな事を思いながら「湯の村 蓮台寺」に訪れるのも面白いですよ(^^)




◎8月7日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、国の「まん延防止重点措置」の適用に続いて、県が警戒レベル最高位の「6(厳重警戒)」に引き上げると発表がありました。
川勝知事からは「これまでにない最大の危機を迎えている…命を守る行動を…」と訴えています。

今朝の伊豆新聞には、賀茂6市町の海水浴場の開設継続を巡って、各市町での対応の様子が記事になっています。
東伊豆町は一時閉鎖、南伊豆町と松崎町は継続する方針、西伊豆町も継続の方向、河津町は10日に協議、
下田市はガイドラインに「閉鎖を協議」とあり、閉鎖提案があったが「閉鎖しても海水浴客は訪れる」
「閉鎖すれば無秩序になる」と否定的意見が相次いで、再度審議会が開かれるとのこと。

経済面で言えば、これからが伊豆の最大の稼ぎ時、本気で閉鎖を考えるのであれば、
駐車場を全面的に閉じてしまえば一定の効果はあるように思いますが、そこまで踏み切れない心情も理解できます。
テレビをつければ、連日オリンピック報道で賑わい、とても「命を守る行動を」「不要不急以外、一歩も出ないで」と言われても、
正直、全く危機感が届いてきません。昨日は、76回目の広島の原爆忌でしたが、
報道されたのは、バッハ会長発言や菅首相が原稿を飛ばした…との内容程度で、
今朝の新聞を見ても、ほとんど正面から取り上げられていません。何でしょう、このモヤモヤした感じは。

全てが中途半端に思えて仕方ありません。
緊急事態、まん延防止、警戒レベルの最高位…もうこうした言葉自体には人流を止めるような力は余りないような気がします。
今は、今夜にも上陸する台風の方が心配です。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

お疲れ様です。
日本は憲法のもと、ロックダウンなんて不可能です。
強制力の良し悪しは何れにせよ、情報発信のみで個々の判断に頼る現状では感染は止まりませんね。
ワクチン接種も自己責任なのですから何をやっても…。
マスコミも野党も政府を責めているばかりで世論を煽るだけ。
突き詰めれば、全ては自己責任なんですよね。この時期になって海水浴場閉めても???。


海水浴場での感染ってどうなんでしょうね。
ゼロでないにしても、元気に泳ぎまわってる人が、無症状の、コロナ?
とても広い土肥海水浴場でライフセーバーさん沖で待機して 海水浴客を守る姿に感動しました。
結構小魚もいて、見て楽しんでいる家族も沢山いました。
また、この時期のみ駐車料金とってました。
いろいろ難しい問題ですね。


◎8月8日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨夜は、集中豪雨のような雨の音で目が覚めました。
ぼんやりとした中、激しい雨音を聞いている内に、
コロナも含め何か世の中の鬱々とした部分を荒い流してくれればいいのに…と考えてしまいました。
今日、明日と台風の進路には注意が必要です。
新聞紙面にはオリンピック関連の記事が大きく掲載されていますが、
終わった後、このスペースを埋める記事はどんな記事になるんだろう…と考えると、また鬱々とした気持ちになってしまいます。

伊豆新聞の一面には、「下田駅、降車客でにぎわう」の記事と写真…。
観光協会によると、宿泊予約も、ほぼ昨年並みの7割であるとのこと。
これだけ全国に感染者が増加し、静岡県自体も「まん防」の対象地域となっても、やはりお客さんは来てます。
インタビューの中では、ワクチン接種を済ましてから来た…とありますので、来遊客が減っていない一因ともなっているようです。
左下には市内飲食店約630店舗の大半が、時短営業、休業に応じている記事があります。
要請は午後8時から翌朝5時までの営業自粛、午後7時以降の酒類提供の自粛となっています。
協力店には1日当たり25千円〜20万円の協力金支給があるだけましですが、
規模、業態によっては十分でない事業所もあるでしょうし、
首都圏で問題になっている書類不備ループや支給の遅れがないようにして頂きたいと思います。
また、来週末は下田はお祭りで賑わうとこですが、今年は取り止め…住民にとっては、今までにない静かな夏になりそうです。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

今回は「まん延防止等重点措置」になるので時短営業と終日の酒類提供自粛になりますので飲食業、酒屋は大ダメージです。
協力金もハードルが高いです。


静岡県から、飲食店への自粛要請~8/8から8/31迄、酒類の提供は、朝昼晩とも自粛!
営業時間も20時迄!稼ぎ時に、大変な事となりました。
自粛への手当、他、まだ決まってないようです。


◎8月9日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨夜、オリンピックの無観客による閉会式が行われました。
今朝の全国紙は今回の東京五輪を振り返る記事でいっぱい…「燃えた東京」の見出しが違う意味にも捉えられます。
アスリートの方々の活躍に力をもらった側面もあるとは思いますが、一方で、向き合わなければならない現実が迫ってきています。
紙面を何枚かめくったところの一番下に「長崎、きょう原爆の日 76回目」の小さな記事を見つけました。
やはり「違うだろ…」という思いはぬぐえません。

今朝の伊豆新聞には、一面に「夏の観光、直撃、賀茂地区から不安の声」の見出し、
中ほどには「協力金穴埋めにならない」との飲食店の嘆きの声…突きつけられている現実が、地方新聞には羅列されています。
オリンピック一色の全国紙とは本当に対照的です。

そんな中、今朝は、東伊豆町で元地域おこし協力隊の荒川優希さんが、
空き家を利用した2号店オープンに向けてクラウドファンディングで資金を募っている記事を紹介します。
荒武さんには青年部会でその取り組みを講演してもらい、取材でも伺い話を聞かせてもらいました。
今までも様々なチャレンジショップを開設し、田舎町に新たな風を起こし、交流人口を増やす取り組みをしています。
常に挑戦の姿勢を崩さない荒武さんですが、会って話をすると、肩に力が入っている感じは全くなく、
本当に自然体で物事に向かい合っている印象があります。

嘆いてばかりで何も出来ない自分には、こうした若い彼の挑戦を広報する事しか出来ません。
「地域の拠点をつなぎ未来の暮らしを創造したい」と語る彼の挑戦を、よろしければ応援してあげて下さい。

クラウドファンディングのページ
https://camp-fire.jp/projects/447137/activities...




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

ご紹介いただきありがとうございます。
引き続き自然体で取り組みを深めていきたいと思います!


◎8月10日フェイスブック掲載の法人会コラム

東京五輪が終わって2日目…新聞紙面も静かになると共に、
内閣支持率最低35%…コロナ感染自宅死亡84人(16月全国)などの記事が浮かび上がってきました。
昨日は買い物で車を走らせましたが、繁盛店は外に行列…
車の多さからも、とても「一歩も出ないで…」とされる警戒地域とは思えません。
観光客を受け入れなければならない状況もありますが、
一部の観光客の方のマナーを欠いた行動に、不満をつのらせる地域住民も少なくありません。

さて、昨日、法人会にもご縁があった荒武さんの活動をご紹介させて頂きましたが、
今朝の伊豆新聞の同じコーナーに、やはり、法人会で取材をし、
講演や体験教室などもお願いした後藤清也さんの記事が掲載されていましたのでご紹介します。
後藤清也さんは「伊豆ばら園」のご子息。
子供の頃から花や自然に親しんできたことで、その道で経験を積み、若くして独立、
フローレストレビュー2015優勝、園芸専門誌「フローリスト」の表紙アレンジを担当するなど、
その道で全国的にも認められる実績がありながら、
デザイナー、フォトグラファー、カフェ経営者としても活動する才気豊かな若者です。

今回は、食用バラを活用したジャム「IZURose」(イズ・ローズ)を製造販売。
ジャムも品種別に3種類、さっぱりとした果実を思わせる味と原形を残す花びらの見た目が人気だといいます。
町のふるさと納税返礼品になっているようなので、是非、お試しを(^^)

バラ王子などと言われるイケメンの後藤君が、マスクをして何やら厳しめの表情で写真に掲載されていたので、
5
年前になりますが、取材で紹介した時の、柔和な笑顔の後藤さんの記事も紹介します。

下には、2年ぶりに弓ヶ浜花火大会が行われ、近年で最多の17,000人が来場した記事…
担当者が「コロナ禍で賛否ある中…」と発言している通り、本当にギリギリの葛藤の中での開催であったかと思うと、
簡単に感想を述べる事もはばかられます。


IZURose」の通販サイト(直営)
https://seiyadesign.thebase.in/items/40767952




◎8月11日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は暑くなりそうですが、週末にかけては不安定な天候になりそうです。
昨日は、8月末発行の最後の取材に南伊豆町に行ってきました。
地元の方のご紹介などで6件の取材をさせて頂きましたが、終わってみれば、ご夫婦4組、女性2人…今回は女性の比率が高かったです。
2030年前の会報誌を紐解くと、「ザ・企業の顔」などとして、ほとんどが男性経営者を取り上げた記事でした。
時代の流れの中で女性の力強さが目立ってきた事もありますが、
今回、取材させて頂いたご夫婦の共通点は、ご夫婦の意識(志)が共有され、同じ方向を見て活動されていること。
それこそ昔は、男性のわがままに振り回され、仕方なくついていく…なんて光景もあったかもしれませんが、
今、そんな事をしたら大変です(^^;

ご夫婦2人が目を輝かせて、同じ夢を語る姿にとても元気をもらいました。
今朝の伊豆新聞には、同様に時代の流れを感じる記事が掲載されていました。
昨年、創業100年を迎えた老舗企業「渡辺水産」の4代目から5代目のバトンタッチにかけて、
新たな事業展開「第二創業」を目指しているという内容です。
渡辺水産さんには、5代目の祖父である3代目、父親である4代目と、法人会役員としてお付き合い頂いています。
私が下田に帰郷してから30年が経ちますが、当時を振り返ると、情報、物流、経済構造そのものが全く別物になってしまいました。
企業継続においては「後継者不足」の問題が本当に顕著ですが、
全く違う時代に生きた世代でどう経営を引き継がせていけるか…という問題は重要です。
先代の経験値、人脈をいかに活かしながら、次代の感覚、手法を新たな経営に注ぎ込んで革新に繋ぎつけて継承していくには、
世代間で互いに主張しすぎず、企業にとって最良の道を探し出そうとする共通の「思い」が必要であると思います。

このバランスが保てなければ、〇〇家具さんのような失敗例に繋がります。
そして、今回の取材を通じて感じた事ですが、本当に不利な立地条件にも関わらず、
上手に情報発信し、全国にお客さんを得ている事例を目の当たりにしました。

田舎だから…という考え方ももう古いのかもしれません。

渡辺水産ホームページ
https://www.watanabe-suisan.co.jp/




◎8月12日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨夜も激しい雨音に夜中に目が覚めました。
今日は西日本を中心に大荒れの天気になりそうです。異常が異常でなくなっている現状に底知れぬ恐ろしさを感じます。

今朝の静岡新聞に、県の方針として、売上が減少した中小企業・個人事業者を対象に応援金を給付する方針を固めたとあります。
内容については、国が実施している「月次支援金」を拡充する形で、県は対象を広げ、
8
月の売り上げが同様に30%以上、50%未満減少していることを条件に、
法人は上限10万円、個人事業者には上限5万円を支給する方向で、
酒類の提供停止によって深刻な影響を受ける酒類の製造・販売事業者には、
より手厚く、3050%未満の売り上げ減少で法人20万円、個人10万円を県単独で給付。
50%以上の減少には国の給付金に上乗せする方針で、5070%未満減少で法人20万円、個人10万円、
7090%未満で法人40万円、個人20万円、90%以上で法人60万円、個人30万円をそれぞれ給付するとのこと。

伊豆新聞には、県の新型コロナ感染拡大防止協力金(728日~810日の期間、午後8時から翌朝5時までの営業、
午後7時以降の酒類提供の自粛要請に応じた店に対する協力金で1日当たり25千円~20万円の支給)の受付が、
下田市で11日から始まった記事が掲載されていました。(申請受付は910日まで)

前述の応援金は、業種問わず…という事もあり、相当の申請が見込まれるところ。
どの程度の予算を見込みは書いてありませんが、予算枠に応じた対応にならないか、
申請書類等が複雑になって支給が遅れたりしないだろうか…という点が気になるところです。

国、県、市町の自治体それぞれが、各支援策を出していますが、申請書類等のハードルが高く、
それぞれの支援にたいして個別に対応しなければならない点は事業者にとっては幾重にも手間がかかるところ。
情報を見逃せば、折角受けられる支援も受けられない事に繋がり、公平性に欠ける部分が出ます。

受給者側からすれば、こうした窓口を一つに出来ないのだろうか…と考えるのは普通のこと。
応援、支援という意味を、支給する側にももう少し意識して頂けたらと思います。




◎8月13日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は事務所の方はお盆休みを頂いています。
今朝テレビをつけると、九州、西日本で起きている災害級大雨、全国2万人に達するまで膨れ上がったコロナ感染者…
いずれも、抑制する事が出来ないもどかしさを感じます。熱海市の土石流災害のような悲劇が繰り返されない事を祈るばかりです。

今朝の伊豆新聞には、海水浴を諦めた観光客で観光施設が賑わっている記事。
下田海中水族館の様子が写真で紹介されていますが、言うまでもなく「密」になっています。
今、下田市は「まん防」の措置によって、酒類は終日提供禁止、今月末までは休店…と観光客の受け入れ先は本当に少なくなっています。
その影響もあるとは思いますが、大量の酒カン、食べ物の残り物など無造作に道に捨てられていて、怒っている方の投稿も目にしました。
そして、受け入れているお店には行列が…緊急事態宣言が出されている首都圏からの車も驚くほど多いです。

何が言いたいかと言うと、人流抑制そのものが出来ないのであれば、
飲食店等に出した要請によって、出口を求めた人が密集…酒類提供禁止によって、だったら…と、
バーベキューなどが多くなり、ゴミ問題にまで…と、その措置そのものが逆効果に繋がっているのでは…と思うのです。
今年は、下田のお祭りも中止、外に出ないでと要請…黙って引き込もっていてくれ…と言われる一方、
外を見れば、観光で楽し気に訪れる多くのお客さん…
これでは地元民はストレスも溜まり、住民間にも何となく不穏な空気が漂い始めています。

じゃあ、どうすれば…と言われても返す言葉もありませんが…。




◎8月14日フェイスブック掲載の法人会コラム

とうとう、全国の1日のコロナ感染者数が2万人を超えてしまいました。
今朝は、九州地方を中心に大雨特別警報が発令され、気象庁からは「とにかく命を守る行動を!」と繰り返されています。
お盆と言えば、帰省、夏休み、久しぶりの家族団欒、聞こえる祭り囃子、穏やかな心でご先祖に手を合わせる…など、
昔から「盆と正月」と言われるように、日本人の大事な心の拠り所の時であり、
気忙しい日常を一時離れ、一息ついていたような記憶しかありません。

外に出るな、とにかく命を守れ、こうしたお盆は初めてのような気がします。
ここ数日は、何を伝えたらよいのか、何を取り上げたらよいのか…本当に悩む朝が続いています。

そんな中、今朝は伊豆新聞にあった、南伊豆町でコロナ禍に合わせたテークアウトメインの飲食店「531
がオープンした記事を取り上げます。
自宅の庭にトレーラーハウスを設置して営業する一風変わった形態だと言います。

オーナーの森朝子さんは、商店街で飲食店を経営していた時代、数年前に取材させて頂いた事があります。
とにかく前向きに人との交流を考えている方でした。ここまでコロナ禍が長引くと、とかく心も身体も籠りがちになってしまいます。
しかし、今だからこそ…と、自宅の庭を開放してまで「地元の人が来やすいお店にしていきたい」と話す、
森さんの思い、行動力は本当に尊敬できます。また、取材させて頂きたいと思いました。

無事な1日である事を祈りつつ。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

毎日、大切な伊豆のニュースを届けてくださり本当にありがとうございます。
離れているときも、頑張っている伊豆の「ひと」が感じられていつも励みになります。
私も一緒に取材に回らせて頂きたいくらいです。
前を向いて明るく、いきましょうね!!



◎8月15日フェイスブック掲載の法人会コラム

記録的な大雨が多くの犠牲と爪痕を残しながら、東海地方の方にも迫っています。
雨が止んだ地域も地盤が相当緩んでいますので、まだまだ注意が必要です。

さて、今日は76年目の終戦記念日です。
先日、子供時代に戦争経験のある方にコロナの事を伺う機会がありました。
その方は「戦時中は、暗闇の中を逃げ惑い、食べ物もなかった、いつ死んでもおかしくなかった…
コロナ、コロナで出かけるなと言うが、明かりはあるし、食べ物はあるし、娯楽もある。
当時を思えば、なんて事はないですよ」と笑顔で答えられたのが、とても心に残りました。
経験した者であるからこそ言える言葉でしたし、鬱々した毎日に向き合う中、「そっか…」と思わせてもらいました。
昨日の新聞の一文に「お年寄りが1人亡くなるのは記憶の図書館が一つなくなるということだ…」という文言がありました。

そうだな…と思いながら、その後、仏壇の奥にしまってある、
以前に親から見せてもらった父方の祖父の手紙、ハガキを引っ張りだし、もう一度読んで見ました。
祖父は、兵隊としてフィリピンで戦死、遺骨はなく紙一枚で戻ってきました。
ルーツは南伊豆町ですが、戦前は、東京赤坂に屋敷を構え、当時は珍しかったハーレーを乗り回していた洒落者であったようです。

手紙、ハガキには、内地を離れる祖父の気持ちが生々しく書かれていました。
息子に会いたい…もう命は運命次第…自分にもしもの事があった場合、親戚に家族を頼むような手紙もありました。
抗えない「戦争」の渦に巻き込まれ、どれだけの人が無念の死を遂げたことか…。

読んだ後、これは息子たちに引き継いでいかなければいけないな…と思いました。
今朝の伊豆新聞には「静かなUターン」の記事。終戦記念日の今日は、そんな事に思いをはせながら静かに過ごしたいと思います。
コロナの終戦はいつになるのでしょう。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

戦争体験者さんの言葉「その通りです!」
今は我慢の時、皆が我慢すればコロナは退散するのに。
シェアさせて頂きます。


◎8月16日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日はこちらの方にも大雨による避難勧告が出されました。
大きな被害が出ている九州地方には、全く傷が癒えない中、再び局地的な大雨が警戒される予報が出ています。
今は、祈る事しか出来ません。
お盆休みを含んでのここ3日間、不安定な気候、コロナ禍という事もあり、最低限の買い物以外は外出をせずに自宅に籠っていました。
そうした事の影響もあったとは思いますが、昨夜の夢ですが、大きな水音で目が覚め、
1
階のお風呂場の蛇口から大量の水があふれ出ていて、蛇口を閉めても、閉めても水が出続け、玄関に行っても外に出られない…
という夢を見て、うなされて目が覚めました。(その2時間後にも同じような夢を見て目が覚めました)
コロナ禍で外出できず、家で大雨報道を見続けていたからでしょうか、
冷静に見ているつもりでも、やはり人はストレスを感じるものだなと思いました。
こうしたストレスが人々の心から余裕を奪い、ギスギスした風潮に繋がっていくのかなと思うと、また恐ろしい気持ちになります。
夏の風物詩である行事も次々と中止…海に出かける事もなく、ただただ暑い、雨が止まない…
との印象を残したまま、ひと夏が過ぎようとしています。

今朝は新聞もお休みですので、昨日の静岡新聞から「異常気象、世界で猛威」の記事を取り上げます。
大雨、洪水に悩まされる国もあれば、こうした干ばつの国があり、地球がバランスを欠いている事を象徴する写真が掲載されています。
温暖化に対する議論は様々ある事は承知していますが、世界各国が心を一つにこの状況に立ち向かっていかねばなりません。

しかし、未だ戦争をしている国や、こうした温暖化に向けた取り組みでさえ、
利権争いが存在し、国同士が駆け引きの材料にもしています。
心に余裕を無くした人々はSNSなどを通じて悪者探しや誹謗中傷…一体どこに出口があるのでしょう。
地球規模の事に個人で出来る事などはたかが知れています。
しかし、個人個人が目覚めなければ、いつまでも責任逃れの悪者探しで終わってしまいます。
地球から言わせれば、人間の自業自得でしかありませんが、まだまだ生きる事を諦める訳にはいきません。

人間の真の英知を信じ、小さな、小さな力である事を承知しつつ、今日も自分が出来る事を模索したいと思います。
豪雨被害がこれ以上広がりませんよう祈りつつ。





◎8月17日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、今日と気候も涼しくなり、正に梅雨に逆戻りした感じになっています。
豪雨被害への警戒も解かれないまま、コロナの梅雨明けも本当に見通せません。

今朝の静岡新聞の一面には、今日にも正式決定される、緊急事態宣言の追加地域に
当静岡県を含め、茨木、栃木、群馬、京都、兵庫、福岡の7府県を追加、
まん延防止等重点措置には、宮城、山梨、富山、岐阜、三重、岡山、広島、香川、愛媛、鹿児島の10県が追加。
現在発令中の宣言等の期限は912日まで延長され、
新たな発令地域は今月20日から912日とされる方針が決まった事が記事になっています。
静岡県においては、現状において「まん防」に指定されている県であり、その期間途中に緊急事態宣言に格上げになるわけですが、
同じ日の記事に、川根本町を除く34市町を「まん防」区域に指定した…という記事が掲載されていますので、
正にドタバタである事が伺えます。

一般の方にしてみると、この発令の格上げがどういう意味を持つものなのか、本当に理解しがたい部分があるのではないでしょうか。
ただただ看板を架け替えたという事でなく、具体的に今までと何が違うのか、
要請内容、補償等についても具体的な説明が必要だと感じます。

そして、この記事の隣にパラリンピック関連の記事がありました。
東京、埼玉、千葉、静岡の13県の全会場を原則無観客とすることで合意した…という内容です。
但し、自治体や学校単位でチケットを購入し、児童や生徒に観戦機会を提供する
「学校連携観戦プログラム」については自治体や学校が希望する場合に実施する…とあり、
静岡県の見解として、子供たちへの教育的意義が大きいと判断した…と書かれていました。

確かに、教育的意義は大きいと思いますし、子供たちはコロナによって修学旅行等々の機会を奪われてきましたので、
観戦させてあげたいという気持ちもあります。

しかし、緊急事態宣言下でこれが容認されるのであれば、オリンピック開催で国民の意識が緩くなった事と同様に、
その程度…と思われてしまうのではないでしょうか。

観戦機会…を変換した時に最初に出てきた文字が「感染機会」でした。
ここは宣言下である事を意識した判断が必要かと思います。




◎8月18日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝、こちらでは晴れ間がのぞいていますが、一瞬、スコールのような雨が降る事もあり、まだまだ天候が安定していないようです。
県内でも、場所によって、土砂災害警戒や避難指示などの情報が流れてきていますので、こうした情報にはご注意頂きたいと思います。

昨日は、コロナ感染者の数も静岡県内で435人と、過去最高の数字が発表されました。
今朝は、静岡新聞にある「自公幹事長ら5人で会食」の囲み記事にふと目が留まりました。
最近は、こうした政治家の批判記事にも慣れてしまってきている傾向にあります。

4人以下」のメッセージを発する立場の政治家が5人ではおかしい…これは真っ当な批判です。
政治家側は、個室に離れて座っての「黙食」を徹底…と抗戦しています。
先日は、丸川大臣が「不要不急」の解釈をめぐって「それは当人が判断すること…」と発言して炎上しました。
この不要不急については各々の立場によって異なる部分ではありますが、
それ以外、政府が国民に対し発する要請事項は〇〇人以下、〇〇時以降等々、具体的な数字が伴うもの。
それに対し政治家が「~だからいいんです」という理屈をつけるのならば、数字を盾にした要請を国民に守れと言うのは無理があります。
最終的な判断基準は政治家しか持っていない事になりますので、
不要不急というキーワードでさえ、政治家の言い訳の道具にされてしまいます。
ここでも「大事な会議だ」と言っていますが、民間にはテレワークを推奨しているのですから、何とでもなったはずです。
言い訳にはなりません。

また逆に、こうした風潮に怖さも感じます。
このような批判が行き過ぎ、報道側も自粛警察のごとく、この部分だけを追い求め、炎上させたら次の炎上の火元を探す…
こうした放火魔的な動きがSNS等を通じて広がる事で、本当に窮屈な世の中になってしまわないかと言う事です。
悪い事は悪い…それは当たり前の事なんですが、たまには、政治家の素晴らしい活動などもピックアップして頂きたいと思うのです。
でなければ希望もありません。

人は誰でも過ちを犯します。その過ちが取り返しのつかない事もあるでしょう。
公職など、立場によって批判の大きさは違ってくる事もあるでしょう。
しかし、誰しもが犯してしまう可能性がある過ちだとしたら、そこだけに固執して追い詰めてばかりでは、
その刃がいつ自分に向けられるかもしれません。

おかしい事はおかしいと声を上げながら、一方で「許容」する事も頭の片隅に置いていかなければならないと思うのです。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

中学生の頃に、「毎日ドブさらいをしてても新聞には載らないけど、悪いことは新聞にすぐに載る」と、
先生に言われたことがありまして、的を得た話で、いつも思い出します。

批判は簡単です。
線引はわかりやすいです。
強く伝わりやすいです。
しかし、あいまいさや、落とし所、その都度考える行動の意味や結果で、人類はモノゴトを進めてきたように思います。
だいたいの世の中のことはスパッと気持ちよくいかないと思います。
そこに寛容になり、考え、行動するほうが、得るものが多いように感じます。


河村名古屋市長、サンデーモーニングの張本さんなど、たしかに行動や発言は問題があります。
しかしながら世代により、価値観や考え方が違うのも事実です。
それを認めず、ことさら徹底的に叩く(批判を超え、辞めると言うまで)、
マスコミや顔を見せないSNSでの攻撃には、恐怖心さえ感じます。

それよりも、コロナが全国的に感染拡大し、病床が逼迫して、自然災害が猛威を振るうなか、国会が休んでいることに疑問があります。
なんらかの提言もしないで、揚げ足取りや不安感を煽っている報道の在り方には、到底納得できません。
長々と申し訳ありませんでした。

バランスが難し事は確かなのですが、此の5人は、公人。政治家で有り、公僕たる国会議員で有り、公党の役職者。
公人の行動は、批判に耐えられる事が求められる。と思います。
一般人と違う事を、公職選挙法による投票によって信託された人間には、その信託に答える行動が要求されると思います。
一般人よりも、強い倫理的行動や倫理的発言が求められて然るべきと思います。
そして、公人程では無いにしても、公的権限を与えられた組織の長にも、
一般人よりも高い倫理的行動や倫理的発言が求められていると思います。



◎8月19日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝ほどは、一時強い雨が降りましたが、今は青空に強い日差しが感じられます。
ここではご紹介しませんが、伊豆新聞の一面には、「大打撃」「不安」の大きな見出し記事が掲載されています。
緊急事態宣言を受けて、休業、時短などの要請に応じた様々な業種の経営者の方の声が載っていました。
飲食店だけでなく、休業、時短、酒類提供禁止により出荷がほとんどなくなったビール醸造所、水産会社社長の声もありましたが、
納入業者に関しては補償もほとんどなく、耐えている…という内容でした。
その下には、海水浴場の閉鎖、公共施設の利用停止等がずらり…
ここまでしても、都市部の感染拡大が止まらなければ、ほとんど意味をなしません。外の青空が少し皮肉に思えてしまいます。

さて、今日は、何かもやもやした2つの記事(読売新聞)を取り上げます。
昨日のコラムで政治家の4人以下とするところ、5人で飲食…の記事を取り上げました。
同時に、叩きすぎる世の中の風潮に一言いわせて頂きましたが、複数の方からコメントを頂戴いたしました。
そのコメントの中にあった言葉で気になったキーワードが「線引き」でした。
コメントした方はこれから私が述べる事とは全く違った意図で使われていましたが、何か、ひっかかるものがありました。

気になった一つの記事は、中学校の30歳代の男性教諭が酒気帯び運転したとして懲戒免職処分になっていたところ、
不服申し立てを受け、停職6ヶ月に修正されたというもの。
記事によると、男性教諭は乗車前にビールジョッキ数杯を飲んでいて、周囲が飲酒運転を止めるよう注意したにも関わらず運転…
送ってもらった同僚の女性教諭も戒告処分を受けたといいます…状況だけ聞くと同情の余地はありません。
処分修正の理由が、警察に検挙されておらず、同僚の証言が処分根拠であるので証明できない…とありますが、
読み方によっては、検挙されてなければよい…とも捉えかねられない理由でありすっきりとしません。
対象となった男性教諭には、処分を受けた198月に遡って給与が支払われ、失効した教員免許は有効に戻ると書かれています。
以前にも、わいせつ行為に及んだ教師がまた復職できるような処分は甘いのではないか…と書かせて頂きました。
もう古い考え方と言われてしまうかもしれませんが、教師、医者、政治家など「先生」と呼ばれる立場にある方には、
聖人君子とまでは言わずとも、人々の規範となる姿を求めてしまいます。
こんな事を言うと、それは逆差別だ…とも言われかねない世の中ですが、
子供たちに、勉強だけでなく、家族以外に大人の背中を一番身近に見せる「教師」という職業に
もっと誇りと自覚を持って頂きたいと思うのです。
一般の方とこうした職業に携わる方との線引きは存在するのかしないのか、
罪の内容や状況によって処分の線引きをどこに置くのか…考えてしまいました。

もう一つは、ワクチン接種についての企業対応に関する記事。
外食チェーン「ワタミ」が、社員(約1,500人)については原則接種、アルバイト(約7,000人)についても検討するとあり、
接種を終えた社員には目印をつけるといいます。
国内企業にあっては、本人の意思を尊重する考え方から、従業員に接種を強く求める事は難しい…との見方がありますが、
この取り組みが他企業に影響を及ぼす可能性があるとしています。
ワタミについては、職種が外食産業であること、以前から就業形態に問題があるように取り上げられていた事もありますので、
様々な見方があると思いますが、目印という「線引き」が、お客さんには安心に繋がっても、
社員同士の間で問題は起きないのだろうか、そうした事が、学校なども含め社会全体に広がった場合、
差別には繋がらないだろうか…という心配もあります。
下には、カンタス航空が接種を義務化するという記事も見受けられます。

コロナ禍や平等主義の風潮の中、やはり、曖昧では済まされない問題がたくさんあります。
ただ、必要な事とは思いますが「線引き」する事の恐ろしさも同時に考えなくてはなりません。
今日は独り言が長くなってしまいました(^^;





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

仕事に対する"矜持"でしょうか。


◎8月20日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝ほどは一時雨も降りましたが、暑い日になりそうです。
今日は、読売新聞のペイペイに関する記事に目が留まりました。
10
月から加盟店向けの決済手数料を有料化するというものです。
ポイントはいくつかありますが、有料化の対象になるのは年商10億円以下の中小店であること、
ペイペイの決済機能だけを利用する加盟店は、
月額2,178円の販促プランを契約している場合の1.6%に比べ1.98%と割高であることなどです。
一時、こちらの伊豆方面でも、ローラー作戦のごとく営業が飛び回っていました。
「お金はかかりませんよ。手間もかかりませんよ」が決まり文句だったと思います。
それなら…と腰を上げた事業者の方々が多く取り入れ、ここにもあるんだ…と思えるほど、
どんな小さな事業所でもペイペイの端末を目にするようになりました。

大々的なキャンペーンも行っていましたので、加盟店は340万店、利用者は4,000万人を超えたとあります。
数百億円規模の赤字を計上…とありますが、企業にしてみれば、これは赤字ではなく「投資」。
ある程度、インフラ化させ、世の中のお金の流れに組み込まれた時点で手数料を取る事は想定済みであったはずです。
収益を追求する企業からすれば当たり前の事なのかもしれませんが、
ずるいな…と思うのは、年商10億円以下の中小店のみ手数料を取る仕組み。
大手流通企業までペイペイを止められてしまったら、それはインフラ化から遠ざかる事になります。
中小店は解約したいところですが、お客さん側からすると「え!ペイペイ使えないの?」(CMでもありましたね)
という事になり簡単には出来ない…解約を申し出ると、手数料安くしたければ月額プランに加入する手もありますよ…
と新たな営業にも繋がっていく…という事になります。
仮に、加盟店340万店が全て販促プランに加入すれば、その利用料金だけで年間888億円になります。
ここに手数料が上乗せされるわけですから、どう考えても数百億円はすぐに取り戻せる計算になります。

正に、普及したもん勝ち、普及されたもん負けの世界です。
「便利」という言葉は、ある面では本当に怖いなと思います。
便利の名をそのまま使っている「コンビニエンスストア」も今やインフラ化しています。
「コンビニもないの?」というと言葉が田舎の度合いを表す言葉にもなっています。
しかし、その陰で多くの中小店が倒産の憂き目にあいました。
ロイヤリティ契約ですので、その儲けの大部分は中央に吸い上げられ、人件費とわずかな儲けが田舎に残るだけになりました。
また、その後の大型店の進出も地方の衰退に拍車をかける形となりました。

不便な田舎は「便利」になる世の中の流れと大きな資本に抗う術もないのでしょうか?




◎8月21日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝はこの紙面を何度も読み直しながら、ここで取り上げようかどうか本当に悩みましたが、
ライオンズクラブさんから事務を委託され、以前、事務所への誹謗中傷を止めて頂きたいと訴えた事もありましたので、
騒動後、メンバーの方々の苦悩を近くで感じていた立場の人間として、ありのままに感じた事をお伝え致したく、
無期限休止の報道のこの機会に書かせて頂きます。(この件についてはこれを最後にします)

少し長くなります。

下田ライオンズクラブさんからは数年前、事務委託の要請を受け、お引き受けしました。
基本的には女子職員さんをワークシェアするイメージですので、
就業時間以内での帳簿、通信業務に限定し、自分が退職した後も職員が継続して受託出来るよう、
相談を受ける以外は女子職員さんに任せきりにしていました。
責任感の強い職員さんですので、一生懸命に努めていました。
会の運営事情からメインの法人会を含め4会の事務をこなしていますので、大変だったと思います。

そして、716日、ライオンズクラブの二次会にて、このクラスターを発生させてしまいました。
(例会は、土石流被害の熱海市にクラブからの義援金100万円を届けた事の事後承認、3役の引き継ぎもあって開かれたものでした。
クラブの二次会となってますが、あくまでも有志の方が行かれたものです)

ちょうど4連休をはさんでの事でしたので、事務所には「出ていけ!」等の留守番電話、
「名前を公表しろ!」「解散しろ!」「謝罪しろ!説明しろ!」との匿名での苦情電話、度重なる無言電話、非難のハガキ、手紙…
対応する事務局としては正に青天の霹靂でした。

家に帰ると涙が止まらない…と話す職員に仕事を休むことを進めましたが、責任感からか気丈にも毎日出勤し、私も含め対応しました。
しかし、ライオンズクラブの主要メンバーの方々は陽性又は濃厚接触の疑いで2週間は動きがとれませんし、
こちらからも連絡はできません。
その間もクラブとして謝罪がない、説明がないと言われましたが、動きがとれなかった事にはご理解頂きたいと思います。
状況については、すぐに保健所の方に全て説明されていましたし、対応もされていました。

2週間の治療、療養、隔離期間(個人差がありましたので、もう少し時間がかかった方もいました)を経てすぐ、
ここに書いてある通り、メンバーにアンケート実施しました。
「飲食を伴う会合は論外だが、今まで行ってきたボランティア活動は継続するべき」「解散すべき」
「期限を決めて活動休止すべき」本当に様々な意見が寄せられていました。

今回、クラブ批判がされていますが、二次会は有志での行動であっただけに、その場にいなかった半分以上のメンバーにしてみれば、
やはり思いも違っていたことと思います。現在、退会の意思を表明されている方もいます。

アンケートをもとに、3役とご意見を伺いたい方数人での話し合いがもたれました。会議室から様々な意見が聞こえてきました。
もちろん、解散も視野に入れての事でしたが、先人が築いてきた行いも含め、
ここで幕を降ろす事でお詫びとなるのか…等々のご意見もあり、結果として「無期限休止」という決断に至りました。

事務局という立場上、様々なメンバーの苦悩を耳にします。
会社、家族、従業員、取引先…後遺症にも悩まされる中、頭を下げ続ける日々を送っています。

それは、当たり前だろ!と言われる方も多いかと思いますが、口を開けば、言い訳になる、
そこを言われると何も返せない…そんな思いを抱えじっと耐えています。

あるメンバーのご家族は「クラブのメンバーは死ねばいいって言われてるよ」と言われたそうです。流石にそれは酷いです。
何も言えないからと言って、言っていい事と悪いことはあるはずです。
猛省しろ…と言われますが、もう、心身ともにぼろぼろになりながら、あの日の行動を心の底から悔いています。当然です。
今、コロナの感染拡大が止まりません。いつ自分が陽性者になるとも限りません。
新たなクラスター報道を聞くたびに、その陰で差別、誹謗中傷が行われていないだろうか…という事がまずは頭を過ります。

これを言い訳、問題のすり替えだ…と読まれた方もいらっしゃるかもしれませんが、
メンバーの方に断りもなく、私個人が感じた事をありのままに書かせて頂いてますので、その点だけはご理解頂きたいと思います。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

お察し申し上げます。


◎8月22日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の伊豆新聞には「週末の観光地、閑散」の見出し記事があります。
写真は近所のペリーロードですが、海水浴場などの状況は…と気になり、車から、何ヵ所かの海水浴場の様子を見てきました。
確認出来たのは、下田の外浦海岸、白浜海岸、今井浜海岸などでしたが、時折、雨が降るような天候にも関わらず、
それぞれの海水浴場は想像以上の人出でした。
それだけ見ると、とても緊急事態宣言下とは思えませんでした。
この記事にもあるように、街中の飲食店などは休業中のところが多いので、
事前に情報が取り入れられる今、それは顕著に表れますが、全体的な人出はこの記事にあるほどではないと感じました。
補償が伴う飲食店は休業中でも宿泊施設は営業してますので、やはり効果は限定的になります。
後は、個人個人の考え方しだい…週明けからは下田市内の海水浴場も全閉鎖されますが、効果はいかほどでしょう?





◎8月23日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は曇り空…本日より下田市内の海水浴場も全面閉鎖となります。
さて、今朝の静岡新聞の記事に目が留まりました。有志グループ「小山町みんなの食堂」が、
廃棄予定だった食品を活用した弁当を無料配布する取り組みを始めたというもので、
「おいしく、楽しい社会貢献活動」の輪を広げ、フードロスと貧困の2つの社会課題の解決を目指すというもの。
消費期限の近いレトルト食品などを集め配布するボランティア活動などはよく目にしますし、
協力させて頂いた事もありますが、この活動は根本が全く違います。

素晴らしいなと思ったのは、フードロスの対象となっていた食品を、手間暇かけて家庭の味に仕上げている点はもちろん、
無料で弁当を受け取る人たちが偏見を持たれるのを懸念し、食品廃棄削減という社会貢献活動に参加してもらう形式にしているという点。
こうした活動を展開すると、どうしても「施す側」「施される側」の線引きが出来てしまいます。
それが、共に活動をする事で、逆に社会に貢献している…という意識にも繋がります。

また、フードロス、貧困といったマイナスのイメージを「おいしく」「楽しい」と言ったキーワードに繋げる事で、
明るく活動をしながら、大変な時はお互いに助け合って生きましょう!という前向きなメッセージを感じ取る事が出来ました。

この団体のゴールは「活動しなくてもいい地域」だそうです。
こうした活動がなくても、自然に声を掛け合い、助け合える地域にしたい…との願いが込められているような気がしました。
「困った時はお互い様…」そんな言葉が自然と口から出て、助け合える地域にしたいですね。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

良い事なのだが、社会福祉協議会が、調査で終わるのでは無く、
有志の民間団体に労務をタカらないで、一歩進めて、労務弁済を税金で行い、より持続性を高める動きがあれば最高なのに。



◎8月24日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日からパラリンピックが開幕になります。議論になっている「学校連携観戦プログラム」に関しては、
PCR検査を実施してでも…という流れになっていますが、感染拡大が収まらない中「納得できない」という声が多数出ています。
アンバランスな政策が、緊急事態と言う危機感に繋がらない要因になっています。

さて、税の団体としては、たまには「税」にまつわる内容を取り上げさせて頂きます。
読売新聞に掲載されていた「インボイスに電子版」という記事です。
インボイスは、今年の10月からインボイス事業者の届け出が開始され、2年後の令和5101日から導入される制度です。
ごく簡単に言いますと、インボイス登録事業者がその消費税を適正に表示する事で、
その消費税分を納税すべき消費税から引くことが出来るというものです。
これが今までは曖昧に行われてきました。
インボイス登録事業者でない事業者に支払ったものは、この制度施行以後、
消費税の計算上、同じ内容、金額のものでも、インボイス登録事業者へのものは表示された消費税を引くことができ、
非登録事業者の分については引くことが出来なくなりますので、
取引上、インボイス事業者であるのかないのか…といった問題は常に付きまとうようになります。
「おたくはインボイス登録事業者でないから、同じ支払金額でもこちらは損するんだよね」と、取引上の不利益にも繫がりかねません。

しかしながら、このインボイス制度について、よく理解されていない事業者さんはまだまだ多く、
先日、入門編的な小冊子をご案内させて頂きましたが、反応は薄かったです。
まだまだ先だ…税理士さんに任せておけば…と思われている事業者の方も多いのかなと感じます。

この記事には、そのインボイス制度に電子版を導入する…という内容になっています。
ただでさえ認識不足の状態のインボイス制度に、デジタル庁と会計ソフト会社が作る「電子インボイス推進協議会」が
電子化に向けて準備を進めているとあります。
当法人会でも電子申告が導入された折、推進委員会を設置して推進にあたりましたが、
地方の中小企業にとってのハードルは高く、結果的には、税理士さんサイドでほぼ対応して頂く形になりました。

何が言いたいかと言いますと、消費税も導入時はごくシンプルなものでしたが、
年々改正を重ねるごとに複雑化し、軽減税率なども相まって現場にも負担となっています。
デジタル庁や売り手側の会計ソフト会社が進める中、
電子化が、地方の中小企業、個人事業者などが対応に四苦八苦するような制度になっては本末転倒です。

通常取引の妨げにならないよう、中小目線でのシステム開発の流れになるよう期待します。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

みなし法人とされる(法人登記していない)従業員は、本人と家族だけの青色申告する人達。税理士に頼まず本人申告多数。
建設業界に多数いる一人親方。等。此れからは、消費税を納税して、消費税を受け取れなくなる。
それが嫌なら、インボイスの発行者登録する事。純粋な個人が、煩雑な事務量増加に耐えられるのか?
みなし法人の多数は、預かってもいない消費税を納入させられる。事になりはしないか?

税金が本業の人たちからは公正中立簡素な制度なのかもしれませんが、
税金のために仕事をしているわけではない立場からですと、税金のために仕事をする時間がなくなってしまいそう。



◎8月25日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の読売新聞の一面には、東京パラ開幕の華々しい写真の隣に「緊急事態8道県追加」の記事。
現在発令中の13都府県に北海道、宮城、岐阜、愛知、三重、滋賀、岡山、広島の8道県を追加、
「まん防」についても、現在発令中の8県に加え、高知、佐賀、宮崎、長崎の4件を追加する方針を固めたとする内容になっています。
これによって、緊急事態宣言、まん防の地域に指定されるのは33都道府県…47都道府県の実に70%が対象地域となります。

そんな中、静岡新聞の記事に「集団免疫、各国絶望視」との見出しで、デルタ株の流行と共にワクチンとのいたちごっこになっており、
ワクチン投与が進んでいる国でも投与後に感染する「ブレークスルー感染」が広がり
「感染者の77%は接種者」という衝撃的な内容も掲載されています。
今、周囲にはワクチンをうったから大丈夫…とマスクを外す人もいると聞いています。
ワクチン接種によって重症化しにくい…と言われていますが、
その点も含め、ウイルスが変異する中で本当に安心安全であるのか等々、
改めてもう1度検証してみる必要がある気がします。
ワクチン接種による集団免疫の獲得が無理であるのなら、これは長い戦いになります。
日本は、残念ながらコロナに関しては後進国のような気がします。

今はとにかく、ワクチン、ワクチン…ですが、一方で、長い戦いとなるであろうコロナとの向き合い方について、
各国の検証値などを参考に議論をすべきだと思います。

私などが言うまでもなく、議論しているとは思いますが…。
この記事の下には、ブラジルでの事件ですが、「家族にコロナをうつした…」と職場に押しかけ銃を乱射し、
夫妻を射殺、21歳の息子に重傷を負わせたとの記事が掲載されています。

コロナをめぐっては、こうした人同士の間に心のウイルスもまき散らされています。
11人が正しい知識のもと、明日は我が身である事も考え、行動しなくてはいけません。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

シンガポール、マルタ、アイスランド、どれも領土が小さい国。
アメリカは、トランプに起因する共和党員を中心とするワクチン謀略論者の巣で、
接種者率が頭打ちで、集団免疫云々を言えない筈なのに、根拠を示さず、何故かワクチン限界説が大流行。

インドでは、何もしなかったから、悲惨な医療崩壊と大死者数を出して、
今や抗体所有者7割超えで(ワクチン接種率は10%)何故かコロナは沈静化したと人流開放状態。
(イベルメクチン信者は、イベルメクチンのせいだと言うのかな?)

コロナウイルスに国境線は見えないのだから、もっと広域な範囲に集団の枠を考えないと意味が無いのでは?
せめて、インド位の大きさで。
アメリカだったら北アメリカ全体かアメリカ大陸全体で。
シンガポールだと、マレーシア、インドネシア、東南アジア全体位で。
人流の範囲で集団免疫の集団を捉える必要が有るのでは?


◎8月26日フェイスブック掲載の法人会コラム

これから数日は暑い日が続きそうです。
昨日、8名の青年部会経営者を伴って、下田高校の模擬面接会に行って参りました。
当日朝に抗原検査をし、マスクを外さず、距離をとり、換気をしての面接会でしたので面接官も生徒も大変だったと思います。
人とのコミュニケーションの基本は当然ながら「聞く」「話す」です。
昨日も話をさせてもらいましたが、2年前に10年以上のお付き合いがあり、全国を飛び回っているセミナー講師の方に
「最近、うなずかない人が多くなっている事に気が付いています?」と言われた事がありました。
その方によると、スマホやパソコンで一方通行で情報を享受する事が多くなっている今、
人とのコミュニケーションでは当たり前だった「人の話にうなずく」という事が自然に出来なくなっているとのこと。
確かに、スマホにうなずいている人は余り見かけないですよね。

模擬面接会も今年で10年目…確かにうなずいてくれる生徒さんの数が年々少なくなっているような気がしました。
そして、コロナという事もあり、マスクで顔が隠れていますので、表情がつかみにくい…
面接官にしてみると、自分の言っている事が本当に伝わっているんだろうか…と不安になります。
ですので、生徒の皆さんには「意識的にうなずいて下さい」というお願いをしました。
すると、やはり距離が近くなる感覚になります。

次に「話す」ですが、真面目な生徒さんほど、想定外の質問が出た時に答えられなくて無言…という状況に陥りがちです。
しかも、答えられる想定内の答えは無難な答えばかり…その人の能力や経歴、環境は筆記試験や履歴書から読み取れます。
面接で知りたいのは、その人の人間性…希望先の職場、職業の事は十分に調べた上で、自分なりの意見を述べられればいい。
分からない事は分からないとして…ありのままを伝えるよう話させて頂きました。

これから、コロナで就職活動もどうなるか分からない状況にはありますが、
これからの未来を担う子供たちの健闘をただただ祈るばかりです。

今朝の静岡新聞には、富士の商店会の取り組みで「ふじスマイルバッジプロジェクト」の紹介がされていました。
マスクの下の笑顔が分かる写真を缶バッジにして接客に使用するというものです。
笑顔で接客している気持ちを目に見える形でお客様に伝えたい…という素晴らしい取り組みであると感じました。
今、人々の気持ちまでマスクで覆われてしまうような世の中です。
小さな一歩かもしれませんが、その思いを形にして前に出していく姿勢は、私たち一人一人が持たなくてはならないと思いました。





◎8月27日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日も暑くなりそうです。
今朝は、「違法営業排除『大きな進歩』」の伊豆新聞一面の記事に目が留まりました。
今週月曜日から下田の海水浴場は閉鎖となっています。
閉鎖の日であった今週月曜日、用事があり、たまたま市内ホテルに行く事がありましたが、
チェックアウトの時間帯を過ぎたお昼前でしたが、駐車場は首都圏からの車でいっぱいでした。
飲食店などが休業中の町中は比較的静かですが、一定のお客さんはまだまだ来ているようです。

長年、違法営業問題に悩まされている白浜大浜海水浴場は、松木下田市長がこの違法営業の排除を公約に掲げて当選した事もあり、
問題解決の期待は大きく、昨年、市がパトロールを実施などしましたが、
問題解決へと至っていない事から「まだまだ手ぬるい」と地元市民グループが市に詰め寄る場面がありました。

ここは自分たちで…との思いから、海水浴場の入り口で公的団体に許された用品レンタル業務を開始。
違法営業の業者の2社のうち1社は途中で引き上げたとありますが、
今年は夏のかき入れ時を前に緊急事態宣言が発令され、海水浴場の人出も例年の4分の1と報じられたような状況…
加えて、地元が用品レンタル業務を始めたとなれば、商売にならないと引き上げるのは当然のことです。
松木市長は「大きな進歩があった」と、一連の取り組みの成果を強調した…とありますが、
地元の悲願であった違法業者の排除は、人出が戻ってきた来年以降が正念場だと思います。





◎8月28日フェイスブック掲載の法人会コラム

いつの間にか、8月も最後の週末を迎えました。
緊急事態宣言下、週末は近所のスーパーに人が空いている時間帯に出向き、
1
週間分の食糧等の買い物に行く以外、近くを少しドライブしながら町の状況を車上から確認する程度…ほとんど自宅に籠っています。
暑い、暑いとは思いながら、家でエアコンの部屋にいる事が多い週末なので、季節感も薄れ、ただただ日々が過ぎていきます。

今週もか…と思いながら新聞紙面をめくって、最初に目に入ったのは、伊豆八木沢の休耕田に咲き誇る1万本のヒマワリの写真。
地元の方が休耕田で大切に育てているヒマワリ…
この先、1週間は楽しめるとありますので、夏の最後を季節感たっぷりに演出してくれています。

少し足を伸ばして、ヒマワリでも見に行こうかな〜いや、まてよこれは不要不急の外出になるのか、
いやいや、車から見るだけなら…と朝から悩んでいます…ぼやき投稿ですいません(^^;

皆さんは、どんな週末を過ごされてますか?




◎8月29日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、買い物ついでに近くの小さな海水浴場と南伊豆方面に車を走らせました。
閉鎖されてない小さな海水浴場の小さな駐車場は満車、
近くの飲食店の入り口には「水着のままどうぞ」の張り紙でドアはオープンにされてました。
浜にはパラソルがぱらぱら…南伊豆方面に向かいながら、いつも行列が出来ている飲食店、コンビニ等を眺めましたが、
まだ首都圏からの車は来ているものの、ピークは過ぎた印象でした。
伊豆新聞一面にも「外出控え客足遠のく」の見出しで、観光施設の様子が載っていました。
緊急事態宣言の期間もあと2週間を残すところとなりました。

静岡新聞には、飲食店等の協力金の申請受付が91日から始まる事に関連した記事が掲載されています。
早期支給を目指す…との事ですが、申請件数は15千件超、提出書類は申請書や売り上げ減少が分かる帳簿、
感染対策の実施状況を示す資料など8種類が必要…とあります。
休業されている事業主の方々は、今、こういった書類を揃えている最中だと思いますし、
1日でも早く」と思われている事業者の方の気持ちからすると、申請受付が始まる91日に集中する事も十分に予想されます。

記事には、県から、こうした事務を受託している会社の執行役員の声がありますが、
行政側も委託先に全てを任せるのではなく、事業者目線に徹した柔軟な対応、相談窓口などの充実をお願いしたいところです。





◎8月30日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝はビジネス関連の記事を2つピックアップします。
まずは、伊豆新聞に掲載されていた「コロナ禍、新たな活路」の見出しで、
南伊豆町で宿を経営する方が、同じく経営のカラオケスナックの駐車場を、
車中泊ができるキャンピングカー専用駐車場(RVパーク)に整備し、9月上旬にオープンする記事。
ネット予約、オンライン決済による完全無人の運用形態。
カラオケスナックはこのコロナ禍で9割減…商工会にも相談し、近年RVパークの需要が高まっていることから、
県の中小企業デジタル化・業態転換等促進事業非費補助金を活用したとのこと。
経営者の方は「車中泊による夜間アイドリングにも困っているという声もある。
観光の活性化だけでなく、地域課題の解決にもなれば幸い」と話されています。
先行き不透明なコロナ禍の中、休業、廃業を選択する経営者の方も多いですが、
その影響を最も受けている事業者が、利用できるものは最大限に活用し、
地域の課題解決にも繋がる事業展開にチャレンジする姿に勇気をもらいました。

もう一つ、静岡新聞に紹介されている記事ですが、東伊豆町の「ふたりの湯宿 湯花満開」が、
全旅連が主催する「第24回人に優しい地域の宿づくり賞」にて全旅連シルバースター部会長賞を受賞したというもの。
この記事に掲載されている石島正和専務は、昨年末に法人会でも取材をさせて頂きましたので、この知らせはとても嬉しく思いました。
乳がんを患い、術後の傷を気にして旅を諦めてしまう方たちの事も考え、団体客の受け入れを止め、個人客に特化した旅館形態に変換。
大浴場を廃止して6つの特徴的な貸切風呂を設置しました。

更に、客室にいなが貸切風呂の空き情報がスマホで確認できるようにしたことから、
貸切風呂を予約不要で利用できるようにしたといいます。

正に「ふたりの湯宿」の名に相応しい宿となりました。
(折角なので、取材記事も再度アップします)
この2つの事業者に共通している事は、事業転換の根底に地域や社会の問題解決に繋がるキーワードがあること。
また、南伊豆の事業者さんも、一方で宿を経営されているという事で、この業態転換にはある種の決断が伴ったことと思います。
それは、団体客を諦め個人客に特化した宿へと設備投資をした東伊豆町の宿も同じ事です。

社会情勢を見極めつつ、その一歩が踏み出せるかどうか…経営における今後のポイントになってくると思います。

 



◎8月31日フェイスブック掲載の法人会コラム

まだまだ暑いですが、8月も今日が最終日ですね。
伊豆新聞の一面には「キンメダイ魚価低迷」の見出しで、飲食店の時短、休業の影響で、魚価が低迷している記事が掲載されています。
金目鯛と言えば、伊豆急行の真っ赤な車体の「キンメ電車」にも象徴されるように、伊豆の食における大きな観光の柱でもあります。
ここにもありますが、一口に金目鯛と言っても、捕獲場所、捕獲方法によって「沖キンメ」「島キンメ」「地キンメ」と値段は異なり、
沖キンメと地キンメでは2.5倍以上の値段の開きがあります。
漁業者は、飲食店に支給される補償金もなく、公的支援を受けるにも要件を満たすのは難しい…
漁獲量自体も低迷し先行きが見通せないので本当に大変だと思います。

一方、こうした一次産業の納入先である外食産業が低迷した事を受け、
巣ごもり需要を見越して個人消費者に直送して成果を上げている事業者の方もいます。
記事には、観光への強力なカンフル剤を…とありますが、現状ではいつになるかの目途は立ちません。

業界維持の為にも、新たな販売ルートの開拓は必要なのかもしれません。
地元の水産会社やホテル等の宿泊施設でも、ネット通販等で金目鯛を取り扱っているところは多いですし、
ふるさと納税の返礼品としても活用されています。

取り急ぎ、思い立ったところをリンクさせてもらいます。(ここにリンクを追加して…という要望がございましたらメッセージ下さい)
よろしければ、こうしたサイトもご活用頂き、是非、伊豆の金目鯛をご賞味頂ければと思います(^^)


東伊豆の徳造丸のネットショップ
https://1930.jp/index.html
東伊豆の「食べるお宿 浜ノ湯」のネットショップ
https://hamanoyu.shop/
下田の渡辺水産のネットショップ
https://www.watanabe-suisan.co.jp/shopping/
下田の民宿小はじのネットショップ
https://kohajioyaji.base.shop/
西伊豆の三角屋水産のネットショップ
https://sankakuya-izu.com/




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

大事なことだと思います。
一方で消費者の立場からお話しすると、高級魚の金目鯛は旅先だから高額でもお土産で買って帰りますが、
普段の生活で買うには高すぎるんですよね。
ですので近くのスーパーでもほとんど扱っていない。
現実に買うのは安価な鯵やサンマ、あとは、刺身ですぐ食べられるようにあしらわれた盛り合わせなんですよね。
給料も減ってきている、不安がある庶民にはなかなか手がでないのが、一般的に行き渡らない原因なんでしょうね。外食をしなくなったことから、トータルすれば食費はかなり減ってきていると思うのですが、
その分ご馳走を食べようとか、良い食材を取り寄せようとかに、なかなか結び付かないのかと思います。

そういう意味で高級魚を販売するのは大変だと思います。
やはり、現地で食べる、お土産に買う、旅館で食べる、この3つが回復しないと厳しいんでしょう。
僕自身が徳造丸でお土産良く買ったなぁとか浜の湯料理が豪華なんで行きたいなぁとは思うけど、
なかなか通販で食べることは考えませんでした。

旅行に行かないとお金を落とさないからなぁ。
美味しい金目鯛食べたいと思います。
通販頼んじゃおうかな?

南伊豆町、伊豆の味おか田です。
当店も今年の4月からそうざい製造許可証をとり「金目鯛煮付け」などお取り寄せ始めました。


金目鯛の奥の深さを初めて知りました。
このように金目鯛の背景が見えてくると、興味が湧いてきます。

稲取に出かけましたら夕飯だけでなく、朝ご飯にまで金目鯛が出ました。
美味しかったですが、こちらで食べても身のホクホク感など違うのは、新鮮さかと思いましたが。
やはり、伊豆まで金目鯛を食べに行かなくてはなりませんね!


◎9月1日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日から9月…何か、騒がしかったような、騒がしくなかったような8月でしたが、皆さんにとって、どんな夏だったでしょう?
新聞各紙には、夏の総決算的な記事が掲載されていましたが、観光業的には、まだまだ先が見通せない状況です。

今朝は、ちょっと視点を変えた記事をピックアップします。
読売新聞に掲載されていた「株アプリ、無料の裏側」「情報銀行、信用が武器」の見出し記事です。
株アプリの記事は、ネット証券会社が提供するスマホの株取引アプリで、
手軽さや射幸心を煽る仕組みによって、今までは株とは無縁の人々までも取り込んでいます。しかも、手数料は無料又は低額…
しかし、その裏側では、個人投資家の注文データをほかの業者に売ってリベートを得ていたというもので、
結果的に投資家の不利益に繋がる可能性がある事が指摘されています。

「ただより高い物はない」という言葉が昔からありますが、一度流出したデータは、知らぬ間に拡散するリスクもあります。
最近は、ネット上やSNSでも「何でこの情報が?」と思う事も少なくありませんし、
携帯電話等にも(?)と思うような電話がくるようになりました。
こうした取引データが流出する事を事前に知っていたら、恐らくは「無料」に飛びつかなかったでしょう。

もう一つの記事は、個人情報を預ける「情報銀行」なるものの記事です。
ここにはお金ではなく情報を預け、銀行はその情報を匿名に加工して企業に提供して対価を得て、
情報を預ける人は提供する企業を自分の意志で選び、金利のような商品券や割引券がもらえるというもの。
理屈では分かりますが、どうにもすっきりと受け入れられません(私はですが…)

文末に、デジタル化による社会の変化を、技術にのまれることなく人間が主体となり生かしていくことができるか。
知恵が問われている…とあります。全く同感です。

同じ読売新聞に「デジタル庁、きょう発足」の記事が小さく載っていました。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

デジタル化のデータも大切ですが、人間が、人間の『五感』、『第六感』を研ぎ澄まさないと、人間が駄目になると思います。
人間の為に始めたデジタル、データ…人間が、どのように解釈するかが必須条件ですね。



◎9月2日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨夜から雨模様となり、今朝は少し涼しめに感じます。
さて、今朝の静岡新聞に「社会的取り組み、積極評価」の見出しで、
静岡県が3月に制定した「事業者等を守り育てる県公契約条例」に基づき、県の契約に関する取り組み方針の中で、
入札価格以外に社会的取り組みを積極的に評価することを盛り込んだというもの。
記事を見ると、事業者の選定方法について、男女共同参画や障害者雇用、子育て支援、働き方改革などの分野で
国や県の認証制度の取得を評価基準に加える事を検討している…とありますので、主には労働環境に関する評価が加わると理解しました。
ただそれ以外にも、社会情勢の変化に的確に対応する事業者支援なども盛り込まれていますので、
その点がどのように評価され、入札に影響するのかは入札業者の方々は気になるところではあります。

入札と言えば、入札価格が事前に漏れて問題化する事例も多く、一般の人から見ると、
本当に適正な金額で取引が行われているのだろうか…などは素朴に思うところです。
経済成長期には、民間はとにかく利益追求で経済を回し、「公」の役割は行政が担う構図になっていましたが、
今は企業も社会的役割が求められ、評価される時代になりました。

行政側が、民間事業者の社会的役割を認識、評価し、
お金では計れないものを入札などに反映させていく流れ自体は良い事ではないでしょうか。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

投稿の内容とズレるかと思いますが、障害者雇用とありますので。
昨日のパラリンピックで杉村選手がボッチャで金メダルを獲得されました。
高い技術に驚きましたが、伊豆の職場の人たちが我がことのように喜ぶ姿に更に感動しました。
社会的取り組みにプラスして、職場の雰囲気作りへの取り組みも、難しいですが評価されると良いですね。
ボッチャはカーリングみたいで面白いですね。今日は団体戦の活躍を期待しています。


◎9月3日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日も曇りがちな涼しい朝になっています。
この後、天気の回復と共に気温の方も上昇するようなので、まだまだ秋の到来は先の事になりそうです。

今朝の伊豆新聞一面には、下田市出身のライターで編集者、山田真由美さんが、
女性料理人13人を取材、紹介している「女将さん酒場」を出版。
2017年に出版した「おじさん酒場」もエピソードを増やし刷新して同時出版されたという記事が掲載されています。

山田真由美さんとは、数年前、下田のブランド作りを推進する「下田ブランド」の委員会に所属していた時、
山田さんが特別審査員として招かれていた事から知り合いました。
その後、父親が37年に亘って経営していたブテイックが閉店する事を聞き、
子供の頃から思い入れのある故郷の匂いのする場所を守りたい、たとえ小さな町の灯りでも消してしまいたくない…
そんな思いに突き動かされて、地の食材を使った料理とお酒を提供する「テーブルトマト」を開店させました。
住まいは神奈川、1ヶ月に10日程度の不定期営業、もちろん居酒屋経営は初めてのこと…
人生で一番悩んだ末に決断したといいます。
そのテーブルトマトも今年で4年…今では熱心なファンが通うお店となりました。

先日、ここで紹介されている「女将さん酒場」「おじさん酒場」の2冊を、テーブルトマトに伺い、
著者の山田さんから購入して読ませて頂きました。(もちろんサイン付きで)

「おじさん酒場」は、文章に添えられている、同じ下田市出身のなかむらるみさんのイラストが何ともほっこり。
こんなおじさんいるな~と、まるで同じカウンターに座り、酒を飲みながら遠くから眺めているような感覚になります。
「女将さん酒場」は、山田さん自身が居酒屋を経営しているだけあって、
登場する女将さん一人一人に対する思い入れが強く伝わってきます。
普通のライターさんでは、ここまで踏み込めないだろうと思いました。
そして、女将さんと酒場のおじさんを対象としていますので、この2冊を読むと、カウンターの中と外の両方の景色が見えてきます。
私は、その対象に丁寧に優しく寄り添う山田さんの文体がとても好きです。
伝えたい事が自然と心に入り込んできます。本当にお薦めです。

今、コロナでなかなか酒場に行けるような状況ではありません。
家飲みされている方も多いかと思いますが、この2冊をつまみに家飲み…酒場で飲んでいるような錯覚に陥りながら、
いつかあの酒場へ…と思いを馳せるのもいいかもしれません。





◎9月4日フェイスブック掲載の法人会コラム

連日、すっきりとしない天気が続いています。
昨日は、菅首相が退陣を表明したとあって、新聞各紙が、
この記事(静岡新聞にあった県内経済界の声が書かれたものです)にあるように菅政権の批判と評価を掲載しています。

私の中では、菅首相は叩き上げの実務家のような印象がありました。
首相を補佐する官房長官時代はそうした存在感が功を奏していたと思います。
これが、コロナという時代でなければ、その手腕を発揮されたような気がしますが、
リーダーとして表に出てからは、次第に目も虚ろになり、発言力が失われていきました。
コロナと経済、コロナとオリンピックの狭間で苦悩する姿が常に国民に晒されてしまいました。
この記事にあるように、その裏でのGoToトラベル政策やデジタル庁の創設などを評価する声もありますが、
それが全てコロナで霞んでしまったように思います。

昨日1日で、菅氏の退陣表明をきっかけに、自民党総裁選の候補者が次々と名乗りを上げました。
何でしょう、私の目にはどうしても政治屋同士の縄張り争いにしか見えず、気持ちが冷めていくのを感じました。
国難というべき現状において、1日でも早い収束に向けての具体策を戦わせ、
国民に示し、この人の気迫、気力、発言力の下なら必ず実現できる…という流れになる事が今のところ想像できません。
もちろん、政治は数の力である事は承知していますが、派閥論理に従った、こうした縄張り争いに終始すれば、
国民の心はどんどんと政治から離れていってしまいます。

とにかく今はコロナ対策が第一、今こそ、その1点に絞った政策議論をこの機会に徹底的に行い、
誰が言ったから…ではなく、1年生議員から出た政策であろうがなかろうが、
この政策なら、スピード感をもって実施でき、経済も睨んだ上で有効であると判断されたなら、
党をあげて支持し、最も国民に力強く伝えられるリーダーを総裁として一丸となって実現に向かってほしいと思います。

今こそ、政治屋ではなく政治家としての矜持を示して頂きたい。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

極めて同感です。
いろいろなことが普通に例年通りに当たり前にできないでいる今、縄張り争いはできるんだ〜
もっと大切なコト忘れちゃうわけ?…正しく白けております。

かえって、菅総理のキッパリとした態度の方が受け入れられる気がしました。
お願いだからもっと大切なことを目指していただきたいと思います。


◎9月5日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は、テレビのニュースで、資源は深刻に枯渇したまま…としながら、絶滅危惧種に指定されている大西洋クロマグロが、
漁獲量の割当や違法漁業の取り組みによって資源回復の兆候が見られるとして「危機」から「低懸念」へと危機ランクが引き下げられ、
太平洋クロマグロに関しては「準絶滅危惧」に引き下げられた事が報じられていました。

その直後、伊豆新聞の一面を開くと、キンメダイの漁獲規制案が出ていて
「一方的」「死活問題になる」と漁業者が猛反発しているという記事が目に入りました。

そもそも、賀茂地区の漁業者の間では、体長28センチ以下の禁漁、漁法制限、休業日設定などの自主規制を行って、
資源保護に努めてきたとのこと。まして、コロナ禍、観光業の不振がキンメダイの価格にも影響を及ぼす中での追い討ちですから、
その事に意を介せず、一方的に漁獲量の大幅削減を提案する国に不信感が募るのは当然のことだと思いました。

資源確保は本当に重要な問題ですが、その根本に、生活をかけて海に出ている漁業者の方々がいる事を忘れてはなりません。
ただでさえ、後継者問題を抱える業界であり、規制の裏で廃業される漁業者の方が増えていけば、
資源回復したから、さぁどうぞ、という訳にもいきません…ここにも数字だけで計り知れないものがあります。
国には、そう言った業界の事も考慮に入れ「対話」をして頂きたいと思います。





◎9月6日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、東京パラリンピックが閉幕しました。
今日からは自民党総裁選にマスコミの注目が集まるのでしょうか。
コロナ、コロナの話題ばかりでも気が滅入ってしまいますが、
ここのところ、興味が引かれやすい方へ報道が集中する傾向があるように感じます。

さて、今朝の静岡新聞に、東伊豆町に住む農家の女性グループ「ミセスこらってぃ」が、
地元産のかんきつ類などで製造販売するドライフルーツを「紅茶用」としてPRするため、
パッケージを一新して販路拡大を狙っているとの記事が掲載されています。
ドライフルーツ自体は3年前に開発された商品。
私も何度か目にした事もあり、フルーツも好きですが、購入するまでには至りませんでした。
そのままつまんで食べるのか…と考えると、それなら生の果物を…という風に考えたのかもしれません。
どうやって…という想像力に欠けている私には興味深く手にする事があってもそこまででした。
しかし、この記事の「紅茶にいかが」というキャッチフレーズを見て、それならお酒にも…と咄嗟にイメージが広がり、
記事にも炭酸水や水割りなどに浮かべて味わえる…とあり、急に購買意欲が湧いてきました。

ドライフルーツ自体はどこにでもある商品…日常に食材として扱っている主婦や料理人の方、好きな人には、
その扱いなどは語らずとも済むものかもしれませんが、
私のような食のイメージを持ち合わせていないような人間には、その使い道を具体的に示して頂いた方が購買に繋がるのかと思います。
旅行でぶらりと訪れたお父さんが、おっ、今夜の酒にでも浮かべて見るか…と思ってくれればしめたものです。

そして、このパッケージを担当した下田市のデザイナー、土屋尊司さんには法人会でも2年程前に取材させて頂きました。
大学で建築を学び、商業施設などの空間デザインを手掛ける一部上場企業で活躍されていたものの、
祖父母の代に開業し、廃業した民宿「勝五郎」を再生する事を決意してご夫婦でUターン。
デザイナーの腕を活かして今風の民宿にリニューアルされました。
その時に見せて頂いたのが手書きのいくつかのスケッチとイラスト、とにかく温かみと味のある作風に、
これ仕事になりますね~とお話した記憶がありますが、それから随所で彼のイラストを目にする機会が増えました。
最近はイラストレーターとしての仕事も増えているようです。パッケージのイラストにも注目して下さい。


イラストも掲載されている「勝五郎」ホームページ
※ショップにイラストシール、ポストカードなどがあります。
http://katsugoro.com/

売るための一工夫…本当に大事ですね。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

こらってぃさんの記事ですが、勝五郎の紹介までありがとうございます!
コロナ化の夏でしたが、対策に気を配りがながら健康第一で何事もなく乗り越えることができました。
こらってぃさんは規格外の農産品を上手に加工されて販売されています!
是非是非よろしくお願いいたします!


◎9月7日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、全国のコロナ感染者数が久しぶりに1万人、東京都においても1,000人を下回りました。
感染者数が少ない月曜日の数字ですので、今日の数字を見ない事にははっきりとした事は言えませんが、
今後は減少に向かってもらいたいところです。

今朝の静岡新聞と伊豆新聞に、松崎町の小中学生が、
差別偏見のない社会の実現に向けて製作したシトラスリボン3,500個を町役場に届けた記事がありました。(画像は静岡新聞の記事です)
松崎町は静岡県でも一番小さな町…直近の人口を調べると、6,176人(令和38月末)。
松崎小学校と中学校の児童、生徒数を調べたところ合計で311人。
上級生が下級生に教え、夏休みを利用したとありますが、少なくとも1人で10個以上は作ったことになります。
そしてそのリボンの数を人口に当てはめると、町民の6割近くに行きわたる数です。

きっかけは、町内にコロナのクラスターが発生したことを受けての事だったそうです。
伊豆新聞の記事にある中学3年生の生徒さんのコメントに「人口が少ないからこそ、差別のない町になってほしい」とありました。
いじめ、差別や偏見は小さな世界であればあるほど起きやすいと言われますので、
残念ながら、学校や人口の少ない「田舎」という小さな単位になるほどリスクも増していく傾向にあります。

こんないじめがこんな地方で…という事も少なくありません。
いじめを受けている子供たちは、新学期のこのタイミングが一番怖いとも言われます。
この夏休みの機会に子供たちがどんな気持ちでこのリボンを作ったのか…
そんな気持ちも添えて、1人でも多くの町民の方々がこのリボンを胸に、差別偏見のない町です…と、世に問う事ができるのであれば、
静岡県で一番小さな町が出来る最高の取り組みではないかと思います。

もちろん簡単な事ではありません。
しかし、大人の姿を子供は見て成長します。子供から渡されたこのリボンをどう受け取り、どう子供たちと向き合っていくのか…
私たち大人一人一人が真剣に考え、日々実践に繋げていかなくてはなりません。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

自ら作ったシトラスリボンを自らの身につけている。いいなぁ。
此の、シトラスリボンを、少なくとも在学中は、必ず、身につけていて欲しいです。

大人たちは「差別や偏見の無い社会」と言い、児童生徒は「思いやり」と言います。
差別偏見が無い=思いやりではないと思います。
差別偏見が無い社会と言っているうちは、差別偏見はなくならないと考えています。
『北風と太陽』の童話のように、思いやり(太陽)が増えることにより、差別偏見は自然に無くなるように思います。
子供たちに思いやりを考えさせる素晴らしい取組みだと思います。


◎9月8日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝の伊豆新聞の一面には、78月における、下田市の9海水浴場の入り込み客の減少数値が掲載されています。
コロナ禍前の数字と比較したところで65.7%減少となっていて、
緊急事態宣言が出された今夏は昨年より更に23.4%減少という数字になっています。
しかし、宿泊施設の入り込み状況については書かれていませんので、観光を示す象徴的な数字のように書かれていますが、
この「入り込み客」はあくまでも海水浴場の入り込み客であって観光客数自体を示すものでないことは、
頭において読み込んだ方がいいかもしれません。

静岡新聞にも同様の記事が掲載されていますが、そこには2012年からの海水浴場の入り込み客の棒グラフが掲載されていて、
20122016年までは横ばいの数字ですが、2016年に60万人半ばの入り込み客を数えてから、
その翌年には60万人を割り込み、その翌年には50万人、その翌年には40万人と、3年で約20万人超、40%近い減少率を数えています。

この根底には、前から言われ、この記事のインタビューにもある「海水浴離れ」が進んでいる事も注視しなくてはなりません。
ここ数年は、気象状況の変化で暑すぎる日が多くなったこと、砂が入ったりするのが嫌だという子供たちが増えている…など、
様々な理由があるとは思いますが、海を目の前にホテルのプールで泳ぐ家族連れの姿も多くなりました。

元々、海水浴客自体も天候に大きく左右されますし、非常に読み切れない観光コンテンツですが、
地元事業者は集中的にこの時期に利益追求に走ります。
(自然を相手…という事で言えば、河津桜祭りなども似たような要素があります)
その分、夏の海水浴場の入り込みに一喜一憂する傾向にあります。

しかし、伊豆の海の魅力は夏の海水浴場だけではありません。釣り、サーフィンなどのマリンスポーツ、生物を観察できる磯遊び、
ダイビング、シーカヤック、ジオによって新たに注目を集めている自然の造形美など、1年を通じて楽しめる要素はたくさんあります。

伊豆と言えば夏の海水浴…多分、昔はそれで良かったのかもしれませんが、
時代と共に、伊豆の海の楽しみ方を幅広く発信する必要もあるかと思います。





◎9月9日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は朝から、時折強く降る雨模様となっています。
昨日、宮城、岡山を緊急事態宣言からまん延防止等重点措置に移行し、
静岡県を含む残りの地域については930日まで緊急事態宣言を延長する方針を固めたと発表がありました。
今週に入って、やっと減少傾向が目に見え始めた矢先、
業者の方々にとっては、その業種、規模、立場によって受け取り方は様々であったかと推察します。
宣言下である事で補償対象である飲食業の中でも、宣言解除されてすぐに客足が戻らない事も予想される中では、
このまま延長の方が…と思われている方も正直いらっしゃると思いますし、
従業員さんを抱え、1日も早く営業再開を…と思われている方にとっては「また、延長か…」と肩を落とされている事と思います。
それこそ補償対象にもなっていない業者の方にしてみると「いい加減にしてくれ…」が本音でしょう。
また、自粛生活の裏側では、その需要に応えて売り上げを伸ばしているところもありますし、
ネット販売、ファストフード、テイクアウト、ウーバーイーツなどの産業もしかり…国全体での税収の落ち込みがない事を見ると、
経済と言う枠をどこまで見るかで評価も変わってきます。
ただ、当地のような観光地においては、やはり人流が戻らない限り、地域経済は低迷したままです。

今、人流をもとにした経済復興の流れの中で、ワクチンパスポートやワクチン接種を前提とした様々な規制緩和策が出ています。
今朝のテレビインタビューでも、その件についてのインタビューにご年配の方が
「私はワクチンをうっているから大丈夫!どんどんやってほしい!我慢していた分、行きたいところはたくさんある!」と、
マスクがずれそうな勢いで答えられていました。
しかし一方で、ワクチン接種をした方が感染するブレイクスルー感染も多数報告されており、
この規制緩和が気の緩みに繫がり、再び感染拡大に繋がらないだろうか…という不安が正直過ります。
周囲でも、ワクチン接種したから…と言って、マスクをしなくなったお年寄りの姿を見かけるようになりました。
ワクチン接種したからと言って、基本的な感染予防対策を変えてはいけない事を、大前提としてもっと訴えなければ…と、
やはり思ってしまいます。
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度目、6度目の緊急事態宣言に繋がらないよう、ルールを守ったうえでの規制緩和をお願いしたいところです。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

おっしゃる通り「私はワクチン打ったから、うつらないしうつさないから大丈夫よ!」
と本気でおっしゃる方が世代を問わず多くて、びっくりします…。

基本的に効果は“ご本人が感染した時の重症化予防(の可能性がある)”だけである、という点を周知徹底をしないといけないですね
接種に関してもその効果に関しても、正しい情報を自ら取捨選択することが要求されてきますが、
それを放棄している人や、マスコミが流す“都合の良い部分”だけを鵜呑みにしている方も多く、
日本人の無責任体質というかなんというか、毎日色々と考えさせられています。


命を守ることは、人から言われてとか、決められてとかではないと思います。
我慢我慢と毎日報道されていますが、生きていること、うつしていないこと、かかっていないこと、
それを継続し、かかってしまった人を思いやること、それ以外に何があるというのでしょう。

今本当に抑え込まねば、子どもたちの様々な経験体験興味を無くすことになります。
故郷に帰れない若い方、就職活動をする学生さん、修学旅行が無くなった中高生、
お友達と触れ合うことのできない子どもたちのことを考えると、それだけで胸が潰れそうです。
旅行にいけないことくらい何ともありません。



◎9月10日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は、すっきりとした晴れ日和となっていますが、沖縄、九州地方に迫っている大型台風の進路も気になるところです。
さて、今朝の静岡新聞のワクチン開発についての囲み記事に目が留まりました。
ワクチンについての議論は個人個人の考えがあるので避けたいところではありますが、
国内ではワクチンパスポート等の議論が先行して進み、世論が推し進めるムードが高まりつつある空気を感じていますので、
一方で、ワクチン接種が進んでいる他国の状況も気になります。

記事には、英国政府の例が挙げられています。取り組み自体が開発会社ではなく国であるという点も注目すべきところです。
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月より、何と、新型コロナウイルスを健康な人に感染させての研究を始めていたとのこと。
51億円を投じ、1830歳のボランティアを集めて、感染させた後、
開発段階にあるワクチン候補などを投与して経過を見るというものです。
1人当たりの謝礼が約68万円で経済的弱者がリスクを追うことになるとの懸念…とも書かれています。
もし、日本政府が、国が主導してこの治験を行うと発表されたなら、
恐らくは、国民から大ブーイングが起こって実現しなかったと思います。
ワクチン開発において日本が遅れているとよく言われますが、
開発段階において根本的な部分が圧倒的に違うのですから当然の事だとこの記事を読んで思いました。

「既にワクチンはある」という理由で、この治験に反対の声があるとも書いてありますが、
特徴の異なる変異株が世界中で広がっている事を考えれば、
やはり、現段階においてのワクチンに開発余地がある事は間違いないところです。

先日、その英国のワクチンと予防接種に関する独立委員会が、1215歳へのワクチン接種に関して、
極めてまれではあるものの心筋炎を発症するリスクがある事を指摘した上で、
この年代の子供たちがほとんど重症化しない事からも、現段階では「推奨しない」という答申が提出されたとの報道も目にしました。

経済も「命」…一刻も早く経済活動を始動させねばなりません。
しかし、ワクチン接種に関しても命に関わる問題であるだけに、
本来すべき議論が置き去りになってしまう事だけは避けたいところではあります。





◎9月11日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、下田高校1年生を対象とした社会人講話に講師派遣をさせて頂きました。
岡県下はまだ緊急事態宣言下…宣言発令後、講師をお引き受け頂いた方からも「大丈夫だろうか…」というお声をいくつか頂きました。
高校も県立高校ですので当然の心配だったと思います。
担当先生、高校側とも何度も確認、話し合いをさせて頂きました。
担当先生からは、進学校でもある下田高校においては、1年生のこの時期に、様々な職業に携わる人の話を聞く事が、
この後の進路決定のスケジュールにおいてとても重要な意味を持つ事、
コロナ禍という事で、もしかしたら一度しかないこのタイミングを逃せば、生徒の人生に関わってくるかもしれません…
出来る限りの感染症対策を学校でも致しますのでお願いします…と言われ、講師の方々にも予定通りお願いを致しました。
検温、消毒、換気、互いにマスクをしての講義…出来る限りの形は出来ていたと思いますが、
人によっては「それでも100%ではないだろう」と言われるかもしれません。
しかし、それを言い始めたら、一切の外出も出来ず、本当に生活自体が出来なくなってしまいます。
「不要不急」というキーワードがよく言われます。
少し前に政治家が「それは本人が判断すべき…」などと発言し批判を集めましたが、その線引きは曖昧のままです。
思えば、規制が中途半端な日本においては「曖昧」な事が多く、その都度、個人個人の倫理観が問われますが、それ自体が曖昧です。
かつては日本人の良さであった曖昧さが、コロナによってギスギスとした風潮に変わりつつある事に寂しさを感じる時があります。
しかし、昨日、憧れを抱いている職業人の話を、身を乗り出して聞き、大きくうなずいている生徒さんの姿を見た時、
これは決して不要不急などではない…と確信するに至りました。彼らの未来に光がある事を心から願いました。

少し前文が長くなってしまいました。今朝は静岡新聞の「国民年金目減り緩和へ、厚生から財源配分」の記事に目が留まりました。
厚生労働省の方針ですが、将来、国民年金の水準が大幅に減る見込みであることから、厚生年金から財源を振り分けるというものです。
経済界の反発も予想…とありますが、それは当然の事で、
会社は社員の年金負担と同額の負担を背負って社会保険料として納入しています。
先日の高校での租税教室でも、給与明細を説明しながら
「会社は、皆さんが天引きされている社会保険料と同じ額を更に払って皆さんを雇用している事を忘れないで下さい…」
と説明させて頂きました。会社は、社員の為に同等の負担を背負ってこの厚生年金制度を守ってきました。
近年は、社会保険料の金額自体が年々上がってきた事から、社会保険料負担が会社経営に及ぼす影響も大きくなっています。
法人側からすれば、厚生年金から国民年金への財源配分は、そう簡単に承服できるものではありません。
年金の一元化は随分と前から議論もされていますが、
ただ単に金額をスライドさせればいいと言う問題ではないことを国も考えなくてはなりません。

現状の案では、中所得者層の年金水準は厚生年金受給者も含めて上がる…などとされていますが、
それこそ曖昧な議論で進めてしまうべき事ではありません。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

緊急事態宣言に対する考え方は仰る通りだと思います。
都市部では観客を入れプロ野球やフェスが開催されます。
かたや地方では過剰とも言える行事や施設、果ては協力金の対象外の飲食店まで、同調圧力のように休業します。
規制の曖昧さが行動に矛盾を生んでいるように感じます。


◎9月12日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は個人的なつぶやきになります。
昨日は、気分転換もかねて海沿いの東海岸に車を走らせました。いつも週末は外食をしていましたが、
緊急事態宣言以降は、ほとんどテイクアウト…昨日は伊東方面まで出ましたので、出先で買って車の中で食べました。
やはり、味気ない…お店の雰囲気も味わいの中に入っているんだな…と本当に思います。
宣言延長で車も少ないかと思いきや、東京、神奈川方面からの車が予想以上に多く、
サーファーなど白浜海岸などには結構人出がありました。
帰りがけ、道路沿いのホテルには駐車場が車でいっぱいのところも…。
車からですが、マスクをされてない方も多くいて、家の駐車場に戻ると、いつもマスクしているご近所の年配のご夫婦が、
2人共マスクしないでスーパーに入っていきました。

ワクチン接種からの安心感でしょうか…政府が既にワクチンパスポートの議論を始めている事も多少影響があるとは思いますが、
宣言延長との矛盾をどうしても感じてしまいます。

我が家の今日の予定は、1週間分の買い物をしに、空いている時間帯にスーパーに出かけるだけ…
宣言以降、そんな感じなので、最近は夢も自宅の中だけになりました(^^;

夕べは、自宅からでかけると急に大嵐に見舞われすぐに家に帰るという夢…
最近は眠りも浅く、こうした自宅夢を見て起きる事が多くなりました。図太い方だと思っていましたが、
やはり、メンタルへの影響もあるようです。

「今日の夢でも家から出られなかったな〜」と思いながら、
寝起きで新聞を広げると「パンケーキガメ」の文字が真っ先に目に入ってきました。
先日、社会人講話をお願いした、白輪園長の体感型動物園iZooで繁殖初成功したという記事。
パンケーキ?と思い調べると、甲羅が平坦でパンケーキのごとく柔らかい事から名前がつけられたようです。
へ〜と、それ以上の感想はありませんでしたが、最近は重々しい投稿が多かったので、こんな朝もいいな…と思ったのでした…。
ちゃんちゃん(^-^)

皆さま、良い1日をお過ごし下さい。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

ファイザーが行った第三相治験データを見ると、ワクチン接種2回目完了(接種から7日経過後)
から2ヶ月間(治験者の平均値)で、21,720人のワクチン接種者中8人が、コロナ感染症に罹患した。

単純計算出来るものでは無いが、敢えて単純計算すると、ワクチン接種後一年間で48人が、コロナに感染する可能性が有ることになる。
接種後1年間で、約0.2%が感染する可能性が有るのが、コロナワクチンの特性と言っても誤りとは言い切れないでしょうね。
危険なのは、「俺はコロナワクチンを接種したから、コロナには感染しない!」と勘違いして、
全ての防御手段を放棄する事でしょうね。



◎9月13日フェイスブック掲載の法人会コラム

週末にかけて安定しない天候が続きそうです。台風の進路も気になります。
さて、今朝は新聞各紙がお休みですので、昨日の静岡新聞の記事から。
静岡県焼津市と岐阜県関市が連携して、互いのふるさと納税の返礼品を発信する事業が始まったというもの。
焼津市名産品マグロを、刃物製品出荷額日本一の関市が誇る包丁で切って味わってほしい…
「日本一のマグロを日本一の刃物で切って味わってほしい」としています。
ふるさと納税の可能性を広げる意味でも、これは実にいい取り組みだと思いました。
前にもここで述べさせて頂きましたが、法人会でも返礼品の活用があまりされてない頃、
「ふるさと納税推進委員会」を事業者で設置して、各自治体への調査、提言を行った事があります。
その後、伊豆では西伊豆町が断トツの実績を上げるまでに至りましたが、
全国的に繰り広げられた過剰な返礼品競争により総務省から規制がかかりました。
その影響はすぐに現れましたが、コロナ禍の自粛生活の中で、再び注目を集め、今では実績も上昇しています。
返礼品の活用は、地元事業者の売上向上にも繋がり、地方自治体の財源補充にも繋がるので、
どの自治体でも力を入れたいところではあります。

しかしながら、過剰な返礼品競争に見られたように、根本には自治体同士の競争意識も働きますが、
今回の取り組みは、そこから一歩踏み込んだものとなっています。
地方と地方が手を組む事によって、今までにない価値、魅力が増し、ウィンウィンの関係を築いています。

ここにある「日本一」というキーワードで繋げるのであれば、金目鯛の漁獲量日本一の伊豆と組んで発信する自治体はありませんか…
と発信するのも面白いと思いますし、伊豆はひとつ…と長年言われながら、どうにも一つになりきれない各自治体が、
実績のある西伊豆町を中心に「ふるさと納税連携委員会」的なものを発足。
各自治体の自慢の一品を持ち寄り、連携して発信する取り組みを模索するなど、
今ある「ふるさと納税」という制度を最大限に活かしながら、地域連携のきっかけにする事もありかと思います。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

記載中にある『地元業者の売上向上』にもっと目がいって欲しいような気がする。
原資は、所詮大都市の税収になってしまう金。
返礼率100%でも、各地方自治体での『地元業者の売上向上』は、地元経済を活性化させ、
間接的な税収として地元自治体に戻って来る。

積極的に、大都市周辺からの金を奪還して欲しい。
地方の金は、大都市に本社があるチェーン店や問屋を通じて、巻き上げられ続けている。一矢を報いて欲しい。