「ウィズ・コロナ掲示板」(2021年9月14日~11月2日)

当地伊豆では夏本番を控え、海水浴場の開設を発表しています。
コロナ下において経済の歩みも止めないためには「ウィズコロナ」の精神のもと、
受け入れ側も受け入れる側もコロナ対策を心がけた行動が求められます。
法人会では、本掲示板を通じて、今後ともその点を訴えかけていきたいと思います。


◎9月14日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、全国の感染者数が5,000人(4,171人)、東京都も1,000人(611人)、静岡県も100人(60人)を割り込みました。
もちろん油断は出来ませんが、このまま減少傾向が続き、今月末までの緊急事態宣言等も解除される流れになってほしいものです。

今朝の伊豆新聞一面には、正にその緊急事態宣言解除がされた場合、その翌日から始まる、南伊豆町の「伊勢海老まつり」
101日~1130日)に合わせ、1人当たりの宿泊が5,000円割引、町内で使える3,000円分のクーポン券がもらえ、
合計で8,000円分がお得になる特別割引キャンペーンが実施され、既に多くの問い合わせをもらっているとの記事が掲載されています。
そもそも「伊勢海老まつり」自体も、12日の宿泊プランに伊勢海老が1匹付く格安プランであるだけに、
更にそこに8,000円分もお得になるというのですからお得感はハンパではありません。

記事の裏面には、やはり南伊豆町の「一条竹の子村」の関連記事で、今年は豊作で「クリ拾い体験」が人気を集めているとありました。
また今年は、コロナ対策で畑ごとに貸し切りにしているといいますので、その点も安心して楽しめます。

南伊豆町は昔から「伊豆は南に行くほど素晴らしい!」と観光宣伝をしています。ヒリゾ浜など、
秘境と呼ばれる自然スポットがいくつもあり、ジオスポットにも指定される自然の造形美、
雄大な海…伊豆の最南端に相応しい魅力がたくさん詰まっています。

順調にコロナ感染者数がこのまま減っていき、宣言が解除され、受け入れ側も訪れる側も
互いに感染症対策に十分に気を配った上であれば、長い自粛生活から解き放たれる観光地としては最高の場所であると思います。


南伊豆町観光協会
https://www.minami-izu.jp/
一条竹の子村
http://www.minami-izu.net/takenoko/




◎9月15日フェイスブック掲載の法人会コラム


台風14号の影響で週末の天気が少し荒れ模様になりそうです。

さて、今朝は読売新聞にあった消費税の関連記事に目が留まりました。
思えば、今年4月に総額表示が義務化されたものの、明確な基準がないため、消費者としては実感できていない状況ではないでしょうか。
また、一例として、セブンイレブンのカフェラテ購入の例が示されています。
食料品の一つであるため、8%の税額で税込み価格は21384銭、これ一つだけ購入する場合、
レジでは小数点以下を切り捨てるので購入価格は213円で84銭の得。
しかし二つ購入する場合、税抜き価格×2396円、396円×1.08…となるため427円となり、
一つずつ買った場合に比べ1円高くなるといいます。
私もこれを読むまでは考えもしませんでした。
たかが1円と言ってしまえばそれまでですが、同じ商品の提供価格が、国が定める消費税の関係によって異なってくるわけですから、
単純に1円の問題ではありません。10%に税率が引き上げられた際、軽減税率の適用ケースに至っても、
テイクアウトの判断基準などは8%であるか10%の線引きが曖昧であるため、
現場の方々にとっては少なからずストレスもあったかと思います。
総額表示義務についても、消費者は単純に総額が表示されていた方が分かりやすいのですが、
少しでも安く思われたい…という事業者の思惑もあり、複数の表示方法が生まれ、かえって混乱を招いているような気がします。
この記事のMEMOの欄に1989年に3%の消費税が導入されてからの流れが書いてあります。
消費税導入時、私は東京の会計事務所に勤め始めたばかりで、これから導入される消費税の研修会に足を運んだ記憶がありますが、
その時は、本当に単純明快な制度でしたので、通常の申告の最終面で少し電卓をたたくだけ…という印象でしかありませんでした。
しかしその後、元々消費税は消費者からの「預り税」であるので厳密に計算されるべき…との流れから、
税率アップと共に制度改正が行われました。
導入当時に比べると、現場の事業者さん、税理士さんへの負担は間違いなく大きくなっています。
そして、この10月からは、令和510月から導入されるインボイス制度の登録事業者の受付が始まります。
制度の厳格化は公平公正な税制の形としては正しいのかもしれませんが、
結果として、現場での過剰な負担や消費者の混乱を招くような事態だけは避けて頂きたいと思います。





◎9月16日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、北朝鮮が日本海に向けてミサイルを発射するなど物騒なニュースもありました。
コロナ、台風…これ以上、嫌なニュースを重ねないでほしい…そう思いました。

今朝の伊豆新聞一面には、東伊豆町で「全国草原サミット・シンポジウム・イン・東伊豆」
と銘打った草原サミットが初開催(県内でも初)されるという記事が掲載されています。
コロナ禍のためオンライン開催であるところはとても残念ですが、サミットには全国8市町村の幹部が出席。
草原の持つ公益的な役割や価値について広くアピールすると共に、
各地で取り組まれている保全活動の現状や課題について議論されるといいます。
東伊豆町の細野高原はここ数年で周辺整備が整いましたが、昔は知る人ぞ知るスポットでした。
私自身も細野高原に足を延ばしたのは道路事情が整った数年前のことになります。
想像以上の広さ、すすきの草原…そこから海を見下ろせる眺望…何もかもが思っていたスケールを超えていました。
また、これは見た人によって印象、意見は分かれると思いますが、草原の上には風力発電の風車が回っています。
この風力発電については東伊豆町が先行して取り組んでいましたが、
耐用年数を前に故障、停止するなど、使用できなくなった風車の処理をめぐっても議論されているところです。
更に言えば、伊豆各地で行われている太陽光発電についても、目に見えないところで山が切り崩されている事実もありますし、
山に頂上にある細野高原が、もし誰も着目していない場所であれば、すすきを全て刈って太陽光パネルを一面に…
と考える事業者がいてもおかしくありません。
そういう意味でも、「草原」が未来へ残すべき資源として着目され、こうして取り上げられるのは良い事ではないかと思います。

東伊豆町では108日~115日にかけて「秋のすすきイベント」が開催されるようです。
東伊豆町観光協会作成のポスターが素敵な感じでしたので、こちらにもアップします。

詳しい内容は、東伊豆町観光協会のホームページをご覧ください。

https://www.e-izu.org/




◎9月17日フェイスブック掲載の法人会コラム

どうやら、温帯低気圧に変わると予想されていた台風が、そのまま列島横断をするコースをとるようです。
明日から連休となりますが、気象予報には十分な注意が必要です。

さて、今朝の伊豆新聞の一面に、東伊豆町片瀬の老舗温泉旅館「片瀬館ひいな」が、
新型コロナウイルスのワクチン接種を済ませた人を対象にした優待宿泊プランの予約販売を開始した…という記事が掲載されています。
2名で12食付きの料金(45千円)が最大6,000円(約13%)引きとなり、ワクチンは1回以上接種していれば利用できます。

ただ、グループの中に未接種者がいれば利用できず、チェックインの際、証明書を提示する…となっています。
こうした取り組みは既に全国の宿泊施設でも始まっていて、
旅行サイトなどでは「ワクチン接種済の方限定、お得な宿泊プラン」などの特集も組まれています。
旅行大手などは、接種を終えた人向けのツアー企画などが組まれ、申し込みが急増しているといいます。

ここ数日、こうしたワクチン接種を前提とする飲食、イベントの緩和、
もう一つ踏み込んだワクチンパスポートの議論も始まっていますが、
感染拡大が抑えきれていない現状においては「時期尚早」の声も多く聞こえます。
ワクチンによる抗体量、持続期間にも個人差があること、
ワクチン接種が進む他国においてもブレイクスルー感染が多く見受けられる事から、当然だと思います。
また、これが行き過ぎた時、ワクチン接種を受けていない人への差別なども心配です。
宿泊施設側からすれば、宿泊お断りではなく優待なので、施設の基本姿勢を示しながら営業にも役立てていく一つの経営戦略です。
しかしながら、利用者の中に1名でも未接種者がいれば利用できない…となっていますので、
例えば、いつも旅行をしている仲良しグループの中に、身体的事情その他でワクチンが受けられない人がいれば、
自ずとその輪からはずれる事にもなりかねません。

1年半に及ぶ自粛で人々の不満はマグマのように溜っています。
ワクチン接種が様々な場面で「免罪符」となれば、ワクチンを打てばもう大丈夫…という間違った認識も生まれかねません。
もちろん、経済は回していかねばなりませんが、
少しずつ感染者数が減り始めた今だからこそ、もっと慎重に緩和すべきでないかと思います。





◎9月18日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨夜から断続的に降る強い雨に何度か目が覚めました。
ずっと停滞していた台風14号も、日本上陸すると一気に列島を横断する勢いです。
今日の午後には東海地方にまで迫ってくるようですが、気象情報に気を配りたいと思います。

さて、今朝の伊豆新聞には、西伊豆町の堂ヶ島にある「加山雄三ミュージアム」が来年831日で閉館する記事が掲載されています。
加山さんの「光進丸」が西伊豆に停泊しているご縁もあり、1998年に開館しましたが、
その光進丸も3年前に西伊豆に停泊中に船舶火災で全焼…加山さんも84歳でここ数年は体調も優れない事もあり、閉館になるといいます。
加山さんは、地元下田高校の校歌を作詞、作曲するなど地元にも親しみがあり、
ミュージアムの目の前には、加山さんのイメージにもぴったりな素晴らしい堂ヶ島の景観があって、
熱心なファンの人に親しまれた施設なので、とても残念ではあります。

堂ヶ島近辺には隣接する山に長年親しまれた「らんの里堂ヶ島」という施設もありましたが、8年前に閉館しました。
ミュージアム閉館後は観光施設として活用を検討…とありますが、
堂ヶ島の景観に相応しい、海繋がりの施設が出来てくれるといいな…と個人的には思います。


来年8月末までです。ファンの方は是非!
「加山雄三ミュージアム」
https://www.kayama-yuzo-museum.com/




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

何十回と前を走っているけど、一度も入ったことありません。堂ヶ島の遊覧船には何回か乗ったけど。
一度見に行かなくっちゃ。

一つ思い出が無くなるようで淋しいです。]
でも、石垣さんが言われるように、次の思い出になる施設が出来ると良いですね!


西伊豆へ行く度に堂ヶ島レジャーで休憩し、必ずミュージアムを見ていました!
閉店まであと一年弱あるので、来年必ずミュージアムにお邪魔します!


◎9月19日フェイスブック掲載の法人会コラム

心配された台風14号も温帯低気圧に変わり、大きな被害も無かったようで一安心です。
今朝の伊豆新聞の一面には、明日の「敬老の日」に合わせ、賀茂6市町の高齢化人口(65歳以上)と高齢化率の表が掲載されています。
率では全体で45.6%、一番率が高い町は西伊豆町で51.4%となっています。
自分も高齢化の基準とされる65歳以上に10年を切りました。
まだ若い頃、白髪頭の父親が「今日、おじいちゃんとか呼ばれて…」と怒っていた姿を見て、
どこから見てもおじいちゃんなのに…と、可笑しくなった記憶があります。
しかし、そんな父親の年齢に近くなった今、少しその気持ちが分かるようになってきました。

「高齢化」という言葉、そこに基づいた高齢化率の数字はデータとしての必要性はあるのでしょうが、
そこには人の温もりが感じられず、冷たさだけが漂います。
「後期高齢者」などという言葉に不快感を覚える人も少なくありません。
高齢化に進む社会を支えるには…とよく問題化の象徴のように語られますが、
働かない若者が親に支えられるケースも少なくないのですから、
一概に高齢者の方々を「支えられる側」とする事も失礼な話だと思います。

この伊豆新聞の裏面には、84歳で狩猟や蜂蜜採取で野山を駆け回る方の記事が載っていました。
これだけのパワーがある方を「数字上の高齢者」に数える事自体がおかしなことです。

年齢が若くとも「生きる力」が感じられない人もいます。年齢を重ねても、生涯現役を貫いて輝き続けている人もいます。
敬老の日は、老いたことを敬う日ではなく、素敵に年齢を重ねた人を敬う日にしたいですね。






◎9月20日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は敬老の日ですね。台風一過で昨日、今日と晴れ渡っています。
3連休という事もあり、一部の高速道路で渋滞が…という報道もありましたが、
我が家の近くの観光スポット「ペリーロード」では、多くの家族連れの姿も見かけました。
今月末の緊急事態宣言が予定通り解除されることを祈ります。

さて、今朝の伊豆新聞一面には、西伊豆町の職員、松浦城太郎さんが、
全国の優れた地方公務員を表彰する「地方公務員アワード2021」で全国10人のうちの1人に選ばれた記事が掲載されています。
松浦さんには、昨年末、法人会報誌「YUME」で取材をさせて頂きましたので、本当に嬉しく思いました。
(偶然にも、先月末発行の会報誌の紹介記事がありましたので、一緒に紹介させて頂きます)

今は賀茂郡下でもダントツの実績を挙げている「ふるさと納税」の最初の取り組みも、
松浦さんの行動力によるところが大きかったようです。
記事にもある「はんばた市場」の開設、電子地域通貨「サンセットコイン」の導入、
釣り客が釣った魚をこの地域電子通貨で買い取り、観光と共に町内でお金が回る仕組み「ツッテ西伊豆」の発案、始動…
裏方ながら、存在感を高める松浦さんの取材に伺う前、勝手ながらエネルギーの塊のような人ではないか…
と想像してお会いしましたが、本当に自然体…現場で魚をさばき、市場の人に交じって汗を流している人でした。
また、話を聞くと、西伊豆が大好き!が原動力と語るように、その内に秘めた郷土愛にも感心しきりでした。
多分、そうした松浦さんの仕事ぶりに刺激を受けた仲間もいて、役場全体の空気にも繋がっているのではないでしょうか。
やはり「人」ですね。

取材の時、役場は役に立たない場…と言われた事が悔しかった…と松浦さんは話しました。
「公務員だってやればできる」との言葉の裏には、そんな当初の悔しさをはね除けた思いも感じます。
今回の受賞、松浦さんの取り組み…近隣市町の職員さんも大いに刺激にして頂きたいと思います。
松浦さん、本当におめでとう!





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

記事を取り上げていただきありがとうございます!
この受賞は私の力ではなく、周囲の人に恵まれたからだと思っています。
感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張っていこうと思います。


◎9月21日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日はお彼岸でお墓参りに行ってきました。
しばらくぶりのお墓参りの方もいらっしゃったのか、お寺の境内は他県ナンバーの車も多く、大渋滞でした。
今日は8年ぶりに満月と同じ日となる「中秋の名月」。
日本海側は月見日和となる予報ですが、太平洋側は雲が広がるとか…何とかこちらでも見られるといいのですが…。

今朝の伊豆新聞一面には、新型コロナウイルスの拡大で結婚式の中止、延期が続く中、結婚が決まったカップルが、
思い出の場所や美しい自然の中で撮影する「エンゲージメントフォト」が増えているといった記事が掲載されています。
年間50件の仕事であったのが倍増以上の注文があるそうです。
コロナ禍となり、目に見えるところの経済ははっきりと冷え込んでいますが、その一方で、こうした隠れ需要が多くあります。
コロナ禍でも個人資産も増え、株価が上がり、税収も増えている事が、こうした消費が動いているという証でもあります。
事業経営者はこの「隠れ需要」を如何に引き出すのか…という事に気を配る必要があります。

また、この記事を読んで、改めて、伊豆の自然、景観の素晴らしさ、
たくさんの方に思い出の地として認知されているという事を再認識しました。
私たち地元がもっと、その事を大事に思わなければなりません。





◎9月22日フェイスブック掲載の法人会コラム

中秋の名月…昨夜はご覧になれたでしょうか?
少し雲が多めの夜空ではありましたが、SNS上では見事なお月様がたくさんアップされていました。
闇夜に見事に浮かぶ月明かりに、世を照らす願いをされた方も多かったのではないでしょうか?

昨日は、全国における新規のコロナ感染者数も2,000人を割り込み、静岡県も19人、
感染者数を示す日本列島の地図には、久しぶりに白く表示(ゼロ)されている場所がありました。(ちなみに鳥取県です)
政府も今月末の緊急事態宣言解除の方針を発表しました。

しかし、大事なのはこれからです。
今朝の伊豆新聞には、西伊豆町の西伊豆健育会病院が新型コロナウイルス感染症の陽性者を受け入れる病床を
新たに2床設けた記事が掲載されています。
下田市、賀茂郡下においては、今まで、受け入れ病床が下田メディカルセンターしかありませんでした。
わずかの受け入れ病床で一時的な措置をするのみで、症状によって天城越えをするケースがほとんどです。
今は落ち着いた状況ですが、今年の夏は、松崎、西伊豆方面でもクラスターが発生しました。
医療現場が整っていない地方に住む人たちは、昔から「もしもの時…」に対する恐れを潜在的にもっていますので、
コロナに対する不安もより大きく、残念ながら、そこが差別に繋がったりする根本にあると感じます。

そういった意味では、今まで近くに全くなかった受け入れ病床が、たとえ2床であったとしても出来た事は、
住民の不安を軽減する意味でも大きな一歩であると思いました。

コロナ禍となって1年半以上が経過し、度重なる緊急事態宣言のつど、こうした状況が予測出来なかったのか、
もっと準備する事が出来なかったのか…そういう声が上がります。

ピークアウトの兆候が見え、宣言解除されつつある今、その先を考える時期に来ています。




◎9月23日フェイスブック掲載の法人会コラム

夕べは時折激しい雨も降りましたが、今朝は晴れ渡っていますね。
今日は9月後半と思えないほど気温が上がるようです。熱中症にもお気をつけ下さい。

さて、今朝の伊豆新聞の一面には、5年前に地域おこし協力隊員として移住した野口よし紀さんが、
3年間の任期中に伊豆急行などが取り組む「伊豆オリーブみらいプロジェクト」の一員としてオリーブ栽培を学び、
その経験、知識を生かし、耕作放棄地となっていた3300平方メートの柑橘畑を借り受けてオリーブ農園を切り開き、
この度、初収穫をしたという内容が掲載されています。科学肥料、農薬を使わない農法にもこだわっておられます。

野口さんとは、数年前、偶然に酒場で一緒になったご縁から、その後、何度か酒を酌み交わさせてもらいました。
元々、東京出身で日本IBMにお勤めであった理系の方です。
人の話を静かに聞き、自身の考えをゆっくりと語られる方ですが、その言葉の随所に揺るがないものを感じました。
毎年、当会が開催している「伊豆下田元気塾」を楽しみに参加していると言ってくれていました。
この写真で野口さんが被っている帽子に「湯守人」と書かれていますが、前々回の元気塾の際、北川温泉の住民の方々が、
度重なる台風で被害を受けた露天風呂を守ろうと、この帽子を作り、住民で購入して資金作りと結束を高めた…
という地域の取り組みを発表して頂きましたが、恐らくは、その発表に感銘を受けて帽子を購入された事と思います。

この記事にある「自然の中で仕事できる幸せ」
「もうけより町に貢献」の言葉が、野口さんの人柄を知っているだけに心にすっと入ってきました。

地域おこし協力隊員として、一時的に地域移住される方は多くいらっしゃいますが、
3年の任期を終えると地域を離れられる方がほとんどかと思います。
地域側も、任期中にどう働いてもらうか…という事も大事ですが、
どうしたら定住してもらえるか…という視点で協力隊員の方を見守る事も必要かと思います。

野口さん、初収穫おめでとうございます!




◎9月24日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日の夜9時頃、伊豆半島全域において停電が発生しました。
我が家ではほんの数秒の事でしたが、最長で2時間停電であったところも…。
広範囲にわたっての停電であったため、原因は調査中であるとのことでした。多分のその影響でしょうか、
今朝事務所に来ると、コピー機、通信環境の全てがエラー状態に…
全ての機器の電源を落とし、通信環境を繋ぎ直し、何とか事なきを得ましたが、
この状況がクリアされなければ、今日の仕事をどうしよう…が最初に頭に浮かびました。
毎日毎日、パソコンに向かい合う仕事ばかりしていると、こういう時、本当に無力さを感じてしまいます。
スマホが見当たらなかったりすると、ちょっとした不安に襲われますよね。
便利な世の中ではありますが、何でも頼りすぎは良くないな…と朝から思うのでした(^^;

今朝の伊豆新聞一面には「賀茂地区、稲刈り最盛期」の見出し記事…。
ほっこりするような地方ならではの一面です。ここのところ、不安定な気象の影響もあり、
全国的に野菜の値段が何倍にもなっていて、「工夫してやりくりしています…」と答える、都会の方のインタビュー映像を目にしました。
記事写真にある吉佐美は、私の妻の実家でもあり、兼業でお米や野菜などを育てていますので、
新米が出来たよ、いい野菜が採れたから…ともらう事もしばしば…
私の母親の実家は専業農業をしていましたので、野菜に加えて、みかん、スイカなども頂いていました。
父親の知り合いで釣り好きの人からは、今日は釣れたから…と新鮮な魚をもらい、食卓を飾る事も…
思えば、ある意味、これは田舎の贅沢でもあります。

「土と生きる事」は人間にとって健康長寿に繋がると聞いた事があります。
パソコンと共に生きる生活を少しでも変えねば…と思う朝でした。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

兼業農家さんの労働力を金額に換算すると、次世代の担い手はいなくなりそうです。
しかし、田んぼが無くなると雨水のプール機能が失われ、農産物を輸入に頼る現実では半導体のように戦略物資ともなりそうです。
産直市場や道の駅などで販売される野菜の価格を見ると少し心配になります。
人の手作業で作られる農作物に感謝していただきたいと思います。

耕作放棄地が増えています。
仕事をリタイアされて農業をやってみたいという需要があります。
移住した若い人も含めてマッチングしたら面白いと思います。
輸入作物ではなく、自然農業に興味がある若い人が増えています。
移住ではなく農作物を作る為、そのような人に(有料で)週末農業に来てもらい、
その手助けや管理を地元の高齢者にしていただき、互いに農業で触れ合い、伊豆を第二の在所や故郷に感じてもらえたら面白いですね。

それが長い目でサテライトオフィスや移住につながる。
観光は一度で完結しますが、農業は1年経つとリセットされて、毎年継続します。
なによりも農作物の生産は農耕民族の記憶を呼び起こす楽しさがあります(笑)。


◎9月25日フェイスブック掲載の法人会コラム

来週にかけて日本列島に近づいている台風の勢力、進路が気になるところです。
今朝の伊豆新聞の記事にあった「無駄ない経営」というワードに目が留まりました。
熱海の老舗旅館「古屋旅館」の内田宗一郎社長のオンライン上で開かれたビジネスセミナーの内容が紹介されています。
少し前、テレビで紹介されていた同社の取り組みを見た事がありました。
老舗の名前とは対照的に、次々と斬新な考えを形にする社長の考え方にとてもインパクトを感じました。
ここに書いてあるだけでも、教育面で、マニュアルを全て動画にし全社員がスマホでいつでも見られるようにした、
企業理念の確立、メッセージアプリを使った口コミ情報の共有、会議のほぼ全廃、出退勤クラウド管理、電話予約廃止、
昼休み電話番廃止…などが挙げられています。
お客様への対応も含め、老舗旅館…といったイメージとは大きく異なりますし、
老舗故に、ここまで社内ルールを変える事は本当に強い信念がなければ無理だったと思います。
また、今春には話題のモンブラン店をオープンして大ブームを引き起こした…とありますので、その枠は既に旅館の外に出ています。

その社長が「人・物・金のうち断トツで大事なのが人」と話されています。
ここにも大いに共感しました。改革の根底には「人材は宝」という思いが流れています。

そこで企業が思う「無駄」の線引きが何であるか…という事を考えました。
世の中が不況に陥る時、企業はまずもって、経費や人員のリストラに着手しがちになります。
しかし、その先にはなかなか未来が見えません。
何を無駄と見て、何を最も大事にすべき事なのか
その揺るぎない信念を経営者が持っているかどうかで企業の行く末は大きく左右されます。
今、コロナ禍で苦戦する多くの経営者の方は、今後、どうあるべきか、何を残し、何に注力すべきか…の判断に迫られています。
この老舗旅館オーナーの取り組みに「経営の極意」を感じました。

その隣に、当会で副会長を努めて頂いている、南伊豆町の長田建設工業さんが、
菜の花畑近くで観光客の利用が多かったバス停が、交通量が多く車道ぎりぎりにあり危険を感じていた事から、
利用者が安全にバスを待てるように鉄筋コンクリート作りの待合室、ベンチを寄贈した記事が掲載されています。
建設地は長田社長が個人所有する土地だそうです。

企業が、自らの儲けだけでなく社会や地域に貢献し共生する姿勢を示す事は、
これからの企業経営を考える上でとても大事なことです。

もちろん「無駄」ではありません。




◎9月26日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、東海岸に車を走らせました。
台風が近くに来ているからか、沿岸は少し風が出て来ていて、海にはウインドサーフィンなどを楽しむ姿が見られました。
やはり、宣言解除を待ちきれない首都圏の車も多数見かけました。
今朝の読売新聞には、「ワクチン接種が進んでいます、秋の旅行シーズン到来!旅に出かけませんか」の見出しで、
見開きの旅行会社の広告が掲載されています。
行政、団体、民間でも旅行についての特典又はワクチン接種に対する優待などを大々的に掲げています。
政府は、全面解除の方針で28日に発表する方針…との報道もありましたが、
今でさえ、フライング気味で人が出ている状況において「全面解除」というピストル音と共に、
一気に人がなだれ込んでくるような不安も正直あります。
立ち寄ったスーパーでは、マスクをしないで買い物をしている人を数人見かけました。
少し前には考えられなかった事ですが、ワクチン接種による気の緩みは否めません。

さて、今日は、昨日の静岡新聞に掲載されていた記事で気になっていたものがありましたので、その記事をご紹介させて頂きます。
文化庁の国語世論調査で、新型コロナウイルスに関連して使われる言葉について
「そのまま使うのがいい」「説明を付けた方がいい」「他の言い方がいい」と選択してもらった調査結果が表示されています。
こうした言葉も、コロナ禍がこうも長く続くと、流行語というより一般的に使われている言葉のようになりました。

最初に使われ始めた「3密」の言葉などは、恥ずかしながら、一瞬、何だっけ?と思ってしまいました。
法人会ホームページのポスター裏にリンクさせた事を思い出し、
「密接、密集、密閉」の言葉を見て、そうだった…と思い出した次第です。
この掲示板の看板にもなっている「ウィズ・コロナ」については、言葉の中でも圧倒的に、
「そのまま使うのがいい」と答えた人は少なく、他の言い方が、説明を付けた方が…と答えた方が7割にも上っています。
長期戦となったコロナといつまでウィズだよ、ウィズしたくないんだよ!ウィズってなんなんだよ!という
国民の声が聞こえてくるようです。1日も早くこの言葉たちから解放されたいですね。

この記事の中には「がぜん」「破天荒」の言葉について6割超が意味を誤解…という内容も書かれています。
「がぜん」は「急に、突然」、「破天荒」は「誰も成し得なかったことをすること」だそうです。
正しく理解されていた方は4人に1人だとのこと。皆さんはどうですか?





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

ワクチン接種をしていてもその予防効果を突破して感染するブレイクスルー感染がこれから使われそうですね。
気の緩みや油断から、全面解除したあとからまた感染拡大の繰り返しになりそうです。
協力金のあり方も見直す必要があると思います。
本来ならば申告利益や納税額に応じて支払うべきではないでしょうか。
税を徴収する時にはシビアで、税金による補償金の支払いにはアバウトで、しかも一部の業種に限ります。
自民党の総裁選、衆議院議員選挙を通して、税の使い方からコロナ対策を見直しする議論があって欲しいです。

ワクチン接種率が十分でないのに、全面開放した国々で感染者増大が見られています。
集団免疫の仮説でも、免疫取得者が7割を超えて初めて全体でのワクチン効果が期待されるのに。
高々6割くらいでは、感染防御行動を取らないとコロナに感染してしまう。
しつこくしつこく書くのですが、今接種しているワクチンの有効率は、高々95%程度。
20回ウイルスのシャワー浴びたら、確実にコロナ感染してしまう。13回ウイルスのシャワー浴びたら5割の確率でコロナ感染する。
感染する様な行動した時、60%程度のワクチン接種率なら、その倍程度ウイルスシャワー(濃厚密接接触)で確実にコロナに感染する。
麻疹のワクチンの様に、殆ど100%の有効率なワクチンと同じで無いことをきちんと認識しないと。


◎9月27日フェイスブック掲載の法人会コラム

台風の影響で週末は荒れ模様の天気となる予報です。
今朝の伊豆新聞には、25日に熱海土石流の土砂搬出中に重機が転落し、作業員が死亡した記事が掲載されていました。
未だ行方が分からない方が1人おり、連日の捜索活動の最中の事故であったとのこと。
亡くなられた方は、働き盛りの51歳…この方のご遺族も、土石流災害がなければ…との無念の思いもあるかもしれません。
そんな中、読売新聞を開くと「太陽光施設、崩落相次ぐ」の記事が目に留まりました。
熱海の土石流災害の報道の時にも、その山頂に太陽光発電施設があり議論にもなり、
その後、盛り土問題に原因が集約される話となりましたが、災害時の太陽光発電施設に関する不安は払拭しきれていません。

この記事の「再生エネ抑制条例数と太陽光の事故物件の推移」の表を見ると、
やはり、比例するような形で増え続けています。記事にもありますが、
事業者は経済産業省から事業計画の認定を受ける必要があるが、立地自治体への報告や届け出は不要とされている…とあり、
対抗するための自治体の条例の一部も紹介されています。
しかし、文末では「条例では軽い罰則にとどまり、専門知識を持つ職員がいない場合は制定が難しいなど実効性や専門性に限界がある。
国が危険な場所への建設を禁止するなど、国土利用に関する法整備を進めるべきだ」
として地方条例の限界を話す専門家の言葉が掲載されています。

そもそも、開発の起因となっているのは、「脱炭素」を掲げての国のエネルギー政策にあります。
しかし、現場の対応、もしもの被害があった場合は自治体…この責任の押しつけは開発だけに限るものではありませんが、
国民の生命にも関わる重要事項であるのですから、現場にもしっかりと目を向けた政策、法整備を早急にお願いしたいと思います。

また、静岡新聞には、リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題をめぐり、国土交通省の専門家会議が開かれた記事があり、
各委員から、地元の理解を得られるようにすべきとの意見が相次いだ…と書かれていました。当然の事です。

しかし、そもそも、こんな狭い国土の日本が、景観問題も含め、こんなに切り刻まれる必要があるのか…と素朴に思いますし、
日本なりの選択肢があってもいいような気がします。

「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」
昔、よく言われた言葉です。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

南伊豆のメガソーラー建設計画。
県の条例逃れとしか思えない隣接した2つのメガソーラーが申請会社名も別。面積はぎりぎり環境アセスメント面積未満x2。
近隣市町村意見で、下田市は問題ないの申請添え文。
県のレベルで、環境アセスメント必要施設として、環境アセスメントをするようになった。
行政に専門家の居るか居ないかに関わらず関心を持った対応をして欲しい。
更に、各行政には、顧問弁護士が居るはず。
法の専門知識が行政職員に無くても、顧問弁護士に協議可能なはず。
しかも、顧問弁護士契約していたら、文書作成を伴わない法律相談は無料のはず。行政職員の意識の問題に過ぎないと思う。


今回の事故に対し 工事に従事されました作業員のご遺族の皆様 心よりお悔やみ申し上げます。
また、ご不明の方の安否 ご無事を心よりお祈り申し上げます。



◎9月28日フェイスブック掲載の法人会コラム

嵐の前の静けさではないですが、台風が心配ですね。
今朝のテレビ報道で、アメリカの医療従事者がワクチン接種の義務化に反対するデモの模様が放送されていました。
ワクチン接種については医療従事者全体の16%が未接種で、ワクチン接種を拒否した場合、退職に追い込まれるという事で、
対応する医療従事者が減っている側面もあると言います。
また、州によっては、子供たちに対しても、ワクチン未接種の子供は原則登校不可とするところもあり、
企業においては年末までに52%が義務付ける方針を示しています。
国全体が国民全てにワクチン接種を義務化する流れにありますが、ブレイクスルー感染の状況を見ると、
その事自体が感染防止に繋がるかという事には疑問符ですし、
国民間の分断、差別を増長してしまう事になってしまわないかとの不安の方が大きいです。
日本は、これら諸外国の動きや影響に注視した上で、同じ轍を踏まないよう、コロナ対策への議論をして頂きたいと思います。

さて、今朝の伊豆新聞の一面には、道の駅「開国下田みなと」にある「ハーバーミュージアム」の有料入館者数が、
前年度比53.9%減の2,463人と落ち込んだ…という記事が掲載されています。
海の目の前にある道の駅ですが、このミュージアムには下田の歴史を資料、模型、映像などで紹介しています。
併設されているカジキミュージアムは、毎年開催されているカジキ釣り大会関係者の方のお骨折りで出来た施設で入場料は無料。
ハーバーミュージアムは大人500円、小中学生250円で、記事によると有料、無料合わせた1日の入館者数は約6人だといいます。
仮に有料入場者数が全て大人である計算をしても、その総額は120万円余り…
入り口には受付の人もいますので、その人件費でさえ賄えない計算になります。

下田の入り口で、下田開港の歴史等を知って頂くというコンセプトは分かりますが、
市内には歴史を伝える多くの寺社、郷土資料館なども多数存在します。
また、私個人も伊豆龍馬会という歴史の会をしていて、一般の方に「歴史」に親しんで頂きたいと様々な取り組みをしてきましたが、
これは容易な事ではありません。
海を目の前にした「ハーバーミュージアム」であれば、カジキミュージアムのように、やはり「海」に繋がるもので、
家族連れ、子供たちも楽しめる施設である方がいいような気がします。

同じ紙面に、地元小学生が、南伊豆の秘境と呼ばれるヒリゾ浜で楽しんでいる写真が掲載されています。
意外と地元であっても、こうした場所に出かけるケースは少なく、恥ずかしながら、私もヒリゾ浜に渡った事がありません。

伊豆の魅力はやはり「海」、そこに誘う工夫が、このミュージアムの中に出来れば、
正に道の駅に相応しい場所になるのではないでしょうか。





◎皆様からのコメント(一部抜粋)

こちらの放置状態は一般的な企業では即閉鎖かニーズに合った改装が急務です…
金がないなら企業誘致をされているのか?指定管理者制度の見直しを含めての議論が必須ですね…。


犬吠埼、油壺、志摩マリンランドなど、表向きは施設の老朽化としていますが、採算性の問題かと思います。
旭川動物園や蒲郡の竹島水族館の例があります。
ミュージアムなどの経営が天下りや経営に不慣れな人などでなく、
プロとは言いませんが、やる気があり、戦略性のある人に任せるべきではないでしょうか。



◎9月29日フェイスブック掲載の法人会コラム

静岡県は、緊急事態宣言等の全面解除の政府の決定を受け、県内飲食店の休業や営業時間短縮、
酒類提供などの制限を全解除する方針を発表しました。県の「安全・安心認証制度」取得の有無を問わず一律に解除…とありますので、
正に「全面解除」となります。但し、飲食店のカラオケについては、引き続き利用自粛を求めるとのことです。

今朝の伊豆新聞には、その解除の日より始まる南伊豆町の「伊勢海老まつり」について、
以前にここでもご紹介したお得なプランの予約が好調である事を受け、
1,000人分のところを更に400人分も追加した内容が掲載されています。
既に昨日の朝時点で約900人分の予約があったとの事です。
今年に入ってから団体旅行のバスを見かける事はほとんど無くなりましたが、バス旅行の申込みも好調との事ですので、
解除と共に町の風景も一変しそうな感じです。
もちろん、コロナに対する不安も募りますが、観光産業に携わる方々にとっては待ち望んでいた事でもあります。
ただ、今回の「伊勢海老まつり」について言えば、伊勢海老が付くプランに加え、
1
人当たり8,000円分もお得になるという事で予約が殺到している背景もあると思います。
ここにも書かれていますが、そのお客さんを如何にリピーターに繋げていくのか…という事が大事です。
この機会をチャンスと捉え、南伊豆町のファンを増やす工夫を、
それぞれの宿泊施設、飲食店、観光施設にて行って頂きたいと思います。

その左横には、下田市の河津建設が、自社所有する作業船を有効活用した地域貢献事業として無料で実施している
「下田海底熟成ワイン」の仲間を募集している記事が掲載されています。
毎年、ワイン愛好家、酒店、飲食店、旅館、ホテル等が参加されているとの事で、
10
月末に海底に沈め、来年4月下旬から5月上旬にかけて引き揚げるとのこと。
私もある機会に飲ませて頂きましたが、ワインの瓶に貝なども付着し、見た目にも味にも深みを覚えた記憶があります。

今は、お酒を飲むことが何か悪い事のように思われがちですが、来年の引き揚げられた時には笑顔で乾杯…
そんな思いごと海に沈めてもらって、来年の楽しみを作るのもいいですね。


伊勢海老まつり予約に繋がるサイト
https://minami-izu-cp.com/top/
河津建設㈱のホームページ
http://kawaken.jp/




◎9月30日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、自民党総裁選が行われ、紆余曲折を経て岸田新総裁が誕生しました。
国難と言われる状況下において如何にリーダーシップを発揮していくのか、今後の動向に注目したいと思います。
また、明日からは緊急事態宣言等が全面解除となります。
今日夜から明日にかけて非常に勢力の強い台風が近づいてきていますが、このタイミングに少し皮肉を感じます。
暴風や高波に十分な注意が必要とのことですので、特に沿岸近くにお住いの皆様にはお気をつけ頂きたいと思います。

今朝の伊豆新聞一面には、下田市の和歌の浦遊歩道が落石によって通行止めとなっている記事が掲載されています。
この遊歩道は、昨年秋頃に台風の災害復旧を経て通行可能になりましたが、1年も経たないうちにまた通行止めとなってしまいました。
再開記事の際にもご紹介しましたが、この遊歩道は、毎年下田に滞在していた三島由紀夫氏が愛した散歩コースであり、
小説にも描いた場所で、「ミシュラン・グリーンガイド」でも、二つ星の観光スポットとして掲載されました。
この宣言解除のタイミングで遊歩道が通行止めとなった事も残念ですし、明日にかけての台風被害も心配になります。

再発防止の対策工事には多額の予算がかかり、いつ着手できるかわからない…とありますが、
市民にとっても観光客にとっても、後世に伝えていきたい町遺産でもあるので、ふるさと納税の使用目的に追加し呼びかけるなど、
資金調達面の課題を何とかクリアして頂き、1日も早い復旧をお願いしたいところです。
放置される期間が長引くほど、荒れ放題となり、復旧への道のりが遠くなってしまいます。

昨年11月、遊歩道が復旧した記事を見て散歩に出かけた時の写真がありましたので、掲載させて頂きます。
遊歩道の雰囲気は伝わると思います。







◎10月1日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は台風の関係で強い雨風になっています。上陸コースを逸れたお陰で、こちらの方では当初心配されたほどではないようですが、
落ち着くまでは外出を控えた方がよさそうです。

また、今日から宣言解除となりました。明日の連休以降、どのような人の流れになるのかも注意深く見守りたいと思います。
今朝は個人的なボヤキのような投稿になりそうですが、
静岡新聞の賛否万論のコーナーの見出し~『親ガチャ』を嘆かれたら?~に目が留まってしまいました。
親ガチャとは、親の出自、年収等で子供の運命も決まる…というような事を、ガチャガチャの機械でカプセルが出てくるがごとく、親は選べない、自分の力ではどうしようもない…という事を表現した若者がよく使っている造語です。
若者曰く「親ガチャで外れを引かなかったら、もっと幸せな人生を送れたのに~」と、こういう使われ方をします。
この記事で70代の方が投書されているように、親からすればそんな事を言う子は「子ガチャ」でしょう…
と言われていますが、私も同感です。
ただ、それを言ってしまえば、ただの親子の言い合いになってしまいます。
私が思う、この「ガチャ」という表現の本質的な問題が、自分の人生が、ガチャガチャで決められてしまうものなのか…
という所にあります。
自らの人生が運だけで決められるものであって、どこにも自身の責任が存在していません。
こうした表現をされる方は、ここにもある、国ガチャ、地域ガチャ、上司ガチャ、職場ガチャとその状況に応じて、
自分以外のところに責任を押し付けてしまいがちです。

私がまだ若い頃、職場や上司に対する不満ばかり言っていた私を見て、
職場の先輩に「不満は言ってもいい、主張してもいい。ただその前に自分を変える努力をしろ。他人を変える事より簡単だぞ」
と言われた事があります。その言葉を聞いて、本当に恥ずかしい気持ちになった事を覚えています。

自分の不幸を「ガチャ」という言葉に置き換える事は、やはり、自らの人生の責任をある意味、放棄してしまう事であり、
やはり、自分の人生は自分を変える事で切り開いていくべきかと思います。
もちろん、自分の力ではどうしようもない環境もあるでしょう。
この記事で記者の方も「救いを求めるかすかな声…」という表現もされています。

ただ、この「ガチャ」という言葉が多く使われる事で、皆が皆、誰かのせい、何かのせい、
とする風潮を作ってしまう事にならなければいいな…と思うのです。

皆さんはどう思われますか?




◎10月2日フェイスブック掲載の法人会コラム

台風一過、今日はすっきりとした秋晴れになりました。
昨日から宣言解除となり、希望と不安が入り交じりながらですが、経済も少しずつ前に進めていかなければなりません。

そんな事を表すかのように、今朝の伊豆新聞には、秋から年明けにかけてのイベント関連の記事が多く掲載されています。
東伊豆町の「石曳き道灌祭り」は、地域に伝わる太田道灌の伝説と、
江戸城の石垣に使われた石が伊豆から切り出されて運ばれたという史実に基づき、
大きな石を掛け声と共に大勢の人で引く模様を再現するお祭り。
コロナの関係で昨年に引き続き、石引きイベントは中止になるようですが、
仮装イベント「道灌ハロウィーン」を目玉に開催するようです。
同町で今月8日から115日まで開催される「秋のすすきイベント」の準備に汗を流す関係者の記事も掲載されています。
このイベントでもコロナ対策のため、シャトルバスの運行は中止されるようです。

また、年明けのイベントとして多くの観光客が訪れる「河津桜まつり」の協議も始まり、
下田で1月に予定されていた、水仙まつりに連動して開催されていたウォーキングイベント
「ツーデーマーチ」は2年連続で中止が決定となったようです。

完全に中止となったイベント、コロナ対策を考慮し形を変えて開催するイベント…
いずれにしても、今後のコロナ動向を伺いながらの苦悩は続きます。
しかし、少しでも前向きに開催したい…という思いは共通しています。

訪れる観客客の方にとっても、迎え入れる地元にとっても、今日の空のように気持ちのよい季節になるよう願ってやみません。

熱川温泉観光協会(道灌ハロウィーン)
https://atagawa.net/index.php/topic/home_ja
東伊豆町観光協会(秋のすすきイベント)
https://www.e-izu.org/




◎10月3日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日も晴天です。宣言明けの初めての連休…昨日は、買い物のため2ヶ月ぶりに天城越えしました。
都内や近隣観光地、一部の高速道路では渋滞もあったようですが、この伊豆新聞にも書かれていますように、
思ったほどの車の流れ、人出ではありませんでした。やはり、様子を見ながら…というところでしょうか。

昨日、うっかりスマホを自宅に置いたまま出かけてしまいました。
昔は当たり前に無かったものが、今は手元にないだけで、どこかソワソワしてしまいます。
便利と引き換えに、いつのまにかその便利に縛られている自分を感じました。
先週は、仕事上のオンライン会議で使用するカメラを遅まきながら購入。
アナログ人間を自称する私は、今までもオンライン飲み会などの誘いも断り、
人と人とは顔合わせが基本…などと抵抗をしていましたが、仕事上ですので、抵抗できません。
しかし、これが便利である事を実感したとたん、急にオンラインに傾倒するのではないか…とイメージしてしまいます。

世の中はどんどんと便利になっていきますが、
その裏側で私たちは、今まで不便と感じていなたかった事に不便を感じるようになってしまいました。
「当たり前」の定義が目まぐるしく変わっています。

この新聞記事の見出しに「日常の第一歩」とあります。
コロナで変わってしまった「日常」を取り戻すにはもう少し時間がかかりそうですが、
その不便さの中に足を止め、逆に学ぶところもあるような気がします。





◎10月4日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日も晴天です。
今朝、知り合いの方が「人出も思ったほどではなかったね。閉まったままのホテルもあったし…」と話しかけてきました。
確かに、テレビでは行列の出来るお店、首都圏に近い箱根、北海道などの賑わいが報じられていますが、
伊豆においては「ぼちぼち…」という感じでしょうか。
昨日は静岡県内の陽性者は3人…急激的に減った感じがしますが、まだまだ安心は出来ません。
少しずつ正常化に向けて歩むぐらいがちょうどいいのかもしれません。

今朝の静岡新聞には、熱海市の土石流災害から3ヶ月が経過し、
遺族や被災者らでつくる「被害者の会」が現場付近で黙とうをしている写真が掲載されていました。
為す術もなく人や建物が圧倒的な土砂に押し流される映像を見た時は、本当に人の無力さを感じました。
あれから早や3ヶ月…未だ1人の方が行方不明のままです。
また、不幸な事に、その捜索の作業中に重機が倒れ亡くなられた作業員の方もいます。
この1ヶ月後には緊急事態宣言も発令、この土石流災害とのダブルパンチで熱海市の観光産業も大きなダメージを受けました。
この災害を風化させてはいけないと思う点は、これが純粋な自然災害ではなく、人災にかかる部分があるという事です。
被災者の方のインタビューでも「なぜこんなことになったのか、はっきりとさせてほしい」との訴えが紹介されています。
あの土石流は人災ではなかったのか…本当は避けられたのではないか…
そう思えば思うほど、被災者の方々はたまらない気持ちになると思います。

また、山間地の開発問題に関わる盛り土、産業廃棄物の不法投棄等については、全国の至る所に存在します。
明日は我が身…でもあります。
今回の土石流災害の教訓が活かされ、実行力を伴った法整備が成されるよう願い、
改めて、今回の災害で尊い命を失われた皆様に手を合わせたいと思います。





◎10月5日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、自民党総裁の岸田文雄氏が第100代首相に指名され、正式に岸田内閣が発足しました。
同時に衆院選の解散を前倒しで行う事も表明。
今月末には衆院選の投開票が行われることとなりました。
岸田新首相はこの理由について「一刻も早い思い切ったコロナ対策、経済対策を実施したい。
そのためには、この岸田にお任せいただけるのかご判断頂き、国民の信任を背景に政治を動かしたい」とコメントしています。
これは個人的な感想ですが、岸田にお任せいただけるかご判断…とありますが、
果たして何も具体的に動かれていないこの状況で何を判断すればいいのでしょう?
今のところ、コロナの感染状況も日に日に減少し、ご祝儀相場的な空気が漂っている中、
少しでも早く選挙を…と動かれているようにしか見えません。
自民党の総裁選の時もそうでしたが、どうしても政治家の縄張り争い、権力闘争に見えてしまいます。
昨日、やっと東京都も感染者数が100人以下となりました。100人を下回るのは11ヶ月ぶりとのことです。
選挙も大事だとは思いますが、まずは国民の為、政治家として今成すべき事に取り組んで頂きたいです。

今朝の伊豆新聞一面に、河津バガテル公園に「ドッグラン」がオープンした記事が掲載されています。
資金面では「さとふるクラウドファンディング」を活用した支援金を投じた…とあります。
ふるさと納税をする目的が明確化するこの形は、寄付する側の気持ちにも寄り添うものであると思いますし、
先日投稿した、下田市の遊歩道の補修工事なども、地元民だけでなく来遊客からも支持を集められる要素がある事を考えると、
全国に呼びかけが可能なこの仕組みを利用する事も良いかと思いました。

また、最近はペット連れのお客さんを多く見かけます。
我が家でも、息子2人が他県に就職し、妻と2人になってからはペットを飼うか、飼わないかという論争が長く続いています。
核家族化が進む中、やはり癒しの存在が欲しくなりますね。
ただ、やはり命であり、家族になるので、どうしても慎重になります。
こうした世の中の風潮に合わせ、ペットと同伴可能な宿泊施設、飲食店なども増えてきました。
バラが咲き誇るバガテル公園で、思い切り走り回らせてあげたい…と願う飼い主さんも多いのかもしれませんね。


河津バガテル公園
https://bagatelle.co.jp/
さとふるクラウドファンディング
https://www.satofull.jp/projects/top.php




◎10月6日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日もすっきりとした天気ですね。
ここのところ、団体旅行のバスを見かけるようになりました。
先頭で旗を持って誘導するガイドさんの姿も少し懐かしい感じがします。一歩一歩ですね。
今朝は、「日本人がノーベル物理学賞」という嬉しいニュースもありました。
受賞されたアメリカ在住の真鍋叔郎氏は「気候モデル」を確立し、地球温暖化予測に貢献されたとの事です。
研究が始まったのは1960年代という事ですから、
50
年以上前に既に二酸化炭素が増えると地表の温度が上がる事を数値で示されたそうです。
当時は余り相手にされなかった…という真鍋氏のインタビューも拝見しましたが、
「先駆者」と呼ばれる方々は少なからずこういう思いをされたのかな…と感じました。
国内の研究に嫌気がさして渡米…ともありましたので、真鍋氏の受賞を通じて、
こうした研究に対する国等の支援についても考えてもらいたいところです。
優秀な頭脳が次々と海外に渡ってしまう事は国にとっても大きな損失です。

さて、静岡新聞に「河津七滝の湧水、ペットボトルに」という記事が掲載されていました。
河津七滝と言えば、伊豆の踊り子の風情を感じながら、特徴的な滝がいくつも見られる天城の観光スポット。
秋の紅葉シーズンの散策などは本当にお薦めです。
今回は3年程前に休止していた事業を、河津七滝観光協会と県内各地の天然水を販売する三島市の飲料メーカー
と共同で再開するというもの。
随分前になりますが、法人会が企画した講演会の中で、ある研究者の方が、
天城山の石などに関する事で他にはない浄化作用を含んでいる…との話を伺った事があり、
その時、そこから湧き出る水にも何らかの力があるのかも…などと考えた事がありました。(全くの余談ですが)
七滝の遊歩道沿いに見る水は本当に透き通っていて、思わずそのまま手ですくって飲んでみたくなります。

まずは町内限定販売のようですが、今後はインターネット通販なども計画されているようですので、
天城の水で育ったワサビとのセット商品なども面白いと思います。

秋の七滝…是非、お越し下さい(^^)

河津七滝観光協会(トップページの動画が素敵ですよ)
http://www.nanadaru.com/index.html




◎10月7日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、某ホテル関係者の方が事務所に営業に訪れました。
本当に久しぶりの営業活動とのことで、少しでも前に進みたいと思いまして…という言葉が印象に残りました。
ホテル側もコロナ対策で相当の設備投資(行政関連の補助金で半額近くは賄えたとのこと)をし、
実際の会場写真などを何点も見せて頂きながら、説明を伺いました。
我々団体側も「少しでも前に」という気持ちは同じです。
近いうちに現場視察もさせて頂き、互いに前に進むべき道を模索していきたいと思います。

さて、今朝の伊豆新聞には、南伊豆町の中木でワインの海底熟成事業に取り組むコモンセンス(横浜市)という会社が、
大手通販アマゾンが商品の独創性や地域貢献に優れた出品者を表彰する「Amazon.co.jp 出品者アワード2021」の
「ご当地の魅力 発信賞」を受賞した記事が掲載されています。
受賞は全国で5社。同社社長が20歳の頃に中木を訪れ、住民の人柄や環境を気に入られて20年以上も毎年足を運び、
2012年から海底熟成事業を始められたとのこと。今では、町のふるさと納税の返礼品にもなっています。

先日は、河津建設さんが社会貢献事業として行われている海底熟成事業を紹介させて頂きましたが、
思えば、同社が始めた頃に「海底熟成」という言葉を初めて知ったような気がします。
このサブリナというワイン、私個人は飲んだことがないのですが、個人的にお礼を差し上げたかった方に一度、
法人会で名古屋からお客様がいらした時の宴会時の景品として一度用意、贈答させて頂きました。
いずれも、大変喜んで頂いた記憶があります。
同社の青樹社長さんとも偶然に南伊豆でお会いし、名刺交換をさせて頂きましたが、
南伊豆町の事をとても気に入って頂いている印象があります。
「南伊豆の良さをもっと多くの人に知ってほしい、今回の受賞がそのきっかけになり、
1人でも多くの人に南伊豆町に足を運んでほしい」と話されています。
サブリナの里、南伊豆…このような形の発信もありがたい限りです。


南伊豆町ふるさと納税にあるサブリナのページ
(ふるさとチョイス)
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/22304/136916




◎10月8日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨夜は、東京、埼玉を中心に震度5強の地震がありました。
伊豆半島も東伊豆町で震度4、他地区でも震度2から3の揺れがありました。
都市部では、交通機関の乱れがまだ落ち着かないようです。
今後、1週間は同様の地震に注意が必要とのことですので、災害時の備えを再点検するなどが必要かもしれません。

今朝の伊豆新聞には、大学生の企画による「買い物列車」の記事が掲載されています。
伊豆急線の沿線でスーパーなどが少ない4駅に停車し、停車時間内に買い物をするという取り組みです。
具体的には、3両編成の車輛が伊豆高原から伊豆急下田駅を往復。
伊豆大川、片瀬白田、稲梓、蓮台寺の各駅に301時間程度の停車をした形で、
野菜、食料品、洗剤などの他、東京、神奈川の老舗の菓子も並んで約550点がほぼ完売したという事です。

コロナ禍の中、電車、バスといった交通機関は苦戦を強いられています。
時間帯によっては、出張に向かう電車車両でお客が自分1人という事も少なくありません。
伊豆急行線は単線鉄道なので、対抗車輛の通過待ちをする事もしばしば…
こうした取り組みをダイヤの中に組み込む事も容易ではありませんが、
鉄道会社としても少しでも前に進むため、試行錯誤の一つとして承諾、実現したものと思われます。
地方が疲弊、高齢化が進み、買い物弱者と呼ばれる人が生まれる中、苦戦する交通機関もまた様々な取り組みが求められてきます。
また、こうした取り組みがイベントとして地域の活気にも繋がってくれれば言う事ありません。

一歩踏み出す事が大事な今です。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

新型コロナにより世代間の分断が起きました。
若い人たちの柔軟な発想が沿線のお年寄りや鉄道の手助けとなり、新しい可能性につながりかもしれません。
久しぶりに明るい話題でホッコリします。


◎10月9日フェイスブック掲載の法人会コラム

宣言解除後、2回目の連休です。国の飲食店支援事業「GoToイート」の食事券の利用自粛も今日から解除され、
静岡県は感染状況が落ち着いているとして、停止していた県民向けの旅行代金の割引事業を18日から再開すると発表しました。
特に土石流災害のあった熱海市内の宿泊者には土産物店で使える「地域クーポン」の金額を2倍にするとのことです。
まだまだ様子見をしながらですが、経済の建て直しに向けて少しづつ前に進み始めています。

今朝は、伊豆新聞に掲載されていた熱海商工会議所のアンケート結果の記事に目が留まりました。
事業承継問題は、地方に行けば行くほど深刻な問題ではありますが、こちらから見ると、新幹線沿線上にあり、
都内からも1時間以内にある著名な観光地でさえ「10年後には今ある店はほとんど無くなる」と言わしめるほどの数字となっています。
電車出張の帰りなどは、熱海、伊東でお客さんがほとんど降りて、下田に着く頃にはパラパラ…
熱海、伊東がくしゃみをすると下田は風邪を引く…景気後退の影響は伊豆半島の先に行けば行くほど早く、回復は遅い…と言われます。
ですので、一つの指標としてこの熱海の現状も無関係ではありません。

当代で廃業すると、はっきりと答えている人は32%3人に1人、後継者がいると明確に答えている人は22%なので5人に1人しかいません。
また、廃業を検討している人の8割は、第三者の引受先があっても希望しないと答えています。

業績が伸び、名の通った看板、魅力的な商品があるお店でさえ廃業と答えられている事業所もあると言います。
今、地域移住、ワーケーションなど交流人口を増やす取り組みが各自治体でされていますが、
「空き家バンク」ならぬ「空き事業バンク」のように、互いが望む形で事業継続を可能にする、
人と人との繋がりを促進する取り組みがあるといいかもしれません。





◎10月10日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝はしとしとと小雨が降っています。
昨日は松崎、西伊豆方面に車を走らせました。松崎では先日から食事の提供を始めた、
高齢者の方々で運営する「蔵ら」さんに顔出ししました。
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時前にも関わらず、お客さんが続々…80歳半ばの青森代表が声を張ってテキパキと働くお姿を見るだけでこちらも元気をもらいます。
食事だけでなく、きっとこういう雰囲気を味わいに来ているお客さんも多いのだと思います。
西伊豆では「はんばた市場」で野菜、魚などを買い物。首都圏からのお客さんで、ぼちぼち賑わっておりました。

今朝の伊豆新聞一面に、下田市の廃棄物処理業、タクシー事業などを手掛ける栄協さんの取り組みで、
ごみ収集車デザインコンテストを実施、最優秀作品らを収集車にラッピングした事業の紹介が記事になっています。
先日、あるご縁で広瀬社長と話をさせて頂きました。
事業を引き継いだ若手社長ですが、廃棄物処理業など、もっと地域に密着しイメージも変えていきたい…
と今後の経営に対する気力が漲っていました。
子供たちにしてみれば、毎日のように稼働するゴミ収集車に自分が描いた絵がラッピングされている事は自慢ですし、
今後も継続されるという事で、この事業が定着すれば、ゴミに対する意識について、
子供たちに啓蒙する大きなきっかけになるように思います。

これからの会社経営においては、その事業が、如何に社会、地域との繋がり、貢献度を持っているのか…
という事を社会に認知して頂く要素も重要なキーワードになってきます。





◎10月11日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は朝刊がお休みです。
昨日、土曜日に投稿した、熱海市の事業承継に関するアンケート結果を踏まえ、文末コメントで、
…「空き事業バンク」のように互いが望む形で事業継続を可能にする、
人と人との繋がりを促進する取り組みがあるといいかもしれません…と述べさせて頂きましたが、
昨日、「下田では二ホン継続バンクを導入した取り組みをしています。
ぜひ、市内でのPRをお願いします」とのメッセージを頂きました。

下にリンクを貼りますが、こちらの「継業バンク」のページの連載「継ぐまち、継ぐひと」に
下田市の「外浦の塩」を作っている村山さんと、それを引き継ぐ形となった移住者の由利さんとの交流が丁寧に描かれていますので、
是非、読んで頂きたいと思います。

全国にファンを持つ「外浦の塩」を作っている村山さんには、
下田市のブランド作りをしている「下田ブランド」に関わりがあった数年前、塩作りの現場を見せて頂きました。
還暦を超えてからの挑戦…外浦の海の特定の場所から塩水を運び、手作りの作業所、自作の大きな鍋…
今の製法にたどり着くまで15年を要したといいます。
私たちは、一つの塩を作る苦労を知ると共に、後継ぎがいない状況に「この塩も村山さんの代で…」と
少し寂しい気持ちになった事を覚えています。
この記事を読むと、事業を引き継ぐという事は、物を右から左に動かすような訳にはいかず、
やはり、相応の信頼関係を得る時間と互いの歩み寄りが必要なのだという事が分かります。

もう一つ思う事があります。下田ブランド事業をしていた際、ここの商品も昔ながらで後世に伝えたいね…と、
伝統的手法を用いて品を作っている方にブランドへの参加を持ちかけると
「もう、自分の代で終わりだし、そんな宣伝してもらわなくても…」と言われた事がありました。
後継者不足に悩む事業者の方は年配の方がほとんどです。
移住を考え、その先で生きる道を探る方々は、こうした「継業バンク」のような存在を自ら検索し、
利用する事も容易かもしれませんが、継承を求める方の事業者の方にとってはハードルも高く、
そうそう簡単に乗り出す事は出来ませんし、それこそ出会い系サイトのような訳にはいきません。

地域の宝として継承をしていきたい事業については、その掘り起こしと人と人とを結びつけるコーディネーターの役割を
是非、行政側に担って頂きたいと思います。

こういう窓口があります…で終わらせてしまうのは本当に勿体ないです。
この「継業バンク」が機能すれば、事業承継と移住者促進の両方を同時に解決に導くことが出来ます。
それも全て「人」が如何に介在するかによって決まると思うのです。

こうしたサイトがある事について、私も知りませんでした。
多くの方に知って頂きたいので、シェアして頂ければ幸いです。

二ホン継業バンク(下田市)
https://keigyo.jp/city/shimoda-shizuoka/


◎皆様からのコメント(一部抜粋)

ありがとうございます!
受け皿となる市役所や商工会議所の方々、市民の方々みんなが下田の未来のために継業や空き家対策、
ワーケーションなど下田へのご縁を生み出す取り組みに真剣に目を向けて欲しいと心から願っています。



◎10月12日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日のコロナ感染者数は全国で369人、東京、神奈川、大阪などが揃って49人と50人を切りました。
静岡県は4人、感染者ゼロの県も多く見受けられるようになりました。

さて、今朝の伊豆新聞には、写真を見ただけで食欲の秋を刺激するような記事が2つ掲載されていました。
一面には南伊豆町の観光イベント「伊勢海老づくしの特別な日」の目玉として開催された
「早むき大食い選手権」の模様が掲載されています。
1
人当たり1キロの伊勢海老を、15分でいかにきれいに早く食べられるかが競われます。
地元の人でもこんなに一度に食べる機会はめったにありません。「いかにきれいに…」というのもミソですね。

もう一つは、河津川でズガニ解禁の記事。ズガニ取り名人の堤国仁さんは、河
津町で「ファミリー&リゾート川ばた」という宿を経営されていて、以前は法人会の役員もして頂いていたので、
お宿の方でズガニ料理を頂いた事があります。ズガニをすり潰したズガニ汁は本当に濃厚な味がして「幻の味」とも言われています。

お出かけの際には、是非、ご賞味頂ければと思います。

ファミリー&リゾート川ばた
https://www.kawazu-kawabata.com/




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

最近の投稿を見ますと、明るさや、明るい未来を感じるものなどが増えてきているように感じます。
希望が見えてきたのでしょうか。



◎10月13日フェイスブック掲載の法人会コラム

コロナ感染者数が今のところ順調に減少が続いている中、今朝の伊豆新聞の「伊豆経済ジャーナル」の記事に目が留まりました。
熱海市の土屋米穀店さんが、右肩下がりの米
業界において、
高度な精米技術によって作られる低カロリー・抵糖質な米「金芽米」を売り出す事で、
価格競争にさらされがちな精米卸の分野で前年度比3割増しの売り上げを上げていると言います。
着目すべき点は、近年の糖質制限ブームの逆風で白米の販売量が減っていた事を、正に逆手にとった形であったということ。
この精米法は高度な職人技であるため、県内では唯一。4人の社員がその試験を受けたところ全員が一発合格を果たしたといいます。

同社は明治初期に創業した老舗。
先日も老舗旅館の取り組みの記事を掲載しましたが、長い歴史を重ねる会社であればあるほど、
その変革に要するエネルギーは相当なものです。
また、試験を受けた社員の方々全てが一発合格しているところを見ると、
経営者、社員がその変革に向かうエネルギーを共有できている事も感じられます。
また、卸業を営んでいる会社ですが、個人向けのインターネット販売窓口も開設し、月に4トンを売り上げているとの事、
業態に拘らず、直接に消費者の声、反応を伺える形があるのも強みであると思います。
「今や当たり前に米を食べて、店に並べれば売れる時代ではない。市場経済の中で米食と米作りを守っていきたい」
と話す土屋社長の言葉に覚悟の程も伺えました。

この記事を読んで、改めてこれからは右から左に物を動かして商売をする時代ではない…
如何に「付加価値」を付ける事が勝負の鍵になってくると思いました。
インターネットの普及によって物流構造が大きく変わり、加えて、大店法の廃止、大店立地法の制定(20006月施行)により
大型店が容易に進出できる状況になったため、昔ながらのお米屋さん、八百屋さん、お肉屋さん、酒屋さん等々の商売が
立ち行かなくなり、地方にはシャッター通り商店街が続々と現れる事になりました。
デフレの流れの中にあっては資本力がものを言いますので、太刀打ちする事は出来ません。
消費者も同じものであれば1円でも安いところを求めます。
価格競争にはどうしても限界があります。しかし「付加価値」は、望む消費者のニーズさえあれば青天井です。

今朝の報道で、このコロナ禍で貯蓄率がアップし、いつもより贅沢に…と買い物をするお客さんが取材を受けていました。
今、コロナの反動でお金が動きつつあるようです。

消費者が何を求め、何を追求すれば大きな付加価値に繋がるのか…それは、商品だけでなくサービスの分野でも同じことが言えます。
業界全体が低迷に向かう中、この老舗米店の経営姿勢には大いに学ぶべきところがあります。
アフターコロナを生き抜くキーワードは「付加価値」ではないでしょうか。


土屋米穀店
http://komenotsuchiya.com/




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

ご評価を頂き、恐縮しきりです。
正しくは、金芽米は3割増しですが、全体としては20%ほど、コロナ禍で販売減になっています。

全体から見れば金芽米よりも普通白米が多いからです。
逆に言えば、それだけ普通白米の販売が減少しているということになります。

若い世代は米離れというより米不要というような感覚を持っていると感じています。
その世代が親になるとその子供は…という危機感があります。
なんとか米の必要性を生み出して持続的に発展していければと思っています。

(土屋米穀店の専務さんより)



◎10月14日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は静岡新聞の記事に目が留まりました。
浜松商工会議所が浜松市内への就職、転職希望者への支援事業として、
希望者が商議所職員とLINEで相談できるサービスを導入して5年目で内定を支援した人数が500人を超えたという記事です。
こうした実績を踏まえてでしょうか、4月からは全国の商工会議所で初めて会員企業が求職者の情報を見て連絡する
「スカウティングサービス」もスタートするのとのこと。

法人会では毎年、地元高校の就職希望者のために、本物の経営者を面接官にしたリアルな模擬面接を行っています。
その際に、進路担当の先生方と就職についてのお話をする中、ミスマッチを感じる場面があります。
学校の先生方が生徒の希望を聞いて問い合わせるのは「ハローワーク」ですが、経営者側の話を聞くと、従業員が欲しい…
でも、様々な理由がありハローワークには頼まない…学校側は就職先がないと言いますが、企業側は人手不足だと言う…
企業側がハローワークに頼らない理由はここでは言及しませんが、現実問題、高校側も生徒さん側も地元企業の情報が余りないのでは…
と思い、数年前から、地元企業の経営者を集めた説明会をする事、
就職希望の生徒さんの相談窓口になる事を提案させて頂いていましたが、
学校側の対応次第のところもあるので、なかなか実現しておりませんでした。

ところが先日、初めて学校の先生から2名の生徒さんの就職先についてのご相談がありました。
希望の職種を伺った上、それぞれの会員企業さんをご紹介し、今、動き始めています。
先生から経過報告を受けた時、「この会社さん、ハローワークの求人には無かったんですけどね…」と先生が漏らされた言葉を聞き、
やはり、その認識を変えて頂かなければな…と感じました。

ハローワークに通っている休職中の知り合いがいますが、何度行っても余り内容は変わってないし…とこぼしながら、
日々、ハローワークに通う事が苦痛のような印象でした。

この取り組みの一番の良い点は、やはりLINEという「手軽さ」でしょうか。
「断る際はサイトのボタン一つででき、心理的な負担が少なかった」と利用者の方は話されています。
また、民間サイトと違い、商工会議所が企業との間に入っているので安心…という事も大きいようです。
もちろん、個人情報が多く行き交うので、セキュリティについての問題は少し気になるところではあります。

田舎においては、若者の流出が深刻な問題です。その中で、地元高校を卒業して地元に就職したい…
そういう若者の気持ちは極力大事にしてあげたいと思います。

団体として出来る事を模索して参ります。




◎10月15日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、衆議院の解散が発表されました。
19
日公示、31日に投開票が行われるとのことで、静岡市では期日前投票が始まる20日前までに、投票所入場券の印刷が間に合わず、
期日前に入場券が手元に届かない場合があることを明らかにしました。
国の行く末を決める国会議員の投票までたった2週間余り、
限られた期間、名前を連呼する選挙カーが行き交う姿が今から目に浮かびます。
私たちはその姿に何を託し、何を選択すべきなのでしょうか。

今朝は、静岡新聞(伊豆新聞にも同様の記事があります)にあった「なまこ壁の街、花飾りで彩り」の見出しの、
松崎町なまこ壁通りなどを花飾りで彩るプロジェクト「松崎まちかど花飾り」が
16日からスタートするという記事を取り上げさせて頂きます。

実はこの記事を取り上げた理由があります。今朝の伊豆新聞にも掲載されていましたが、
松崎町の郷土史家、松本晴雄さん(85)が12日亡くなられたと、松崎町「蔵ら」の青森代表から連絡をもらいました。
松本晴雄さんは、依田勉三、小沢一仙など松崎に関わる人物研究を中心に、町に関わる文化、歴史研究をライフワークとされ、
いつも自転車で松崎中をめぐって写真を撮っては、その様子をフェイスブックやホームページで発信をされている方で、
様々な提言を松崎町にもされていて、本当に松崎愛に溢れる方でした。

私も、松本さんの足元にも及びませんが、歴史に関わる会をしているので、松本さんとの交流は以前からありました。
互いの著書を送りあったり、こちらの研究に役立つのでは…と資料を送ってくれたり、
松崎町の依田邸に寄った時は、付きっ切りで案内もして頂きました。

この記事の写真を見た時、松本さんが、いつものように自転車にまたがり、写真を撮っている姿が目に浮かびました。
亡くなられる前日までフェイスブックに投稿されていたので、きっと楽しみにされていた事と思います。
本当に惜しい方を無くしました。

心よりご冥福をお祈りしたいと思います。
2年程前、松崎町の銘菓にと松本晴雄さんが提案して復活させた「まゆこ」(最中)を取材させて頂いた折、
共に80歳を超えたお二人のパワー、情熱に感動し、このお二人こそ、松崎町の宝だな…と感動した事が思い出されます。

その時に撮らせて頂いた写真もアップします。
松本晴雄さん、本当にありがとうございました。
天国からお見守り下さい。




◎10月16日フェイスブック掲載の法人会コラム

一昨日は5月の総会以来、久しぶりに50名近くの会議をホテルで行いました。
円テーブルで距離をとり、ホテルが最近購入したという円テーブル用のアクリル板に囲まれ、
懇親会は出来ないので、会議終了後は30分間のコーヒータイム…
しかし、久しぶりの顔合わせにもなり、皆さん笑顔でした。
昨日は、ホテル支配人も事務所を訪れ、スタッフのモチベーションが上がり、
地元の方にもホテルの対応を見て頂いた…とお礼を言われました。
一転、昨日は静岡で開催される予定であった会議がリモートで行われました。
人数は15人前後…慣れていない事もありますが、パソコンとにらめっこの2時間…
リアル会議なら隣の人とこそこそ話したりしますが、ほとんど発言もせず…大分疲れました(^^;

やはり、個人的には、人と人とは顔合わせが基本だな…と改めて思う週末でした。
今朝の伊豆新聞には、西伊豆町消防団に初めて女性団員が3名入団している記事が掲載されていました。
文末にあった団長のコメントに「高齢化が進み、団員の確保が難しい中での今回の入団は金メダルに匹敵する。
男性団員では気付かない女性ならではの繊細な視点で防災の啓発などに努めてほしい」とあります。
田舎社会では、とかく「それは男の仕事…」と片寄った認識があります。
ただ、これからは高齢化、人口減少は加速していきます。これは男性、これは女性という考え方では、
地域を支える事は難しくなるかと思います。

また、政治の世界を見ると、下田市賀茂郡下の15町において、女性首長は存在せず、
女性議員は西伊豆町に1人、東伊豆町に2人いるのみです。
こうして男性ばかりだった現場にも女性が進出する事で、発言力を持った女性が政治の世界でも増えてくれればと思います。





◎10月17日フェイスブック掲載の法人会コラム

今週末、こちらは生憎の雨模様になってます。
昨日は、雨の中、東海岸に車を走らせました。外浦海岸に多くのテントを見かけ、何だろう?と思っていましたが、
今朝の伊豆新聞の一面に、外浦海岸でライフセービングの全国大会が開かれ、
小学生から50代まで362人が救助技術などを競った記事が掲載されていて、その理由が分かりました。
今日は決勝が行われるようです。
海へと駆け出す小学生の写真が勇ましく、ライフセービングに取り組む方々がこれだけ多くいらっしゃる事が、
とても心強く、その全国大会が我が地で行われている事も誇りに感じました。
こうした方々がいてこそ、夏の海水浴場を開くことが出来ます。本当に感謝です。


また、この記事の隣に下田の平井製菓さんの広告があります。
たまたま昨日、この平井製菓さんが販売している「ハリスさんの牛乳あんぱん」が、
旅行情報雑誌「じゃらん」が実施した「全国に発売してほしい!ご当地パンランキング」で全国1位になったニュースを見かけました。
下田ではお土産の定番ではありますが、全国1位とは驚きました。
皆さんにも知って頂きたいのでお知らせ致します(^-^)


「全国に発売してほしい!ご当地パンランキング」
https://www.jalan.net/news/article/591780/




◎10月18日フェイスブック掲載の法人会コラム

気象予報の通り、今日からめっきりと冷え込みました。
急激な気温の変化は体調にも影響しますので、充分にお気を付け下さい。

さて、今朝は静岡新聞の社説「コロナ下の就活」に目が留まりました。
昨年は、密回避や県をまたぐ移動の自粛などで、インターンシップや会社説明会、
面接のオンライン化を余儀なくされ、最終面接・内定式までウェブで…との企業が増えたとのこと。
しかし、その反面、今年のウェブ説明会は「期待外れだった…」などの理由で実際にエントリーした会社の数は減ったといいます。
社説では、採用側にも社風を伝える工夫や、オンライン面接でも学生の個性や多様性を見抜く眼力が求められる…とありますが、
果たして、そのような眼力が養えるものだろうか…そもそも人を採用するという大事な場面を、
ウェブ、オンラインに頼った形でよいのだろうか…という素朴な疑問を持ちました。
コロナ禍の緊急避難的な形の一つとしては、このような形も止む無き事とは思いますが、
これがスタンダードになってしまう事には本当に恐れを感じます。

コロナ禍である事も意識し、昨年と今年に法人会で行った就職希望の高校生に対する模擬面接会においては、
こんな時代だからこそ余計に「人間力」を磨いてくれる事を話させて頂きました。
どれだけ相手側の気持ちになって、自分の意志を伝え、言葉に耳を傾け、共感を導くのか…
それは、人間だからこそ出来る事であってAIには決して出来ない事であると…。

今年4月に東京で就職した私の次男は、入社してほとんどがオンラインでの業務になっているようです。
昨日、少し電話で話をしましたが、職域接種で、今日やっと2回目のワクチン接種が行われると言っていました。
勤めて半年が経過しましたが、余り会社出社もしていない事もあるのか、何となく大学生時代の延長線上にあるような感じがしました。

私は、リアルな環境の上における社会生活の中で、人は人によって磨かれるものと思っています。
このコロナをきっかけにして、様々な業務の合理化などは進むとは思っていますが、
人間社会において、一番大事な事を見落としてはならないと思います。





◎10月19日フェイスブック掲載の法人会コラム

今朝は風もあり、昨日より冷え込んでいますね。慌ただしく衣替えの準備をされている方も多いかと思います。
伊豆新聞の一面に、来年度の下田4中学校統合により閉校となる、下田東、稲梓、稲生沢の校舎について、
稲生沢は新庁舎建設事業での利活用が検討され、残り2校舎については解体する事が決定された事が記事になっています。

市の説明によると、民間への施設供与を含めて利活用を検討したが、名乗り出る事業者はなく、
防災、防犯、維持管理経費などの面で放置はできないとして校舎解体を決めた…とあります。
しかし、解体時期は巨額の費用がかかるため現時点では未定…とも。
まずは、名乗り出る事業者はなく…とありますが、その範囲がこの記事からだと不明です。
地域業者だけの話であるのか、地域外の業者も含めて投げかけているのか、市としての再利用のアイデア
はあるのかないのか、
巨額の費用がかかるので未定…とありますが、経済がコロナで大きな打撃を受け、
今後、人口減少と共に予算規模縮小を余儀なくされる将来において、果して、今後その費用をどこから捻出するのでしょう。
時間が経てば立つほど施設は老朽化し、放置され、廃墟となるイメージしか湧いてきません。
問題の先送りは事態を悪化させます。

下田市にはこれらの中学校の他、7つの小学校が存在します。
今後続々と子供の数が減っていく中、同じような問題に直面します。
すると、2万人の人口を近い将来切るであろう、この下田市の中に8つの廃校跡地が出てくる可能性があります。

廃校跡地の問題は、少子化が進む中、全国的な問題にもなっています。
新中学校への期待、取り組みと共に、決して置き去りにしてはいけない問題でもあります。


~未来につなごう~「みんなの廃校プロジェクト」(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyosei/1296809.htm
廃校を有効活用!新たな息吹を感じる、ユニークな事例5
https://clip.zaigenkakuho.com/closedschool_katsuyo_2018/




◎10月20日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は余り風もなく、昨日よりは過ごしやすい感じです。
慌ただしく選挙活動が始まり、名前を連呼する選挙カーも見かけるようになりました。
この短い期間でどのように政策を訴えるのか…誰への一票なのか、
何への一票なのか、私たち選挙民側が耳をそばだてなければなりません。
今朝の新聞は選挙関連記事でほぼ埋め尽くされていますが、どの方も聞こえのよい政治理念、キャッチフレーズが並びます。
しかし、大事なのは当選後の政治家としての姿…声をからし聴衆に訴え続けても、当選すれば…では何にもなりません。
今までの政治家としての実績を踏まえ、自分なりに人間性を見た上で一票を投じたいと思います。

さて、選挙以外の記事で今朝、目が留まったのは、サントリーが自販機を開発したとの記事でした。
名前が「社長のおごり自販機」。
社員証を読み取る機器が取り付けられ、2人が同時に社員証をタッチすると、社員に無料の飲料が提供される仕組み。
目的は、従業員同士の雑談を促し、職場の雰囲気を活性化させるとあり、福利厚生の手段で売り込むようです。

何故、この記事に目が留まったかと言いますと、
つい先日、サントリーホールディングスの新浪剛史社長が、社員の「45歳定年発言」をした事で「勝ち組の理屈だ!」
45歳は一番お金のかかる年齢なのに…」と大炎上。
ネット上ではサントリー商品の不買運動にまで繋がる勢いで批判がされていました。
その後、発言は修正されたようですが、一般大衆への商品を提供する企業のトップとしては、
やはり、想像力を欠いたものであったと言わざるを得ません。
そのサントリーから「社長のおごり」という名称で福利厚生に…という事ですから、
どうしても、先日の発言炎上を巻き返すため?などと勘繰ってしまいました。
あの発言もある意味「社長のおごり」であったのかもしれません。

しかし、ひねくれ者の私は、社員に無料提供する飲料の費用は導入企業の負担…と書いてあるところを見て、
いやいや会社経費でなく「社長のおごり」なんだから社長のポケットマネーでしょ!と思いましたし、
結局、社長のおごりで社長の悪口言ってるかもね…とか、
社員証貸して~と2本もらう社員がいたり、
逆に社員証がチェックされて、こいつら1日に何本も飲んでやがる…と思われても嫌だな~と、考えてしまいました。

やっぱり、ひねくれてますかね(^^;

今日の教訓「人にはおごっても、自分にはおごるな」




◎10月21日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日も過ごしやすい秋日和です。
先日、文面の中でご紹介させて頂きましたが、今朝の伊豆新聞一面には、
下田の平井製菓さんが販売する「ハリスさんの牛乳あんパン」が、全国販売してほしいパンの1位に選ばれた記事が掲載されています。
地元としては嬉しいニュースなので再度取り上げます。
文面によると、既にネット通販しているため、ある意味では既に全国販売されているとのことではありますが、
やはり、全国区の人気の表れではありますので、嬉しい限りです。

法人会でもバス旅行等で交流会を催した会の皆様には「帰りのバスでおやつに召し上がって下さい」
とお渡しするのが定番になっていまして、その後、パンを召し上がった方がお土産に買い求めている事も伺っていました。
この商品のネーミングには「ハリスさんの…」とあり、
アメリカの初代総領事タウンゼント・ハリスが下田で飲んだとされる牛乳の話も背景に捉えていて、
この商品をきっかけに下田の歴史について知って頂くと共に、興味を持った方が下田に訪れてくれる機会にもなりますので、
全国的に人気が高まってくれる事は、そういう意味でも下田の広報に繋がります。

むりやり話をねじ込みますと、私が副会長をしています「伊豆龍馬会」でも、
龍馬と下田の話を広報したい目的で、様々な食べ物を仕掛けた事があります。
下田で行われた大酒飲みの土佐の殿様、山内容堂候と下戸の勝海舟との会談が坂本龍馬の脱藩赦免に繋がったとして、
和菓子屋の方にお願いして商品化した、酒蒸しまんじゅう「夜明けまん」、
洋菓子屋さんには勝海舟ならぬ「勝パイシュー」(これは実現しませんでした)を作れないか、
お弁当屋さんには、坂本龍馬ならぬシャケにこだわった「シャケ本龍馬弁当」(これは結構人気でした)など、
私のセンスないダジャレにご協力頂いた業者の方には感謝しかありません。

またまた、勝手な創作意欲がわいてきました(^^)
多分、これを呼んだ業者の方はしばらく私に近寄らないと思います(^^;
とにかく、平井製菓さん、おめでとうございます!

平井製菓
https://www.hiraiseika.co.jp/
ちなみに「シャケ本龍馬弁当」はこちらに
https://co-trip.jp/article/37344/




◎10月22日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は朝から雨模様で肌寒い日になりそうです。
昨日、東京都と大阪府は飲食店に要請していた営業時間短縮を今月25日に解除すると発表(沖縄県は予定通り111日解除)し、
全国で酒類提供などの制限がほぼ解消されるようになります。
昨日の全国の感染者数は343名、50人を上回った都道府県はなく、ゼロの県が13県。
静岡県もしばらく一桁が続いていますが、なかなかゼロに到達しません。
まだまだ完全に不安を解消するまでとはいきませんが、立ち止まっているわけにはいきません。
会としても、今月はコーヒータイムでしたが、来月は限られた人数での昼食、12月は夕食を設営させて頂いています。
受け入れホテル側とも感染対策には十分配慮頂き、こちら側も食事の際のルールについては徹底するつもりでおります。
もちろん、感染者数の推移によっては中止の判断の可能性もありますが、経営者の団体としては歩を進める前提で動き始めています。

今朝の伊豆新聞には、東伊豆町の稲取温泉観光協会の「伊勢エビ感謝祭・SNSキャンペーン」の紹介記事が掲載されています。
観光客らを対象に、宿泊施設や飲食店に掲出されたチラシ、ポスターに掲出されたQRコードで専用アプリをダウンロードし、
そこにある伊勢エビのイラストがデザインされたフォトフレーム(3種)を使い、
稲取温泉内で撮影した静止画や動画をインスタグラムやツイッターに投稿。
投稿の際には「#(ハッシュタグ)稲取伊勢海老感謝祭」を付け、同協会のアカウントをフォローすると、
抽選で100人に150g程度の伊勢エビ2匹が12月中に発送されるといいます。

昔なら、こうした取り組みもフォトコン的に催され、応募側も受ける側もそれ相応の手間をかけるところ…
今は本当に便利な時代になりました。
SNS
に縁のない方々にとっては、この新聞記事にあるカタカナ説明文についても、「なんのこっちゃ」だと思いますが、
若者に
とっては手元でちょいちょい。
しかも、ただのコンテストで終わる事ではなく、稲取の魅力が若者目線で全世界に発信される機会になるのですから、
広報の効果も絶大です。

これも時代ですね。
ただ、SNSには便利さと背中合わせに怖さもあります。
いい情報が瞬時に拡散されるという事は悪い事も瞬時に…また、それが記録として残されます。
匿名での誹謗中傷なども今後は早急な法整備が必要になってきます。
この掲示板も、昨年4月に開設し、毎日更新し続けてフォロワーの数も1,400を超え、この1年半で3倍になりました。
法人会員数が700ですので、ありがたいことに会員数の倍を超える数になりました。
発信力が向上した事で、法人会の活動にもご理解頂く機会が増えた事も実感する反面、
共感と共に、なかなか手厳しい意見を頂く事もあります。
手軽で便利な時代と向き合うためには、やはりそれ相応の覚悟、ルールが必要だと思うこの頃です。





◎10月23日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、静岡県の感染者数が1年ぶりにゼロになりました。
東京都内でも26名と、一時の感染者数が嘘のようです。
昨日、事務所を訪れた方が、久しぶりに居酒屋を訪れたらコロナ前のような賑わいで驚いた…と言ってました。
静岡県では、今月1日から飲食店の様々な要請が解除され3週間が経過しましたが、
その状況にも関わらずクラスター発生の報道も目にしなくなりました。
イギリスなどの再拡大の流れもあり油断は出来ませんが、映像を見るとほとんどの人がマスクをしていません。
今後は、日本人の慎重な姿勢が感染拡大を抑える鍵になってくるのではないかと感じます。

今朝の伊豆新聞を見て感心したのは、伊東市の通称「サバソニ」という団体の高校生メンバーが
「ハロウィーン・アンド・ビーチ・クリーン」を実施するという記事。
仮装してゴミ拾いをしようというイベントです。

テレビ報道を見ると、ハロウィーンが近づくにつれ、混雑が予想される渋谷では区長さんが「来ないで!」と訴えたり、
今から厳戒態勢…とよく目にします。

しかし、この高校生メンバーの取り組みのように「楽しみながら良いことをする」という発想転換が今後は必要だと感じました。
「楽しみながら学ぶ」も同様ですが、物事を一つの方向から見て危惧するだけでは、結果として、人流は抑えられません。
例えば、ハロウィーンの仮装にしても「マスクが似合う仮装コンテスト」など、
感染拡大を抑える啓蒙も兼ねて楽しむ工夫をするなど、こうした若者が集うイベントは逆にチャンスでもあります。

仮装した若者が一生懸命にゴミを拾う姿…見てみたい光景ですね(^-^)




◎10月24日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日は、買い物を兼ねて天城越えをしました。
天気も良く日差しも強かったので、車の中では汗ばむ感じでした。
車の流れ、飲食店に並ぶ人々…マスクをしている事を除けば、コロナ前と変わらない人流を感じました。
昼食に入った飲食店では、ソーシャルディスタンス確保のため、使用禁止になっているテーブルが多く、
本当は受け入れできるにも関わらず、並んでいるお客さんに対応している姿に、飲食店の苦心を感じました。

さて、今朝の伊豆新聞には、下田市吉佐美に今年オーブンした自然食品の専門店「NEED (ニード・ユー)が、
下田の天然塩やところてんをはじめ、自然由来の厳選した食品を扱い、ファンを増やしている…といった記事が掲載されています。
代表の板橋隼平さんは、高校卒業後、オーストラリア留学、アパレル企業勤務を経て、
ふるさと下田の自然を生かした事業を始めたいと帰郷、
実家のペンションの敷地内にコーヒースタンドを兼ねた専門店を開業したという27歳の若手経営者。
ホームページを見ると、素材だけでなくその素材を使った加工食品、レシピなども紹介されています。
こうした自然食材を扱った会社がこの伊豆にある事がとても自然に感じますし、
地元由来の食材にしても、こうして消費に結び付く発信をして頂ける方がいてこそ後世に伝えていけると思います。
留学先のオーガニック先進国であるオーストラリアで学び、改めて地元の素晴らしさを実感しての起業理由にも共感し、
とてもセンスを感じました。

左側には、中学統合で廃校となる2中学校の最後の運動会の様子が記事になっていました。
私自身、地元で学んだ小中高の全て、当時の姿は残っていません。
今後もこうした流れが加速する事を考えると、少し寂しさを感じます。


NEED U」ホームページ
https://needu.co.jp/




◎10月25日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は昼過ぎから雨で、明朝にかけて大雨の予報が出ています。
今後は、台風に発展しそうな熱帯低気圧の存在も気になるところです。

さて、今朝の伊豆新聞一面に、環境美化活動に取り組む南伊豆町の堀直也さんが取り組む「ビーチマネー」が、
「海ごみゼロアワード2021」で最優秀賞に次ぐ日本財団賞を受賞された記事が掲載されています。
堀さんは、自然体験プログラムを手掛けるエコサーファーの代表を務めながら、
ビーチマネー事務局長として海の環境美化・保全活動に取り組まれています。
ビーチマネーとは、海岸のごみ拾いに取り組む人に楽しみや特典を与えることで、美化活動の裾野を広げる事が目的で、
海で拾った一定の大きさ、角が取れているなどの条件を満たしたビーチグラスを協力店に持っていくとサービスが受けられるというもの。
感覚としては、正に「宝物探し」…楽しみながら環境問題を考えて頂くきっかけになっています。

堀さんは、2007年当時に住んでいた神奈川県から取り組みをスタートし、
協力店舗も当初の42店から現在では27都道府県と台湾、ハワイまでに及び、現在は約200店舗にまで広がっているといいます。
継続は力なりですね。

ビーチマネーは角の取れたガラス・ビーチグラスなどを探す取り組みですが、
探す過程で、必ず足元を見ます。遠くから見ていては分からない海ごみの実情に驚かれるでしょう。
角のとれたガラスを探す中、尖ったガラスを見つけ、こんな危ない物が落ちている場所で子供が走ったら…などと想像をすれば、
そのごみも拾いたくなるでしょう。

昨年7月から、環境問題を考えて頂くきっかけに…と、レジ袋の有料化がスタートしました。
そのことで環境問題に興味を持って考え、行動に移された方はどのくらいいるでしょうか?
ゴミ袋の代金はどこにいくのか…疑問に思った方もいらっしゃると思いますが、
これは、お店の売り上げにしてもいいし、どこかに寄付をしてもいい、つまりはお店で決めていいという事になっています。
しかし、その使われ方についてはあまり耳にする事はありません。
この取り組みを否定する訳ではありませんが、
個人的には、レジ袋の有料化から環境問題へと発想を飛ばす事は少し難しい事のように思えてなりません。
有料化による代金の行方についてもお店任せではなく、環境活動への資金の一助に…とすべきではないかと。

そういう意味では、海洋ごみの実態を実際に目の当たりにする機会を作っているビーチマネーの取り組みは秀逸であり、
今後も継続、拡大して頂きたい活動だと感じます。


ビーチマネーの取り組みはこちらから
https://beachmoney.jp/




◎10月26日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨夜からの雨も上がり、今日は天気もいいようです。
昨日、嬉しい事がありました。
今月の掲示板の中で、海中熟成ワイン「サブリナ」を取り上げさせて頂きましたが、
その中で、贈答用には買い求めた事はありますが、私個人では飲んだことがありません…と書いたところ、
知り合いの方から「プレゼントしなければ…」とのコメントが…
私も何気に「超いいね」を押させて頂いたのですが、
その方が昨日、事務所を訪れ「飲んで」とそのワインをプレゼントしてくれました。
わざわざ事務所まで届けて頂き、高級ワインでもあるので、本当に恐縮でしたが、ありがたく頂戴しました。
クリスマスに開けようか、いい事があった日か、記念日なのか…そんな事を考える楽しみも一緒に頂きました。
Yさん、本当にありがとうございました。また、感想をお伝えします(^^)

今朝の伊豆新聞一面には、松崎町のなまこ壁通りに、
長距離を移動するチョウで知られるアサギマダラが飛来している写真が掲載されています。
この裏側には、町内で自然保護活動に取り組む「まつざき里山ファクトリー」(土屋武彦代表)が
「町の伝統的建造物のなまこ壁ときれいなチョウを一緒に見られるスポットを作りたい」と、
通りのそばにある花壇にアサギマダラが好むフジバカマの苗700本を植えたとのこと。
土屋代表が毎日のように世話をし、1年目ながら多くのアサギマダラを呼び寄せ、多い日には50匹ほどが舞うと言います。

アサギマダラと言えば、一大ブームとなっている「鬼滅の刃」にも登場して話題になっているチョウ。
アニメの舞台となっているのは大正時代…この写真のなまこ壁の風景とアサギマダラが鬼滅の世界へと誘ってくれます。
東京から訪れたお客さんは「天国のよう…」ともコメントされています。

土屋代表は「他の場所でもフジバカマを育て、松崎をアサギマダラの聖地に…」と話されています。
既に、大沢温泉依田之庄の駐車場でもフジバカマが育てられ、多くのアサギマダラが舞っているとのこと。
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月上旬まではこの風景が楽しめるようです。

聖地と呼ばれる場所に訪れた際、私たちはその一瞬の風景、記憶に感激をしますが、
その裏側では、聖地に…という思いを胸に奮闘する人々の日々の積み重ねがある事も忘れてはなりません。





◎10月27日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日も爽やかな天気です。
今朝の伊豆新聞一面には、下田市、南伊豆、松崎、西伊豆3町と進めている
「南伊豆地域広域ごみ処理場」に関する記事が掲載されています。
1市3町のごみ処理する施設を、現在の下田市清掃センターの場所に新設するというものです。
それぞれの自治体で老朽化が進む施設の新設をそれぞれでするより1ヶ所にまとめて…という事になります。
人口減少が進む中、小さな自治体の集合体であるこの伊豆地区においては、これも検討されてしかるべき事かと思います。
注目したいのは記事にもある、施設を新たにする事によって、最新技術でどれだけ排出ガス等の削減に繋がるかということです。
ここには、ダイオキシンを10分の1、ばいじん濃度を半分、水銀濃度を4割削減する…とあります。
下田市以外の3町の人口を合計すると、ちょうど下田市の人口程度になりますので、
単純に考えれば持ち込まれるごみの量は約2倍…それが、現在の施設と新たな技術が導入された新施設ではどの程度違うのか…
この部分についてはっきりと説明をする必要があります。
この記事の数字を鵜呑みとし、ごみ処理に関する知識がない私などが計算すれば、
ダイオキシンについては、ごみは2倍持ち込まれても、ダイオキシンの排出量は今までの5分の1程度になり、
ばいじん濃度については今までと同じ…という事になります。

最近、市会議員さんが、この「南伊豆地域広域ごみ処理場」に対する意見を含めた「議会報告」を新聞折り込みされました。
内容としては、ここにもある「建設地周辺には、中学校、こども園、住宅地がある」「交通渋滞が予想される」
「どうして他町のごみまで燃やすのでしょうか」等々が書かれていました。
その中で気になった文言がありました。「迷惑施設である焼却炉…」という言葉です。
恐らくはペンが走ってしまったのだと思いますが、これは、余りにも配慮に欠けたものだと思いました。

私たちの生活の中で排出されるごみ…それが環境問題にも直結する問題となっています。
焼却炉は、迷惑どころか私たちの生活に無くてはならないものであり、
今後、どのように運営されるべきかについては、未来に繋がる重要な課題です。

一つの方向から議論すべき問題ではありません。




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

最新型のバグフィルター(排煙から粉塵を取り去る装置)は、排出する灰の量と比較して99.5%を除去するそうです。
全ての灰の量の0.5%は、漏れて煙突から排出される。
今有る炉に、最新型のフイルターをつけると、年間180kgもフイルターが補足出来なかった細かい粉塵舞い散るそうです。
下田市と、南伊豆町+松崎町+西伊豆町のゴミの量は同じ位。
併せて燃やすと、最新型のフイルターを使っても、360Kgの粉塵が、焼却場の煙突から飛び出すことになります。
何分の1と言う数字は、命に関係ありません。
絶対量で、何Kgの粉塵が、煙突から飛び出すかが、人間の健康に関係してきます。
単純に燃やすゴミの量が倍になれば、焼却場の煙突から巻き散らかされる有害物質=毒は、倍になります。
今の焼却炉が、そんなに毒を巻き散らかしていたなら、
炉を大きくする事より、毒を減らすバグフィルターを最新の物にすれば良いのです。

中学校を合併するより先に、拡散される毒物の量を減らすべきでしょう。
直ぐに建て替えるから無駄になると思っていませんか?子供の健康と、金とどちらが大事なのでしょう?
不幸にも、下田市の中学校は合併して、焼却場のすぐ近くに、下田市全ての中学生が集められる事に成りました。
多数の毒物は、煙突の数キロ以内に落下するそうです。
その範囲に、もしくは、そのすぐそばに、下田市全ての中学生が集められ、
体育の授業には、落下した毒物が混じった土煙を上げて運動する事でしょう。

中学生の親御さんたち、これから中学生になる子供を持つ親御さんたちは、毒物の量が少ないからと、
毒物が混じった土を子供さん達が吸い込む環境を是認するのですか?



◎10月28日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日もいい天気になりそうです。
衆議院選挙の投票日も近くなり、法人会関係者に選挙協力をする事業所も多いことから、少しざわついた空気が漂っています。
短期決戦でもあるので、見極める国民の方も大変だと感じます。

さて、今朝の静岡新聞に「『ぺるりん』ご当地ナンバーに」との見出しの記事が掲載されています。
(同様の記事が伊豆新聞一面にも掲載されていましたが、ナンバー図柄が大きかった静岡新聞の方を取り上げました)
下田市が来年1月から、市政施行50周年を記念して、バイク(125㏄以下)用のご当地ナンバーを導入するもので、
サーフィンをするご当地キャラクター「ぺるりん」が描かれています。
色は3種で、排気量の区分け別に50㏄以下が白、90㏄以下が黄、125㏄以下がピンクになっています。
(ピンク色などは夕陽をバックにしているようにも見えますね。)

新規登録時は従来型とご当地タイプの選択制となっていて、いずれも交付無料。
すでに登録されている従来型も無料で交換を受け付けるとのこと。交付開始時の混雑を避けるため、
1119日~1220日に事前交付申請を受け付け、来年189111213日に事前交付となっているので、
年明け早々にこのナンバーにお目にかかれそうです。

伊豆新聞記事によると、伊豆地区では松崎町が棚田、西伊豆町が夕日を絵柄にしたナンバーを交付しているようです。
ご当地が誇るべき風景、情景をナンバーにする流れは、もっと加速しても面白いと思います。
下田市は、来年統合によって誕生する新下田中学に「サーフィン部」が発足する事も決定しております。
今後、サーフィンの聖地としても認知して頂きたいと思いますし、
歴史を踏まえた「ぺるりん」がその波に乗っている姿も可愛いです。

車のナンバーなどは、不本意ながら、その名称によって「かっこいい」「ダサい」などと言われる事も多いです。
ナンバー普及と共に、「このナンバーを付けてみたい…」と憧れを持ってもらえるような土地にしなくてはなりません。





◎10月29日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日、12月初旬に講演会、懇親会を催す予定のホテルに打ち合わせに伺いました。
役員を含み4人の方に囲まれて、ホテルのコロナ対策の説明から会場の下見をさせて頂きました。
従業員さんのワクチン接種の状況、アレルギー等で接種が出来ない人については定期的に検査をされていること、
2
m以上のソーシャルディスタンスを確保し、全ての間隔にアクリルパネルが設置されたレイアウト、
換気システム、CO2センサー、大型空気殺菌機の設置…会場移動のエレベーターでは、
私と案内役1名の方が乗り込むと、他の3名の方はすっと階段で移動されていて、
その所作からもコロナ対応への徹底ぶりが垣間見えました。

そのホテルの方に最近の客入り状況を伺うと、やっと戻り始めているとのこと。
しかし、GoTo事業などに話が及ぶと「戻り始めている今、少しずつでも堅実に前に進んでいければ
と思っています。
逆にGoToで一時お客様が来られても、対応が不十分になる可能性がありますし、その反動も怖いですね。むしろ今は…」
と話されていました。
こうした現場の声は、今、選挙に奔走する候補者の方々に届いているのでしょうか。

さて、今朝は静岡新聞にあった2つの記事に目が留まりました。
1つは、新卒採用支援業務をしているナナクレマと静岡新聞社が、期間限定で「就活カフェ」をオープン。
カフェを訪れた学生たちは協賛する県内企業担当者に相談、アドバイスを受けられるというもの。
もう1つは、スルガ銀行が、カウンター越しに対応するスタイルをなくし「次世代型店舗」を拡充するというものです。
対応例が書かれていますが、入り口の1階に行員はおらず、案内役のコンシェルジュが用件をお客様から確認し、
イスに座って待っているところに、奥の事務室から行員が出て来て対応するというものです。

私の知り合いで、リストラされ、ハローワークに通っている人がいて時々相談に訪れます。
やはり、ハローワークへの通いが精神的にもきついようです。こちらからすれば、やはりお役所です。
カウンターを隔ててのやり取りは、どうしても壁を感じます。
それは、融資を頼みに銀行に行く人にしても、そのカウンターに同じような壁を感じる事もあると思います。
カフェという和やかな場でこそ出来る話もあるでしょう。
カウンター越しではなく、先方から歩み寄って頂ける形の方が相談しやすいという事もあるでしょう。
随分前、首長である方に、入り口にコンシェルジュの方を置いて頂けませんか?
役所に相談したいのだけど、内容によって、どこに行っていいのか分からない人は多いですし、
ここではないです、ここではないですとたらい回しされる事も多いです…
訪れる市民目線で対応してくれる人が役所にいるといいと思うのですが…と言った事がありました。
実現はしませんでしたが…。

この記事にある取り組みに共通している事は「壁を取り払う」という事のような気がしてなりません。
距離を置かねばいけないコロナを乗り切った後、それは、人と人との繋がりにおいて、
今後、最も工夫していかなければいけない事だと感じます。





◎10月30日フェイスブック掲載の法人会コラム

早いもので、今週末で10月も終わり…明日は衆議院選挙の投票日ですが、天気の方は明日にかけて少し下り坂のようです。
投票率にも多少の影響があるかもしれません。

今朝の静岡新聞には、1718歳の高校生の選挙に対する投稿が掲載されていて、
冒頭にあった2つの投稿に共感をしたので、今日はその投稿文を取り上げます。
1つは「候補者演説、伝え方工夫して」もう1つは「文句を言うなら参加しよう」です。
先日のニュースで、大勢の芸能人が選挙に行くことを呼び掛ける動画が話題になりました。
影響力のある芸能人を起用する事で選挙へ誘う意図である事は分かりますが、果たして、どれだけの効果があるのだろう…と思いました。
就職希望の高校生に毎年行っている「税を通じて社会を考える会」では、給与明細にある税から国家予算、使われ方などを説明し、
1票を投じたくらいでは何も変わらない、分からない…ではなく、自分たちの未来を左右する政治にもっと興味を持とう、
投票にも行こう!と呼びかけをさせて頂いています。

まず、「伝え方工夫して」の投稿には、結局何をしたいのか、どんなことができるのか、
住民にどんなメリットがあるのか誰でも一目で分かるように工夫するべき…
応援したくても何がしたいのか伝わらなければ、特に若い世代は選挙に行く気にもならない…とあります。当然の主張です。
選挙演説を見に行っても、若者の姿はほとんど見かけません。
学校もあるでしょう、勤め先でも、年配の方は頼まれて席を外せても若い人はそうはいきません。
若者の選挙率が上がらない…という中、果して若者に伝える工夫がされているのでしょうか。
投票率が高い年配の方々、選挙に連動する業界の方々中心への訴えになっていないでしょうか。
芸能人の呼びかけは一過性の効果はあるのかもしれませんが、我が事として政治に興味を持ってもらうには、
もっと若者に伝える工夫、機会を作る事が大事だと思います。

また、「文句を言うなら参加しよう」この言葉は、今の風潮の中、若者に端的に訴えるいいキャッチフレーズだと思いました。
前述した、「社会を考える会」の後のアンケートの中には、政治に対し大変勇ましい事を書いてくる生徒さんもいます。
しかしそれは、無記名である事が絶対条件であると感じます。
会の中でいくら呼びかけても、人前で手を上げて言う生徒さんはいません。

今、SNSには政治に関しても匿名での意見、誹謗中傷が飛び交っています。
それ自体、若者発信のものが多いと感じます。
しかし、その若者が選挙に行っているかと言えば、疑問符が付きます。文句は誰でも言えます。匿名でなら尚更でしょう。
こうして、新聞報道で匿名ではなく実名で「文句言うなら参加しよう」と訴える彼の姿勢に大いに共感しました。

選挙に出る側も投票をする側も、彼らの意見に耳を傾けて頂きたいと思います。
明日は投票に行きましょう!




◎皆様からのコメント(一部抜粋)

投票率も政党の思惑があるようで一概に言えないと思いますが、昨夜ラジオで投票率の高い村について放送していました。
ラジオの内容とは少し違うようです。
https://search.yahoo.co.jp/.../ASKC64QMCKC6TNAB004.html...


◎10月31日フェイスブック掲載の法人会コラム

今日は衆議院選挙の投票日です。
昨日、天気にも恵まれたことから、以前にもこの掲示板で、松崎町で、なまこ壁通りにフジバカマを植えたことから、
数千キロも旅するアサギマダラという蝶が飛来し話題になっている事をご紹介しましたが、実際に目にしたくなり行ってきました。
アサギマダラを呼び寄せる目的でフジバカマを植えている取り組みは、下田市のホテルや河津町の植物園などでもされていて、
話題にもなっています。
先日、打ち合わせに行ったホテルでも4年前からされている事を聞き、初めてその光景を見させて頂きました。
決まった時間に朝方現れて、夕方になると山に帰っていくとの事…。松崎町のキャッチフレーズは「花とロマンの里」。

なまこ壁通りには、かご花などで飾られた箇所がいくつも…お目当てのフジバカマの場所につくと、
それは見事なほどのアサギマダラの群れを見る事が出来、撮影に夢中な観光客の方もたくさん見かけました。
そして、松崎町に向かう途中、休耕田で多くの方が種をまく様子も見かけました。それが、この静岡新聞に掲載されていた記事です。

花かごにしてもフジバカマにしても、日々、町の方々が見守り、育て、訪れる方に…という思いが詰まった結晶です。
種まきの風景を見かけた時には、来春に向けての願い、この花畑が鮮やかに色づく頃にはコロナが収束していますように…
と思われながら種をまいていらっしゃるような気がして、とても温かな気持ちになりました。
アサギマダラや松崎の風景に本当に癒されたので、その時の風景をこの掲示板にもあげさせて頂きます。

今日はこれから投票に行ってきます。
これも未来への種まきです。






◎11月1日フェイスブック掲載の法人会コラム

衆議院選挙から一夜が明けました。ふたを開けてみれば、自民党が絶対安定多数の261議席を確保。
各選挙区での悲喜こもごもはありましたが、結果として、現政権を脅かすような結果にはなりませんでした。
選挙前、野党各党は消費税5%減税から廃止、バラマキ等々の甘言を並べ、現政権への批判を繰り返しました。
しかし、政策基本が違う野党連合の危うさも垣間見え、国民はやはり冷静に判断をしたという一つの結果ではなかったかと思います。
ただ、だからと言って、幹事長敗退にも象徴されるように、自民党政権が絶対的支持を集めて勝利したとも言いきれません。
今回の選挙結果を踏まえ、各政治家の皆さんが、ここからスタートである事の気持ちを新たに、
国民の為の国政に励んで頂きたいと思います。

今朝は、選挙結果を踏まえ、朝刊も遅くに到着。各紙が選挙記事を掲載しています。
その中で目を引いたのは、国政選挙記事の下の方にあった、今月28日に投開票がある松崎町長選挙において、
松崎町の企画観光課長の深澤準弥氏(54)が先月末で町役場を退職し、町長選挙に出馬する記事でした。
深澤氏には、平成26年に「松崎町の挑戦に学ぶ!」というタイトルで伊豆下田元気塾を開催した際、講演会等をお願いした事があります。
深澤氏に依頼した理由は、行政マンという立場ながら民間と共に汗を流す協働姿勢に好感と共感を覚えたからでした。
課長の立場にあり、脂の乗り切った54歳という若さで役場を退職し、
現職町長と元町議の中に割って入るには相当の志と覚悟がある事でしょう。

松崎町は静岡県で一番小さな町…選挙は田舎であればあるほど難しく、立候補者が現れずに無投票…なんて事も少なくありません。
しかし、この深澤氏の立候補がその小さな町に風を起こすかもしれません。今後の選挙の行方を見守りたいと思います。





◎11月2日フェイスブック掲載の法人会コラム

昨日の新型コロナウイルスの全国の新規感染者数は86名、東京都の9名が最高で全国の都道府県全てが一桁の数字となりました。
緊急事態宣言解除から1ヶ月…目に見える人流増加にも関わらず、ここまで感染者が減少する事を誰が予想できたでしょうか。
海外の状況など耳に入りつつも「このまま…」と思ってしまうのは、国民全ての願いであると思います。

さて、今朝の静岡新聞にあった「新聞販売店が買い物代行」という見出しに目が留まりました。
遠鉄ストアが新聞販売と連携して買い物販売サービスを始めるというもので、
注文受付などは東京都内を中心に買い物代行サービスを展開するシステムを利用するといいます。

掲示板を初めて、毎朝新聞に目を通すのは習慣となりました。パソコンからだと必要な情報を抜き出す作業ですが、
新聞全体に目を配る事で世の中の動きが見えてくる事もあり、こうした紙媒体からの情報を得る事の大切さを感じるこの頃です。
しかし一方で、本も同様ですが、最近では紙媒体の消費がデジタルに移行し、全体的には減少傾向にあります。

ただ、いつも感心するのは、先日の衆議院選挙の記事にしてもそうですが、
夜中過ぎに大勢が判明してすぐに記事となり、それが印刷され、翌朝には地方の家の隅々まで届けられるという販売・運搬網です。
これは長年、その業種の中で培われた他にはない強みです。

地元の新聞店さんも最近、新聞店さん発信の折り込みチラシを目にする事が多くなりました。
都内の一番当たる宝くじ売り場での宝くじ購入代行サービス、全国の名産品などを購入、届けてくれる代行購入…
私も、先日、そのサービスを利用して宮崎県産のマンゴーを購入させて頂きました。
考えてみれば、宣伝チラシの折り込み料はかかりませんし、お届けも販売網を利用する事によって配送も出来ます。
加えて、契約者との繋がりにもなって、なかなかいい取り組みだと感じました。

今朝ほど、相乗りタクシーが実用化に向けて動いている報道を目にしました。
今、時代は無駄を無くすという流れの中、これからは「シェア」の時代に入ってきます。

自社の強みをとことん知り、追及する中で、他社と一緒に新たな価値を生み出し、業務シェアする時代なのかもしれません。